2023/9/18(月) レース回顧

※指数はグリーンチャンネルの「先週の結果分析」のものを用いています。過去1年半までの指数を用いています。
※評価は軸自信度になります。好走率・回収率ともにA>B>Cになっています。Sは1着まで自信あるという意味です。

自著『「永遠の初心者を脱する!」ための競馬思考』・「余力ラップ」について触れていただいた山崎元様の記事掲載の『優駿』2023年8月号・「余力ラップ」私の記事が掲載された『競馬王』2023年7月号・10月号になります。

まえがき

こんにちは。
引き続き、日曜分の回顧をしていきます。
回顧に時間がかかりすぎた!文章化しているってのもありますけど、慣れてこないと時間かかるもんなのかな、三日間開催なのもあってもう木曜なのでパパッと済ませます。

馬場回顧。
中山芝は内枠先行有利で、続いて外枠先行、内枠差しの順で、外枠差し馬が明確に不利でした。3日間全て追い風が強く、加速ラップが滅茶苦茶多かったです。余力ラップはその点を特に補正せずに、単に基準ラップをクリアしているかどうかだけを見ますが、風の影響が強くて加速ラップになっているというのは覚えておいた方が良いでしょう。
中山ダートも追い風の影響を受けているはずですが、元々の馬場がタフなのでしょう、時計はかかっていました。加速ラップもあるにはありますが、むしろ向正面の追い風でペースが流れて止まっているレースの方が目立ちました。内枠も比較的よく来ていました。先行有利が強かったです。

阪神競馬場は予想段階の時は風について触れませんでしたが、調べてみると南西の風が強かったですね。直線は斜めからの向かい風。阪神競馬場はおにぎり型の形状のため、向正面がドンピシャで追い風になっていた模様で、ハイペースが多くなりました。
阪神芝は内枠先行有利が基本ですが、ハイペースでは差しがしっかり届いていました。
阪神ダートは短距離が先行有利で、中距離は差しが届きやすくなっていました。

個別レースの予想&回顧

阪神1R ◎9.ウインアルドーレ B評価 9着 穴7.ピンネシリ 10着
やはり今の時期の2歳ダート未勝利戦は差せませんね。L3は13.2-13.9-14.0とかなりかかっています。道中で動いた2頭のワンツーで、3着も3番手の馬。
ウインアルドーレはスタートで躓いて良い位置を取れず。3コーナーでも外を回されたので、まあそれなりという評価。
ピンネシリは先行したは良いものの、動いた馬に潰された形です。

前半コーナー 内3 10.カフジテルビウム
3コーナー 内3 9.ウインアルドーレ

阪神2R ◎2.フルレゾン B評価 1着 穴1.サクセスカノン 3着
2歳は予想に修正加えて正解でした。
フルレゾンはスタートは五分でしたが、遅くて後方から。外回って上がっていきましたが、上がりの速さで差し切り。上がり34.1秒は次点に0.6秒差を付けています。チェックしておいて良しです。
サクセスカノンは前走がハイレベル戦だったので評価。最内枠を活かして3着。好時計戦だったのでそれなりに評価して良いでしょう。

3コーナー 内3 7.ローゼンナイツ

中山2R ◎2.ランデヴーローズ B評価 4着 穴6.ガジュノリ 2着 穴10.ギンザターゲット 8着

余力ラップ戦(L1・11.3秒)

ランデヴーローズは内枠を活かして理想的でしたが、カレンナオトメに最後ハナ差。クビの上げ下げで惜しい内容。
ガジュノリはチークピーシズ着用2戦目で逃げの手に。よく粘ったと思います。
ギンザターゲットは引っかかっていました。折り合いスムーズなら巻き返せるはず。

前半コーナー 内3 16.ニシノリピート 内3 5.フォルクスリート 内4 7.デアパーディタ 内5 15.アグリアス
3コーナー 内3 13.アオイメルスイ 16.ニシノリピート

阪神3R ◎5.コンテナワールド B評価 3着 穴3.メリオ―レム 2着 穴11.ディスペランツァ 1着
コンテナワールドは距離延長で上手く先行。延長先行狙いだったので納得の3着。
メリオ―レムは内で器用な競馬。
ディスペランツァは出遅れましたが、デムーロマクりが決まりました。

