2023/9/18(月) 好走期待馬

※指数はグリーンチャンネルの「先週の結果分析」のものを用いています。過去1年半までの指数を用いています。
※評価は軸自信度になります。好走率・回収率ともにA>B>Cになっています。Sは1着まで自信あるという意味です。
※勝負レース表記は、全レースの予想が終わってから付ける予定です。

自著『「永遠の初心者を脱する!」ための競馬思考』・「余力ラップ」について触れていただいた山崎元様の記事掲載の『優駿』2023年8月号・「余力ラップ」私の記事が掲載された『競馬王』2023年7月号・10月号になります。

まえがき・馬場予想

こんばんは。
土曜に続いて日曜も微プラスで終われました。JRAプレミアムの明日が一番の勝負!穴も取って大きく勝ちたいですね。昨日が夜更かしになったので、本日は結構くたばっています。今日1日頑張れば、たくさん眠れます!
2歳未勝利なんですが、外れや惨敗覚悟で穴に振った方が良さそうです。強い馬は強いんですが、一変してくる馬もまだまだ多い印象です。弱い馬ばかりのレースでは穴狙いも積極的にしていった方がおそらく良いだろうと考えました。
私は元々、大学生の時に「本命を勝っても当たらないじゃあないか!それなら穴買うよ!」という経緯で穴党になりました。今は自分なりのロジックで予想するようになり、本命党でも穴党でもなく強い馬を狙うようになっています。低レベルの2歳未勝利戦はラップで力を読み取れない馬が多い以上、本命を買っても……の考えで穴狙いは良さそうです。

馬場予想。
天気に大きな変化がないのでこのままで良さそうですが、中山は直線の追い風が6m/s程度まで強くなります。中山は差しが多少決まりやすくなるだろうことだけ押さえておけば良さそうです。
中山芝は内枠先行有利でしたが、日曜よりはもう少しだけ差しも決まると読みます。
中山ダートは含水率低下で差しも決まりやすくなっていましたが、特にダート1200mの内枠差しです。あまり内枠有利になる要素はなかったように思いますが、差し馬に関してはあまり枠を気にせず予想したいところです。日曜のダート1800mは先行有利になっていましたが、馬の能力や展開面が原因でしょう。差しも展開次第で届くと予想します。

阪神芝は内枠有利で、これはしばらく続くでしょう。速い上がりは引き続き出やすいので、特に外回りは差し馬に警戒したいと思います。
阪神ダートも含水率が低下で、差し馬が届きやすくなっていました。これもペースや馬の能力に応じて予想します。日曜のプメハナ、ずっと追っていた馬だけに取りたかった……。単勝で欲張らずに複勝を買っておけば良かったなと後悔しました。

では3日間開催のラストデーもどうぞよろしくお願いいたします!

余力ラップ該当馬一覧

※余力ラップ基準
該当馬には僅差負けを含みます。僅差負けの定義は、芝で0.3秒差以内、ダートで0.5秒差以内です。L1基準のみ0.2秒差以内で統一します。
基準をクリアしていても、僅差負けでないため漏れる場合があります。
古馬混合になりましたが、3歳馬、及び、今後出てくる2歳馬については全て載せる予定です。

2.3歳(芝)

L1L2L3L4L5
11.4秒以内
※距離不問
22.7秒以内
・1200mは3F通過35.2秒以内・1400mは3F通過35.5秒以内
上がり差で2位に0.5秒以上付けている45.9秒以内・1500m以上に限る
※距離が伸びれば伸びるほど評価できる
58.2秒以内・1500m以上に限る。
※距離が伸びれば伸びるほど評価できる

2.3歳(ダート)

L1L2L3L4
12.3秒以内
※距離不問
1150-1400mは24.3秒以内
1600m以上は24.6秒以内
※東京1400-1600mは多めに出て精度が下がるので他基準と合わせて確認する。
上がり差で2位に0.5秒以上付けている50.0秒以内(1700m以上)
東京ダート1600mは49.7秒以内

