2023/9/23(土) 好走期待馬

※指数はグリーンチャンネルの「先週の結果分析」のものを用いています。過去1年半までの指数を用いています。
※評価は軸自信度になります。好走率・回収率ともにA>B>Cになっています。Sは1着まで自信あるという意味です。
※勝負レース表記は、全レースの予想が終わってから付ける予定です。

自著『「永遠の初心者を脱する!」ための競馬思考』・「余力ラップ」について触れていただいた山崎元様の記事掲載の『優駿』2023年8月号・「余力ラップ」私の記事が掲載された『競馬王』2023年7月号・10月号になります。

まえがき・馬場予想

こんにちは!
先週が三日間開催だったので油断して遅くなりました。
多少、修正しなければと考えて予想するので、きちんと買い方問わずに勝てる水準の結果を出したいところです。

馬場予想。
中山芝はCコース替わりです。
中山競馬場は明日の午前10時辺りまで雨ですね。やめば乾くと思いますが、ずっとダラダラと降り続けるので多少は悪化すると見ます。とはいえ、時計はおそらく出るはず。10時過ぎてからは内から乾いていくと思うので、Cコース替わりも踏まえて内枠先行有利と見ます。
中山ダートは道悪想定で、1200mの方は内枠有利が強まると見ます。1800mはそこまで内有利に傾かないと思いますが、フラット程度で考えておきます。
風は気にしなくて良い水準でしょうか。4m/s程度で、土曜は北風で向かい風。これも多少、先行有利傾向を強めてくれそうです。

阪神の方は何とか天気は保ってくれそう。
阪神芝はBコース替わりになります。傷んだ部分もカバーされているので、引き続き内枠先行有利と見ます。Aコース時より上がりが出るかは確認しておいた方が良いと思います。
阪神ダートは含水率が12.0%。どこまで乾くかがカギですが、1200m以外は雨が降っても外枠有利です。9Rにダート1200mがあるので、この予想をどうすべきか迷わされますね。今開催はここまでタフな馬場で行われていましたが、含水率が高くなることでタフさは軽減されそうです。短距離は引き続き先行有利で、中距離も先行有利傾向が強くなると見ます。

では本日もどうぞよろしくお願いいたします!

余力ラップ該当馬一覧

※余力ラップ基準
該当馬には僅差負けを含みます。僅差負けの定義は、芝で0.3秒差以内、ダートで0.5秒差以内です。L1基準のみ0.2秒差以内で統一します。
基準をクリアしていても、僅差負けでないため漏れる場合があります。
古馬混合になりましたが、3歳馬、及び、今後出てくる2歳馬については全て載せる予定です。

2.3歳(芝)

L1L2L3L4L5
11.4秒以内
※距離不問
22.7秒以内
・1200mは3F通過35.2秒以内・1400mは3F通過35.5秒以内
上がり差で2位に0.5秒以上付けている45.9秒以内・1500m以上に限る
※距離が伸びれば伸びるほど評価できる
58.2秒以内・1500m以上に限る。
※距離が伸びれば伸びるほど評価できる

2.3歳(ダート)

L1L2L3L4
12.3秒以内
※距離不問
1150-1400mは24.3秒以内
1600m以上は24.6秒以内
※東京1400-1600mは多めに出て精度が下がるので他基準と合わせて確認する。
上がり差で2位に0.5秒以上付けている50.0秒以内(1700m以上)
東京ダート1600mは49.7秒以内

中山4R
5.リックスター
中山6R
2.マイネルカンパーナ
11.ヴァイルマティ
中山7R
2.ロミオボス
5.アレクサ
10.ワイルドハンター
中山12R
5.サーマルソアリング
16.メイショウコバト
阪神7R
3.シュタールヴィント
5.ティムール
8.ラスハンメル
12.ドクタードリトル
13.トラストエムシー
阪神8R 野路菊ステークス
7.ヴェロキラプトル
阪神9R
4.ゴッドセンド
阪神10R 北摂特別
6.バースクライ
8.アルーリングビュー
9.グランテスト
阪神11R 大阪スポーツ杯
5.グレートサンドシー
14.サンライズフレイム
阪神12R
4.タイセイウォリアー
6.ショーモン(芝)
9.オーサムリザルト

