7/4 好走期待馬

※指数はグリーンチャンネルの「先週の結果分析」のものを用いています。過去1年半までの指数を用いています。
※軸自信度は、赤枠がA、黄色枠がB、青枠がC、緑枠が、勝ちまで自信あるS、となります。
※筆者の言うペースは、前が残るかどうかの目安となるペースであり、前傾か後傾かを意味しません。前が苦しくなるペースをハイ、前が楽なペースをスロー、中間をミドル、としています。
※馬三郎の前日オッズを参考に、期待値込みで予想しています。今年の成績を振り返った時、その方が圧倒的に割に合うと判断したためです。そのため、当日のオッズを見て本命を変えることがありますのでご了承ください。

土曜は上手くいきました。

函館9Rがダブル本命の内の一頭、サノノヒーローが除外になったのですが、このレースは勝ったエマージングロールが強すぎたので除外で良かったと思います。

エマージングロールの前走の未勝利勝ちの時計、1.45.2は同日2勝クラスで2着に値する時計でした。
ですが、「先週の結果分析」の指数で言えば、未勝利の指数が103と、そこまで高くありませんでした。
札幌ダート1700mの3歳未勝利の基準タイムが1:46.8で、古馬混合1勝クラスが1:45.7となっています。
これが中山ダート1800mになってくると、3歳未勝利の基準タイムが1:55.6、古馬混合1勝クラスで1:54.0になります。
前者が1.1秒の差、後者が1.6秒の差になる訳です。
距離の差、時期の差(三歳未勝利の基準タイムは未勝利後半期になればなるほど縮まってきます。成長分がありますので当然と言えます)、中山ダートの方がタフなのでクラス間の基準タイムの差が広がる、という理屈は分かります(ただし、古馬混合戦はどちらも1クラス上がる毎に基準タイムが0.8秒縮まるだけです)。

指数だけを盲目的に見るだけではなく、もう少し分析する必要があるな、と感じました。
これを知れたことは大きな収穫だと思います。

小倉メインは本命候補三頭挙げましたが、最終的に本命にしたテンザワールドが勝ってくれて、大きく浮きました。本命候補のもう一頭のクリノフラッシュがぎりぎり3着に粘ってくれて、ワイドも取れました。
土曜の好走期待馬の記事を読めば、三頭の中でもテンザワールドの評価が最も高かったと分かるかと思います。それが三頭の中で1番人気がなかったのですから、迷わず本命でした。

土曜は競馬本作家・メシ馬さんの1日競馬キャスをずっと聞いていたのですが、「テンザワールドは小回りが……」と述べておられました。
筆者は馬の走法・コーナリング性能などはほぼ分からないので、分からないことが功を奏した、と言えるかもしれません。競馬ではしばしばあること、だと思います。
しかしながら、他のダートの上手い予想家さんはテンザワールドを本命にしていましたので、何とも言えないところでもあると感じています。

そのツイキャスのライブはこちらから。

ライブだからか、あとから聞けないんでしょうかね。コメントだけは見られるみたいです。
筆者はちゃっかり、テンザワールド本命、とコメントしています。
メシ馬さんは来週も一日競馬キャスをやると仰っていましたので、時間のある方は是非、視聴されることをオススメします。予想法などについてはっきりと言わないことが多いのですが、ヒントのような発言は多々あり、非常に示唆に富んでいると思います。

昔は競馬予想家は遠い存在でしたが、今ではここまで距離が近い。
その競馬予想家も、メディアにバンバン出るような人だけでなく、素人に毛の生えた、と言ったら失礼ですが、それでも素人からのし上がったような方が多く出ています。
はっきり言って、他から多く収入を得ている人よりも、メシ馬さんのようなのし上がった人の方が断然、まともな発言をしていると思います。

本当に良い時代になった、というよりも、これが健全な時代なのだと感じています。
一部の有名人だけが競馬予想に秀でている訳では全くありません。
そうでない方にもっともっとスポットが当たるべきだと考えています。

前置きが長くなりましたが、日曜の好走期待馬へ。

7/4の好走期待馬
JRAダイレクトにて、全て買いました。本日はこれ以上は買わない予定です。
巴賞も買いたくなって買いました。2は洋芝向くと思います。
巴賞は内のどん詰まりでした……。ちぐはぐだなあ……。一個も当たらないのは悔しいので小倉12Rも!畜生!
小倉8R
ハイペース想定。

