2023/9/3(日) 好走期待馬

※指数はグリーンチャンネルの「先週の結果分析」のものを用いています。過去1年半までの指数を用いています。
※評価は軸自信度になります。好走率・回収率ともにA>B>Cになっています。Sは1着まで自信あるという意味です。
※勝負レース表記は、全レースの予想が終わってから付ける予定です。

競馬本出版しました!
『「永遠の初心者を脱する」ための競馬思考 第1巻』
競馬王2023年7月号に私の記事が掲載されました!優駿2023年8月号にて、余力ラップを取り扱った、山崎元様の記事が掲載されました。

まえがき・馬場予想

こんばんは。
いやあああ!
土曜は超難解でしたね……。3歳未勝利がラストウィークのせいなのか、全く訳の分からない馬が来る率が高かったと思います。とはいえ、荒れたのは3歳未勝利だけではなく……。
あとは札幌芝と小倉芝が何故か内復活していて……。特に札幌芝は逃げ切りばかりでした。
修正して上手くいくか分かりませんが、予想していくしかありません。
オススメは比較的、変なバイアスの少ないはずのダート。基本的に今週は様子見した方が良いと思いますが、競馬ファンがそんな様子見なんてできる訳ありませんね(笑)

馬場予想。
札幌芝は圧倒的逃げ馬有利。7レース中6Rで馬券絡み。残り1Rは2番手の馬が勝利。逃げ切りは5回もありました。おそらくですが、全体的に荒れてきて、どこを通っても同じような馬場なのだと思います。そのため、内外フラットならロスのない方が良く、馬場の良いところがないから上がり差も出ずに逃げ先行有利、という感じなのではないかと推測しています。特殊だったのが10Rで、セッタレダストがいつも通りのハイペース逃げで、2着以下には差し馬を連れてきました。ダートみたいに差せない性質の馬場だと考えるしかなさそうです。日曜は逃げ有利と見た騎手たちがハイペースを演出して差し有利に、なんてことも普通にありそうで怖い。
札幌ダートは終日やや重でしたが、通り雨があったらしいですね。なかなか良馬場に回復しないなあと思っていました。これからずっと晴れなので良馬場に回復するでしょう。外枠有利で問題ないと見ます。

新潟芝は内回り・外回り共に外枠有利。先行が残るか差しが決まるかはペースによるところが大きそう。ここは変化なしですね。
新潟ダートは含水率が4.4%まで上がった影響だと思うのですが、やや先行有利に傾いていましたね。金曜から土曜で含水率が上がったのは、おそらく散水の影響なんでしょうか、散水で含水率1%以上も変わったらダメだと思うんですが、ちょっとその辺は分かりません。日曜がどの程度になるか分かりませんが、少しの差で変わるんですよね……。土曜と同じように先行有利が強めと見ます。

小倉芝はどうしてなのか、内が復活していました。ただ、7回レースを行った後のメインは外差し決着に。3F通過33.0秒ならそう速くなかったはずです。内復活に惑わされず、外枠有利で取ります。日曜は芝が乾くんですよね……本当に外枠で良いのか、と自問自答ですが、外枠有利で取ります。
小倉ダートも良馬場に回復するはず。結構ギリギリのやや重だったので、内有利バイアスは強くなかったですね。外枠有利に傾くはず。

新潟競馬場は北風が7m/sの時間帯がありますが、北風で、直線横風になるので気にしません。

最後に重要な3歳未勝利のペースについて。勝ちにいってハイペースになりやすいと聞いていましたが、実際、ハイペースがほとんどでした。小倉ダート1000mですら、3F通過33.9秒で前崩れになるくらいでしたね。札幌芝は1レースのみでしたが、1000m通過61.2秒ならハイペースと見ても良さそうな馬場。これで先行馬が残していたので、札幌芝はやはり先行有利で良さそうです。

では本日もどうぞよろしくお願いいたします。

余力ラップ該当馬一覧

※余力ラップ基準
該当馬には僅差負けを含みます。僅差負けの定義は、芝で0.3秒差以内、ダートで0.5秒差以内です。L1基準のみ0.2秒差以内で統一します。
基準をクリアしていても、僅差負けでないため漏れる場合があります。
古馬混合になりましたが、3歳馬、及び、今後出てくる2歳馬については全て載せる予定です。

2.3歳(芝)

L1L2L3L4L5
11.4秒以内
※距離不問
22.7秒以内
・1200mは3F通過35.2秒以内・1400mは3F通過35.5秒以内
上がり差で2位に0.5秒以上付けている45.9秒以内・1500m以上に限る
※距離が伸びれば伸びるほど評価できる
58.2秒以内・1500m以上に限る。
※距離が伸びれば伸びるほど評価できる

2.3歳(ダート)

