2023/10/8(日) 好走期待馬

※指数はグリーンチャンネルの「先週の結果分析」のものを用いています。過去1年半までの指数を用いています。
※評価は軸自信度になります。好走率・回収率ともにA>B>Cになっています。Sは1着まで自信あるという意味です。
※勝負レース表記は、全レースの予想が終わってから付ける予定です。

自著『「永遠の初心者を脱する!」ための競馬思考』・「余力ラップ」について触れていただいた山崎元様の記事掲載の『優駿』2023年8月号・「余力ラップ」私の記事が掲載された『競馬王』2023年7月号・10月号になります。

まえがき・馬場予想

こんばんは。
本日は久しぶりにしっかりと勝てたように思います。
木曜にレディスプレリュードを当たられたからレート上げて三連複などを買えた面があります。例年、秋競馬スタート時期が良くないんですよね。東京・京都に替わって復活したいところです。3日間開催は長い!何とか勝ったままで終われるか!?

A評価は1着こそ少なかったものの、2着が多くて良かったです。本命全体で複勝率45%。A評価で50%を目処にしています。ちゃんと結果が出たなという日になりました。3歳時に余力ラップを出した4歳馬が「ヨ4」です。今週は良すぎです。今年の成績見たら複勝回収率が83%程度でした。チェック馬1は、古馬になってから余力ラップを出した馬ですが、全部調べてないので適当です。

では明日もどうぞよろしくお願いいたします!

馬場予想

東京芝がどうも間違っていました。近年通り、外枠差し有利傾向と見て良さそうです。クッション値も9.6まで下がりましたね。
9Rがすんごいラップ刻んでいます。L2が10.9-10.9と10秒代連発です。8Rも素晴らしく、1.57.2は1勝クラスとしては破格でしょう。時計はかなり出るけど、差し有利ですねえ……。
東京ダートは外枠先行有利で良いでしょう。土曜に含水率が一気に下がりました。
京都芝はやや先行有利っぽいですが、向かい風の影響もあったかもしれません。内回りは内枠先行有利。外回りの1400-1800mはほぼ枠フラットと見ても良さそう。
京都ダートは春の時のような滅茶苦茶タフな馬場ではなく、上がりもしっかり出ますね。それでも外枠有利が顕著。低速馬場なのでロスなく立ち回るよりも、被されないメリットの方が優先されると考えて良さそうです。
京都競馬場は午後から雨予報。どこまで影響出るか分からないので、ないものとして予想していきます。風は弱まるので気にしなくてオッケーです。

余力ラップ該当馬一覧

※余力ラップ基準
該当馬には僅差負けを含みます。僅差負けの定義は、芝で0.3秒差以内、ダートで0.5秒差以内です。L1基準のみ0.2秒差以内で統一します。
基準をクリアしていても、僅差負けでないため漏れる場合があります。
古馬混合になりましたが、3歳馬、及び、今後出てくる2歳馬については全て載せる予定です。

2.3歳(芝)

L1L2L3L4L5
11.4秒以内
※距離不問
22.7秒以内
・1200mは3F通過35.2秒以内・1400mは3F通過35.5秒以内
上がり差で2位に0.5秒以上付けている45.9秒以内・1500m以上に限る
※距離が伸びれば伸びるほど評価できる
58.2秒以内・1500m以上に限る。
※距離が伸びれば伸びるほど評価できる

2.3歳(ダート)

L1L2L3L4
12.3秒以内
※距離不問
1150-1400mは24.3秒以内
1600m以上は24.6秒以内
※東京1400-1600mは多めに出て精度が下がるので他基準と合わせて確認する。
上がり差で2位に0.5秒以上付けている50.0秒以内(1700m以上)
東京ダート1600mは49.7秒以内

東京2R
5.ニシノインヴィクタ
東京6R
3.オリビアジュテーム
東京7R
1.ショウナンカブト
2.トゥルース
3.マイショウチャン
4.スペンサーバローズ
14.ホロニックパス
東京8R
3.クイーンオブソウル
6.ココクレーター
9.ビターグラッセ
12.ナヴォーナ
16.レッドロスタム
東京9R 三鷹特別
2.シャドウフューリー
6.キタノブライド
東京10R JRAアプリリリース記念
4.ニシノカシミア
東京11R 毎日王冠
2.エエヤン
6.エルトンバローズ
東京12R
3.メイデンタワー
11.ラックスアットゼア
13.バグラダス
京都2R
5.ギルティプレジャー
京都7R
9.レッドダンルース
京都8R
7.サウンドレイラ
13.レッドテンペスト
京都9R 清滝特別
1.ブレイヴロッカー
京都10R トルマリンステークス
14.サーマルソアリング
15.クレメダンジュ
京都11R オパールステークス
2.ビッグシーザー
6.シングザットソング
11.ムーンプローブ
京都12R
4.メイショウピース

