2023/9/16(土) 好走期待馬

※指数はグリーンチャンネルの「先週の結果分析」のものを用いています。過去1年半までの指数を用いています。
※評価は軸自信度になります。好走率・回収率ともにA>B>Cになっています。Sは1着まで自信あるという意味です。
※勝負レース表記は、全レースの予想が終わってから付ける予定です。

自著『「永遠の初心者を脱する!」ための競馬思考』・「余力ラップ」について触れていただいた山崎元様の記事掲載の『優駿』2023年8月号・「余力ラップ」私の記事が掲載された『競馬王』2023年7月号・10月号になります。

まえがき・馬場予想

こんにちは!
今週は3日間開催ですね。3日間、何とか天気も保ってくれそうで嬉しいです。

馬場予想。
中山芝はクッション値が8.8。先週の土日が8.5でした。馬場が乾いたはずの日曜後半は内枠先行有利傾向が強くなっていたので、土曜も内枠先行有利と見ます。超高速馬場継続でしょう。
中山ダートは含水率2.9%。乾きすぎているという感じではないですが、明日はパサパサになる可能性もあります。外枠先行有利と見て、差し馬も展開やレース次第でカバーします。

追記:フォロワー様に教えていただきましたが、中山はにわか雨が降るようです。芝はおそらく乾くと思いますが、ダートの方は含水率が少し上がりそうです。馬場情報が出るまで注意です。

阪神芝はクッション値が9.1。先週の土日が9.3でした。上がりの出る馬場なので、スローペースの団子から差してくるタイプに注意。速い上がりを使えるタイプが良さそうです。
阪神ダートは含水率5.5%。含水率はやや高めの良馬場なので、先週ほど差しは決まらないと予想します。外枠先行有利と考えて予想します。

では本日もどうぞよろしくお願いいたします!

余力ラップ該当馬一覧

※余力ラップ基準
該当馬には僅差負けを含みます。僅差負けの定義は、芝で0.3秒差以内、ダートで0.5秒差以内です。L1基準のみ0.2秒差以内で統一します。
基準をクリアしていても、僅差負けでないため漏れる場合があります。
古馬混合になりましたが、3歳馬、及び、今後出てくる2歳馬については全て載せる予定です。

2.3歳(芝)

L1L2L3L4L5
11.4秒以内
※距離不問
22.7秒以内
・1200mは3F通過35.2秒以内・1400mは3F通過35.5秒以内
上がり差で2位に0.5秒以上付けている45.9秒以内・1500m以上に限る
※距離が伸びれば伸びるほど評価できる
58.2秒以内・1500m以上に限る。
※距離が伸びれば伸びるほど評価できる

2.3歳(ダート)

L1L2L3L4
12.3秒以内
※距離不問
1150-1400mは24.3秒以内
1600m以上は24.6秒以内
※東京1400-1600mは多めに出て精度が下がるので他基準と合わせて確認する。
上がり差で2位に0.5秒以上付けている50.0秒以内(1700m以上)
東京ダート1600mは49.7秒以内

中山6R
サルフトピッチ
ニシノトレンディー
中山7R
チャイボーグ
中山8R
ナックダンス
中山9R 松戸特別
ソムリエ
レッドプロフェシー
中山12R
ヴァンナチュール(ダート)
レシプロシティ
阪神4R
アラメダ
アンテロース
カシノインディード
ナヴォーナ
ロードマンハイム
阪神6R
グラングスト
フォトンブルー(芝)
阪神7R
ハッピーアズラリー
阪神10R 鳥取特別
スマートサニー
ソッコータルマカ
阪神12R
ララマルシュドロワ
ロードアウォード