3歳未勝利が終わり、前半に余力ラップ該当馬が減っているのは残念ですが、それを除けば集まった方かなと思います。
ちなみに、漏れがあったり該当していない馬をたまに載せているので、気づいた度に修正しています。その点、ご注意ください。TARGETって強制終了しちゃうとチェック馬登録したのが反映されなかったり、単にチェックを忘れていたり、で見逃しがあったりするのです。

好走期待馬

阪神1R ◎12.アンモシエラ B評価 穴8.エートラックス 穴7.ヴァシロペス
芝路線の強い馬に、ダート路線の馬も水準レベルの強さがあってなかなか面白い一戦です。
アンモシエラはここ2走スタートイマイチですが、5着だった前走は練習の効果があったという話で多少まともになりました。二の脚の速さで先行できる馬なので、大外枠なら多少遅れても好位置を確保できると見ます。前走は馬群の中に入りましたが、他馬を怖がっていたという話です。今回は馬具を工夫して挑んできます。揉まれなければもうひと押しが利くと見て本命を打ちます。
アンモシエラの前走で、逃げて2着だったのがエートラックス。前走は1000m通過60.8秒とハイペースでしたが、L2が13.4-13.0と加速。勝ち馬と0.3秒差だったので、この馬自身は13.4-13.3だったはずですが、いずれにしても加速はしています。指数も95と、未勝利で上位の水準にありますし、ハイペースで逃げてL4が51.5秒なら今の時期の2歳戦としては速いと言えます。前走通りの競馬なら勝ち負けできると思いますが、外から被されないかだけが心配です。
ヴァシロペスの新馬戦は差し有利になっていた小倉芝の2000m。促してハナに。勝負所でも手応えは良さそうでしたが、勝ち馬に交わされてから急に手応えが怪しくなりました。直線はもう少し粘れそうな気配はあったのですが、外から寄られる不利が大きく響いて最後は追っていませんでした。気持ちの問題ということでブリンカー着用&ダート替わり。この馬は新馬戦で3番人気に推された馬で、最終追い切りは栗東坂路で52.8秒。自己ベストは51.6秒と動く馬です。きちんと能力さえ発揮できれば変わり身を見せてもおかしくありません。
最内枠で人気になりそうなサンライズジパングは新馬戦がダノンエアズロック戦。この新馬戦は過剰評価されていると思っています。ダート替わりならあまり関係ないかもしれませんが、最内枠は不利なので軽視。カンバーランドの新馬戦はパワーホール戦。これは高く評価していますし、この馬自身は切れ負けのような感じ。ドゥラメンテ産駒で馬格もあるのでダートはこなせそうですが、こちらも内枠は不利と見て評価を下げます。オーシンスキャットの前走はL4が51.7秒と水準レベルにはありましたが、これも内枠で買いにくく……。小倉ダート組を優先します。

中山1R ◎4.ベルウッドワン A評価 穴10.シャトルトウショウ ※立川サロンアネックス提供予想

※勝負レース

ベルウッドワンの前走はL2が12.1-12.6と止まっていない水準で、勝ち馬に離されずに頑張りました。3着には7馬身差を付けていますが、その3着馬ですら次走ダートで勝ち上がり。6.7.10着馬が次走3着と頑張っています。ラップ的にも相手比較的にも評価できる馬で、二の脚も速く崩れることは考えにくいですね。
シャトルトウショウの新馬戦は3F通過が35.5秒で、L3は12.7-12.5-12.3と加速ラップに。中山ダート1200mでL1・12.3秒はほぼ出ません。追い風の影響もあったと思いますが、素直に評価して良い一戦だったと思います。シャトルトウショウはスタートで出遅れましたが、二の脚でリカバリー。直線も手応え良かったのですが、内で狭くなり、なかなか追い出せませんでした。進路が開いてからの伸び脚は勝ち馬と互角です。シャトルトウショウ自身、L1を12秒程度で走っているので、本来なら本命を打っても良い馬。人気になりそうな3番枠のグエムルよりも断然良いレースをしています。問題は岩部騎手という点。先週、2年ぶりくらいに勝利を挙げたそうですが……。騎手の影響でさほど人気はしないと思います。鞍上には目をつぶって2番手評価とします。

