2023/9/17（日）　好走期待馬

※指数はグリーンチャンネルの「先週の結果分析」のものを用いています。過去1年半までの指数を用いています。
※評価は軸自信度になります。好走率・回収率ともにA>B>Cになっています。Sは1着まで自信あるという意味です。
※勝負レース表記は、全レースの予想が終わってから付ける予定です。

自著『「永遠の初心者を脱する！」ための競馬思考』・「余力ラップ」について触れていただいた山崎元様の記事掲載の『優駿』2023年8月号・「余力ラップ」私の記事が掲載された『競馬王』2023年7月号・10月号になります。

こんばんは！
土曜は一安心しました。
ここ2週、どうしてこんな結果になるのか！？というレースが多く、外れ方が非常に良くありませんでした。土曜は外れたレースでも納得いく結果がほとんどで、自信も回復してきました。納得できるレースになれば外れてもさほど気にしないんですが、分からない結果が多くなると自分の予想の根幹を疑ってしまいます。
土曜は微プラスでした。相手抜けが目立ち、単勝を絡めてなければおそらく負けていたと思うので、買い方も良かったように思います。
土曜は穴っぽいのを取れなかったので、日曜は大きめの配当を的中させたいです！

馬場予想。
土曜でほぼ想定通りで、雨も降らないので特に変更する点はないかなという印象です。

中山芝は内枠先行で読み通りだったと思います。
多少外を回しても問題なく、差しもある程度届いていますね。極端なバイアスとまでは言えませんが、内枠先行有利と見て良いと思います。
中山ダートは完全に外枠で、ペースの流れたレースでは差し馬も来ていました。

阪神芝も内枠先行有利ですが、速い上がりを使える差し馬も来ます。
阪神ダートは金曜の含水率が5.5％で、土曜は4.8％。ペースの流れたレースでも前が残っており、やっぱり先行有利が強いですね。明日の含水率は分かりませんが、もう少し先行有利だと意識しておきたいと思います。

では本日もどうぞよろしくお願いいたします！

※余力ラップ基準
該当馬には僅差負けを含みます。僅差負けの定義は、芝で0.3秒差以内、ダートで0.5秒差以内です。L1基準のみ0.2秒差以内で統一します。
基準をクリアしていても、僅差負けでないため漏れる場合があります。
古馬混合になりましたが、3歳馬、及び、今後出てくる2歳馬については全て載せる予定です。

2.3歳（芝）

2.3歳（ダート）

中山6R
6.ヴァナルガンド
9.ホウオウプレシャス
中山7R
4.マジックタッチ
9.ホロニックパス
中山8R
5.アスコルティアーモ
中山9R　浦安特別
13.ラックスアットゼア
中山10R　レインボーステークス
8.バルサムノート
阪神6R
4.ディアサクセサー
阪神8R
1.フォティック（芝）
3.シゲルソロソロ
4.アナベルヒマワリ
8.プメハナ
阪神3R
13.ブライトアゲイン
阪神9R　兵庫特別
1.ブレイヴロッカー
阪神10R　仲秋ステークス
2.ショウナンアレクサ
阪神11R　ローズステークス
2.ソーダズリング
4.アリスヴェリテ
5.ブレイディヴェーグ
6.ラファドゥラ
7.ラヴェル
9.アンリーロード
10.マラキナイア
14.コンクシェル
17.セーヌドゥレーヴ
阪神12R
5.エンペラーワケア

中山1R　◎9.スウィバンビーナ　B評価　穴7.シリウス
このレースは木曜時点で大半の馬が消し評価になりました。
スウィバンビーナは前走、3キロ減の佐藤翔馬騎手に乗り替わって逃げの手に。芝の新馬戦で出遅れましたが、二の脚が遅い訳ではなかったので、芝スタートも問題なさそうです。佐藤翔馬騎手は先週初勝利を挙げたので、勢いそのままにここも積極策に出てほしいところ。速い馬はいないので、1700ｍからの短縮でも良い位置を取れるでしょう。
シリウスは前走、小倉ダート1700ｍで逃げた馬。「使って行きっぷりは更に良化」と陣営が述べています。基本的に、関西馬＞関東馬という構図で見て良いので、関東馬が弱いここなら通用する水準にあるはず。こちらも1700ｍからの短縮に期待します