好走期待馬

阪神1R ◎9.ジャスパーロブスト A評価 穴8.シャイニングローズ
先週の回顧にて、2歳未勝利のダートは、3歳ダートよりも甘く見た方が良いと書きました。
ジャスパーロブストは1000m通過62.2秒で、L3が13.0-13.3-13.4。かなりかかっています。指数も79と低く、これが3歳なら軽視するのですが、2歳戦なのでこれで通用すると考えた方が良いだろうと判断しました。結局、まだ非力な時期なので終い失速していても差してこられる馬が少ないのだと思われます。二の脚の速さで先行できる馬なので、ここも外枠から好位を確保して崩れはしないと考えます。
相手が難解。2番人気想定のアーマルコライトは500キロ超えの馬体にジャスタウェイ産駒、母もアメリカ血統なのでダートは向きそうですが、2戦共出遅れているので多少疑ってみても。
ポルポラジールは最終追い切りが先行遅れで目立たず。
連闘のシャイニングローズに期待します。前走は1着馬の時計が1.21.6と優秀で、L2も11.4-11.5と速くなりました。1-7着馬までが前走で掲示板に入っていて、メンバーも揃っていました。よりスローだった5R新馬戦と比べる限りでは、上がり34.9秒は悪くありません。やや出負けしましたが、このメンバー・枠なら外から良い位置が取れるはず。距離さえ保てば。

中山1R ◎11.セリエル A評価 穴13.アシセバイラ 穴4.コパノエビータ
セリエルの新馬戦は、直線で外に持ち出そうとしましたが、進路がなくて内へ。一旦は先頭に並びかけて見せ場十分でした。L1が12.9秒と、タフな馬場だった割には失速幅の小さいレースで、地力は高いと見ます。新馬戦は3本のみで本数不足だったという話。2戦目の上積みを考えれば勝ち負けでしょう。
余談ですが、本の2巻目で厩舎について書こうと思っています。この馬を管理する杉浦厩舎は調教で内を回すので時計が出やすいですね。好時計はあまり鵜呑みできない厩舎です。
アシセバイラの新馬戦はノヴァエクスプレスの勝ったレースで、水準以上の評価を下しています。出走馬の次走成績も良好です。アシセバイラは先行してL1まではよく粘っていました。今回は1F短縮&モレイラ騎手&大外枠。マインドユアビスケッツ✕トワイニングでダート適性もあるはずです。高く評価せざるを得ません。
コパノエビータの新馬戦は内枠から行きっぷりが悪かったのか、出ムチが入っていました。セリエルに1馬身差まで迫ったので、再度の内枠に目をつぶれば。

阪神2R ◎13.リジル A評価 穴12.ディーノサンライズ
リジルは新馬戦で出遅れましたが、手応え抜群で4コーナーを回ってきました。最後は逃げ馬と脚色が同じになりましたが、出遅れて道中で脚を使った分でしょう。勝ち馬ラムジェットに関しては上がり35.8秒と力が抜けていたと思うので、これに差されたのは仕方ありません。2戦目はスタートを決めて逃げましたが、3F通過34.1秒のハイペース。4コーナーでは完全に差を付けて押し切りそうでしたが、負けたのはペースの分でしょう。3着には6馬身差を付けて、指数も103と未勝利を勝てる水準で走っています。今回も外枠から先行して勝ち負けになるでしょう。
ディーノサンライズはL2が11.4-11.1秒。出遅れて、外々を回してリカバリーした分、伸びきれなかった印象です。2.3戦目はスタートを決めていて、安定した先行力は備えています。あとはダートがカギ。陣営は「芝での甘さをダートでカバーできれば」と述べています。シルバーステート産駒の小柄な牝馬という点は不安ですが、母父はレモンドロップキッドなのでこなせる下地はあります。

中山2R ◎4.ジョナ A評価 穴6.フィクストスター
ここはかなりの低レベル戦。ジョナは二の脚が速く、新馬戦は初角で差を付けての逃げ。4コーナーでは1.2着馬に一旦交わされましたが、内からもうひと伸びする味のある競馬でした。今の時期の2歳戦にしてはL4が51.1秒と速い水準。このメンバーなら勝ち負け必至でしょう。
フィクストスターはゴドルフィンの初ダート。今年はこのパターンに何度やられたか……。新馬戦は抜群の手応えながら、追い出してから伸びきれず。これはダート替わりがかなりプラスに出そうです。先行力も馬格もあります。2頭が先行してしまえば、後続は差せないだろうと見ます。