前半コーナー 内3 9.コーントップス 7.キセキヒカル
3コーナー 内3 7.キセキヒカル

中山3R ◎9.カルフ A評価 1着 穴10.テイエムビッグサー 2着
カルフは加速ラップ戦だった前走内容通り、完勝。このレースもL1が12.4秒と速くなりました。スローだったのもありますが、タフな馬場でL1・12.4秒なら評価して良いと思います。延長しても問題はなさそう。
テイエムビッグサーは勝ち馬に並びかけましたが、そこから手応え抜群のカルフに突き放されてしまいました。こちらも次走も評価できますが、内枠の時は少し心配も。

中山4R ◎4.ニシノインヴィクタ A評価 5着 穴3.コガネノソラ 4着 △2.6.8.10

余力ラップ戦 L2・22.7秒 L1・11.3秒

これは素直に評価して良い一戦でしょう。ニシノインヴィクタは騎手が「1800mはやや長い」と述べていました。余力ラップ該当馬だったのに!気負ってもいましたね。先行力は武器になるので、もう少し落ち着いて乗れれば。次がマイルなら俄然買い。
コガネノソラは出遅れ。そこからのリカバリーもできませんでした。4着ならそれなりで、下手に乗ってしまったのだから巻き返せます。

阪神6R ◎9.アルムエアフォルク B評価 6着 穴5.フェルンマンボ 12着 穴4.ライジングラパス 8着 穴12.クリノクリスタル 3着
アルムエアフォルクは次走も注目。早めに進出していきましたが、結果的にかなり外を回されて伸びを欠いた印象です。
フェルンマンボは内を回っていましたが、全く伸びず。揉まれて良くなかった可能性が高いので、外枠で。
ライジングラパスは良い競馬はしているんですが、内にいて加速できず。直線も進路がスムーズではありませんでした。
クリノクリスタルは先行して外からスムーズに加速できました。余力ラップ該当馬が人気薄で頑張ってくれました。想像以上に余力ラップ該当馬が人気薄で走ってはくれるんですよね。

3コーナー 内3 9.アルムエアフォルク

阪神7R ◎6.フェイト A評価 3着 穴3.ヒメナデシコ 4着

余力ラップ戦(L5・57.7秒)

ヒメナデシコに期待しているだけにこのレースが余力ラップ戦で安心しました。
ラスマドレスってこんなに強かったんですか、と驚きの一戦でした。上がり33.8秒は内回りとしてはかなり速いですし、次点にも0.8秒もの差を付けています。おそらく高速馬場向きなんでしょう。前走も好内容でしたし、新馬戦は小倉1800mで5F・1Fで余力ラップに0.1秒差。強さ見逃していましたが、いずれにしても外枠差し馬枠だったので軽視していたでしょう。
サトノクロークは内枠から出していって粘らいました。それなりの競馬。
フェイトは1F長かったのかもしれませんね。
ヒメナデシコに関しては次走大注目。おそらく人気にはなりません。このレースは余力ラップ戦で上位も強かったですし、控えてマクったのは良いものの、外を回るハメになりました。しかもこれ、マクった地点が4F目で、その後の5Fが速すぎてかなり長い脚を要求されました。6Fもの長く良い脚を持続させるのはほぼ不可能です。このパターンはフリージア賞のマキシと同じ。マキシはその後イマイチですが、地力はかなりだと思っています。

3コーナー 内3 9.エクローサ 10.ラスマドレス

中山7R ◎8.チャプリ A評価 8着 穴7.ドレミファニー 13着 穴11.デルマオシダシ 1着
デルマオシダシの単勝押さえておけばと超後悔しました。万馬券ならまず押さえるんですが、56倍は微妙だったのでやめてしまいました。
中盤緩んでL3が13.3-12.9-12.5と加速。実はデルマオシダシは勝った未勝利も似たようなラップでした。当時は14.0-12.5-12.0。ペースや距離、タフな馬場だった分、上がりがかかっただけでしょう。時計的に上で通用しなそうなので、ここで仕留めたかったです。
追い風に、中緩みから再加速が求められる特殊ラップで先行勢は苦しくなった印象です。
ドレミファニーは内の窮屈なところに入ったのもありますが、先行して苦しかったのかもしれません。
チャプリは一旦内から伸びかけましたが、L1で失速。展開の差だったと思います。