阪神2R ◎5.マーメイド A評価 穴3.グレッソネイ
マーメイドは、新馬戦で抜群のスタートを決めてハナに。L2部が10.9秒と速く、マーメイドは内にモタれながらも11.0秒辺りで走っているはずです。1800m戦の後半にこの脚を使えるならスピード能力の高さは明らか。小倉芝1200m組は外枠に入ったので、内目から出していけそうなこの馬から狙います。
グレッソネイの新馬戦はレベルの高かったレディントン戦。2.3.4.5.6着馬の次走成績はそれぞれ、4.2.1.7.3着。行きっぷりも良く2番手を追走しましたが、終いは完全に失速。1200mなら行きっぷりの良さを活かせそう。陣営も「結果的に1600mは長かったかと。この距離で改めて」と述べています。

中山2R ◎8.サイモンモーニング A評価 穴4.ソルトブリーズ 穴5.ベルベットハンマー ※立川サロンアネックス提供予想

※勝負レース

サイモンモーニングの新馬戦は、L4L2L1基準クリアのガルサブランカ戦。今年の新潟は雨に当たらず、L2基準クリアのレースが多くなりましたが、L4基準までクリアしているガルサブランカ戦はハイレベルだったと確信しています。
2着だったニシノインヴィクタは、先週のアネックス予想で自信があったのですが、気負っていて1800mへの延長が結果的に響いたかなという内容でした。ニシノインヴィクタは5着とはいえ、メンバーレベルも高かったのでそこまで気にする敗戦ではありません。
新馬戦4着だったサイモンモーニングは二の脚が速く二番手に。残り100m付近で離されましたが、この馬自身もL4を水準以上で走っています。終い甘くなったとはいえ、L1が11.2秒だったのでさほど気にする必要はないと判断します。
内枠勢が速く、内枠主導になりそうなレースです。速い馬を行かせて好位で競馬を運べれば、堅実に伸びてきてくれるはず。
穴2頭ですが、ソルトブリーズを上に見ます。前走は6着ランドマックスと7着デンティベスを高く評価していたのですが、どちらも伸びきれず敗退。勝ち時計が1.34.3と速くなり、差し馬に展開が味方したのかもしれません。逃げて5着のソルトブリーズは、2.3番手追走のランドマックスとデンティベスに先着した点を評価します。1.34.9も優秀です。
ベルベットハンマーは安定した先行力を備えています。2走前は、1.2着馬が新潟の余力ラップ戦好走馬。2着だったゲンヨウサイも強い馬で、これに0.3秒差なら評価できます。1F短縮で粘りも増すはずです。

阪神3R ◎8.ブルボンクイーン A評価 穴4.オリエンタルナイト 穴5.タガノデュード
ブルボンクイーンの新馬戦はレディントン戦で5着。
前走は7着と、ハイレベルだった新馬戦の上位馬の中では唯一、次走で掲示板を外しています。レースを見てみると、直線で思い切り挟まれる大きな不利がありました。もっと垂れてもおかしくありませんでしたが、2着とは0.4秒差に踏ん張ったのは評価。今回は坂井瑠星騎手に乗り替わり。先行意識が高くインも狙って確保してくれる騎手。この馬自身、2戦ともスタートを決めて位置を取れているので、先行して残してくれるだろうと予想します。ここはスタートの遅い馬が目立つだけに、まともに出ている点を高く評価します。おそらく、前走の不利ありの敗戦で人気は落ちてくれるはず。
オリエンタルナイトの新馬戦は、マーゴットソラーレの勝ったハイレベル戦。ペース補正が0.4秒分入っていますが、勝ったマーゴットソラーレの指数が108と優秀でした。出走馬の次走成績も【2.1.1.1.3 着外3】とかなりの水準です。マーゴットソラーレ自身も札幌2歳ステークスで4着と力は示しました。ここで6着だったオリエンタルナイトと7着だったタガノデュードをセットで狙います。
オリエンタルナイトの前走は惜しい2着でしたが、相手が悪かっただけ。勝ったヴィクトリアドールは、余力ラップ戦の新馬戦でタイム差なしの2着と強い馬です。3.4.5着馬も全て3着内の経験がある馬でした。2戦共出遅れている点はかなり不安ですが、スタートが上手く積極的な競馬をしてくれる岩田望来騎手に乗り替わり。内枠を利してある程度の位置は取れるだろうと予想して2番手評価とします。
タガノデュードも3戦共出遅れている馬。スタートの不安は大きいのですが、前走は外からマクる競馬をして展開不利でした。内をロスなく回ったミラキュラスドラマと0.5秒差でしたが、そこまで力量差は感じません。
オリエンタルナイトかタガノデュード、どちらかは位置を取ってくれるだろうと考えて2頭に流します。