◎ 16 アレクサンドロス

まず、人気の14ハースファイアは危険な人気馬だと思います。
新馬戦はスローペースを先行して楽勝でしたが、2.4着馬はいまだに勝ち上がっていませんし、3着馬は距離短縮しての勝ち上がりなのでそう評価出来ません。
スローの流れを後方から上がり最速の脚を使った5着馬が、次走勝ち上がり、1勝クラスでも即2着しています。評価出来るのは、この5着馬でしょう。
ハースファイアは新馬戦の指数が低い上にここは距離延長。
2戦目で、休み明けで成長していれば通用して不思議ありませんが、1番人気に値する馬ではないと思います。初のダートスタートも不安材料です。
鞍上人気もあるのでしょう。
馬券からは迷わず切ります。

2番人気のアメリカンピースは、前走ハイペースで止まりました。
2走前の中京戦が高指数なのですが、不良馬場で前が止まらない馬場でもありました。
3走前は上がりの非常にかかるダートでしたが、そこでも惨敗。
ちょっとでもタフになると脆いタイプ、なのだと思います。
陣営が「展開に注文のつくタイプ。ここもハナにこだわりたい」と述べていますが、それであんまり流れるようだと脆さを露呈する危険性があると思います。
それでも2走前の指数は優秀ですので、押さえておきたいところ。

アレクサンドロスは、アメリカンピースが2着した中京戦で6着でしたが、指数は99と高いです。
弱いメンバー構成なので、これがアメリカンピースに次いで2位の指数、そのあとは指数がかなり離れています。
前述した通り、この中京戦は前残り続出の不良馬場で、8番手から差を詰めて6着なら何も悲観する内容ではありません。
休み明けですが、中間、坂路で自己ベスト更新。
最終追い切りも坂路で自己2位の時計ですので、休み明けの不利よりも成長度の方を評価したいと思います。
小倉ダート1700mはフルゲートの大外になると多少成績を落としますが、揉まれる内枠よりは良いでしょう。

能力はアメリカンピースに次ぐ2番手、と評価します。
そのアメリカンピースが脆いタイプですので、逆転は可能でしょう。
執筆現在8番人気とかなり見くびられています。
断然買いの馬だと思います。

福島9R 鶴ヶ城特別
ミドルペース想定。

◎ 11 ショウナンマリオ

○ 13 マイネルイリャルギ

▲ 6 コスモオリ

△ 9 カウンターエア

△ 15 グレンマクナス

やや混戦傾向のメンバー構成。
好走期待馬は太字の三頭までとします。
指数で言えば、ショウナンマリオが最上位で、安定感もあります。
以前、福島で3着した時はハイペースで、後方待機の人気馬にやられただけです。
前走はハイペースを後方から競馬して上がり3位の脚を使いました。
自在性も出てきているようですし、ペースなりの競馬が出来るでしょう。
吉田隼人騎手は自分のスタイルを持っているというよりは、臨機応変に競馬が出来るタイプですからこの馬にも向くと思います。実際、この馬に乗った時は1.3着です。
勝つかは微妙ですが、軸に最適という意味で、軸自信度Aです。

対抗のマイネルイリャルギですが、この馬は騎手の重要性を教えてくれた馬の中の一頭。
柴田大知騎手鞍上の時は成績が悪いですが、レーンで未勝利を勝ち上がり、デムーロで1勝クラス勝ち上がり、川田が乗った時も2着と、極端です。
ここはデムーロ鞍上で期待出来るでしょう。
このクラスで足りるかどうかですが、相手なり、ペースなりに走るタイプで、1勝クラスの時に97という指数をマークしています。現級換算で89となりますが、このメンバーならこれで足ります。
前走はハイペースで、逃げたハヤブサナンデクン以外、前の組が壊滅でしたので度外視可能です。
2走前は向かないはずの東京で指数86と頑張っています。
福島ダート1700mは向くタイプだと思うので、期待します。

単穴のコスモオリは成長著しいと感じています。
ペースなり、相手なりに走るタイプで、指数も安定していませんでしたが、ここ三走は前走から、95.90.95と安定しています(2勝クラスの指数はここから8引いたものになります)し、上がりの脚も上位です。
4歳馬らしく成長期なのでしょう。
この馬も柴田大知騎手から、丹内騎手、秋山稔樹騎手に乗り代わって成績を上げてきました。
丹内騎手が乗ってから、差しに回っています。
今回、再度の柴田大知騎手でどういう競馬をするか、ちょっと不安ですが、成長の勢いで通用すると見ます。

カウンターエア、末堅実なタイプで、この手の馬は逃げ・先行で勝ってきた馬よりも昇級でも通用しやすいタイプです。昇級の方がペースが速くなって展開向きやすいですから。
グレンマクナス、ブリンカー着用です。陣営の話からは先行押し切りを狙っているようです。指数には波がありますが、高い指数を持っています。

