中山金杯2021 レース回顧 よもやの超スローで、馬場を考えたらレース上がりが速すぎる。

ラップタイム
200m400m600m800m1000m1200m1400m1600m1800m2000m
12.523.937.049.41:02.01:14.11:25.91:37.41:48.72:00.9
12.511.413.112.412.612.111.811.511.312.2
※スマホからの場合、左右にスクロールして見ることが可能です。
指数

タイムランク:SL
メンバーランク:C
勝ち馬指数:85
馬場差:-0.3

トラックバイアス:

※タイムランク、メンバーランク、馬場差等は、グリーンチャンネルの「先週の結果分析」における数値を利用しています。
※トラックバイアスはスマート出馬表を利用しています。「コース取り」と「位置取り」から判定されているものです。
コース取り:超外(有利)・外(有利)・超内(有利)・内(有利)
位置取り:超差(有利)・差(有利)・超前(有利)・前(有利)
※特に偏りがなかった場合は・。

※空白はまだ未記入。

レース回顧

予想へ

予想では「もしハイペースになっても耐えうる先行馬」という理由でテリトーリアルを本命に抜てきしたが、結果的には前半1000m通過62.0秒、レース上がりが35.0秒という馬場差を考えれば相当速い上がりになってしまった。
想像よりも遥かに遅く、思考すべき所が反対だった。

「スローペースになっても勝ち切る決め手がある先行馬」を想定すれば、ヒシイグアスを上位評価出来たかもしれない。東京戦での連勝はまさにそのような競馬が出来る馬だと示していた。

これだけ速い上がりのレースは、予想にも書いたようにテリトーリアルの苦手とするところ。
6着敗退も致し方ない。
石川裕紀人が積極策を取るという点に関しては当たったので、その騎乗に悔いはない。
敗因はとにかくペースなので、今後、上がりがかかって、かつ、外差しにならないレースなら狙える。

あと一点。
想像よりも遥かに人気になりすぎた。
コンビニで複数の競馬新聞を眺めてきたが、どこにも3番人気になる要素がなかった。
競馬新聞通りの人気からかなり外れているというのは、競馬ファンは確実に上手くなっている証拠。競馬で勝つためには一捻りする必要があると痛感している。

2着ココロノトウダイは内枠で、外から他馬が殺到してきて位置取りを悪くしたが、内をロスなく回って伸びた。戦前、下級条件のものだが、上がり最速を4度出していることからも、決め手自体はあったのだろう。
勝ち時計と馬場差から推測するに、スローの低レベル戦は間違いない。
高い指数が全くなくても通用したレースのおかげもあり、ここで好走したからといって、次走も……、という馬ではない。

しかし、この馬は最終追い切りの美浦坂路で自己最速をマークしていた。
あまりに主観が入るようなファクターは重視したくないのだが、自己最速、という客観的な数字なら馬券に組み込むのも有りかもしれない。この辺りは、過去のレース等も分析してどうするか考えたいところ。

3着に対抗のウインイクシードが入ってくれて「どうしても決め手に欠けるため、勝ちまでは期待出来なくても、内回りの1800m.2000mなら非常に堅実」という評価通りの結果を残してくれた。
また「外枠得意の戸崎の手腕にも期待」と書いたが、その通り、消極的だった近走よりも積極的な競馬をして馬券圏内に残した。

今後も、決め手がないので積極策に出て掲示板内をウロウロするような馬、というのが続くのではないか。勝ちまでは求めにくい。

ロザムールは軽ハンデ、超スローでの逃げ、に恵まれての4着だろう。
低レベル牝馬限定重賞ならやれるタイプかもしれない。

アールスターは位置を取れなかったが、後方からただ一頭脚を伸ばして5着確保。
内回り2000mの4度コーナーを回るコースが合っているのだろう。

シークレットランは最後凄い脚だったが、流れに乗れず、✕評価は妥当だったか。

ロードクエストは大外を回しながら差は詰めた。
やはりこの距離でも溜めた方が良い。短距離で、消耗戦>瞬発戦、に適性があると分類しているが、この距離でも前がバテるのを待って後方待機していれば、どこかで一発あるかもしれない。

坂に不安があると述べたバイオスパークは、坂を上る前から早々に手応えが悪くなった。
外々を回った分か、ハンデが57キロと見込まれた分か、いずれにせよ、平坦コースの方が良さそう。
京都大賞典は着順が悪くても高い指数だった。

カデナは消耗戦タイプだが、流石にここで来るタイプではない。
差しが決まりやすい展開・コース形態・トラックバイアス等が必要。完全に向かなかった。

ヴァンケドミンゴは坂で止まった印象。
予想では坂というよりもスパイラルカーブで上がっていける福島が向くのでは、と書いたが、やはり今回を見る限り、坂の影響は大きいか。

ショウナンバルディ、ディープボンドはポジション取れず。
前者はともかく、ディープボンド。
このクラシック組はコントレイル、サリオス以外はちょっと疑った方が良い。この馬に関しては決め手がないので、タフなレースを先行してどこまで通用するか。見限るには当然早すぎて、一度、古馬相手にきちんとしたレースを見るまでは押さえておきたい。

リュヌルージュもスローで力発揮出来ず。

マイネルサーパスは内で溜めて、直線もがら空きの内にいたが、手応えなく、最後は追うのも止めて沈んでいった。スローは向かなかったにしても、不可解すぎる。
ブリンカー着用が駄目なのか、そもそも状態が悪いのか……。

殿負けのダーリントンホール。
一週前追い切りで完全に止まっていたので自信を持って切ったが「追い切りが非常に悪い馬を消す」という戦略は「良い馬を買う」よりも精度が高い。そもそも、重賞だと「非常に悪い馬」が出てきにくく、活用の場面が少なくなるのだが、それでも利用出来る時はかなり有効。
それを再確認出来た点だけは良かった。

馬券

京都金杯の方に大きく賭ける予定だったので、あちらの10000円はちょっと多いがまだ納得の範囲内。
こちらはちょっと賭けすぎた。
基本、5000円が予算の目安で、増える時も割とある、という買い方。
ここは自信がそれほどなかったので、5000円で収まるように買うべきだった。
平場で勝っていたこと、テリトーリアルが想像以上に人気していたこと、この二点から変な自信が出たので大した考えずに購入してしまった。
被害は押さえられた。反省。