中山4R ◎5.リックスター A評価 穴2.ジャーニーメモリー
人気が予想されるマルプリとランドオブラヴはどちらもスタートの悪い馬で、位置を悪くして飛ぶ危険性は十分にあると考えます。
リックスターはまず、新馬戦のL2が11.4-11.3で余力ラップでの勝利。次のフェアリーステークスは直線渋滞で不利を受けた馬が多数いましたが、リックスターも内で狭くなっていました。フェアリーステークスで5着なら、ここではさすがに能力上位です。フェアリーステークスは今見るとなかなか良いメンバーで、1勝クラスで通用しないような馬はほぼ出ていません。クイーンカップはペースが流れた中でも位置をしっかり取れたことだけ評価しておきます。前走のスイートピーステークスは力んで走っていて、L1で甘くなっています。このレース内容を見る限り、延ばすよりは1200mに短縮させた方が良さそうです。内枠から先行して馬券には絡むと考えて本命とします。
ジャーニーメモリーを2番手評価。ペースの流れる中山ダート1200mで先行してから芝に戻るローテは、先行力の高さがバレにくくて美味しいように思っています。ジャーニーメモリーの前走は3F通過が33.6秒。世代限定戦で6着なら優秀です。芝は1600-1800mでまずまず好走しているので、問題にはしないはず。テンの速さで十分通用すると見ます。6ヶ月ぶりだけが不安です。

阪神6R ◎11.ファンジオ A評価 穴2.サムハンター 穴9.ホウオウカブキ
ここは11頭立てですが、結構、穴っぽい馬がいる印象です。スマートカヴァロやムーンスカイ辺りは力自体は通用しそうですが、先行有利になりそうで素直に先行馬から狙います。人気も割れてくるのでは。
ファンジオは能力は1.2だと思いますが、競馬ブックでは4番人気想定。さすがにもっと売れそうに感じていますが、今年未勝利の城戸騎手なので案外売れないかもしれません。
ダートで4戦していますが、全てレベルが高く、前走からL4は50.0秒、48.2秒、50.2秒、49.8秒。前走は3着に大差を付けていますが、それも納得のラップ。勝ち馬のダノンマジックに最後、迫っています。2走前は勝ったハギノロックオンと2着のアルムブラーヴは上の馬。3着にはここで人気になるであろうサムハンターで、ファンジオはこれと0.2秒差。3走前の1着馬ラインオブソウルは3勝クラスで5着している馬で、2着のメイショウマントルも2勝クラスで2着しています。相手が悪くて掲示板止まりなだけで、1勝クラスは優に勝てる水準の馬です。ゲート再審査明けで、出もイマイチな馬ですが、二の脚の速さで先行できるので問題ありません。大外枠なら尚の事です。追い切りで遅れていますが、元々、遅れる馬。休み明けを苦にしなければ、勝ち負けになるはず。
サムハンターは近走、安定して先行できるようになり、それと共に成績も安定してきています。2走前はハイペース先行で崩れて、5走前もハイペースでの逃げで崩れました。5走前は5.6F目で11秒台を刻んだのが厳しいですね。
スローからの上がり勝負には強い馬で、初勝利の1勝クラスが1000m通過66.5秒で、L3が12.9-11.7-12.1と芝並みに。36.5秒の上がりで差し切りました。前走も加速ラップを2着。おそらくはここもスローペースで、先行すれば大崩れはしないと見ます。
ホウオウカブキは強い3歳馬。1番人気でも仕方ありません。前走は冬場でタフだった中山ダートで、余力ラップではありませんが、指数110での勝利。1勝クラスに当てはめても94になります。現2勝クラスのレイズカイザーを競り落とした内容から1勝クラスでは上の存在。1月以来ですが、むしろ成長が伺えるという話。成長度によっては楽勝もありそうです。