3コーナー 内3 9.アイベラ 12.セイシェルノユウヒ 13.スマイルヴィヴァン 内4 5.トゥピ

阪神8R ◎13.シュプリンガー A評価 2着 穴7.タイガースパーク 1着 穴8.メイショウコガシラ 3着 穴6.サンデーファンデー 4着
シュプリンガーは道中の手応え悪すぎて終わったかと思いましたが、最後しっかり伸びてくれました。
タイガースパークは強い馬なので先行して順当勝ちだと思います。
メイショウコガシラはスタートでダッシュがつかず。こちらも内で追っつけていましたが、馬群を縫って伸びてきました。
サンデーファンデ―は前走からブリンカー着用でしたが、前走は1200mで行けず。1800mは新馬戦で良い逃げ切りだったので問題ないと判断していました。1800mでやっていけるはず。

前半コーナー 内3 10.ジャカランダ 13.シュプリンガー

中山8R ◎9.ヨリノサファイア C評価 1着 穴3.クロスザルビコン 2着
ヨリノサファイアは1800mの実績が断然でしたが、2400mはやっぱりやってみないと分からんです。結果的に距離は向いた形で、L2は12.5-12.5。ドスローではありました。
クロスザルビコンもこのペースなら先行して粘れるだろうというレースに。とはいえ、上がりも2位でした。デリシュレーヌは位置を取った分なのか、上位の上がりを使えず。

阪神9R 生田特別 ◎5.バロッサヴァレー A評価 1着 穴4.ドゥヴァンスマン 7着
このコースにしては流れた方だとは思いますが、バロッサヴァレーは力通り先行して完勝。
ドゥヴァンスマンは未勝利馬で、前走は1勝クラスとはいえ未勝利同然のメンバー。直線は内で詰まっていました。最後までしっかり伸びていたので1勝クラスでも通用する馬です。

前半コーナー 内3 11.タガノフリューゲル
3コーナー 内3 14.ディープマインド 11.タガノフリューゲル

中山9R 鋸山特別 ◎5.フランスゴデイナ A評価 1着 穴4.ヨンク 10着 穴9.ローズピリオド 16着
1000m通過61.9秒と流れて、L3が13.3-13.2-13.0と上がりがかかりました。
フランスゴデイナは揉まれながらも完勝。能力上位の力通りでしょう。
ヨンクはいくらなんでも後ろになりすぎました。手応えも良く、終いもしっかり伸びています。評価を下げることはない敗戦。
ローズピリオドは休み明けの分だったと思うしかない大敗です。

前半コーナー 内3 10.デルマラピスラズリ
3コーナー 14.フィンガークリック 2.コロンビアテソーロ 内4 8.ミエノナイスガイ

阪神10R 2013メモリアルロードカナロアカップ ◎5.ルクスドヌーヴ C評価 5着 穴4.ヴァモスロード 4着 穴6.トゥードジボン 2着

余力ラップ戦 L5・57.1秒 L4・45.0秒 L2・22.3秒 L1・11.4秒

ここはジュンブロッサムを消して前の3頭狙いにしましたが、さすがに愚かだったかもしれません。全て基準クリアしている上に、ジュンブロッサムは上がり差で次点に0.7秒も付けており、L3基準もクリア。完璧でした。着差も付けているので、信頼して良いでしょう。
トゥードジボンが先行して残れました。このラップで0.2秒差は優秀で、1.32.0も素晴らしいです。
ヴァモスロードは長期休養明けながら4着と頑張りました。
ルクスドヌーヴにとっては上がりが速すぎたかもしれません。

中山10R 2003メモリアルシンボリクリスエスカップ ◎7.ゴッドファーザー A評価 9着 穴4.ヒットザシーン 8着 穴3.マイネルニコラス 14着

余力ラップ戦(L1・11.3秒)

このレースは1000m通過59.7秒と流れすぎましたね。内枠先行勢から狙いましたが、全滅でした。
ゴッドファーザーはL1を過ぎてから急失速しましたが、2000mが敗因という訳ではないと思います。ペース次第では2000mでも粘れそう。とはいえ、1800mの方がベターでしょう。
ヒットザシーンとマイネルニコラスは休み明けだったので一度叩いての次走に注目。

前半コーナー 内3 9.フレーヴァード
3コーナー 内3 11.ヨリマル 14.ヴィヴァン

阪神11R JRAアニバーサリーステークス ◎10.セラフィックコール A評価 1着 穴5.テーオードレフォン 16着
セラフィックコールはまたもや出遅れましたが、ペースも味方して完勝。3勝クラスということで終いはさすがに13.1秒と余力はなしで、オープンでは疑えそう。3歳馬はレパードステークス組よりも古馬相手に3勝クラスを勝った方が信頼に足りそうですが、この馬に関しては出遅れ癖があるのでオープンで即通用するかは疑問。ただ、指数はオープンでも通用します。
ペースが流れたので先行勢は度外視で良いでしょう。
テーオードレフォンは度外視。
行く馬がいないからスローペース想定でしたが、流れたのでアイブランコは展開も向きました。とはいえ、新馬戦以来のダートで3着来ている馬だったので人気もなさすぎました。