阪神3R ◎8.ミッキースターダム A評価 穴1.ショウナンハウル
ミッキースターダムの新馬戦は2歳レコード戦。一旦先頭に立ちましたが、勝ち馬に差し返されました。とはいえ、時計的に力があるのは確実。9馬身も離された4着馬が次走勝ち上がっています。速い上がりを使える馬有利の今の阪神なら外枠も不利にはならないはずです。
相手は新馬戦でかなり外を回ったショウナンハウルか、ライフセービングか、どちらかと思いますが、前者を選びました。新馬戦はギャンブルルーム戦でしたが、2.5.6着馬が勝ち上がっています。スタートは五分でしたが、その後、最後方まで下がり、マクる形で進出。これはロスが大きかったと考えます。陣営も「初戦で幼さを見せていたのでメンコを着けます」という話。ロスなく運べるはずの今回はより良い競馬を見せてくれそうです。

中山3R ◎2.キョウエイカンセ A評価 穴1.マケタラアカン
キョウエイカンセの新馬戦は出遅れ。良い脚で追い込んできましたが、L1が11.9秒と前が止まらなかった分、内に残られてしまった印象です。0.2秒差で良い内容だったと思います。この馬よりも速い上がりを使ったロジリオンは次走、1600mで2着。先行して2着だったカーモスは、次走、レベルが高めの1200m戦で3着と、それなりにレベルの高い新馬戦だったと思います。2戦目はスタートを決めましたが、陣営は「眼に外傷を負っていたのでその影響があったのかもしれません」と述べています。この2戦目は個人的に不可解なレースで、どうしてか内枠有利になりました。キョウエイカンセは大外枠でしたし、ビッグアーサー産駒なので1200mの短縮で一変してきそう。おそらく、位置はある程度取れると思うので、インで我慢していれば伸びてくるだろうと予想します。
マケタラアカンの前走は、ルージュスエルテが圧巻の5馬身差逃げ切りを決めたレース。3F34.6秒も速く、2-4着には差し馬が来ました。最内枠から先行できるはずで、1200mへの短縮で改めて期待します。
ここは人気の外枠勢をどう評価するか。
ガラクシアの新馬戦は最終直線で外々にヨレテいく一方でした。真っすぐ走っていれば勝っていたと思いますが、このレースはL1が13.0秒と完全に止まっています。出走馬中、8頭が次走を使っていますが、3着以内が0で、とても評価できるメンバーではありませんでした。外目を追走させられることや、また同じことになることも考えて押さえまで。
ミニマルデザインの新馬戦はアスコリピチェーノの4着で、ここは評価できるのですが、次走、福島芝1200mの大外枠で、外々を回された分、止まったという印象です。逃げてしまえば問題ないとは思いますが、また外を回される危険性も考慮して押さえ評価まで。

阪神4R ◎5.ロードマンハイム A評価 穴1.パルクリチュード 穴6.レオンバローズ
余力ラップ該当馬が5頭もいて、1勝クラスとしてはかなり豪華なメンバー構成。
高い能力を備えているナヴォーナは、陣営が「まだ余力残しですが……」という前提条件が付きます。矢作厩舎の休み明けで、追走力がある馬でもないので少し疑います。
ロードマンハイムの方は友道厩舎なので休み明けから走ってくるはずです。この馬は2000mで二度失速して、マイルに短縮したレースが不良馬場。良馬場のマイル戦で本領発揮できたパターンだと思われます。前走はL2が10.9-11.5とかなり速くなりましたし、上がり差では次点に0.5秒差。先行しつつ、高速上がりを使って押し切れるレベルにあると見て本命を打ちます。
パルクリチュードはスタートの出が良い訳ではありませんが、二の脚の速さで位置を取れる馬。絶好の最内枠です。前走はペースが速かったですし、芝の方が良い馬でしょう。先行粘り込みが見込めます。
レオンバローズはここ2戦が好タイム。3走前はL1が11.3秒での逃げ切り戦でしたが、最内の進路を勝ち馬に塞がれながら上がり最速。サンクフィーユに先着していて価値は高いと見ています。前走はハイペースだったので控える競馬になりましたが、このメンバーなら松山騎手がポジションを取ってきてくれるはず。
カシノインディードやアンテロースも強いのですが、8枠が致命的で買いにくくなりました。