L1L2L3L4
12.3秒以内
※距離不問
1150-1400mは24.3秒以内
1600m以上は24.6秒以内
※東京1400-1600mは多めに出て精度が下がるので他基準と合わせて確認する。
上がり差で2位に0.5秒以上付けている50.0秒以内(1700m以上)
東京ダート1600mは49.7秒以内

札幌1R
5.ラーンザロープス
札幌2R
8.サクソンジェンヌ
札幌3R
6.レオキー
札幌4R
7.ルージュミシェル(ダート)
札幌5R
7.オセアバトルプラン
8.モダナイズクィーン
14.ショウナンアキドン
札幌6R
1.マテンロウアネモス
4.フミサウンド
6.イミュータブル(ダート)
12.トーセントラム
札幌7R
2.チャイボーグ
札幌8R
3.フクノブルジュ
9.ナチュラルリバー
12.クリノグローリー
札幌9R すずらん賞
6.ドナベティ
9.ピンクヴェノム
札幌10R 釧路湿原特別
7.ワレハウミノコ
札幌12R
4.ウィンターダフネ
10.ダブルジョーク
11.サンライズグルーヴ
新潟4R
7.コスモチプリア
新潟7R
4.フクチャンビーナス
新潟8R
5.ワイドカイゼリン
新潟10R 両津湾特別
5.ジャスリー
6.コスタノヴァ
14.ティルドーン
新潟11R 新潟記念
3.ノッキングポイント
小倉6R
14.セブンスストリート
小倉7R
16.ニシノベストワン
小倉9R 西日本新聞杯
8.カンチェンジュンガ

好走期待馬

札幌1R ◎6.セイウンマカロン B評価 穴5.ラーンザロープス
札幌芝はむしろ、強い先行馬を狙っていけば良い、ということで吹っ切れた予想ができるかもしれません。
セイウンマカロンは新馬戦が余力ラップ戦でしたが、逃げ馬が外にヨレた煽りを食らう大きめの不利。余力ラップ戦で0.7秒差なら悪くはありません。前走はすんなり逃げられそうだったのに、鞍上の外への意識が強すぎて下げて外に出すという滅茶苦茶な競馬に。調教師も「大事に乗りすぎ。最後もバテてはいないし、勿体ない競馬でした」とお怒りモードでした。今回は落合玄太騎手に乗り替わりで、きちっと先行してくれるでしょう。とにかく逃げ有利の馬場なので、逃げてしまえば今回は巻き返せそうです。
ラーンザロープスは新馬戦が余力ラップ戦で、0.1秒差の2着。こちらは1番人気だと思いますが、先行力もあるので素直に推奨します。

新潟1R ◎15.ルージュスエルテ A評価 穴11.スグラフィート
今更なんですが、2歳短距離戦でTARGETで「先行」脚質だった馬の次走成績が非常に良いんですよね。自分の本に書きました。
スグラフィートの前走は3F通過が33.8秒のオーバーペースで、先行馬壊滅。5番手から競馬を運んで5着に粘ったスグラフィートは強い内容でした。枠も最内枠で不利だったので、今回は有利な外枠から競馬ができるのは魅力。前走ほど先行馬も多くありません。
本命はルージュスエルテ。新馬戦から仕上げてこない国枝厩舎は、ノーザン外厩を挟んでの休み明け2戦目で一変してきます。新馬戦は好発を決めたものの、初戦からいきなり引っかかりっぱなしで、折り合いを気をつけていたら後方まで下がってしまいました。余力ラップ戦で、上がり最速の33.4秒を使ったのなら評価できます。今回は1800mから1400mに短縮することで、もっと積極策でも良いと陣営が述べています。1400mなら折り合いを多少欠いても先行する意味があるでしょう。

札幌2R ◎8.サクソンジェンヌ A評価 穴2.ミラキュラスドラマ
サクソンジェンヌの新馬戦はL2が11.2-11.3の余力ラップ戦。0.1秒差3着は評価できます。2着だったヴィクトリアドールは次走勝ち上がりです。横山武史騎手なら位置を取ってくれるはず。こういう時、騎手が積極的か消極的かが活きますね。
ミラキュラスドラマは新馬戦のL4が45.9秒、L2が22.6秒の余力ラップ戦。0.6秒差の4着とはいえ、それなりに高い能力を持っているはず。2戦目はスタートを決めて先行しようと押してはいたのですが、外枠勢が速くて先行できず。この点はやや不安ですが、上がり最速で差してきてはいたので、内でロスなく運びながら位置を押し上げていければ。もちろん、先行できれば言うことはありません。