阪神2R　◎12.オリーボーレン　A評価　穴8.ワイノナオミ　穴11.メイショウマサユメ
オリーボーレンはシラユキヒメ一族。ニューイヤーズデイ産駒は、今のところ、芝・ダート共に好成績を挙げています。新馬戦はL1で急失速しているので、1200ｍに短縮するのもプラスに働きそうです。466キロは、このメンバー内では馬格がある方で、新馬戦のパドックを見てもダートが向かないということはなさそう。枠にも恵まれたので、本命を打ちます。
ワイノナオミの新馬戦は、ナスティウェザーがL1を10.9秒と破格のラップを刻んだレース。前走は芝1200ｍで4着と、距離に問題ないことが分かりましたし、このレースは勝ったアンバーニードルと2着のベアゴーゴーがかなり強い馬。今回は初ブリンカーに、モレイラ騎手の継続騎乗。テンに速い馬が多いメンバーで、外から被される危険性もありますが、ブリンカー効果で出していければ。
メイショウマサユメは初ダート。マジェスティックウォリアー産駒なのでダートの方が良さそう。胴が詰まっていて短距離向きのタイプでしょう。1番人気になりそうですが、結構骨っぽい馬が揃っているレース。外枠からすんなり逃げられれば勝ち負けだと思いますが、楽な展開になるかどうか。

中山2R　◎9.スカイレディ　A評価　穴2.ロードヴェスパー
1.レイデラルースが最内枠＆前走先行ということで人気になりそうですが、前走はスタート後に置いていかれて、そこから先行しています。ペースはそこそこ流れたものの、後半が遅く、新潟外回りだったのにレース上がりが35.5秒もかかっています。前走はメンバーがかなり弱かったのでは、と疑わざるをえません。過剰人気になるだろうと見て軽視します。
追走力の担保がない馬ばかりなので、もう展開を考えても仕方ないだろうと予想します。とにかく馬の能力重視。
新馬戦のレベルが一番高かったのがスカイレディ。L2が11.0-11.4の余力ラップ戦で、スカイレディは上がり2位の33.5秒で着差は0.5秒差。実質的に余力ラップ該当です。新馬戦は出遅れましたが、2戦目でもう少し出てくれれば。この新馬戦で、前が止まっていないのに32.8秒の上がりを使って差し切ったライトバックは相当な馬のはずです。
スカイレディに続くのが、ロードヴェスパーの新馬戦でしょうか。エリカリーシャンという馬が上がり34.9秒で逃げ切り。L2は11.3-12.0ですが、上がり34.1秒だったロードヴェスパーはもう少し速い水準で走っています。これも新馬戦出遅れたので、もう少し出てくれれば。

阪神3R　◎13.ブライトアゲイン　A評価　穴7.ディーエストッキー
2頭共人気になりそうで恐縮ですが、ブライトアゲインの新馬戦は、L1が11.1秒の余力ラップ戦になったアトロルーベンス戦です。最内で一旦狭くなるところがありながら0.1秒差なら評価できます。
アトロルーベンスは次走、ダリア賞でコラソンビートの2着と、新馬戦のレベルの高さを見せつけました。ブライトアゲインは2戦目でコラソンビートと対戦して3着。このレースはコラソンビートが強気のハイペースの逃げを打ちましたが、ブライトアゲインは馬場の悪い内を突く競馬になった分、2着馬に最後交わされたという印象を抱いています。今回の問題は大外枠ですが、おそらく速いペースにはなりそうもありません。逃げられればベターですが、控えても先行してさほど外は回されないだろうと予想します。速い上がりの活きる馬場でもあるので、多少外目を通しても勝ち負けになるでしょう。
ディーエストッキーは新馬戦で五分に出たのですが、ペースの速さもあって後ろからに。上がり33.7秒はダントツ。勝ったキャンシーエンゼルは小倉2歳ステークスで3着。2着だったアートフォームも次走勝ち上がっています。上がり面から考えても1400ｍなら問題なくこなせそうで、むしろ延長の方が位置を取るのが楽になりそう。
内のブリックバーンや、外のエガオニナッテ辺りも良いのですが、新馬戦で出遅れていて追走面の担保がありません。なるべくは穴馬を推奨するにも根拠が必要だと思っているので、ここは人気2頭からとします。