阪神6R ◎13.イエスウィズキャン A評価 穴11.シゲルショウグン 穴14.グラングスト

※勝負レース

イエスウィズキャンは調教で抜群に動く馬です。
ここ2戦は小倉ダート1700mでしたが、行きっぷりの悪い馬でどちらも出ムチが入っていました。さすがに忙しかっただろうという印象です。それを考えれば、3キロ減の田口貫太騎手と、2000mに伸びるのはプラスに働きそうです。実際、1900mだった3.4戦目は比較的追走できて、さほど負けてもいません。
未勝利勝ちの時計やラップに特筆すべき点はありませんが、評価したいのは昇級戦のヤマニンウルス戦。ペースの緩んだ3F目で3番手までマクっていきました。このレースで道中緩んだのは3F目だけだったので、イエスウィズキャンはかなり長く脚を使わされているはずです。勝負所での手応えも怪しくなりましたが、最後までバテずに4着確保。2000mで、しかも動きやすい外枠はこの馬にとってかなり恵まれたと言えます。シゲルショウグンの単騎逃げが濃厚ですが、途中で好位まで上がっていくのではないでしょうか。あとはしぶとく脚を使うだけです。
単騎逃げ濃厚のシゲルショウグンの前走はオーバーペース。最終追い切りではクリノドラゴンを追走して先着しています。陣営も「休養効果はありそう」と前向き。楽逃げで恵まれると見て穴推奨とします。
グラングストの前走は出遅れも響いたように思います。この馬もイエスウィズキャン同様にスタートの悪い馬なので外枠はプラスに働くはず。こちらも陣営が「良いコンディション。動きに素軽さが出ましたよ」と前向き。自分の分だけ走れば足りるメンバーです。

中山6R ◎11.サルフトピッチ B評価 穴7.レターマイハート
サルフトピッチは新馬戦で逃げて、L1が12.3秒、自身は12.4秒でした。未勝利戦は出負け気味のスタートから3コーナーまでほぼ追っつけて無理やりハナに。これで押し切れるのですから、行ければしぶといのは確かでしょう。昇級戦は世代限定戦で3F通過33.4秒の激流に。函館では出遅れて、福島もイマイチなスタートから無理くりハナを奪おうとする展開に。デュアルキャリア―と共倒れになりましたが、勝ち馬と0.6秒差で、デュアルキャリアーとは0.3秒差。あんな無茶な展開でよく粘っていると思います。
あの競馬をしていればどこかで逃げて馬券に絡んでおかしくないと思います。今回は行きたそうな馬がオコジュやニシノトレンディーなど、内枠に固まりました。これはハナを切る絶好のチャンスで、石田拓郎騎手の初勝利を拝めるかもしれません。彼は新開厩舎所属で、この馬も新開厩舎の馬。陣営も右回りのここ狙いで「主張していきたい」と逃げ宣言とも取れる発言をしています。まずは逃げられるか、逃げてどこまで粘れるか、がカギです。
おそらくサルフトピッチは人気薄なので手広く流しておいて良いとは思いますが、強いて1頭上げるならレターマイハート。前走は1000mへの距離短縮とブリンカー着用がハマりました。元々は中山ダート1800mで強い相手に5着している馬です。1200mも問題ないと思いますし、内の馬を行かせての先団辺りを追走できるのではないでしょうか。

阪神7R ◎5.プライムレート A評価 穴10.アインシュペンナー

※勝負レース

プライムレートは未勝利戦で0.8秒千切った馬ですが、その後は芝・出遅れ・世代限定戦の激流・1000mと、逃げられない条件が揃いました。ここは未勝利戦の時や1勝クラスの時の指数で通用する相手。ここはようやく内からすんなり行けそうです。逃げて残れるかどうかですが、含水率が高めのままなら残れると見ます。
アインシュペンナーの前走は、芝1800mからダート1000mへ一気の距離短縮でしたが、先行できると見て穴推奨に。惜しい4着で、これで今回は人気になるはずですが、仕方ありません。プライムレートの外から揉まれずに追走できそうなメンバーです。