小倉2R ◎4.ソルトロック B評価 穴8.モンシュマン
少し実験的に「2歳短距離(1200-1400m)・前走先行脚質」の馬を評価していこうと思います。回収率が上がる可能性大です。もちろん、余力ラップがあれば余力ラップのほうを信頼します。
やはり2歳の短距離は追走力が重要になります。逃げを軽視する理由も本にいくつか書いたのですが、「逃げさせる馬は目先の勝利にこだわってあまり期待されていない」というのが一つです。単純に「前走逃げた馬の回収率が低い」というデータも根拠でしょう。
という訳でソルトロック。前走は出こそ良かったものの、ペースに戸惑ったのか、下がって3番手から。最後は上がり最速の脚で差を詰めました。指数99はメンバー1位。追走力に差があるメンバーなので、外に出すこともすんなりできそうです。
モンシュマンの前走は3F通過が34.0秒、その後も11.5秒とあまり緩まず前に厳しいペースになりました。逃げ馬が殿負けを喫しているだけに粘った価値は高いでしょう。こちらは外目の枠なので外から差す競馬もできそうです。松山騎手は土曜、札幌にいたので小倉の馬場をどの程度把握しているか、やや不安もあります。

新潟2R ◎13.テウメッサ A評価 穴6.ベルノレイズ
自分はあまりオッズ気にせずに良い馬を予想しているのですが、分からない部分が大きいこういう2歳戦ではもう少し妙味を気にしても良いかなとふと思いました。
テウメッサの新馬戦は、コスモス賞2着・クローバー賞1着のコスモディナー戦。馬場差が+1.0秒とタフな福島で、L4で11秒台を3度刻んでいるのは優秀です。テウメッサは大外に出して差し切る勢いでしたが、馬場の悪い内を通したコスモディナーがもうひと伸びして交わせませんでした。能力的にはそこまで差があった内容には見えなかったので、勝ちに順するレベルにあると見て本命とします。
ベルノレイズの新馬戦は、ファーヴェントの勝った余力ラップ戦で、0.5秒差の5着でした。2.3.4着の次走がそれぞれ、2.2.1着と優秀です。上がり3位タイのベルノレイズも上位とそれほど差がないと考えれば十分高く評価できます。
ウインアクトゥールは2戦目でホルトバージの2着。ホルトバージは1800mに延長して勝ちはしたものの、想像よりも高いパフォーマンスを見せてくれませんでした。川田騎手人気しそうなので少し評価を下げます。
ローンウルフの前走はチェルヴィニアが破格のパフォーマンスを見せた1戦。1.0秒差の2着でも評価できる水準ですが、ローンウルフはL1で12秒台まで失速しています。さらなる延長は微妙なのと、最内枠は不利と考えて評価を下げます。基本的に何度も使っている馬よりも2戦目の馬の方が上積みが大きく、まだキャリア1戦の馬を上に見るのも妥当だと考えます。

札幌3R ◎9.トレジャートレイル B評価 穴5.ピュアマークス
札幌ダート1700mの未勝利は3Rのレベルが低く、5Rのレベルが高いですね。もう少しレベルを均等にしてあげれば良いのに(笑)
やはりラストの3歳未勝利はハイペースの傾向が強かったので、ここもハイペースで差し馬が恵まれると予想します。上がり面から1700mはこなせるだろう馬です。3キロ減起用も味方してくれます。さほどハイレベル戦を使っている訳ではありませんが、2走前はL2が12.0-12.2の余力ラップ戦。0.7秒差で基準外ですが、低レベルメンバーなら通用するはずです。
ピュアマークスに穴推奨。ずっと内枠で軽視していましたが、ここ2走は内枠でも問題なく来ています。能力最上位だと思うので、スムーズに回ってくれば。
もし先行馬有利になったらミッキーホーリーが浮上するはず。前走はブログで5連複まで的中したレースで5着。6着以下には3馬身差を付けました。

小倉3R ◎10.ステラノーツ B評価 穴12.スノーファンタジー 穴14.ヘウレシス
ステラノーツの前走は熱中症ということで度外視。今回も気温がカギですが、晴天で30℃超えていますね……。当時と比べてどうなのか分かりませんが、そうそう熱中症にはならないと思うので、気にしません(笑)
おそらくはステラノーツがメンバーナンバー1の実力を持っています。新馬戦が非常に優秀で、中京ダート1800mでL4が50.9秒。出遅れて、いきなり既走馬相手に4着は評価せざるを得ないパフォーマンスです。5着には4馬身差を付けましたし、上位3頭は全て勝ち上がっています。2戦目はややパフォーマンスが落ちましたが、2着確保。3戦目はやや速めのペースで逃げて失速しました。そして前走が熱中症。
今回は追い切り評価も良く、ラスト未勝利に向けて万全の状態で出走できるのではないでしょうか。先行して残す候補としてはメイショウネムノキよりもステラノーツの方を上に取ります。
相手に差し馬勢。スノーファンタジーは前走、ブリンカー効果があっての好走ですが、スタート後に挟まれて後方から。もう少し早くマクっていけば勝っていたかもしれないのに、じっくり溜めたのは11番人気だったから、ではないでしょうか。弱い馬だと積極的な競馬をしにくい側面があります。もう強いと分かった以上はもう少し早め早めの競馬をしてくるはずで、また、位置取りもスタート後の不利がなければもう少し良いポジションを確保できます。
ヘウレシスの前走は内枠。外からどんどんと被される競馬になりました。スタート自体はそう速くない馬のようです。道中は内の馬群の中で我慢していましたが、今回は外からスムーズに上がっていける枠です。メイショウネムノキをマークする形で競馬を運べば一発あっても。前走はメイショウネムノキと0.7秒差ですが上がりは全く同じです。キャリア3戦の馬なので上積みも他馬よりも期待できます。