中山4R
3.コガネノソラ
4.ニシノインヴィクタ
中山7R
11.デルマオシダシ
15.トゥルース(芝)
中山8R
9.ヨリノサファイヤ
中山9R 鋸山特別
12.レイズカイザー
中山10R 2003メモリアルシンボリクリスエスカップ
9.フレーヴァード
中山11R セントライト記念
1.キングズレイン
4.レーベンスティール
6.シャザーン
7.シルトホルン
10.ウィズユアドリーム
12.コスモサガルマータ
13.ウインオーディン
14.ソールオリエンス
15.グリューネグリーン
中山12R
5.エコロレジーナ(芝)
阪神1R
9.ウインアルドーレ
阪神6R
9.アルムエアフォルク
12.クリノクリスタル
阪神7R
6.フェイト
阪神8R
7.タイガースパーク
阪神11R JRAアニバーサリーステークス
10.セラフィックコール
阪神12R
2.イツモハラペコ
9.サンガネーブ

好走期待馬

阪神1R ◎9.ウインアルドーレ B評価 穴7.ピンネシリ
ウインアルドーレは前走が余力ラップで、今回は連闘で挑みます。父ビーチパトロールは芝向きの種牡馬ですが、近親を見るとダート馬ばかりです。母父フレンチデピュティの影響が強いのかもしれません。素人の馬体チェックでは、いかにもパワーが豊富そうな馬体をしています。1戦使って+10キロの468キロと馬体こそ増えていますが、引き締まって良化しているようにも見えます。追い切りも新馬戦時は一杯で追ってばかりで、まだ仕上がっていないのだろうと予想できました。テンの速さも強力な武器で、このメンバーでは一番速いと思われます。外枠も加点。和田騎手もしっかり追ってくれるでしょう。3.4番人気なら買いと判断します。
ピンネシリは父がゴールドアクターですが、その産駒にはマオノアラシ、ゴールドバランサー、サラサビーザベストと、ダート中距離の余力ラップ該当馬が3頭います。この馬自身は胴が短く映ることと、近親がダート短距離馬ばかりなので距離面に不安が残りますが、ゴールドアクターがスタミナを補完しているだろうと考えます。こちらも外枠有利で、前走のテンの速さはメンバー2位。今の時期の2歳ダートは、前が止まっても差せないレースが目立ち、とにかく先行力とダート適性さえあれば、何とかなってしまいそうです。

阪神2R ◎2.フルレゾン B評価 穴1.サクセスカノン

フルレゾンの新馬戦は、L4が46.0秒と基準に満たなかったのですが、本馬は上がり2位だったので実質的にL4基準もクリアしています。0.5秒差でしたが、L2・L1基準もクリアしています。新馬戦は大きく出遅れて、その後は引っかかるレースに。前向きな気性なので、スタートさえ出れば、先行する競馬ができるはず。内枠なので、多少の出遅れなら、出していって悪くない位置が取れそうです。母が南関で活躍したカイカヨソウで、1つ上には先週、ダートで2勝目を挙げたペンティメントがいます。この馬はオルフェーヴル産駒ですが、450キロでコンパクトさを感じさせる馬体のため、芝向きに出ていると見て良さそう。スタートを決めて、あとは上手く折り合えれば。
サクセスカノンは1500mに延長してからの2戦がなかなか良い内容。やや出遅れて、そこから馬場の悪い内を通って上がっていきました。勝ったクイックバイアは土曜のききょうステークスでも勝った馬です。前走はかなりの好メンバーが揃った一戦で、今度は五分にスタートを切りました。勝ったラーンザロープスは余力ラップ該当馬でした。2.3着馬は新馬戦でそれぞれ3.2着と好走した馬なので、ここの4着で評価を落とす必要はありません。最内枠を武器にロスなく立ち回れば。