好走期待馬

京都1R ◎1.ミッキージャスミン A評価 穴4.シームレス 穴6.ナムラビオラ
京都芝1200mは内枠圧倒的有利。
レース映像を確認しましたが、ナムラビオラよりもミッキージャスミンの方が二の脚がスタートが速い。ナムラビオラの新馬戦は好発を切りましたが、ハナを奪えず2番手になりました。
ミッキージャスミンは福島の新馬戦という点が気がかりでしたが、勝ったセントメモリーズはききょうステークスで2着。2着のモンレーヴは次走、超ハイペースに巻き込まれて失速しましたが、3戦目は中山で巻き返して3着。3着だったミッキージャスミンはここでも能力上位と見て良さそうです。栗東坂路で時計を出すと、L1で失速する馬なので、平坦京都も向くかもしれません。

2番手にシームレス。新馬戦は逃げて3着でしたが、二の脚の速さで楽にハナに立ちました。1200mでも良い位置を取れそうです。新馬戦の2着馬は中山マイルで2着を続けています。6着馬が次走、札幌芝1500mで3着と好走。「先週の結果分析」のメンバーランクがCと高かった通り、良い馬の揃った新馬戦だったように思います。

ナムラビオラは新馬戦のL2が11.5-11.9。L1部では勝ち馬にまた迫っているように映ります。この馬自身も11.9秒程度で走っています。12秒台まで失速していないだけに力はありそうです。

東京1R ◎12.アカリリッキー A評価 穴9.シャトルトウショウ 穴3.エースアビリティ
シャトルトウショウに本命を打ちたいのですが、岩部騎手はやはり買えません。新馬戦はインでなかなか追い出せませんでしたが、進路を確保してからはよく伸びました。L1が12.3秒と速くなったレースです。
次走はアネックスで推奨したのですが、不良馬場の中山ダート1200mで外を回した時は絶望しました(笑)厳密には外に張ったらしいですが、いずれにしても、勿体ない競馬を続けており、岩部騎手の継続騎乗はマイナスです。

本命はアカリリッキー。こちらはデビュー2戦目まで柴田大知騎手が騎乗。どちらも出遅れましたが、上がりは最速をマーク。3戦目は杉原騎手に乗り替わってスタートを決めましたが、L1が12.4秒と速いレースになって届かず。ほぼ余力ラップで、1400mは苦にしないでしょう。今回はスタートの上手い横山武史騎手に乗り替わり。外枠から先行して押し切る形の競馬ができそうです。

エースアビリティは前走本命を打ったのですが、大外ぶん回しで上がり最速。勿体ない競馬になりました。スタート面も追走力も改善してきています。今回は騎手の進言で1400mを使うという話です。内枠で差す競馬は不利ですが、能力の高さで何とかしてくれると考えます。

配当を確保できるなら3頭ボックスで買いたいと思います。

京都2R ◎2.ニエキヤ A評価 穴5.ギルティプレジャー 穴11.ラガークイン

※勝負レース

ニエキヤの新馬戦は4F通過が49.0秒で、L4が48.2秒、L2が22.3秒、L1が11.4秒と3つの基準をクリアしているレース。0.4秒差なので僅差負けの定義から外れていますが、逃げ切った勝ち馬と同じ上がりで、着差も縮まらず、離されずという内容。2番枠と良いところを引けましたし、先行力もあって高く評価します。

同レースで3着のラガークインを3番手評価に。外を回って上がり最速だった点はニエキヤよりも評価できるのですが、外枠を引いてしまいました。

1番妙味あるオッズになりそうなのはギルティプレジャー。前走の未勝利戦は、ニエキヤの新馬と同じ日に開催されました。4F通過が49.4秒で、L4が46.5秒、L2が22.4秒。ギルティプレジャーも逃げ切った勝ち馬と同じ上がりを使っています。時計もラップもニエキヤのレースのほうが上だと思っていますが、大きな差はないはずです。一応、評価順に並べましたが、人気差が大きいならギルティプレジャーから買うのもありだと考えています。ボックス買いが一番無難でしょうか。

東京2R ◎5.ニシノインヴィクタ A評価 穴8.スパークリシャール

※勝負レース

前走で自身の本命を打ったニシノインヴィクタは、引っかかり気味の逃げを打った分の失速です。陣営は「距離が長かった」と述べており、新馬戦同様、ワンターンのマイルに戻ります。新馬戦はイクイノックスの半妹ガルサブランカの上がり32.8秒に屈しただけです。先行しつつ、速い上がりを使ってくるはずです。