新潟3R ◎4.タマモヴェナトル B評価 穴15.タリスアマゾン
昨日のことがあるから3歳未勝利でA評価を付けにくい……。
タマモヴェナトルが一番強いと思います。新馬戦はタイセイマンボに0.2秒で、レースのL4が51.0秒。中山ダート1800mで余力ラップはかなり出にくいので水準以上のレベルにあります。3戦目の3着には5馬身差を付けました。ここも中山ダート1800mでL4が51.1秒。砂かぶりも問題ない馬ですし、中団からしっかり脚を使える馬。前走はL4が50.5秒で、このメンバーで一番余力ラップに近い水準のはずです。そこで最先着のタマモヴェナトルを信頼して本命とします。
タリスアマゾンは前走逃げの手に。タマモヴェナトルに直線すぐ交わされましたが、止まらず、一瞬は差し返してくるかという勢いもありました。今回も大外枠でレースは運びやすいはずです。この馬も、1600mや1800mで強い馬相手に健闘してきた馬で、どちらかが勝つだろうと予想します。

札幌4R ◎2.グランツベリー B評価 穴1.ベストバディ 穴3.コウソクカナ
札幌芝は徹底的に逃げ先行狙い。前走のテンの速さナンバー1はベストバディですが、いつも自分の分だけ走っている感じ。やや足りないように感じますが、最内枠から全くロスのない逃げを打てれば、馬券内に残しても。
本命グランツベリーはダートから芝戻りですが、元々、芝でかなり高い指数で走っています。スタートの上手くない今村聖奈騎手の時に出遅れましたが、他の騎手では出遅れていません。古川奈穂騎手も二度乗っていて問題ないでしょう。内枠から逃げか番手を奪えばそのままの可能性濃厚と見ます。
コウソクカナは新馬戦がホウオウビスケッツ戦で4着。テンの速さで劣ると思いますが、今回はブリンカー着用で、道営の桑村騎手が鞍上。ダート中距離を使っていますが、二の脚が速い印象で、おそらくブリンカー着用と押して出していけば追走できるのでは。

小倉4R ◎15.ガルヴァナイズ B評価 穴10.タガノフリューゲル 穴18.アスターブジエ
ガルヴァナイズは元々2000mをこなしていて5走前はスキルヴィングの0.6秒差4着。時計も優秀だというのに、何が嫌われているのでしょうか。ダートは度外視。マイル戦では追走力に苦しみました。2000mに戻って堅実に差してくるイメージしか湧きません。低評価の理由が近走にあるなら、それは違うと思っています。
タガノフリューゲルは2走前がレコードをマークしたデッドリーの3着。前に苦しいペースではあったと感じますが、これで残したのは上位が強い証拠ではないでしょうか。4着にドゥヴァンスマンが差してきていますが、これは十分強い馬です。このレースで2着だったコパノサントスが土曜に小倉芝2000mで5着に破れましたが、あれは抜け出すのが早くなりすぎました。強いが故の負け方という印象です。タガノフリューゲルも決め手はないにしても、しぶとさはあるので、馬券内に残してほしいところです。
アスターブジエはここ2走ダートですが、これは度外視。芝2000mでは3着4回4着1回と安定しています。差し届かずが多く、ハイペースになりそうなここは堅実に差してきてくれるのではないでしょうか。

新潟4R ◎18.ニシノメサイア B評価 穴7.コスモチプリア 穴13.アンナジーク
2000mから2200mに伸びれば、一気に差しが決まりやすくなります。ここは差せる脚を持っている馬から。ニシノメサイアは前走、前有利で届かず。このレースで2着のルーシアンは出遅れて差す競馬に回っていますが、普通に出れば先行策を取るはず。人気を考えると危険かもしれません。2走前は好時計のハイレベル戦に。5走前は前残りになりましたが、L5が58.5秒と水準以上のレベルに。着順こそ地味ですが、実力確か。1F延長であとひと押しが利くと見ます。
コスモチプリアは2走前が差し有利の中、先行して2着と強い内容でした。前走は控えたら前残りに。決め手に欠く分、この馬は積極策で良いのかもしれません。やや応援も入っています。
アンナジークは前走、中団からマクっていく形で2着。今回、マクるのをもう少し遅らせれば。