中山2R ◎2.ランデヴーローズ B評価 穴6.ガジュノリ 穴10.ギンザターゲット
ランデヴーローズの新馬戦は、高く評価しているノヴァエクスプレス戦です。スタートで出遅れましたが、上がり最速タイで4着と好走。同じく上がり最速だった3着のヴァンヴィーヴは次走勝ち上がり、新潟2歳ステークスでも6着と健闘しています。2戦目は最内枠から好発を切りましたが、行く気を見せず中団から。直線は全く伸びませんでしたが、後肢の落鉄があってエンジンがかからなかったという話です。新馬戦の上がりからして距離が敗因だったとは考えにくいと言えます。
前走同様のスタートなら前に行ける確率が高く、先行意識の強い坂井瑠星騎手というのも魅力。インで我慢していればチャンスが巡ってくるのではないでしょうか。
ガジュノリの新馬戦は「あの」ボンドガール戦。上がり34.9秒で2.2秒差の8着ではさすがに評価を落とさざるを得ないとは思いますが、2戦目もそう悪くない内容です。札幌2歳ステークスの覇者セットアップが逃げ切ったレースでしたが、このレースの3着馬は、新馬戦でパワーホールの3着でもあったソニックライン。この馬と0.3秒差ならまずまず力は備えていると見て良さそうです。スタミナ豊富なイメージのあるサトノダイヤモンド産駒は、牝馬なら牡馬よりも短距離寄りに出やすくなっています。この馬も胴が長いということはなく、マイルは十分こなせるのではないでしょうか。
ギンザターゲットの新馬戦はダノンエアズロック戦。評価していないと述べましたが、1600mへの短縮ならまずまず評価しても良いでしょう。ギンザターゲットは途中からハナを奪いましたが、L1に差し掛かる直前辺りで失速。マイルに短縮した前走は余力ラップ戦で4着と好走しています。早めに先頭に立ちましたが、そこから交わされる競馬で、本馬自身は余力ラップではありませんが、引き続きマイル戦ならそれなりに通用するはず。サイゴンい交わされたと書きましたが、L5・L4が速いレースでの0.5秒差で、瞬発力よりも持続力に秀でていそう。このレースで勝ったキャットファイトはアスター賞で2歳レコードをマーク。先行しつつ、追い出しを我慢する競馬でひと押しが利きそうです。

阪神3R ◎5.コンテナワールド B評価 穴3.メリオ―レム 穴11.ディスペランツァ
コンテナワールドの新馬戦は低くもなく高くもなく。出遅れて、最後の直線は前も止まらない中、3着と差は詰めました。注目すべきは2戦目。フェンダーが4F通過46.9秒、5F通過57.9秒の超ハイペースで逃げました。コンテナワールドはここでもやや出遅れましたが、その後に追走していき、脚を失いました。レース上がり37.2秒の特殊レースでは対応できない馬もいたと思います。4着のナムラエイハブは新馬戦がヒヒーンの2着でハイレベルだったと思いますが、追走したことによって4着に失速しました。コンテナワールドも速いペースに苦しんだと思われます。エピファネイア産駒は色んなタイプを出していますが、距離延長の方が好走率が高いので、ゆったり運べるレースが向くはず。代表産駒のエフフォーリアは古馬になってからのレースで追走力を求められたからこそ、パフォーマンスを大きく落としたのだと思っています。ともかく、コンテナワールドはハイペースを追走しただけに、今回は先行できそう。このコースは元々、距離延長馬が走りやすいですし、先行すれば残せてしまう場合が多くなっています。
前走でレベルが高かったのは、メテオ―レムら4頭の前走でしょう。6F目の13.0秒からどんどん加速するラップになりました。上がり最速で3着に好走したメリオ―レムは上位評価とします。
このレースで5着のディスペランツァの方は新馬戦が少し太めだったと陣営が述べていますが、パドックを見ても太く映りました。叩いての変わり身に期待します。

中山3R ◎9.カルフ A評価 穴10.テイエムビッグサー
カリフォルニアクローム産駒のカルフはダート替わりで一変。前走はL1で12.6秒に加速するラップで、それを刻んだエスカルは次走1000mで大楽勝。外を回りながら差してきた3着カルフも高い能力を持っているはずです。ここは勝ち負けになるはず。
穴推奨にテイエムビッグサー。
もう少し穴目を狙えるよう2歳戦の予想スタイルを多少変えていますが、まず、ダート替わりは芝で惨敗していても特に関係なく巻き返してきますね。芝で強い馬はダート替わりでも人気になるので、あまり妙味はありません。テイエムビッグサーは近親に、レッドアトゥ、レッドルグラン、レッドディオーサ、ラブスピール等、ダートの活躍馬が多数。前走はルージュスエルテ戦でしたが、テイエムビッグサーはL1では2.3番手辺り。そこから失速したので、1200mなら通用するはずです。