中山3R　◎11.スパイキーボウ　A評価　穴4.フィリップ
スパイキーボウの前走はチェルヴィニアが圧巻の走りを披露したレース。スパイキーボウは切れ味で完全に劣っており、ストロングリターン産駒という点も踏まえればダート替わりがプラスに働きそうです。476キロと馬格もある方で、今回は追い切り評価も高くなっています。
フィリップはダートで連続好走。土曜に、2歳ダート戦で必要なラップの目安を甘くしたと書きましたが、おおよそ、L4・52秒程度で十分足りてしまいますね。フィリップはその水準にあり、3.2着と安定しています。内枠でもある程度位置を取れるだろうメンバー構成なので、嫌う必要はないでしょう。

阪神6R　◎13.スペキオサレジーナ　A評価　穴16.レッドデクスター　穴14.ワンダーウィルク
まず、ここは外枠勢がなかなか速いので、内枠を引いたディアサクセサーは揉まれる危険性を考えて軽視します。レイワホマレは能力上位ですが、さすがに長期休養明けでどうでしょう。川田騎手がスペキオサレジーナに乗ってきたので、これも人気なら疑ってみたいところ。
スペキオサレジーナは前走、新潟ダート1200ｍで一定の追走力を見せました。届かなかったのはL1が12.4秒と前が止まってくれなかったから。1400ｍの方がレースをしやすいと思います。届くかどうかだけだろうと見ています。
レッドデクスターは一度、1400ｍを使っていますが、不利な内枠から0.2秒差と僅差のレースをしています。前走は間隔が空いたので、今回、上積みがあるという話です。堅実に走ってくれそうです。
ワンダーウィルクは前走がスローペースだったとはいえ、先行できたのは収穫。陣営は後ろからになると思うと述べていますが、前走通りならペースに応じた競馬ができそうです。上位の上がりを使えるので、良い位置を取れればチャンス。
シンゼンイズモも能力上位だと思いますが、叩いてからの方が良いかもと陣営が述べています。もしも人気薄になるなら押さえておいても。

中山6R　◎6.ヴァナルガンド　A評価　穴12.リチャ　穴2.フミチャン
ヴァナルガンドは1倍台濃厚なのでS評価にはしませんが、さすがに1勝クラスでは力が抜けています。高い指数を安定して出している馬で、中山ダート1800ｍでも好時計2着があります。このメンバーで上でも即通用するだろう馬はヴァナルガンドのみ。まだ体に余裕があるという話ですが、さすがに勝ち負けにはなるでしょう。
相手にトラストベルを考えましたが、2番人気想定で買うような馬ではないと判断。1800ｍは未勝利で惨敗した時以来です。ホウオウプレシャスは前走先行できず。多少疲れもあると陣営が弱気。中5週ではまだ万全には戻っていないだろうと予想します。ウィズザワールドは内から出していきそうですが、ヴァナルガンドに潰されそうです。
ヴァナルガンドがほぼ勝つようなメンバーなので、ワイドよりも馬連の方が良いだろうと考えて、相手に2頭。
リチャは中山ダート1800ｍで勝ち上がり、くすのき賞では強豪相手に5着と、ここでは高い能力を備えています。2走前は前残りになりましたし、外目を回ったのも苦しかったように思います。ヴァナルガンドの後ろから差してくると予想します。
フミチャンも中山ダート1800ｍで実績があり、マクる競馬もできる馬。中山では牝馬限定戦ばかりですが、水準以上のレベルで走っています。こちらも差してくるだろうと見て推奨します。