中山11R セントライト記念 ◎1.キングズレイン A評価 5着 穴12.コスモサガルマータ 15着 穴4.レーベンスティール 1着 穴14.ソールオリエンス 2着

余力ラップ戦 L22.7秒 L1・11.0秒

人気馬では面白くないかなと思ってキングズレインとコスモサガルマータに行きました。
キングズレインは鞍上がもっと距離がほしいと述べています。スタートから遅かったと。内をタイトに回ってきました。5着なら悪くないので、菊花賞で注目して良いでしょう。
コスモサガルマータは外々を回っていた分もあるかと思いますが、早々に失速。手前を替えるたびにバランスを崩すので、体を起こしながら。ワンターンの方が良いと思いますと、松岡騎手。高い持続力は持っている馬ですが、コースが合わなかったか、距離が敗因と見て良さそう。
レーベンスティールはソールオリエンスより前目で競馬できるだろうと思ってはいましたが、追い風やコース形態からペースも流れると見て絶対視はできず。上手く控えて上がり最速。11.0秒は追い風も影響したので鵜呑みにできませんが、天皇賞・秋に出てきても通用する馬でしょう。
ソールオリエンスは聞いていた通り、馬体に成長があったと競馬ブックのコメント。競馬ではかなり外を回されていたのが大きく響きました。強い2着で、こちらは菊花賞に行くんでしょうか、スピードもある馬で、長距離なら前をきちんと捉えられそうではあります。
シャザーンは良いスタートを切って位置も取れました。これは収穫。

3コーナー 内3 6.シャザーン 11.シルバープリペット 内4 13.ウインオーディン

阪神12R ◎2.イツモハラペコ C評価 9着 穴10.グランデフィオーレ 1着 穴13.タイガークリスエス 2着 穴9.サンガネーブ 3着 穴1.ヒビキ 12着
このレース、この時点でちょいプラスだったので、多めに購入して当たれば大きくプラス、外れてもトントンで行けるだろうと多めに買ったんですよね。なので、5頭ボックスでも全然いけたんですが、イツモハラペコに目を奪われていました。1.2.3着独占していたので、三連複・馬連で取れていれば勝利だったのに!
イツモハラペコには逃げを期待しましたが、行く気を見せませんでした。内で揉まれても問題なく、手応えも良かったんですが、外からスムーズに加速した方が良いコースなので内枠が響いたものと考えます。1200mの外枠なら通用するレベルにあるはずです。
グランデフィオーレは実力通りの完勝。
タイガークリスエスは控える競馬で進展が見られました。1200mでやっていけるでしょう。
サンガネーブは出遅れましたが、立ち回り自体は良かったと思います。余力ラップ該当で強い馬です。
ヒビキは内からすんなりハナに立ったのですが、4着のルワンジュに途中からハナを奪われて苦しい展開に。これは度外視しても。

3コーナー 内3 11.メイショウピスカリ 12.テーオートルネード 内4 13.タイガークリスエス

中山12R ◎7.ケンキョ A評価 9着 穴6.サリーチャン 4着 穴1.ブレーヴトライ 11着 穴5.エコロレジーナ 12着

ケンキョはスタートがひと息で後方から。15番手では厳しいです。ただ、4コーナー不利と競馬ブックに書いてありました。パトロールビデオを見てもよく分かりませんでしたが……。1400mも問題にしない馬なので、この様子だと東京ダート1400mの方が良いかも……。
サリーチャンはここ4戦連続で印を打っているのですが、4着2回。流石にもう万馬券にはなってくれなそうな4着でした。
ブレーヴトライは最内枠から出遅れ。この馬、前走も出遅れて大敗しましたが、中山ダート1200mでは現級で5着が2度あります。人気ほど弱い馬ではないので、どこかで穴をあける可能性は十分。

3コーナー 内3 15.ラッキーミーティア 13.ビップソリオ

その他、余力ラップ戦。
中山5R L2・22.5秒 L1・10.9秒
中山6R L2・22.6秒 L1・11.2秒

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