中山4R ◎4.ニシノインヴィクタ A評価 穴3.コガネノソラ △2.6.8.10 ※立川サロンアネックス提供予想

※勝負レース

素質馬の揃った面白い未勝利戦になりました。余力ラップ戦の僅差負けに該当しているのはコガネノソラとニシノインヴィクタ。ヴァルドルチャは札幌芝でL2が11.4-11.5。0.5秒差ではありましたが、これも余力ラップに近い水準です。キャネルは新馬戦が余力ラップ戦で、0.4秒差ということで僅差負けの定義から除外されているだけです。上がり最速タイなので、実質的に余力ラップに該当しています。2戦目では上がり33.8秒と強烈な末脚を繰り出しました。という訳で、好メンバーが揃ったのは事実ですが、ここは初角まで短い中山芝1800m。内枠から先行できる馬が有利なコースです。
新馬戦で逃げたニシノインヴィクタは、L4が45.8秒で、L2が22.0秒。コガネノソラよりも強いと予想しています。勝ったガルサブランカはイクイノックスの半妹で、相当な器であることは間違いなさそう。ニシノインヴィクタは1番人気が妥当な馬のように感じるのですが、ルメール騎手やモレイラ騎手が人気を背負ってくれて妙味十分。跳びが大きめで、中山がプラスに出るかどうかだけが不安です。
コガネノソラは2戦連続余力ラップ戦で、前走はペースもまずまず流れました。中山向きという点を重視するならこちらだと思いますが、おそらくはニシノインヴィクタの方が売れません。それならニシノインヴィクタを上に取るのが良いかと思っています。
内枠先行有利なコースだというのに、前走先行&内枠に入ったコガネノソラとニシノインヴィクタが微妙な人気。おそらくは距離延長が嫌われているのでしょうが、余力ラップ該当馬は、距離延長の方が追走力を補完できるのでプラスに働くことも多くなっています。3連系を購入するなら、相手は人気の2.6.8.10で良さそうです。というのも、ここは好メンバーが揃っているため、一変する馬がいたとしても、馬券内までは難しいと感じているからです。

阪神6R ◎9.アルムエアフォルク B評価 穴5.フェルンマンボ 穴4.ライジングラパス 穴12.クリノクリスタル ※立川サロンアネックス提供予想

牝馬限定戦ですが、かなりレベルが高い一戦です。2.ナウズザタイム・10.ヴォードヴィルの内外2頭が出していきそうで、他にも先行馬多数。含水率の低いタフな馬場という点も踏まえれば、差しが届くと予想します。強い差し馬から狙っていきます。
アルムエアフォルクに本命を打ちました。新馬戦は、1勝クラス突破のバンブーグローブが勝ち、4着フラッパールックも1勝クラスを突破しています。2戦目は日曜に2着したプメハナが勝ちましたが、アルムエアフォルクは最後に急追。勝つ寸前でした。注目レースは昇級戦のソッコータルマカ戦。L4が50.0秒で、アルムエアフォルクは0.4秒差の4着。2着メイショウポペット、3着ボールドゾーンが1勝クラスを突破しています。その後は掲示板止まりが多いのですが、中でも京都ダートは今年、差しが届きにくい馬場でした。今回は久しぶりの永島まなみ騎手鞍上で、3キロ減の50キロで期待度もアップ。差しが届く展開ならこの馬が筆頭だと見ます。
フェルンマンボは3走前の中央再転入初戦で、レース上がりを1.1秒も上回る末脚を見せました。この馬自身はL4を50秒前後で走っています。2走前はノボリクレバーの能力が1枚抜けていましたが、2着には0.1秒差まで迫っていて好内容。ここで2着だったスカンジナビアも1勝クラスを突破しています。前走はサーマルソアリングが大差勝ちという圧巻のレースを披露しましたが、2着のジュエリジュエリーとはクビ差の3着。4着には5馬身差を付けました。今回は坂路で自己ベストを更新。内枠の不利を軽減して乗れれば。
ライジングラパスは未勝利勝ちのL4が50.1秒で、L2も22.8秒と速い水準。昇級戦はライオットガールの2着で、多数の余力ラップ該当馬に先着しています。前走はハイペースの小倉。スタートで躓いたので度外視して問題ないでしょう。
クリノクリスタルは3走前のL2が12.5-12.0で余力ラップに該当していますが、1000m通過63.7秒で、その後も緩み続けるという変則的なラップになりました。評価して良いのか判断に悩むのが正直なところ。しかし、前走の勝ち時計1.44.9は非常に優秀なのでこれを評価します。1800mに延長となりますが、3キロ減の田口貫太騎手&外枠。有利な条件は揃いました。