札幌5R ◎14.ショウナンアキドン A評価 穴7.オセアバトルプラン
いくらハイペースになりやすくて訳の分からない3歳未勝利戦とはいえ、ここはさすがにA評価で良さそうです。ショウナンアキドンの前走は2番枠がネックに。出して行きましたが、ペースが速くなって差し決着を誘発しました。今回は叩き2戦目。前走は上位陣が強かったのですが、今回はだいぶメンバーレベルが下がっています。勝ち負け。
オセアバトルプランは揉まれると良くない馬ですが、ここは揉まれず、すんなりハナか、揉まれない番手辺りを取れそうなメンバー構成。
ショウナンアキドンとの一騎打ち濃厚と見ます。

札幌6R ◎1.マテンロウアネモス B評価 穴6.イミュータブル 穴12.トーセントラム △15.ミツカネムーン △16.マキアージュ ※立川サロンアネックス提供予想
土曜の札幌芝は7R中6Rで逃げ馬が馬券絡み。残りの1Rも、2番手追走クールムーアが抜け出して勝ったものです。逃げ切りは5回もあり、圧倒的に逃げ・先行有利馬場だと見ています。唯一、例外的になったのは、セッタレダストがハイペースで逃げ切った10Rで、これはさすがに差し馬が絡んできました。おそらく馬場全体が荒れていて、どこを通しても同じになっているのではないでしょうか。また、馬場が悪いせいで上がり差も出にくく、先行有利になっているのでしょう。とにかく逃げ・先行馬を探すゲームとして考えています。
本命は余力ラップ該当のマテンロウアネモス。今のような時計のかかる馬場では余力ラップの精度が落ちますが、最内枠の3キロ減で、内をタイトに回って来られるでしょう。逃げられなくても、最内の好位を回ってこられるのなら恵まれるはずです。
対抗には、ダートの余力ラップ該当馬イミュータブル。土曜はダート経験のある馬の馬券絡みが目立っていました。ダート馬が芝で好走する要因は理由は2種類あると考えています。まずは、新潟芝1000mのように究極のスピード持続力勝負になり、ダートの持続力が活きるパターン。もう一つが時計的な適合性です。芝がタフになるとダートの時計と同じようになるため、ダート馬でも走れるという理屈です。イミュータブルはダートの余力ラップということで、時計のかかる芝並のスピードでは走っています。ダート1000mを使ってきた馬なので、芝1200mでも先行はできるでしょう。
単穴にトーセントラム。昔から余力ラップに該当していましたが、全く追走力がないので評価していませんでした。ところが、3走前からだいぶ追走できるようになり、2走前は先行しました。これはもう本物と見て良さそうですが、1500mだとあと一歩足りない競馬が続きました。1200m短縮で、追走面にまたもや不安が残りますが、もう十分に買える馬です。中団からでも来られる展開になった時のことを考えて単穴に。
あとは芝でテンの速い15.ミツカネムーンと16.マキアージュまで。この2頭もダート経験馬で、マキアージュは勝鞍まであります。

小倉6R ◎6.ホペロア A評価 穴14.セブンスストリート 穴16.メイショウランザン 穴10.ジャスティンボルト △8.セザンワールド ※立川サロンアネックス提供予想

※勝負レース

このメンバーで最も強いのはホペロアだと思っています。4.5走前は阪神ダート2000mでL4がそれぞれ51.6秒、50.7秒。それぞれ0.3秒差、0.4秒差と僅差でした。余力ラップではありませんが、タフなダート2000mでこれだけ速いのなら余力ラップ扱いにして良いレベルです。3走前の芝は度外視で、2走前の新潟は完全にこの馬に合いませんでした。新潟ダートはコーナー角がキツいため、コーナーを回り切ってからの加速力が要求されますが、大型馬のホペロアにそのような器用さは皆無、というレースっぷりでした。新潟に比べれば、スパイラルカーヴを採用の小倉の方がコーナーで速度を付けて上がっていきやすいのですが、前走は砂を被って位置が後ろになりすぎました。それでも最後の伸び脚は一番で、非常に悔やまれる内容に。これは鞍上にも伝わっている話だと思うので、今度は砂を被せないようにもう少し位置を取ってくると予想します。位置さえ取れれば、今度は間に合うはずです。
相手もなかなか強力で、対抗にはセブンスストリート。前走はL4が48.6秒と芝並みの速さで0.6秒差負け。勝ったメイショウクーガーはかなりの実力馬と考えて、土曜、私のブログでS評価の本命を打ちましたが、ハナ差の2着と非常に惜しい競馬でした。この馬を物差しにすればセブンスストリートもかなりの器です。前走同様の競馬なら勝ち負けでしょう。
単穴にメイショウランザン。前走は単勝万馬券での3着でしたが、元来、このくらい走れる馬なのです。近走は謎の凡走が続いていましたが、疲れが原因だった模様。休ませて復調しています。土曜の3歳未勝利は、予想されていた通り、ハイペースのレースが多くありました。ハイペースになってくれればチャンス十分だと考えます。
4番手評価にジャスティンボルト。2走前の初ダートはかなり強い馬の揃った1戦で、先述のメイショウクーガーが3着でした。それに2着と先着したジャスティンボルトは次走確勝級だろうと考えていたので、新潟で負けたのには驚きました。ですが、振り返ってみればL4が速めでハイレベル戦だったというだけの話。この馬もコーナーでスピードに乗せる小倉の方が合いそうです。
押さえには前走でジャスティンボルトに先着したセザンワールド。

