中日新聞杯2019 予想 癖のあるコースで浮上する馬は。

展開

先週の中京は高速馬場。
差しは届いていた。
このコースは上り坂からスタート。残り1080メートル地点まで緩い上り坂が続く。その後、緩やかな下り坂に入っていく。
そのため、前半スローの後傾ラップになりやすいのだが、起伏でスタミナを浪費させられて意外と上がりのかかるレースになりやすい。
徹底逃げ馬は不在だが、前に行く馬はタニノフランケル、ランドネ、ロードヴァンドール、パリンジェネシス、ジェシーと揃っている。
ここは消耗戦になると読む。

◎ 4 サトノガーネット
○ 8 アドマイヤジャスタ
▲ 16 マイネルサーパス
△ 1 ロードヴァンドール
△ 7 アイスストーム
× 6 アイスバブル
× 12 ショウナンバッハ
× 13 サトノソルタス
× 15 ミスマンマミーア

見解

◎サトノガーネット
追い切りは前走と変わらず良い。
全頭診断のところでも述べたように、ずっと展開不利。

それでも優秀な上がりを使って差を詰めているのは好感。
連勝したレースを見ても明らかな消耗戦タイプ。
合う舞台を待ち望んでいた馬。
起伏の激しいこのコースは絶好だろう。
差しが決まっている中京、ここで差し切る。

穴なので相手は幅広く買いたい。印を打っていない馬にも3連系は買う。

○アドマイヤジャスタ
休み明け二戦は追い切り時計からも仕上がっていなかったのだろう。
京都大賞典がラスト13.0秒。前走が終い13.9秒。これではさすがに買えない。
今回はラスト12.0秒で全く問題なし。
レース上がりが35.5秒とそこそこかかったホープフルステークスで2着と好走していることからも、この舞台は向くだろう。
ここで復活の狼煙を上げてくれるはず。

▲マイネルサーパス
完全な消耗戦タイプだが、前々走で府中の高速馬場にもある程度の適性を見せた。
当時よりは消耗戦になることはほぼ確実。
前走は消耗戦を勝ちきっているし、それなら評価を下げる必要はない。

ここ三戦のスピード指数も安定している。それほど高くはないが、この低調なメンバーなら十分に馬券圏内可能なレベル。
このレース、外枠の方が成績が良い。下り坂でスピードに乗せやすいからだろう。
ここは外差しでどこまで届くか。

△ロードヴァンドール
追い切りは決して良くは見えないが、時計的には前走と似たようなもの。前走で4着に来ているのだから問題はないだろう。むしろ、叩いて良化している可能性もある。
消耗戦タイプ。昨年3着のリピーターでもあるし、同舞台の金鯱賞でも2着があり、このコースを得意としている。
どこまで粘り込みを図れるか。

△アイスストーム
こちらは追い切りの動きが良い。
瞬発戦タイプだが、前走でそこそこ対応。小倉記念は原因不明の惨敗とのこと。
とにかく垂水ステークスの指数が優秀で、ここでは威張れるほど。
一叩きの上積みはあるはず。
消耗戦に対応できれば。

他は消耗戦タイプを中心に印を打った。
ただし、三連系では幅広く買う予定。
サトノソルタスは瞬発戦タイプに分類したが、重馬場に対応しているように消耗戦にも対応してくる可能性が高いとみての印。