阪神7R ◎6.フェイト A評価 穴3.ヒメナデシコ

※勝負レース

さほど速い馬はおらず、このコースの定石通り、内枠先行馬が恵まれると見ます。
フェイトは相手に恵まれました。ファームツエンティが大外枠を引いたため、外枠から下げるしかなくなりそうです。フェイトは安定して先行できる上に、多少速くなってもバテません。決め手があるタイプではないので、内回りも良いでしょう。
穴推奨のヒメナデシコは、新馬戦の後、ずっと追い切りが悪く、馬体も減っていて買いにくかった馬です。休み明けの前走で+10キロと増やしてきましたし、最終追い切りは栗東坂路で52.7秒を馬なりでマーク。今までの自己ベストは一杯に追って52.8秒でしたが、終い13.8秒と止まっていました。今回は終い13.2秒と止まってはいません。前走は中京芝2200mのハイペースを先行しましたが、差し決着になって惨敗。2走前も2200mで伸びを欠いたので、2000mまでかもしれません。今回は叩いての上積みもありそうです。新馬戦はL2が11.5-11.5と水準以上のラップをマークした馬。馬体が増えて自己ベスト更新、叩き2戦目。内枠先行有利の阪神芝2000m。前走は先行と、ここで買わなければどこで買えば良いのか……。陣営はまだ「もっと走っていいと思うんだけど、まだ線が細いからね。使いつつ成長を促したい」と述べていますが、私は今回こそが走り時だと見ています。

中山7R ◎8.チャプリ A評価 穴7.ドレミファニー 穴11.デルマオシダシ
チャプリは前走で本命を打ちましたが、新潟は向きませんね。急コーナーで置いていかれる形になって伸びませんでした。馬体が増えていたのは良い傾向で、今回は叩き2戦目の上積みも期待できます。
新馬戦のL1は12.4秒でしたが、自身は12.3秒付近で走っていて余力ラップ。2戦目はL4が50.9秒でL2が22.6秒の余力ラップ戦になりましたが、4着と頑張りました。その次走は出遅れて、次はオーバーペースに。2走前の中山戦はまずまずハイレベルで、L4が51.0秒を0.6秒差。馬体が減っていてこれだけやれたと陣営も評価していました。ここで3着のフミチャンは日曜に3着と好走。前走は新潟が合わなかっただけで、中山も急コーナーではありますが、3.4コーナーが下りなのでスピードは付きやすくなっています。今度こそきちっと走ってくれるでしょう。
ドレミファニーは中山ダート1800mで勝った時のL4が51.0秒。昇級戦もハイペースを逃げながらよく頑張っています。その後は躓きと出遅れ。それでも時計的にはまずまず走っています。まともに出れば好勝負だと思いますが、休み明けで追い切り評価が良くない点が不安で2番手に。
デルマオシダシは未勝利勝ちのL2が12.5-12.0と一応、余力ラップなのですが、1000m通過が63.7秒で、その後もかなり緩んだので超スローです。その点がどうなのか、まだ半信半疑で相手までとします。

阪神8R ◎13.シュプリンガー A評価 穴7.タイガースパーク 穴8.メイショウコガシラ 穴6.サンデーファンデー

※勝負レース

このレースは最内枠にスマートビクター、中枠にブリンカー2戦目で大幅距離延長のサンデーファンデ―、逃げて勝っているメイショウコガシラ、1400mから延長のエミサキホコルがいて、ペースは緩みそうにありません。前残りになったらなったで諦めるのみです。
シュプリンガーは前走がL4・50.4秒のハイレベル戦で6着。5着のヴァンドゥランは日曜に2番人気4着でした。2走前はレッドプロフェシーが破格のレースを繰り広げた1戦。L4が49.9秒で、L2は24.4秒、L1が12.3秒の余力ラップで勝ったレッドプロフェシーは日曜に楽勝しました。この時の3着もヴァンドゥランでしたが、この馬は日曜にハイペース失速の流れを早めに押し上げて止まっただけで、実力は高い馬。ここ2戦は強い3歳馬にそう引けの取らないレースをしています。また、ここ2戦は道悪で差しにくくもありました。陣営は良馬場で時計がかかれば、と述べています。月曜は良馬場想定で差しも届きやすいはずです。
先行勢全て止まるとは思えず、3頭相手に推奨します。
タイガースパークを2番手に推奨。前走はL4が50.1秒。時計のかかる京都だったと考えれば価値は高いです。2着ジョウショーパワー、3着シゲルソロソロは1勝クラスで3着しており、それを上回るタイガースパークはここでは上位。4走前もL4が49.9秒のレースで0.2秒差。3走前は重馬場でしたが、L4が49.0秒と速くなりました。6番手から2着のレースもしており、ハイペースに巻き込まれにくい馬では。
メイショウコガシラは未勝利勝ちが、逃げてL4・50.4秒。好時計勝ちでした。4走前は控えても脚を使っています。前走はスタートひと息で逃げられず。相当な強豪相手で1番人気に推された馬。巻き返す力はあり。
サンデーファンデ―は新馬戦のL4が50.9秒。2戦目は強豪相手に負けただけですが、その後、距離短縮。前走はブリンカー着用での1200mでしたが、流石に行けませんでした。1800mに伸びれば先行できるでしょうし、1800mで通用するレベルにある馬です。