中山7R ◎9.ボンベール B評価 穴5.チャイボーグ 穴6.レヴォルタード
ボンベールは近走で掲示板を外したのは展開不利のレースばかりです。前走は中京芝2200mの差し決着に。2走前は阪神芝2200mで超ハイペース逃げのプリマヴィータが逃げ切りましたが、ボンベールは大外枠から控えて、かなり外を回されました。3走前は差し決着を逃げて4着。4走前は東京だったので度外視。5.6走前は中山で堅実に走り、7走前は追い込み決着に。中山芝では比較的不利な展開でも崩れておらず、よほど得意コースなのでしょう。3走前は1番人気に推された馬ですが、もう7歳というのもあってか、少しの凡走ですぐ人気が落ちるようです。ここは人気落ちを狙い撃ちします。
チャイボーグは6.7走前に東京芝2000mで2連続33秒台を使い、内1つが余力ラップで成長が伺えました。函館では3.1着。昇級してからは2000.1800mでは位置を取れず、2600mでまずまず位置を取って4着に好走。東京でも速い上がりを使えることから今なら超高速馬場も問題なさそうですし、位置を取るには少しでも長い距離が良いでしょう。2.3.4走前で印を打った通り、高く評価している馬ですが、なかなか人気にならないタイプ。2500mなら狙えるでしょう。
レヴォルタードの前走はまずまずペースは流れましたが、先行有利の決着に。2走前はラップを見るとまずまずレベルの高いレースで、逃げ切ったコレオグラファーは次走、新潟2勝クラスで4着に好走しました。距離延長で位置は取れそうなので、モレイラ騎手でひと押しがあればチャンスでしょう。

中山8R ◎13.マイネルシトラス B評価 穴1.ツインクルトーズ
マイネルシトラスは距離を伸ばしてからかなり良い競馬をしています。初めての1700mの2走前は控える作戦に出ましたが、内にいて前の馬が壁になり、なかなか加速できず。進路が開いてからの伸び脚は一番で、上がり最速タイで3着。
前走は強気にマクっていきましたが、それによって6F目が11.8秒とかなり速くなりました。先行して残したのは次走勝利したキタサンドーシンだけで、マイネルシトラスも6着なら評価できます。今回は丹内騎手で、外枠からじっくり上がっていく競馬ができそうです。
相手にツインクルトーズかグランサバナか迷いました。ツインクルトーズが中山ダート1800mを使ったのは2歳9月で、L4は50.0秒で0.8秒差。グランサバナの方は3歳になってから中山ダート1800mで強い競馬をしています。ツインクルトーズは芝を使っていたので、その間に強くなっているだろうという目算です。芝2000mで速いペースで逃げても崩れていません。短縮ローテになる点も評価します。テンの速さはダントツなので、最内枠からすんなり逃げられるでしょう。逃げてしまえば、馬券内に残せそうな相手関係です。

阪神9R ききょうステークス ◎1.ステラスプレンダー B評価 穴4.クイックバイオ
ステラスプレンダーの前走は、3F通過34.8秒と新馬戦にしてはハイペース。外枠からずっと外を回って手応えは抜群。4.5.6.7着馬が次走で掲示板に載っていて、決して弱い相手ではありませんでした。今回は有利な内枠を引けました。インからロスなく回ってくれば勝負になると予想します。
クイックバイオの新馬戦はギャンブルルーム戦。2番人気6着でしたが、2戦目でしっかり変わってきました。スローペースとはいえ、L3を11.8-11.8-11.9と、全て11秒台でまとめたのは立派です。内枠不利な日でしたが、すぐ外に出していて内枠の不利自体はありませんでした。とはいえ、このメンバーなら普通に上位の力があるはず。
距離延長の3頭は新馬戦のレベルが疑問で……。次走、好走している馬がほぼいません。