函館10R 檜山特別
ミドルペース想定。

◎ 5 オンリーワンボーイ

オンリーワンボーイの前走は最内枠を引いて無理して先行せざるを得ない競馬でした。
結果、ハイペースになって止まりましたが、今回は中枠なので前走のようなことはないでしょう。
外の馬も先行馬なので、被されて位置を悪くする方がちょっと不安ですが……、それでもこれだけの馬が前走だけで人気を落としているのなら俄然買いです。
このメンバーで1番強いと思います。

中山の1勝クラスを横山武史騎手で圧勝していますから、手は合うと思います。
この1勝クラスが相当強気な競馬でした。
指数103と高く、現級換算で95ですが、このメンバーなら胸を張れる指数です。
変に位置を悪くさえしなければ堅実です。
ポジション意識の強い横山武史騎手なので問題ないでしょう。

単勝を少し多めに、複勝、ワイド、余裕があれば馬連も買っておきたいところです。

小倉10R 西部スポニチ賞
スローペース想定。

◎ 3 ラブスピール

ハンディーズピークがダントツ人気ですが、そんなに人気になる馬でしょうか……。
前走は2.3.5着馬が次走、着順を落としています。
4着だったウェルドーンは3連勝で関東オークスを勝った馬ですが、これはハイペース逃げでしたし、当時はまだ覚醒していなかったと思います。
古馬2勝クラスを勝てる三歳馬はレパードステークスでも通用する計算になりますが、古馬2勝クラスの壁は三歳馬にはなかなか高いです。
その前走の指数は98で、古馬2勝クラスだと約90になります。
このメンバーなら勝って何の不思議もないが、1倍台前半になるほど抜けているかと言えば……、そうではないと言えるでしょう。

他、ラブスピールとハイパーノヴァとリバプールタウンはそう差がないと思いますが……。
リバプールタウンは前走長期休養明けで、惨敗。指数も76だったので上積みあってどこまで、という馬でしょう。
ハイパーノヴァは良いと思います。
が、この人気差ならラブスピールを上に取りたいところです。

指数が高く出やすい京都ダート1800mのものですが、1勝クラスで108と高い指数を持っています。
これは高く出過ぎなので、あまり参考にならないにしても、前走が好内容。
ハイペースを後方から上がり上位の脚を使って5着、指数は84です。
昇級後の2戦は惨敗でしたが、ハイペースを追走しすぎた、と言えるでしょう。
前走くらい走れて当然の馬ですから、この人気なら強く推したいと思います。
ポジション意識の強い松山騎手も心強い。
松山騎手が乗った1勝クラスは先行する競馬で勝ち上がっています。
この時破ったシャーレも1勝クラスは勝ち上がれそうな馬です。
少頭数のスロー濃厚なので、ポジションは取ってもらいたいところ。
そうでなくても来そうですが。

あとはサンデーミラージュが現在3番人気ですが、スローペースを先行しても止まっているので、謎の3番人気な気がします。

小倉11R CBC賞
ハイペース想定。

◎ 8 メイショウチタン

○ 6 ビオグラフィー

▲ 11 ピクシーナイト

小倉の芝が日本レコード続出の超高速馬場で、これは読めないところがあります。
買いたい馬も妙味がなくて、あまり勝負はしたくないところです。

一応、芝ですが、勝つには前に行く必要がありそうですが、他の先行馬は止まって、2.3着には差し馬が来るような馬場だと思います。
これが予想を難解にしています。
ちなみにアメリカのスピード持続血統がよく来ています。
となれば、スクワートルスクワート産駒のヨカヨカですが、この馬、出遅れが多い上に、1番人気では絶対に買いたくないですね。

好走期待馬の三頭はどれも差がないかなと思い、人気のない馬から上位の印を打ちました。

メイショウチタンは前走の1200m通過タイムが67.2秒と非常に速いです。
丁度、残り200m地点で先頭でした。字面だけ見れば、楽に通用すると言えるでしょう。馬場が不透明すぎますが……。

ビオグラフィーは3走前から本格化した印象です。
小倉での惨敗は度外視で良いでしょう。と
タフな減速ラップになりやすい小倉1200mですが、この馬は減速ラップで連勝しています。
この連勝は馬場が悪いため、減速ラップになりましたが、前走の京王杯で高速馬場もこなしていますので、小倉の速い馬場も問題ないでしょう。
というよりも、もしかしたら、ダート血統が来ているくらいの馬場ですから、時計の出方に反して相当タフな馬場、という可能性もあります。
タフなら距離短縮は有利でしょうし、普通にチャンスありだと見ます。