中山8R ◎9.ヨリノサファイア C評価 穴3.クロスザルビコン
一応、予想はしますが、買っても遊び程度のレースでしょう。少額か、スルーすることをオススメします。
ヨリノサファイアはまず、新馬戦のL2が11.9-12.1とタフだった阪神ダートとしてはかなり速い水準。ペースも遅くはなりましたが、このコースならスローでしょう。とにかく、新馬戦が余力ラップだったので、もう少し長い距離でも問題はなさそう。とはいえ、2400mまでこなせるかは未知数です。能力最上位と見て、一応、本命とします。
クロスザルビコンは2度、デリシュレーヌに先着されています。1レースはタフになって前が止まって差される結果に。もう1レースは外枠有利になり、外枠デリシュレーヌに差されました。そんなに気にする差ではなく、先行有利と考えればクロスザルビコンを上に見て良さそう。自分から動いていけるような馬不在です。強いていえば、セイウンガレオンがいますが、マクり切るようなレースは0。ヨリノサファイアが外枠から先行、クロスザルビコンは内枠から先行、共に残すのではないでしょうか。デリシュレーヌは自分から動けないタイプなので、追い込みがハマるか待つよりは先行狙いの方が良さそうです。人気も今回、差がない訳ですし。

阪神9R 生田特別 ◎5.バロッサヴァレー A評価 穴4.ドゥヴァンスマン
1.2番枠のベッピンサンとカズキもありですが、上がり性能も踏まえれば、バロッサヴァレーの方が堅実でしょう。前走は差しの決まる中京芝2200mで先行して失速。2走前はやや出遅れて後方から。今年のフローラステークスは再三述べているように、ハイレベル。0.9秒差なら悪くありません。近い着順のアウフヘーベンやキミノナハマリアも頑張っています。このコース同様、スローになりやすい阪神芝2000mのエリカ賞は直線で不利もありました。出遅れた2走前はイレギュラーだったと考えて、まともに出ると予想します。サメカツも、インにこだわってくれるので、良い位置のインで溜めてくれそうです。
ドゥヴァンスマンは1勝クラスでもやれる馬で、先行力も上がり性能もまずまず。前走は未勝利馬の揃った一戦でしたが、9馬身差の3着。勝ったジューンレインボーは日曜に逃げてまさかの2着と頑張ったので存外長距離が得意なのかもしれません。2走前は先行して、最後に様相一変する展開に。一旦は先頭に立って押し切るかと思いきや、最後に8着まで沈みました。とはいえ、0.2秒差。小倉ならああいう一変もありますが、阪神外回り芝2400mならないでしょう。先行して、しぶとく脚を使うのみでうs.

中山9R 鋸山特別 ◎5.フランスゴデイナ A評価 穴4.ヨンク 穴9.ローズピリオド
やっぱりダートの余力ラップは1勝クラスまでで、2勝クラスからは平気で基準クリアしてきますね。ハンデ戦なのは心配ですが、レイズカイザーよりもフランスゴデイナの方が安全と考えます。レイズカイザーは前走のL1が13.0秒。1700mで止まっているようでは……と思いますね。未勝利勝ちはL4が49.5秒でL1も12.5秒と速くなりましたが、重馬場で未勝利戦だったことを考えても、指数や時計で劣ります。レイズカイザーは逃げて掴まるだろうと考えての予想になります。
フランスゴデイナは逃げてオーバーペースになった出石特別で0.5秒差6着に破れましたが、控える競馬もできる以上、安心度は高いでしょう。ラップも余力ラップ基準を何度もクリアしています。
ヨンクはコブラとよく混合してしまうのですが、どちらも中山が上手いですね。4コーナーを抜群の手応えで回ってくるので、安心して見ていられます。内枠も問題ない馬。2走前は36.9秒で上がって届かない展開になっただけで、前走は重馬場で上がり37.5秒。ギリギリ3着に届きました。もちろん、手応え抜群で回ってきました。古馬になってからはこのコースで掲示板を外していません。良馬場の方が届きやすいと思うので、ここも期待します。
ローズピリオドは前走、中山で楽勝。2勝クラス水準のラップで走っているので、56キロなら好走可能と見ます。