中山9R 松戸特別 ◎15.レッドプロフェシー B評価 穴16.ラフルオリータ 穴5.シンヨモギネス
レッドプロフェシーはB評価にしましたが、ピンかパーだと思います。前走時に、東京での競馬っぷりから左回りが全くダメな可能性があると述べましたが、まさにその通りの内容・結果だったと思います。コーナーで置いていかれてしまいました。右回りでは、阪神ダート2000mの1勝クラスが破格の内容。L4が49.9秒で、L2は12.1-12.3でまとめています。まだまだ余力十分でしたから、ここも普通にコーナーを回って来られれば。
ラフルオリータは春辺りから負荷をかけた調教ができるようになっているという話。その通り、印西特別は外枠から先行して好内容でした。当時と同じ競馬ができるなら再びチャンスでしょう。
シンヨモギネスはマクれる馬で、好走できる条件が少ないので長距離に一縷の望みを託してみたい馬です。丹内騎手もマクる競馬がいつからか得意になっています。単なる差し馬は狙いにくいコースなので、マクれるシンヨモギネスが人気薄想定なら軽く狙ってみても。

阪神10R 鳥取特別 ◎6.スズカマジェスタ B評価 穴11.アイファーテイオー 穴14.ソッコータルマカ
先行馬自体は多くありませんが、スマートサニーが割りと飛ばす逃げ馬。リースタルが揉まれたくないそうなので、速くなる可能性も視野に入れておきます。さほど速くならなくても2勝クラスなら差し届く可能性十分でしょう。
スズカマジェスタの前走は超大外ぶん回しで、よくあの競馬でクビ差まで追い詰めました。2走前も抜群の手応えで伸びてきましたが、勝ち馬ローズスターが強く内から差されてしまいました。ローズスターは余力ラップ該当の1番人気ということで高い実力を備えた馬だったので、負けて強しだと思います。1800mがカギですが、未勝利戦は阪神ダート1800mでL4・49.6秒と速くなった中、ハナ差凌ぎ切っています。3-5走前の惨敗はいくらなんでも負けすぎ。休みを挟んだ2走前から復調気配にあるのだろうと考えています。今回の最終追い切りは栗東坂路で52.4秒と、自己ベストを更新。大きく負けていた時は追い切り時計も出ていませんでした。もう本物だと考えて、もう一度本命を打ちます。
穴の1頭に差し馬アイファーテイオー。前走はインで動けず、下がってきた馬の影響も受けてずるずる後退しましたが、あそこから巻き返してきたのはさすがの内容。ユニコーンステークスはスタートで躓きました。最後は一応、伸びてはいます。鳳雛ステークスは出遅れて最後方から。スローで前が全く止まらなかったので度外視で構いません。伏竜ステークスは「ミトノオーペース」によって差し馬を連れてくる流れが向いた面もありますが、2勝クラス突破のオーロイプラータに先着で、時計的にも評価して良いでしょう。
ソッコータルマカは揉まれるとダメなタイプなので、良い枠を引けました。前走のレパードステークスは先行しようという態勢には入ったものの、ペースが速くて先行できず。内で完全に揉まれたので度外視で構いません。位置を取れた時の2勝はどちらも余力ラップです。番手は取れないと思いますが、外枠なら多少位置が下がっても問題ないと考えます。

中山10R 御宿特別 ◎4.ベレザニーニャ A評価 穴1.ルミネイト
今更気づいたのですが、エエヤンの勝った1勝クラスってL5基準クリアの余力ラップ戦だったんですね(笑)気づいていれば、ニュージーランドトロフィーで高く評価できたかもしれないのに(笑)ベレザニーニャはそのエエヤンの勝った1勝クラスで0.6秒差3着。久しぶりのマイル戦になりますが、テンが速い馬なのでここでも逃げられる可能性が高いです。前走と2走前は差し決着の中、それなりに粘っていて評価できます。余力ラップ戦のスイートピーステークスは逃げて0.5秒差です。マイルならもっと粘りが増すはずです。
ルミネイトの前走・豊栄特別も高く評価できるレース。L5が57.8秒でL4は45.2秒。L3は10.9-10.8-11.5と、2度も10秒台を刻んでいます。0.5秒差の5着は十分評価できます。前走が久しぶりのマイル戦でしたが、パフォーマンスを上げてきました。最内でロスなく運べる今回はより恵まれそうです。