中山6R ◎2.マイネルカンパーナ A評価 穴4.ブラックヴァール 穴1.ピクシレーション 穴5.メジャークロニクル

※勝負レース

おそらくは全くの人気薄になるであろうマイネルカンパーナに強気のA評価を打ちます。
前走は追い風の影響があったとはいえ、L2が22.7秒、L1が11.1秒の余力ラップ戦で0.3秒差5着。先行してよく粘りました。前走は相手も強力で、3着ランプシーと4着トラマンダーレは元々余力ラップ該当だった馬。8着ヒシルリアンと殿負けのロードプレイヤーもそうです。ロードプレイヤーの殿負けは謎だと思っていましたが、これはもしかすると、単にレースレベルが高かっただけ、ということもありそうです!いや、本当に!笑 全然ありますよ!陣営は「メンタルの成長が伺える」と述べています。
2走前の勝ち馬マイネルケレリウスは実力上の馬で、余力ラップで勝利。2着ダイバリオンも現級で上の馬。3着シルバースペードは決め手に欠けるだけで、共同通信杯で8着と頑張っている馬です。5着だったとはいえ、33.7秒の上がりを使っています。後方一手のドラミモンと同じ上がりで3馬身先着なら弱い馬ではありません。
その前はずっと世代限定戦で相手が強すぎました。3走前はレーベンスティールの圧勝したレース。後方から最内を回って10着だっただけとはいえ、11着フルールは1勝クラスを勝っており、12着ムーンスカイ、殿のアンバーホークも1勝クラスで通用しています。2300mの新緑賞で2.6秒差負けだったので、距離面は心配ですが、6戦前の中山芝2000mでは、ここで人気のピクシレーションを上回る上がりを使っています。
①先行力が付いたと考えられること、②人気馬に差し馬が多いこと、③レベルの高い世代限定戦でそれなりに頑張ってきたこと、④前走が素直に優秀なこと、辺りの理由から買えます。
相手筆頭にはブラックヴァール。3走前からブリンカーを着けてからは安定しています。
ピクシレーションは、ハイレベルだったフローラステークスで大外枠から先行して0.8秒差7着に粘ったことを評価します。前走は荒れていた福島の最内枠だったせいか、行き脚が付きませんでした。今回の最内枠はプラスに働くはず。
メジャークロニクルは前走、スタートで躓いたことと、外枠が響いて後ろからになりましたが、上がり最速で追い詰めました。メジャーエンブレムの全弟ですが、これなら芝でもやっていけそうです。2000mに延びるのは不安ですが、ロスなく回って来られれば。
外枠のヴァイルマティは最近先行できていないので評価を落としますが、マイネルカンパーナは全くの人気薄なので押さえておいても。

阪神7R ◎3.シュタールヴィント A評価 穴5.ティムール
シュタールヴィントの前走は超ハイペースで追い込み馬が台頭するレースになりました。馬群をさばいてからはそれなりに伸びています。7着とはいえ、評価を落とす必要はないでしょう。2走前はL5が58.5秒と速くなり、3着に5馬身差を付けました。ここを勝ったダンツエスプリは次走、喜んで買ったのですが、殿負け。ダンツエスプリもこのレースに関しては強かったと思うので、次走もう一度狙ってみたい馬。ともかく、このレースでシュタールヴィントは2000mも問題ないのだと分かりました。京都2歳ステークスで本命を打った馬なんですが、最後失速しての4着が気になっていたのです。城崎特別はショウナンアレクサが覚醒の4馬身差圧勝でしたが、シュタールヴィントも好タイムの4着で、ビヨンドザヴァレーには先着。今回は多少人気が落ちてくれそうで、絶好の狙い目でしょう。
ティムールは若葉ステークスが余力ラップだったので、青葉賞でノーマークにしたのはミスったと思っています。前走もコレオグラファーの強い逃げ切り。上がり2位に0.6秒差を付けてのクビ差2着ならやはり実力は確か。
つばき賞で8着でしたが、今年のつばき賞はハイレベル戦だったと思っています。L4が45.9秒と基準クリアで、6着ショウナンアレクサ、7着ミタマ辺りも頑張っています。ティムールも後方から0.8秒差とさほど負けてはいません。今回はもう少し流れてくれそうなので、届いてくれるのではないでしょうか。
ドクタードリトルはつばき賞で3着。上がりも4戦で最速をマークしていて強いのは確か。ここ2走は外枠のロスを防いで乗れていたので、今回、再度の外枠がどうかでしょう。