阪神10R 2013メモリアルロードカナロアカップ ◎5.ルクスドヌーヴ C評価 穴4.ヴァモスロード 穴6.トゥードジボン
ジュンブロッサムが一番強いとは分かっていますが、追走負けして届かないと願いたくなるようなメンバー構成&距離です。元々は長めの距離を使っていたのでマイルでは追走負けの危険があります。新潟では2戦連続好走ですが、阪神は新潟ほど上がりの速さが生きません。
先行3頭から狙ってみます。
ルクスドヌーヴが前走、結構なハイペースを先行して凌ぎ切りました。2走前の函館芝1800mはハイペースでした。その前の1勝クラスは世代限定戦でかなり高いレベルでした。マラキナイアにアルナージェイン、バースクライが1分32秒台で走ってはお手上げです。余力ラップ該当ではないですが、2戦目が余力ラップ戦で0.5秒差。上がり2位で最後に急追しているので実質的に余力ラップですね。4番人気になりそうなこの馬から狙ってみます。
ヴァモスロードは高い能力を持っていますが、屈腱炎で1年以上の休み明け。プール調整が多く、中身ができていなくての負けはありそう。
トゥードジボンは3走前のセルバーグ戦が優秀。セルバーグは前半遅い代わりというべきか、中間に中緩みを作らないタイプ。2着だったこの馬の1.33.3は優秀な走破時計です。長期休養明けだった前走は、接触した1コーナーでエキサイトしてしまったという話。馬はもう仕上がっていると思うので、叩き2戦目で先行して回ってくれば結果は付いてきそうです。

中山10R 2003メモリアルシンボリクリスエスカップ ◎7.ゴッドファーザー A評価 穴4.ヒットザシーン 穴3.マイネルニコラス
中山芝2000mは1800mほどではないですが、内枠先行有利。ゴッドファーザーに関しては、中山芝2000mの弥生賞での大敗が気になりましたが、これは休み明けの分でしょう。前走はL1が11.8秒と止まっている訳ではないので、2000mでゆったり行ければ粘れると見ます。
ヒットザシーンは7ヶ月振りで、一回叩いた方が良いかもと述べてはいますが、休み明けは掲示板に載っていたり勝利しています。柴田大知騎手がマイネルニコラスに乗ったので、こちらに丹内騎手が乗るのもプラスです。中山2000mでは不良馬場で2.00.0という勝ちタイムがあります。当時は不良馬場でも比較的時計が出ていたとはいえ、指数も104と優秀でした。2勝クラスでも通用するレベルにあります。
マイネルニコラスも長期休養明け。前走に関してはチークピーシズ着用の効果があったという話です。L2が22.6秒で、1勝クラス上位のダイバリオンを凌ぎ切ったのは優秀です。前走余力ラップなので2000mもこなせそう。あとは休み明けがどうかでしょう。
控えるであろうフレーヴァードは、外目を上がっていくことになって危険そう。消します。

阪神11R JRAアニバーサリーステークス ◎10.セラフィックコール A評価 穴5.テーオードレフォン
ここは先行馬完全に不在の珍しい3勝クラスです。
セラフィックコールはもっと上にいける馬。ここ3戦全て余力あるラップで、前走はL2が12.0-12.0。メイショウフジとハナ差とはいえ、あちらはかなり末脚の切れる馬です。勝ちきったことを評価しておけば十分。
テーオードレフォンはこのメンバーならさすがに先行できるでしょう。前走は躓いて後方からになり、マクりを入れて失敗。これは度外視できます。2走前はタフな馬場だった東京ということを踏まえると優秀な時計で、指数は94。すでに3勝クラスに目処は立っています。5走前にハナ差破れたマリオロードは日曜の中山メインで頑張っており、オープンでも通用していくだろう馬。これにハナ差は優秀です。
先行さえすれば粘れそうなので素直に推奨します。