阪神7R　◎13.プロスペリダード　A評価　穴11.マメコ　穴6.ダミエ　穴10.ビッグボーンリタ
このレースは内枠勢のテンが遅く、外枠勢の方が圧倒的に速いメンバー。後方から差して馬券絡みしている馬は少ないので、被せていける外枠先行勢が押し切れると予想します。
プロスペリダードはほとんどのレースで逃げている通り、テンが速く、初の芝1200ｍだった前走も好時計で完勝。勝ち時計の1.07.5は、同日3勝クラスの佐世保ステークスの勝ちタイムに0.4秒差まで迫る好時計で、4着に相当する時計です。1400ｍでも1分20秒台で走れる馬。中枠からでもきちんと出していけているので、内枠に速い馬のいない13番枠なら問題ないだろうと考えます。
残りも先行馬から。
マメコもプロスペリダード同様、スタートが安定して速い馬。前走はバースクライが勝って当然とも言えるメンバーでしたが、1.08.5で2着。これも同日3勝クラスの勝ち時計に0.3秒差まで迫る好時計で、5着に相当する時計です。高速馬場の阪神では好時計を出している方が良いと考えて、プロスペリダードを上に見ました。
ダミエはスタートがさほど良い馬ではありませんが、二の脚の速さで出していけます。前走は外差し有利傾向にある馬場。スタートもイマイチでしたが、敢えて先行しなかった模様。それでもしっかり3着に好走しました。ダート1400ｍの芝スタートではイマイチな出でも速いラップで先行していました。芝1600ｍ新馬戦はL2が22.2秒でしたが、ダミエ自身も同程度で上がっています。やはり芝、それも短距離が良さそうで、比較的内枠からある程度主張していけそう。
ビッグボーンリタは出遅れ癖がありますが、これも二の脚は速い馬。1勝クラスでは着順が目立たないため、あまり人気にならないと思いますが、指数ではここ2戦が96と、このメンバーでもそう引けを取りません。2走前は馬場の悪い内を突いての0.8秒差。前走は出遅れてから内をスルスル上がっていきました。レッドヒルシューズが速いペースで逃げ切り、他は差し馬が台頭する中で5着なら高い価値があります。人気薄でも大駆けの要素は十分です。

中山7R　◎9.ホロニックパス　A評価　穴16.サンデュエル
ホロニックパスは未勝利勝ちのラップが破格。減速がデフォルトの中山ダート1200ｍで、L2が12.0-12.2。中山ダート1200ｍの良馬場でL1・12.2秒以内のレースは過去を遡っても18レースのみ。新馬・未勝利で出したのは、サウスヴィグラスと、3勝クラスまで出世したスーパーアキラだけです。前走は発馬で滑って落鉄していたという話。落鉄の影響がどこまであったかはともかく、1200ｍ近くまでは頑張っていたし、新馬戦は東京ダート1400ｍで強い競馬をしています。長期休養明けのポカだったのかもしれません。抜けた人気になっても良い馬ですが、ネバレチュゴーより下になる可能性もあり。内枠に速い馬が揃ったので、外に速い馬のいない9番枠も良い枠です。菊沢騎手に乗り替わるのが不安ですが、良い騎手がローズステークスに乗りに阪神に行ったのでそこは目をつぶります。
サンデュエルは今回、ブリンカー着用で距離短縮+大外枠。前走のコスタノヴァ戦は上位が強すぎただけで、サンデュエルでも指数93と水準レベル。2走前は中山ダート1800ｍのハイペースを2番手追走から5着と高い能力を持っています。1200ｍでパフォーマンスを上げてくるだろうと見ます。競馬ブックでは17倍くらい付く想定ですが、現在、1番人気……。他の券種の売上からして6番人気くらいまでは落ちてくれそうです。