中山7R ◎10.ワイルドハンター B評価 穴8.ワンダフルヘヴン 穴2.ロミオボス
低レベルなメンバー。
去勢して2戦目のワイルドハンターは外枠が良さそう。前走は内枠で揉まれて行きっぷりがイマイチでした。未勝利勝ちは東京ダート2100mで、L4が49.9秒、L2は12.2-12.2と持続ラップを刻んで押し切りました。まともに走れば通用する馬だと思います。そのまともに走ってくれるかが分かりませんが……。
ワンダフルヘヴンは「最近、気が入りすぎています」ということでブリンカー外しで挑みます。このメンバーなら先行力ある方なので、遅いペースを先行できれば。
ロミオボスは実力ダントツだと思っていますが、中山ダート1800mがどう出るかに尽きるでしょう。ここ3走は差を付けられていますが、指数に関しては前走から93.101.92。ブライアンセンスやパライバトルマリン等、相手が強力すぎて負けているだけです。きちんと先行さえできれば、問題なさそうですが……。もし、アレクサが1番人気になるようならロミオボスの単勝はありだと思います。
アレクサは差し馬のカテゴリーにくくっていますが、末脚が切れるようなタイプではなく、前がバテたレースで相対的に速い上がりを使ってくるタイプ。能力自体は高いと思いますが、道悪よりもタフなダートの方が向きそうで今回は軽視してみます。

阪神8R 野路菊ステークス ◎7.ヴェロキラプトル A評価 穴5.フナデ
ヴェロキラプトルの新馬戦は、逃げてL4が45.9秒、L2が22.6秒と余力ラップでの逃げ切り勝ち。同日の6Rではアスコリピチェーノが勝っていますが、こちらがL2が11.6-11.6。アスコリピチェーノ自身は1頭別の競馬をして33.3秒で上がりましたが、こちらは2F長くて33.8秒。アスコリピチェーノが新潟2歳ステークスを勝ったことをことを考えれば、ヴェロキラプトルも能力上位のはずです。先行できるかは分かりませんが、ここは能力重視で勝負します。
フナデは新馬戦がL2・22.3秒の余力ラップ戦。0.4秒差でしたが、次走、先着されたゲンヨウサイを逆転しています。上がり35.5秒も、次点に0.8秒差を付けています。新馬戦では先行できていますし、松山騎手なら出していってくれそうです。

阪神9R ◎4.ゴッドセンド C評価 穴6.ロードドミニオン 穴5.モカラエース
このレースで予想がフリーズしていました……。
雨の影響がどこまで残るかの予想からして難解なんですが、雨は残って内枠有利になると予想しました。それと、ハナ奪って好走しているタイプが多いので、差し馬から狙いたいレースです。
ゴイゴイスーがまともな状態なら狙いたいんですが、最終追い切りでは2歳未勝利馬に遅れています。前走も伸びがひと息で、強くは推せないなという印象。
ゴッドセンドは3走前からブリンカーを着用して成績安定。前走は余力ラップ戦で、2勝クラスも突破しているメタマックス相手にクビ差まで粘り込みました。指数も102と非常に優秀。初めて36秒台を使えました。2走前は内で砂を被っても平気でしたし、前走通りの上がりを使えるなら差しに回る競馬になっても。
ロードドミニオンは個人的に本命を打った次のレースで11番人気で好走されて悔しかった馬です。36秒台の上がりを使える馬で、道悪成績も良好。揉まれる競馬も問題ないので、ここは内から差してきてくれると期待します。
モカラエースは短縮で、差しに回っても平気な馬。そんなに強い馬相手に戦ってきていない点が気になりますが、素直に短縮を評価しておきます。
ディキシーガンナーは1番強く、速い上がりも使えて差しにも回れます。ここから素直に買う手も全然ありです。