阪神11R ケフェウスステークス ◎3.アルナシーム B評価 穴1.エピファニー 穴10.マテンロウスカイ
アルナシームは気性面の問題でなかなかオープンまで上がれませんでしたが、垂水ステークスはかなり強い内容。11.0秒と速くなった3F目でマクってハナに立っており、かなり長く脚を使っています。L5の57.5秒もL4の45.7秒も、1800mということを考えれば非常に優秀。もちろん、勝ち時計の1.44.7も素晴らしいです。函館記念も穴で狙いましたが、先行馬不利の中、0.5秒差6着は高く評価できます。坂井瑠星騎手も、この馬を出して行っても問題ないと考えていそうです。ここは逃げか先行すると予想。スローペース濃厚のメンバーにコースで、押し切れるだろうと読みます。3番人気になるようなら単勝を購入しておきたいです。
エピファニーは2000m実績がありませんが、このコースの最内枠なら。前走の関越ステークスはどん詰まりで何もできませんでした。内から先行すれば、それなりに伸びてくるはず。
マテンロウスカイは大外枠ですが、まさか控える競馬は選択しないでしょう。ノリだから何をしてくるか分かりませんが。連系買うなら馬連でなければ配当が厳しそうです。

中山11R 初風ステークス ◎6.ドリームビリーバー A評価 穴10.アイスリアン
ドリームビリーバーが人気落ち!?!?と驚いています。前走に関しては、中京ダート1200mの外枠で、行けずに外を回されたので度外視で構いません。3勝クラスも突破できる水準にある馬だと思います。少し甘いところが見受けられるので勝つまではどうかですが、10倍以上付くなら単勝も購入しておきたい馬です。
アイスリアンは唯一の関西馬。芝スタートのここ2走は不利な枠から出していけました。今回、大外枠から良い位置を取って、あとは鋭く差してくるだけです。

阪神12R ◎9.ララマルシュドロワ C評価 穴5.ダノンミカエル
外枠勢になかなか速い馬が揃っているのですが、これら全て弱いと判断しているだけに難しくなりました。地力の高さなら印2頭に6.ロードアウォードですが……。
どうやらララマルシュドロワが3番人気になりそうなので、オッズ妙味込みで本命にします。
前走完全に一変で、L4が49.7秒、L1が12.3秒とまだまだ余力のある逃げ切り勝ちでした。ここでは控えることになると思いますが、控えてしっかり脚を使えるかが不透明。本命ですが、その点にあまり自信がありません。3番人気なら単勝を購入しておきたいところです。
相手にダノンミカエル。1勝クラスが初のロードアウォードよりは、強い相手に3着を2回続けているダノンミカエルの方が良いだろうという判断です。前走はロードラディウスと0.2秒差で4着には4馬身差。2走前はサンライズフレイムとコパノパサディナに次ぐ3着と現級突破の力は優にあります。相手関係と枠が課題でしょう。
思い切って穴狙うのもありだとは思いますが、私は枠だけで切ることまではしないので……。

中山12R ◎7.レシプロシティ B評価 穴10.ヴァンナチュール
先行馬狙いになりますが、まず、最内枠のシルバースペードはあまり位置を取れず、決め手も微妙な水準だと思うので多少危険視できる人気馬だと思います。
レシプロシティは陣営が前で運びたいと述べています。新馬戦が余力ラップ戦で0.1秒差です。未勝利勝ちはL1が11.7秒と加速ラップ。3着に3馬身差を付けていて評価できます。フローラステークスは上から画像なので分かりにくいのですが、多少出遅れています。今年のフローラステークスはハイレベルで、レシプロシティと同タイムだったキミノナハマリアでも1勝クラス勝ちに2勝クラス3着があります。紫苑ステークスも4着でした。前走はハイペースだったことに加えて、勝ったブレイディヴェーグが強すぎました。レシプロシティ自身は良い時計で走っています。先行してしまえば、スローからのロンスパになりやすい中山芝2000m。粘れそうです。
ヴァンナチュールはダートでの余力ラップ該当ですが、芝でも良い競馬をしています。東京芝2000mで2着だった時は、サスツルギを出し抜いて完全に抜け出してはいます。サスツルギが加速してから破格だっただけです。速い時計がどうかと陣営が心配しているので、津村騎手は出していってくれそう。出していければ、残しても不思議ない馬です。

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