阪神8R　◎6.ヴァンドゥラン　B評価　穴5.タガノエリザベス　穴4.アナベルヒマワリ　穴8.プメハナ
おそらくは外のアメリカンピースが逃げて、すぐ垂れてくると思います。同型タイプは不利と考えます。シンリミテスは1800ｍで2着がありますが、L2が13.0-13.9と、時計のかかる京都だったことを考えても距離はギリギリそう。ちなみにこのレースは3着に大差を付けていますが、相手が弱かったり、強い馬が差しに回って差せない馬場になってしまっただけだと思います。本来、1400ｍの方が良いタイプだと考えています。どうであれ、アメリカンピースの逃げの2番手辺りでは不利になりそうです。シゲルソロソロは鞍上の騎乗ミスなどもあってなかなか勝てなかった訳ですが、和田翼騎手に手戻りで、今回内枠。これも厳しい展開になりそう。
まともならヴァンドゥランが最も強いでしょう。スタートが安定しない馬ですが、きちんと差し届く展開にさえなれば、勝ち負けできるでしょう。ここ3走、着差こそ付けられていますが、かなり強い馬相手に頑張っています。
タガノエリザベスは未勝利勝ちのL4が50.9秒で、その前も50.1秒と速い水準。前走は完全なオーバーペースを先行しての敗退で、巻き返せるはずです。
アナベルヒマワリは5走前のミッキーマカロン戦が余力ラップ該当。前走は本命を打ちましたが、伸び上がるようなスタートで後方のまま。スタートを決めれば巻き返せるはずです。
プメハナは見限った方が良い気がするんですが、8番枠でもう一度見てみたいところ。福島での勝ち上がりは、エリンアキレウスにマクられて6F目に11.6秒というかなり速いラップを刻んでいます。終い13.2秒と止まったところでアルムエアフォルクの急追に遭いましたが、ギリギリ凌ぎ切りました。アルムエアフォルクやエリンアキレウス比較なら弱くないはずなのですが……。昇級戦は余力ラップ該当馬が揃ったレースで、すぐ上の着順のセイカティターニアやファルコンミノルでも1勝クラスで通用しています。その次走は内で砂を被ったせいか、やる気をなくしたような大敗。前走は砂を被るのを嫌ってか、かなり外に出して脚を失っています。今回は中1週と久しぶりの連戦。ここでさっぱりならもう諦めようかと思います。

中山8R　◎5.アスコルティアーモ　A評価　穴1.ニューノーマル　穴2.ルソルティール
中山芝1800ｍは初角までがかなり短いので、内枠からの方が圧倒的に出していきやすくなっています。
余力ラップ該当のアスコルティアーモは前走の1.46.1秒という時計がかなり優秀です。中山向きかは疑問が残りますが、地力の高さで好走できるはず。
ニューノーマルは安定した先行力があり、中山向きのタイプです。今回の最内枠はかなり恵まれた枠なので、崩れないのでは。
ルソルティールは追い切りでチークピーシズ着用。本番でも付けてくるかと思われます。これも内枠から出せていくのに良い条件。外枠勢に速い馬が揃ってはいますが、これらは道中で脚を使わされて垂れていくだろうと予想します。

阪神9R　兵庫特別　◎1.ブレイヴロッカー　※S評価　穴3.ゴールドプリンセス　穴9.リンフレスカンテ

※勝負レース

ブレイヴロッカーはここ4戦ずっと本命を打っている馬です。スローになりやすい同コースで3.2着と好走しており、負けたのはサヴォーナに2回とサトノグランツのみ。このメンバーと最内の絶好枠ならすんなり好位を取れそうです。33秒台の上がりを使える馬でもあるので、ほぼ崩れないでしょう。前走は外を回された分の差もあり、余力ラップ戦にもなりました。今回は1回叩いて良化しているという話です。3走前の負けも外を回された分なんですよね。
強気にS評価を打つか、A評価に留めるか、かなり迷いましたが、先行して速い上がりを使える以上、勝つ確率はかなり高いだろうと考えてS評価とします。かなり過小評価されている馬だと思っています。
もし負けるとすれば、ゴールドプリンセスが想定よりも前の位置を取れた時でしょうか。この馬自身は前走、余力ラップで走っています。ゴールドプリンセスとの馬連をカバーしつつ、あとは先行できるリンフレスカンテへ。
マコトヴェリーキーの前走は加速ラップでしたが、結局、上位の上がり差がほぼ変わらず先行有利になりました。人気ほど評価できる馬とは思っていません。ライリッズは速い上がりを使えるタイプではありません。2走前の勝利は余力ラップではありましたが、フォーグッドやタイセイアーサークラスの馬に上がりで劣っています。