中山9R カンナステークス ◎1.モンシュマン A評価 穴3.マスクオールウィン
スカイキャンバスがここもすっ飛ばしそうですが、このメンバーでは止まるだろうと見ています。前走は勝ったドナベティが超優秀な差し切りだったという以外に評価できず、ギリギリで3着確保。これが人気なら他から狙います。
モンシュマンは前走内容優秀で、1戦毎にパフォーマンスを上げてきています。前走のL2は11.5-11.7で減速幅が少なくて良いレースでした。同日の小倉2歳ステークスのL2が11.7-11.9と減速ラップになっていて、外差し決着に。馬場を考えても外差し有利だったと思うので、それを踏まえればモンシュマンの逃げ切りは評価すべき。3戦目で勝ち上がったということで人気にならなそうですが、最内枠から好位で運べると考えれば普通に通用するはずです。
マスクオールウィンの新馬戦はボンドガール戦で4着。前走・ダリア賞の1.2着のコラソンビートとアトロルーベンスは相当強い相手だったと思います。4着には5馬身差を付けて上位3頭が抜けていました。1.21.5と走破時計も優秀で、1F短縮を考えればここでも上位。

阪神10R 北摂特別 ◎2.インプロバイザー A評価 穴8.アルーリングビュー 穴9.グランテスト
インプロバイザーは4走前2着の1.07.7が超優秀です。
続く新潟芝1000mの内枠、福島戦はハイペースの中、外枠で外々を回される競馬に。前走はスタートひと息で、途中から2番手まで上がっていく競馬で、全て展開不利です。
内枠から出していけそうなここは巻き返す大チャンスでしょう。
アルーリングビューの前走はハイペースを先行しましたが、外々を回されてなし崩し的に脚を使わされました。今回は内に入れていけそうな枠です。2走前で破ったルガルは橘ステークスを勝ち、葵ステークス2着、朱鷺ステークスでは古馬相手に3着した馬で、アルーリングビューはここで立ち止まる馬ではありません。バースクライやグランテストも同じレベルにある馬だとは思いますが、だいぶ人気に差が出てくれそうで、2番手に推奨します。
グランテストは出遅れた前走でも崩れず。超ハイペースで差せる展開だったとはいえ、先行・差し自在なのは武器。押さえざるを得ないと思います。

中山10R 九十九里特別 ◎10.アイアゲート A評価 穴3.ニシノレヴナント 穴4.ダノンピーカブー
アイアゲートの前走は外枠だったので先行できず、初角や3コーナーでもかなり外々を回されました。これでは失速は当然です。2走前はハイペースを2番手から。完全な追い込み決着だった割には7着とよく粘っています。3走前は道悪で逃げましたが、外マクりの利く馬場で厳しくなりました。ずっと展開不利ですが、今回はスローペースを先行できそう。陣営も「ある程度前の位置で」と述べています。
2500mは少し心配ですが、陣営は「以前ほど力むことがなくなり、操縦性は上がっています」と前向き。展開的に向くレースになる可能性は高いので狙う価値十分と見ます。
ニシノレヴナントはここ2走少頭数。先行できるか心配が残りますが、青葉賞での行きっぷりを見る限り、大丈夫だろうと判断しました。2走前は不良馬場も味方しましたが、かなり強力な相手に完勝。先行して残せると見ます。
ダノンピーカブーは前走、行きっぷりが悪く押して押しての競馬に。ハイペースだというのに道中は動いて2番手まで上がりましたが、さすがに残せる訳がない展開になりました。このレースに関しては3F通過35.2秒と速くなったから先行できなかった面もあります。2500mなら先行できそう。しばらくダートを使っていましたが、新馬戦ではL2・11.0-11.5の余力ラップ戦で0.2秒差2着とやっていける力はあるはずです。

阪神11R 大阪スポーツ杯 ◎13.シャンブル A評価 穴14.サンライズフレイム

※勝負レース

シャンブルは前走が初ダートでしたが、勝ったのはワールドタキオンで、2着フルヴォート、4着ライラボンドも3勝クラスを突破。G1レベルと見ているワールドタキオンに初ダートで0.4秒差なら能力上位でしょう。L1部分で伸びを欠いたので、1F短縮でもうひと押しが利くはずです。
サンライズフレイムは1勝クラス3着の時の指数が110。3勝クラスに当てはめると93。ここも突破できる器です。前走内容も完勝で、ここも大外枠なら崩れないでしょう。