札幌7R ◎3.スイーツバイキング A評価 穴13.ユイ
ユイはテンの速力最上位。3走前はイトカワサクラとタイム差なしまで粘りました。
ここ2走前はオーバーペースになりました。どこを通っても変わらない馬場なら粘れても。
スイーツバイキングがテンの速力2位でしょう。2走前は函館でL2を11.5-11.8でまとめました。走破時計も速く、函館でこれだけのスピードを見せられるのならここでも力負けはしません。ユイよりも力は上だと見てこちらを本命にします。

小倉7R ◎18.トーホウフランゴ A評価 穴14.ヨウシタンレイ
ここはハイペースになりそうなメンバー構成。土曜メインが外差し決まったので、ここも外差し狙いでいきます。
トーホウフランゴの前走は1.2番手の馬が残す中、後方から馬群を縫って差してきました。2走前は内枠有利の馬場で外枠と完全に不利。レベルの高い世代限定戦でも崩れず走っていて地力は上位。今回の外枠からの差しは有利になると考えれば、当然この馬が浮上してきます。
ヨウシタンレイの前走は外枠の先行馬が有利にはなっていましたが、差しはまだ有利ではありませんでした。勝ったレッドヒルシューズは一枚上の馬だったので仕方ないとしても、トーホウジュナールを差しての2着は評価できます。

新潟7R ◎15.ハクサンセーブル B評価 穴8.ビップナージャ
フクチャンビーナスってまだ未勝利だったんですね!ここで負けても地方移籍からすぐ戻ってこられそうな馬だと思います。
ハクサンセーブルはテンの速力ナンバー1の上に大外枠。新潟ダートはやや先行有利を強く取ろうと思っています。前走は芝で差し馬台頭の中、5着に残したのは立派。1400mで4着だった時は、1200m地点までしっかり頑張っていました。今、すんなり逃げられるのなら残っても不思議なさそうです。
ビップナージャはダート1000mでだいぶ力を付けてきた印象です。指数も着順も5走前から高値で安定しています。新潟ダートは延長馬が走りやすいので、強くなって改めての1200mは狙い目と見ます。

札幌8R ◎9.ナチュラルリバー A評価 穴12.クリノグローリー
ナチュラルリバーは初ブリンカーで挑みます。前走の2400m戦はちょっと余計でしたが、オッズが甘くなるなら狙い目でしょう。3走前の指数98はメンバートップで、これが余力ラップ戦でもありました。2走前も余力ラップ戦で0.5秒差。4走前も余力ラップ戦で0.9秒差。強いレベルで走っているのに、着順で強さがバレていない模様です。ブリンカーの効果も調教ではあるようなので期待します。
クリノグローリーは未勝利勝ちのL4が49.6秒。前走は内にいて追い出しが遅れた分の差だけです。時計はありませんが、余力ラップ該当なのでもっと時計は短縮できるでしょう。

小倉8R ◎4.ストリンジェンド A評価 穴5.アインシュペンナー
ストリンジェンドは2走前が超ハイレベル戦。L2が11.9-12.3と芝並みに速くなりましたが、最後追い詰めていてかなりの強さ。前走も、上のクラスでやれるロードラディウスに負けただけです。砂を被っても問題ないのでここはスピードで押し切ってくれそう。
アインシュペンナーはかなり面白そうで、初ダートでも注目してみます。1800mからの一気の短縮にはなりますが、前走はテンの1Fが12.2秒。3F通過が34.4秒を楽々マークしています。ダートをこなせるリオンディーズ産駒で、母父がクロフネで、母ザッハトルテもダートで勝鞍があります。更に、最終追い切りは栗東坂路で53.1-24.3-11.9とかなり速い時計をマーク。一発ありそうです。