中山9R　浦安特別　◎10.カイタロー　C評価　穴16.トウカイファクター　穴14.スカーレットジンク　穴11.オカリナ
難解。
ラッックスアットゼアは阪神遠征した時のダメージが大きかったから中山を使うという話で、追い切りも2歳馬に遅れてしまってどうなんでしょうか……。
外枠先行有利とは思うので、カイタローから狙います。前走は出遅れ気味のスタートから位置を取りにいきましたが、33.8秒通過では負荷も高かったように思います。スムーズなスタートで改めて。
トウカイファクターはブリンカー再着用。周りを気にしているということでの着用ですが、大外枠。外枠もブリンカーも良いのでは。
関西2騎は押さえます。スカーレットジンクは現級ですっかり安定しています。中京ダート1200ｍで4着の時の相手が超強力な3歳馬3頭でした。相手比較から上位と見ます。
オカリナはコーナーシユに恵まれないんですよね……。秋山稔樹騎手もどうか、ですが、鮫島良太騎手や川端海翼騎手よりは良いと見ます。スタートが悪いのですが、芝スタートだと比較的位置を取れているのでその点に期待します。

阪神10R　仲秋ステークス　◎2.ショウナンアレクサ　A評価　穴7.ペースセッティング　穴5.トランキリテ
ショウナンアレクサは完全に覚醒しました。これはA評価で良いのですが、問題は相手。外枠の延長ビアイに、パーソナルハイの出方が気になりますが、前有利と見ました。ペースセッティングは白川郷ステークスでは差し決着のなか、逃げて2着と力あるところを見せました。ファルコンステークスは出負け気味のスタートに、外目を通って折り合いも欠いていました。葵ステークスはスタートで終戦したので度外視。それ以外は堅実です。
トランキリテも先行・差し自在で5戦連続掲示板に載っています。ここはモレイラ騎手に期待して。先行しやすい枠なのも良いはずです。

中山10R　レインボーステークス　◎7.デビッドバローズ　A評価　穴8.バルサムノート

※勝負レース

サザンナイツかデビッドバローズの先行争いになりそうですが、サザンナイツはテンが遅いのでデビッドバローズが行けると見ます。逃げた須磨特別ではL3最速のラップを刻み、終いも11.7秒で押し切りました。逃げてL5・57.6秒、L4が45.3秒とラップも優秀で、ジュンブロッサムやマテンロウスカイを破っているので本物でしょう。むらさき賞は敢えて控える競馬をしたことが裏目に出たと述べています。レースを見ても譲ったことでやや力んでいるように見えました。ハナを切るというよりは、とにかく自分のペースで行った方が良さそうです。今回はその自分のペースで行けば逃げられそうで、内枠先行有利になりやすい中山芝1800ｍなら押しきれそうです。
バルサムノートは白百合ステークスが余力ラップで優秀でした。ラジオNIKKEI賞は最後にレーベンスティールにふっ飛ばされています。こちらも先行しつつ、速い上がりを使えるので崩れないと見ます。