中山11R セントライト記念 ◎1.キングズレイン A評価 穴12.コスモサガルマータ 穴4.レーベンスティール 穴14.ソールオリエンス

※勝負レース

アネックスの全頭診断でキングズレインとコスモサガルマータを取り上げましたが、月曜朝にアップされるようです。
キングズレインは瞬発力よりも持続力に長けた馬です。百日草特別はL5・58.0秒と基準クリア。前走はL5が57.3秒です。その分、L2基準をクリアできていないので瞬発力に劣るだろう馬。
日曜は追い風6m/sほどあります(今まで考えずに予想していたけど大丈夫かな……)。差しは決まりそう。トライアルで権利を取るためにペースも速くなりそうなので、後方で我慢できるタイプを狙うのはありでしょう。
キングズレインはあと、ホープフルステークスでは急坂での伸びが破格でした。坂も得意だと思うので、インでジッとしていて、4コーナーから追い風に乗せて差し切る、という展開はいかにもありそう。
レーベンスティールとソールオリエンスについては強すぎるので特に何も語りません(笑)
追い込み決まると見てコスモサガルマータも推奨。これも紫菊賞のL5が58.2秒で基準クリア。上がり3Fでも次点に0.5秒付けており、瞬発力もある馬です。長期休養明けの前走は不安もありましたが、ここもL5・58.2秒で差し切り。上がりは32.7秒と、持続力だけでなく高い上がり性能も備えています。外枠は不利ですが、ハイペースになって追い込み届く展開になれば。ヴィクトワールピサ産駒といえば、アサマノイタズラがセントライト記念を勝っていますね。3番人気までは能力の高さを疑う必要はありませんが、4番人気以降は混戦だと思っています。どれか飛んでくれれば、コスモサガルマータの出番が到来するはずです。

阪神12R ◎2.イツモハラペコ C評価 穴10.グランデフィオーレ 穴13.タイガークリスエス 穴9.サンガネーブ  穴1.ヒビキ
ここはイツモハラペコのブリンカー着用に期待します。スタートが上手い馬です。出の悪かった芝1200mでも4番手を追走できていた馬。ダート1400mを使った時は、特に先行させようともせずにいて中団からになりましたが、ヘンリーと0.2秒差だったことを考えれば、短距離適性は十分のはずです。
1勝クラスの1700.1800mではどうもやめてしまっている印象なので、速い馬のいないダート1200mならブリンカー効果込みで先行できると見ます。おそらく全く人気になりません。小倉ダート1700mで2着だった時は、勝ち馬ウインステイトリーにマクられて苦しい競馬に。L3が11.8秒と芝並みのラップを刻んでいます。L4は48.7秒で、これはいくら余力ラップの出やすい小倉ダート1700mとはいえ、かなり速い水準です。3着にも5馬身差を付けていて実力は本物。3着エンプレスペイは1勝クラスを勝って2勝クラスでも4着のある馬。4着セブンスストリートは未勝利のままになっていますが、1勝クラスでも通用するレベルにある馬です。
かなりの配当を現実的に期待できるので、思い切って狙います。
相手手広く。
グランデフィオーレはダートを使い始めて4戦目で好走。前走も連続好走で、現級上位の力があります。
タイガークリスエスはここで逃げられそうですが、イツモハラペコに逃げてもらいたいので2番手でお願いします。4走前は強い3歳馬を相手に4着好走で、3キロ減の田口貫太騎手も合っていそうです。
サンガネーブは2戦目が余力ラップ。前走は出遅れ。まともなら先行できる馬です。
イツモハラペコの内のヒビキは抵抗して逃げるかもしれません。
複勝も付くなら複勝も押さえたいところ。資金きちんと残っているかな……。

中山12R ◎7.ケンキョ A評価 穴6.サリーチャン 穴1.ブレーヴトライ 穴5.エコロレジーナ
ケンキョは未勝利勝ちの末脚が素晴らしかった馬です。自身はL1を12秒台半ばくらいで走っています。実は次走も注目していたんですが、道悪になると思っていたので内枠狙い。結局、乾いて外枠から2着に追い込んできました。これが15番人気。余力ラップの考え方で単勝万馬券の馬も狙えるのかと、初期に気づいた1頭で思い出深いです。ここはハイペース必至で、日曜は内枠差し馬が良くきていたので、追い風も考慮して差し馬から。特に内枠ということで、ケンキョを最上位評価とします。
サリーチャンは札幌ダート1000mで馬券に絡んでほしかったんですがね……。1200mは決して良くはないと思いますが、福島ダート1150mでは上がり最速を一応マークしています。内枠から差す競馬に徹するようなら脚は使えても。
ブレーヴトライは地味に、中山ダート1200mでほぼ崩れていません。前走は出遅れて1.0秒差9着でしたが、ほかは、5.5.2.6着。最内枠が恵まれるなら、来てもおかしくない馬です。
エコロレジーナは前走控えても脚を使えました。内枠差し候補として消せません。

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