新潟8R ◎15.キタサンドーシン A評価 穴5.ワイドカイゼリン 穴9.ワンダフルヘヴン
キタサンドーシンはテンの速力1位で、前走は道中でマクりが入り、6F目に11.8秒とかなり速いラップを刻んでいます。じぐざぐなラップになったので先行馬の負荷は高く、人気のショウナンライシンやバンブーグローブが飛んだ中で2着に踏ん張ったのは評価できます。展開的にはビップスコーピオンに完全に向いたのでこちらは今回軽視。先行できる2頭を穴に。ワイドカイゼリンはもう一度だけ見てみたいと思います。未勝利2着時のラップからして1勝クラスでやれても良いとは思うのですが……。連闘でピリッとしてくると前向きに見ます。ワンダフルヘヴンは前走休み明けで+10キロ。ひと絞りしてくれば通用するはずです。

札幌9R すずらん賞 ◎6.ドナベティ A評価 穴3.スカイキャンバス
ドナベティは2番人気なら美味しい方だと考えます。中央馬の少ないメンバーでは2番人気は仕方ありません。新馬戦のL2が11.1-11.4で余力ラップ。前走は1500mに延長して控えましたが、口向きが悪くてちぐはぐな競馬になりました。物見が激しかったということです。本馬場でサラッと追いきったそうなので大丈夫でしょう。1200mに戻ればスピードで押し切れます。
スカイキャンバスはスタートが抜群。これを行かせて二番手からドナベティが差し切ると考えます。

小倉9R 西日本新聞杯 ◎8.カンチェンジュンガ A評価 穴6.ミルトクレイモー 穴17.ロードラスター
カンチェンジュンガは1勝クラスの内容が優秀で、上がりでは2位のアスクエピソードに0.6秒もの差を付けて最速。次の葵ステークスでも期待していたのですが、痛恨の10番枠。結果、外々を回されて不利だったと思いますが、8着で1.07.8なら走った方でしょう。差しの決まりそうな馬場で期待します。
ミルトクレイモーは前走の時計が超優秀。阪神で1.07.4はオープンの時計です。これも素直に評価。
外枠差し勢ではロードラスター。外々を回された京都1200mでの2走前の上がり32.9秒は優秀です。上がり性能上位で、指数も上位です。

新潟9R 飯豊特別 ◎5.シティレインボー B評価 穴4.メイショウカイト
ここ、人気のラスールがかなり怪しいように思います。1400mに短縮は良さそうなんですが、今改めてラップを見てみると評価すべきポイントが特にない……。ルメール騎乗ということで仕上がってはいると思いますが、1年4ヶ月ぶりでこの人気は……?
シティレインボーは上がり最速率もスピード指数もかなり高いのですが、使える脚の短さが難点。比較的直線の短いコースで好走しているので新潟内回りは向きそうです。
メイショウカイトの前走は完全に前を射程圏に入れて直線を向いたのでこれはもらった!と思ったのですが、ハナ差2着と惜しい競馬。内枠替わりはマイナスですが、このメンバーなら胸を張れる存在です。

札幌10R 釧路湿原特別 ◎11.クレバーテースト A評価 穴3.フェアエールング
同型不在でクレバーテーストがここも逃げて粘り込むと見ます。特に考えることもないレースです。フェアエールングは福島新馬戦では馬場の悪い最内をロスなく回って逃げ切りました。この時のL4が46.8秒と重馬場の福島にしてはかなり速かったので札幌2歳ステークスで本命を打った馬です。というわけで、タフな馬場は苦にしないので内からしっかり伸びてきてくれるでしょう。

小倉10R 宮崎ステークス ◎9.メイショウミカワ B評価 穴11.ラズルダズル
先行馬が多かったり短距離馬が大幅延長してきたり、変な荒れ方をしてもおかしくない1戦。無難にメイショウミカワに本命を打ちます。逃げ差し自在で36秒台の上がりも使えるので変な崩れ方はしないでしょう。
ラズルダズルは前走好走で復調したと見て良さそうです。これも外枠からスムーズな競馬ができそうで大崩れはなさそう。

新潟10R 両津湾特別 ◎6.コスタノヴァ ※S評価 穴5.ジャスリー 穴14.ティルドーン
コスタノヴァの前走の1.35.1はやばい。やや重でしたが、馬場差は-1.1秒までとなっており、これは古馬オープンでも通用するレベルにあります。超ハイペースで流れたユニコーンステークスで1.35.0。馬場差など加味して同価値になりますが、余力ラップだったコスタノヴァの方が上でしょう。
テンの速度も1番。この馬がすんなり逃げての逃げ切り濃厚でしょう。
1倍台ならS評価は迷いますが、2倍付くならS評価です。
おそらくはティルドーンが外から二番手に付けてそのままになりそうですが、コスタノヴァを追いかけて止まるならジャスリーが浮上してくると見ます。余力ラップ該当の3頭で良さそうだと思います。古馬勢がどこまで抵抗できるか。