阪神11R　ローズステークス　◎5.ブレイディヴェーグ　穴9.アンリーロード　穴11.ココナッツブラウン

※勝負レース

今年のローズステークスはユリーシャにコンクシェルと飛ばすタイプが2頭いるので、平均的には流れると見ます。上がり性能の高い馬を重視します。
ブレイディヴェーグの新馬戦は、ロードプレイヤーとアタマ差で、上がり最速32.3秒をマークしました。ロードプレイヤーは何してるんでしょうか……。ブレイディヴェーグ休みを挟んだ次走が圧巻のは白井。L4・45.9秒に、上がりは次点に0.5秒差、L2が22.4秒、L1が11.3秒と完璧に近いラップでした。6馬身差を付けており、衝撃的でした。1勝クラスは5F通過が58.9秒と流れましたが、L2・2走前22.5秒の余力ラップで差し切り勝ち。1.57.9も相当速く、破ったマイネルケレリウスもかなりの逸材。打倒・リバティアイランドの筆頭候補ではないでしょうか。
注目はアンリーロード。この馬の新馬戦はL5・L4・L2基準クリアのライトクオンタム戦で、33.7秒の上がり最速を使っているのだから弱いはずはありません。ライトクオンタムは気性面だったり、難しいところがありますが、クイーンステークスは厳しいペースの逃げで、0.6秒差と頑張っています。アンリーロードに関しては、2戦目以降が酷く折り合いを欠くようになりました。未勝利は勝ったものの、折り合いを酷く欠いていて、ラップ的には平凡。チューリップ賞は最内で出遅れた後、またもや折り合いを欠いていました。
前走は吉田隼人騎手が折り合いを上手く付けていました。決して向いた流れではないというのに、上がり最速で差し切ったのですからこれもかなり強い。ここはL2・22.5秒の余力ラップ戦でしたが、アンリーロードはL1を11秒フラット程度で走っています。人気はあまりないですが、引き続き吉田隼人騎手騎乗で内心、かなり期待しています。2番手評価とします。
ココナッツブラウンは2走前、かなり外を回った分、ミヤビと同じ上がりで差せず。とはいえ、加速ラップだったので十分評価できる内容でした。前走も加速ラップで、34.2秒の上がりは次点に0.5秒差を付けての最速。横山武史騎手がかなり期待しているらしく、これも素質上位と見ます。
コンクシェルは競馬王に書きましたが、前傾ラップを刻んで自分の分を走り切るタイプ。今回はモレイラ騎手なので控えそうですが、控えて味のあるような馬でもありません。前走のL1は12.0秒とさすがに止まっています。おそらくは1800ｍまでの馬で、今回楽はできそうにないので軽視します。

中山11R　ラジオ日本賞　◎15.ダノンファスト　B評価　穴2.パワーブローキング　穴9.マリオロード
ここはウィリアムバローズにベストリーガード、ロードヴァレンチにショウナンマグマと逃げ・先行馬多数。差し決まると読むしかありません。
ダノンファストはブリンカー着用で集中力が戻ってきたという話です。後方一手ながらも掲示板までは来ている馬で、展開とブリンカー着用でもうひと押しが利くはずです。
パワーブローキングは内枠が微妙で2番手評価にしましたが、こちらも末脚堅実。
マリオロードは園田戦から一変しています。先行タイプですが、不良馬場の中京ダート1900ｍでは上がり35.9秒。差しに回っても問題ないはずですし、過去には差しでの好走経験もあります。連勝して馬が変わってきた今なら。

阪神12R　◎6.ワーズワース　B評価　穴2.ミセスバローズ　穴14.メイショウキッド
ワーズワースが上がり性能ナンバー1でしょう。新馬・1勝クラスを連勝した時はすぐ上に行けるかと思っていました。最近は位置を取りつつ、速い上がりを使えます。長期休養明けですが、ルメール鞍上なら下手な仕上げでは出てこないはずです。ハイペースになりそうなメンバーなので差し切りに期待します。
ミセスバローズは前走素晴らしい脚。この馬、比較的内枠からでも来ているんですよね。後方からなので外目に出しやすいからかもしれません。これも上がり上位です。
メイショウキッドは今回、坂路で自己ベスト更新。もう1400ｍの方が良い馬なのでしょう。ここ2走全くですが、一変してきそうです。

中山12R　◎1.クリノゴッホ　A評価　穴3.アシャカタカ　穴4.セキテイホノオー

※勝負レース

クリノゴッホの最内枠、待っていました！黒竹賞でブーケファロスの2着だった時から期待している馬ですが、その間、状態を落としている時期がありました。2走前は前残りを4着。0.7秒差ですが、指数は97と優秀です。前走も0.7秒差でしたが、同じく指数97と現級を勝てる水準の力は持っています。前走は最内枠も不利だったと思いますが、今回の最内枠はかなりアツい！良いところを通って先行すれば、堅実に伸びてくるはずです。
内枠先行狙いで、2番手にアシャカタカ。逃げた時の未勝利戦は強い内容でした。2走前は新潟1000ｍで行けず。前走はハイペースで完全な差し決着になりました。楽な逃げなら。
セキテイホノオーは元々先行力は持っていた馬。中央再転入初戦は内で窮屈なレースを強いられました。アシャカタカの外から付いていければ通用するレベルにある馬です。