ピクシーナイトはスプリンターだと、馬券の上手い人が口にしていました。
確かに、アーリントンカップの失速っぷりを見るに、その可能性は高いような気がします。
モーリス×キングヘイローで、タフな競馬も得意なはずです。
タフな中京コース、前半スローになりやすい1600mにしてはハイペースで逃げ切ったシンザン記念を見ても明らかだと思います。
鞍上の福永騎手も馬場を読めている感があるので、単穴ですが、勝つ可能性はこの馬が一番高いような気がします。

馬券は……、悩みどころですが、三頭のBOX、で良いのではないでしょうか。
買ったら馬券を貼り付けます。

福島11R ラジオNIKKEI賞
ハイペース想定。

◎ 7 シュヴァリエローズ

土曜の福島はもう少し内・前有利になるかと思っていたのですが、そこまで、という印象です。
とはいえ、開幕週の芝1800mで外枠からは買いたくありません。
逃げ・先行馬は揃っていますので、中枠辺りで後方一手ではない馬から。
騎手心理も働いてそうスローにはならなそうです。
極力、能力重視で予想しました。

能力高いのは、リッケンバッカーとシュヴァリエローズでしょう。
ただし、リッケンバッカーは大箱で好走している馬、距離延長もあり、ちょっと買いにくいところがあります。

シュヴァリエローズは萩ステークスが強い内容でしたし、馬場を考えればかなりの好時計でした。
指数もオープンクラスで106と高いです。
ホープフルステークスは内目の馬場が荒れていましたが、スローペースで内を回った方がロスなく運べて有利なレース質になりました。
その中、外を回って5着まで追い上げたのだから評価出来る内容です。
若葉ステークスも、皐月賞4着のアドマイヤハダルに3馬身差の2着ですから速い馬場の適性も示したと言えるでしょう。
皐月賞は馬場が乾いて内有利のレース質になりました。
その中で、ディープモンスターに弾き飛ばされて4角で一番大外を回される競馬になってしまいました。負けて致し方なし、の競馬だったと言えます。
能力1.2の馬が55キロなら恵まれたと言えるでしょう、リッケンバッカーやアサマノイタズラは56キロですから。
ある程度流れて、差しも決まるようなレースになれば、浮上してくると思います。
軸自信度Cなのは、やはりハンデ戦で展開も読みにくい、開幕週の福島1800mで、上位の能力を発揮出来るのか、という不安がつきまとうからです。
相手難解なので、単複だけにしておこうと思います。

福島12R
ミドルペース想定。

◎ 13 マイネルレンカ

○ 5 ホウオウルバン

▲ 12 トミケンレゲンダ

休み明けのマイネルレンカは、福島ダート1700mの指数97を持っていますが、これがメンバー最高値。
休み明け成績もそう悪くなく、追い切りでも軽めで時計が出ているので問題ないと判断します。
東京ダート1600mではスピード不足を露呈するタイプで、福島ダートは向くはずです。
中山でも今年は高い指数を出していませんが、上がりは上位のものを使って上位に来ているので、問題ないでしょう。それに、中山で今ひとつでも、距離短縮の福島でパフォーマンスを上積みする可能性は高いと思います。実際、福島ダート1700mの指数が最も高い馬です。
鞍上は3キロ減の小林修斗騎手ですが、今までの柴田大知騎手よりは減量のある分、良いでしょう。
勝つかと聞かれたら微妙ですが、軸なら良いでしょう、この人気なら本命を打ちます。

ホウオウルバンは未勝利勝ちがタイムランクAの109と非常に高い勝ち上がりでした。
昇級戦は、メイショウムラクモの大逃げで、後続は実質スロー、指数は83と低く出たのは仕方ありません。2着のディールクルムも指数を落としました。3着確保は力の証です。
その次走は、ちょっと忘れてしまいましたが、アクシデントありで度外視。
前走も超スローにハマって指数は84でしたが、これも度外視で良いでしょう。
そこまでスローになりそうもないここは巻き返し濃厚で、この馬の単勝も買っておきたいところです。

トミケンレゲンダは長期休養明けで、いきなり上がり2位の脚を使って差を詰めました。指数も86と、このメンバーなら悪くありません。
長期休養前は93.93と高い指数で走っていた馬です。
能力上位でしょう。
あとはまともに出さえすれば。

他、人気のボイラーハウスは距離延長では買いたくありません。前走は1400mで指数を落としました。
サンキューレターは通用する馬ですが、最内枠は不利でしょう、ちょっと嫌いたいところです。

競馬予想本を本ブログ、noteにて執筆しています。
全て書き終えたら、推敲してKindleダイレクトパブリッシングにて出版しようと思っています。
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『「永遠の初心者を脱する!」ための競馬思考』

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