中山11R ながつきステークス ◎3.アティード A評価 穴11.タガノクリステル 穴7.ファイアランス
アティードは中山ダート1200mで35秒台の上がりを使える馬です。3勝クラスは加速ラップで勝っています。自分の分だけ走れば勝ち負けになる馬。道中は内で溜めて、直線外に出せば末脚堅実のはずです。
タガノクリステルは1400mでも36秒台半ばの上がりを使える馬。1400mのハイペースを先行できており、ここでも追走は苦にしないはず。1F短縮で末脚の切れに磨きがかかれば十分に勝負になる馬です。
ファイアランスはオープンに上がってから結果が出ないから色々な条件を試しているようですが、阪神ダート1200mの重馬場では2戦連続して34.9秒という芝並みの上がりを使っています。3勝クラスでもアティードと同じ上がり最速35.3秒を使っています。展開待ちの馬なのはもう仕方ありません。最終追い切りも終い伸びていて良い感じなので、1200mを我慢して使っていれば勝負になると思うのですが……。

阪神12R ◎9.オーサムリザルト A評価 穴13.トゥルブレンシア 穴7.メイショウマントル 穴1.タガノアレハンドラ
オーサムリザルトは新馬戦のL2が12.1-12.3で余力ラップ。2戦目はL4が49.4秒で、L2が12.0-12.4とまたしても余力ラップに。時計も優秀で、ここもすんなり突破できるでしょう。他に強力な馬がおらず、ショーモンのダート替わりが怖いくらいでしょうか。
ペースはある程度流れてくれそうなのと、オーサムリザルトが前を一掃してくれそうなので、相手に差し馬を抜てき。どうも差し馬勢が人気になっていないので、穴推奨に3頭セレクト。
トゥルブレンシアは去勢してから全く追走できなくなっているのですが、その分、4戦連続で上がり最速。展開一つでしょう。
メイショウマントルも溜めれば切れる馬。2走前は前残りで、3走前は超ハイペースで追い込み決着の中、位置を取りすぎたかもしれません。1勝クラスでの内容から2勝クラスでも十分に通用するはず。
タガノアレハンドラは前走内容が優秀。L1が13.2秒と失速したところで、一気に差を詰めて差し切りました。自身はまだ余力があるラップで走っているはず。実質、余力ラップ該当馬。2勝クラスになるとL4・50秒以内は出てきやすくなりますが、ここはあまりそのレベルの馬がいません。前走が本物だと考えれば足りる水準にあるはず。

中山12R ◎5.サーマルソアリング A評価 穴2.ラブベティー 穴16.メイショウコバト 穴9.ジャルジェ
サーマルソアリングは前走が衝撃的。良馬場だったというのに、L1以外が芝並みのラップでした。L1は持ったままだったので、13.7秒とかかったのは気にする必要は全くありません。3勝クラスでは相手次第で、とは思いますが、2勝クラスなら楽々突破してくれるはず。
サーマルソアリングは勝つと思っているので、2着候補に3頭。
ラブベティーが人気を考えると妙味あり。前走はニシノカシミヤが強すぎましたが、上がり35.0秒で2着ならメイショウコバトと同レベルにあるはず。2走前は新潟1800mでL2が12.3-12.3。L4も50.1秒。新潟だったとはいえ、1800mをこなせると分かっている点はメイショウコバトより安心感があります。
メイショウコバトが前走で破ったフラッパールックは次走、中山ダート1800mで9馬身差の圧勝をした馬。3走前は不利があっての敗戦だったので、実質崩れていません。1800mは芝で4着があるのでほぼ問題ないでしょう。
ジャルジェは2走前がライオットガールの3着。後半速くハイレベル戦だったと見て良いでしょう。2着だったリースタルは牡馬相手に先週2着した馬です。ダートでは崩れておらず、サーマルソアリングを追いかける馬が止まりそうなここは堅実に差してくると見ます。

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