札幌11R 丹頂ステークス ◎13.ビジン B評価 穴1.イヤサカ 穴8.キングオブドラゴン
ビジンは3勝クラスのサンシャインステークスの勝ちっぷりが立派。大逃げの2番手でも割と厳しいペースのように思いましたが、よく凌ぎ切りました。マーメイドステークスは超ハイペースを4番手から6着なら粘っている方でスタミナはやはり豊富。クイーンステークスは淀みないペースで先行馬に厳しかったはずです。長丁場でゆったり先行できれば勝ち負けのはず。キズナ産駒でタフな競馬は得意。今の馬場も良いでしょう。
イヤサカは格上挑戦ですが、51キロの最内枠ならロスなく回って残しても。
一番期待したいのはキングオブドラゴンなんですが、前走がさっぱり。気難しい面が出てきたと陣営が述べています。函館記念の0.5秒差の7着は立派だと思うので実力確かなんですが、本命は打ちにくいというのが正直なところです。

小倉11R 小倉2歳ステークス ◎6.パッシングシャワー A評価 穴7.ビッグドリーム
大物感ある馬があまりいないなという印象です。
終いで如何に止まっていないかを重視します。
パッシングシャワーは3F通過34.5秒で、L1が11.7秒。これは高く評価。
ビッグドリームの方は3F通過35.3秒で、L1が11.9秒。こっちはほとんど持ったままでL1はもっと短縮できたはずです。
どちらも逃げ切り勝ちでない点も高評価です。

新潟11R 新潟記念 ◎14.マイネルウィルトス A評価 穴5.イクスプロージョン 穴11.バラジ
今年は小粒だなあという新潟記念。マイネルウィルトスは勝てばサマー2000シリーズチャンピオンがかかっています。アネックスの方にも書きましたが、新潟記念は基本的にL4の持続力勝負になりやすいレース。L3の瞬発戦になることもありますが、逃げると思われるバラジは、仕掛けを遅らせると切れ負けするはずなので早めに仕掛けて持続力勝負にしたいはず。4ハロン戦ならマイネルウィルトスで勝負になると見ます。タフな馬場で強い馬ですが、高速馬場もこなせる馬です。デムーロ騎手は新潟記念を大の得意としていて、外枠も有利。函館記念の+24キロは見た目にも太かったです。多少絞れてくると思うので、しっかり伸びてくれるでしょう。
イクスプロージョンは新潟を得意としていますが、3ハロン戦では分が悪いので、バラジが早めに仕掛けてL1で失速するラップになってくれれば。
バラジはマイペースで運べるであろうメリットが大きいと見ます。長くて速い脚も使えます。
サリエラは一番強いとは思いますが……、最内枠が不利なので人気的にも崩れてほしいとは思います。

札幌12R ◎8.スズカマジェスタ B評価 穴10.ダブルジョーク
結構な混戦だと思っていたら、競馬ブックにも「大混戦」と書いてありました。
ペースは流れそうなので差し馬から。
スズカマジェスタは未勝利戦も1勝クラス勝ちもともに余力ラップ戦。その後はさっぱりでしたが、前走は余力ラップ戦でタイム差なしの2着。4角でも手応え抜群で、これは復活したと見て良さそうです。前走以前で評価を落としているので手頃なオッズで買えるのも魅力。
ダブルジョークの前走はギリッギリで勝ってくれましたが、あそこまでギリッギリになったのは+18キロの影響もあったと考えたいところ。中2週で多少絞れてくるはずです。

小倉12R ◎6.ドゥヴァンスマン B評価 穴12.ハナビマンカイ
3歳未勝利戦がラストウィークだというのに、こんなところに未勝利戦並みの1勝クラスがあって良いの?というレース(笑)これは使ってきた陣営は賢い(笑)実際に未勝利馬が人気になりそうです。
ドゥヴァンスマンの前走は一旦抜け出したのですが、最後に様相一変。結果的に抜け出すタイミングが早かったと思うのでもう少し相手を見つつ運べれば。
1勝クラスの馬からはハナビマンカイ。休み休みの馬で、中3週で使えるのは久しぶり。前走は近走の中では比較的走った方だと思います。使っての上積み見込める今回はチャンスでしょうか。

新潟12R 雷光特別 ◎14.イルルージュ A評価 穴15.ユナイテッドハーツ
閃光特別組最先着のイルルージュが外枠なのでこれは素直に本命で良いのでは。閃光特別は速い上がりを使えるセイウンダマシイに先行されてしまっては万事休す。ユナイテッドハーツは1000mで2着が一度あります。ここ2戦はまだ未勝利の石田騎手が鞍上。丸田恭介騎手に替わって、外枠ということでチャンスはありそうです。

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