佐賀記念2020 予想 タフな馬場の適性を重視する。

※中央での指数はグリーンチャンネルの「先週の結果分析」のものを用いています。
※地方での指数はnetkeibaのタイム指数を参考にしています。

枠順
netkeiba.comより
馬印

◎ 6 ケイアイパープル
○ 11 メイショウカズサ
▲ 2 アメリカンフェイス
△ 8 ライトウォーリア

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見解

佐賀競馬場の馬場ですが、日曜の時点で良馬場。
月曜の夕方に小雨が降り、月曜夜から火曜午前にかけて10%程度の降水確率があります。
おそらくは降っても多少の雨でしょうから、佐賀記念は良馬場、もしくは稍重で開催されると予想します。

人気のメイショウカズサから。
この馬は湿ったダートに強いカジノドライヴ産駒で、ここ5走はずっと重馬場か不良馬場で走っています。
超高速馬場だった小倉ダート1700mのプロキオンステークスをレコード勝ちしているように、時計の出るダートでパフォーマンスを上げる馬というのは間違いないように思います。
佐賀は地方の中でも時計がかかってタフな競馬場で、当日が良馬場か稍重で開催されると予想されますから、近走よりもパフォーマンスを落とすのは確実だと思っています。
高速馬場に強い馬はタフな馬場に弱い、上がり勝負に強い馬は消耗戦に弱い、というように適性というものは相反するものです。もちろん、両方ともこなせる馬も存在しますが、メイショウカズサのような脆い逃げ馬に万能性があるようには思えません。
また、今回は58キロを背負わされます。同じく58キロを背負わされた阿蘇ステークスは、スタートでやや出負けして無理をして先行したというのもありますが、それにしても手応えが悪くなるのが早すぎました。
ですので、私はメイショウカズサの評価を一枚落とします。

本命はケイアイパープル
まず評価したいのが、4走前の阿蘇ステークス。
小倉ダートは含水率が高くなると内有利になります。これは時計勝負になって外を回すと物理的に間に合わなくなるから、です。ケイアイパープルは大外の15番枠。道中も外々を回されながら、5馬身差の圧勝でした。ですから、このレースは5馬身という数字以上に評価出来ます。不良馬場ではありましたが、外々を回っての圧勝ですから、スタミナ面も保証されたと言って良いでしょう。
それを裏付けるのが、次走のラジオ日本賞です。
このレースは、スタート後、出ムチを入れて位置を取りに行った中井騎手の好騎乗が目立ちましたが、1000m通過が60.6秒とかなりのハイペースでした。このペースを二番手から押し切ったのですから、やはりスタミナは豊富です。逃げた1番人気のベルダーイメルは馬群に沈みましたし、2着以下は差し馬が台頭したレースになりました。
その次走、福島民友カップは不利な最内枠で位置を取れませんでした。
それでも、58キロを背負わされながら直線はじりじりと伸びて見せ場は作りました。交わされたのは、末脚切れるスマッシングハーツ(先日のアルデバランステークスを勝利しました)、追い込みに賭けるドリュウでしたから、悲観する内容ではなかったと言えます。
名古屋グランプリは、名古屋競馬場なのでラップこそ出ていませんが、勝ったヴェルテックスの上がりが39.4秒、2着のケイアイパープルの上がりが40.2秒と、例年と比較してもかなりかかりました。この上がり時計から見ても、ペースはかなり流れたのでしょう。早めに先頭に立ったケイアイパープルにとって苦しい流れであったのは間違いなく、控えていたヴェルテックスに展開が向いたのだと思われます。これは十分強い2着だった、と評価して良いと思います。
今年の佐賀記念は馬場的に例年よりタフなレースになると読んでいますから、ここは適性のあるケイアイパープルを上に見るべき、と判断。
頭固定で購入したいところです。

馬券的にはケイアイパープルの単勝だけで良いように思いますが、他、敢えて挙げるならアメリカンフェイス
3勝クラス勝ち上がりの赤富士ステークスは、東京ダート2100mにしては速く流れてラスト1ハロンが13.0秒かかるタフなレースになりました。ここを勝利したことから、タフなレースに向くと予想出来ます。
それを裏付けるように、浦和記念は超スローの流れで惨敗しています。
前走の門司ステークスは、ペースこそ遅かったものの、かなり時計のかかる馬場で開催されました。
4角で前目につけていなければ厳しいレースでしたが、アメリカンフェイスは中団から差してきて5着。このレースを見ても、やはりタフな馬場に強いなという印象です。
また、小倉滞在からの転戦のため、輸送距離が短いのも好材料でしょう。
今回のメンバーでは比較的位置を取れない点が心配ですが、タフな馬場で前が止まれば浮上してくると見て単穴評価にします。

他、勝負になるとすればライトウォーリア
とにかく揉まれ弱い馬です。
オープンで好走したのは、外枠を引けた太秦ステークスのみ。
今回は比較的外目ですが、更に外に、初ダートで砂を被りたくないであろうギベオン、逃げるであろうメイショウカズサがいて、スムーズな競馬が出来るかは甚だ疑問です。
前走の名古屋グランプリは厳しいペースだったにしても、パッタリと止まっていて、スタミナ面にも不安が残ります。
阪神ダート2000mのカノープスステークスは、内枠を引いて逃げるしかなかったにしても、スローペースなのに止まりすぎです。
疑ってかかるべきだとは思いますが、他に勝負になりそうな馬がいないため、4番手評価とします。

あとは初ダートのギベオン
基本的に初ダートで重賞は厳しいですし、今回は長期休養明け。
藤原厩舎の休み明けは走らないと有名ですので、ここはバッサリ切りたいと思います。

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