スパークリシャールは3戦して全て2着ですが、相手が悪いだけです。マーゴットソラーレにセットアップ、テリオスサラ……。速い上がりは使えていませんが、スワーヴリチャード産駒には余力ラップ該当馬がすでに6頭もいます。東京に替われば、それなりに速い上がりを使えるでしょう。

東京3R ◎2.フイノマジワリ A評価 穴3.マイネルフランツ

※勝負レース

前走、S評価を打ったフイノマジワリは2番手から伸びきれず。距離延長で位置を取り、これは貰ったと思っただけに悔しい敗戦でした。陣営がいう敗因は、ハミを取ったり取らなかったりで、集中していないというものです。ワンターンの方が良いという話。東京芝2000mは3つコーナーを回りますが、4つコーナーを回るよりは良いでしょう。2戦目で33.3秒の上がりを使っているという点からも東京の方が良いでしょう。中山芝は余力ラップ該当馬が想像以上に走りませんでした。その借りはここで返してもらいます。オッズチャージされてかなり付きそうです。S評価も迷いましたが、相手も強いのでA評価に留めます。ですが、個人的にはこの馬頭固定の三連単を買うかもしれません。

相手にはマイネルフランツ。新馬戦のL2は11.4-11.2。この日は芝で全て加速ラップと、追い風の影響が強かったのですが、マイネルフランツに関しては直線、内で狭くなる場面がありました。0.5秒差負けでも高く評価します。

京都6R ◎16.バレル A評価 穴10.エミサキホコル 穴15.エメラルドビーチ

※勝負レース

土曜は直線向かい風の影響もあったと思いますが、京都ダートは春開催の内容からハイペースでもなかなか差せません。という訳で、先行馬狙い。
バレルは地方に移籍していた時の指数が優秀。3走前は2番手に付けたものの、ハイペースになって最後の最後で止まりました。負けたことよりもむしろ、粘ったことを高く評価して良い内容でした。芝の前走は大外枠でかなり外を回されました。前走は超ハイペースになった分、位置を悪くしていますが、安定した先行力を備えています。土曜の結果からも大外枠は良いでしょう。

エミサキホコルは前走、1800mに延長しましたが、勝ったタイガースパークからのプレッシャーがきつくて息が入らなかったという話。1400mに戻れば、当然上位の存在です。2走前は超ハイペースと内枠が原因で先行できませんでしたが、自分の分は走っています。4走前が京都ダート1400mで2着でしたが、3F通過34.1秒のハイペースで、失速ラップになったというのに先行馬が残りました。このラップを見た時にどうして差しが届かないのかと疑問になったのですが、結局は京都ダートが先行有利傾向にあるということなのでしょう。今開催も同じ傾向が継続するはずです。

エメラルドビーチは高い能力を備えていますが、スタートが不安定。その分、3番手評価にしましたが、たとえ出遅れても外枠なのでリカバリーしやすいでしょう。岩田望来騎手も先行策を好む騎手。大きく崩れるようなことはないでしょう。
馬連3頭ボックスなら配当は取れるはずですが、ワイドだと2点まででしょうか。3点買って全部当てるよりは三連複を買っておいた方が良さそうです。

東京6R ◎3.オリビアジュテーム A評価 穴14.ツインクルトーズ
色々なローテの馬がいて、なかなかおもしろい牝馬限定戦です。
おそらくはツインクルトーズが逃げるはず。デビュー2戦目、中山ダート1800mのL4が50.0秒。0.8秒差で高く評価できる内容だったと思います。前走は超ハイペースを2番手から運んで失速しましたが、よく粘った方だと思います。楽な逃げを打てそうなので、そのまま馬券に残す可能性は高いだろうと考えます。

本命はオリビアジュテームの方にしました。
前走はグシチャンノソラのスローペース逃げ。L2を11.8-12.3で4馬身差大楽勝なら高く評価できる結果です。前走は馬場を考えれば遅い時計でしたが、余力ラップなのでまだまだ短縮可能です。上がり最速36.3秒でタイだったメダルラッシュは1勝クラスで2連続2着と頑張っている馬です。1200mでは脚を余すようなレースを続けていたので、1400mの方がベター。今ではすっかり先行力を身に着けています。陣営は「ひと夏を越してパワーアップ」と述べています。休んでいた間にどこまで成長しているか、楽しみが先立ちます。

スペキオサレジーナは能力上位ですが、良馬場ダートの内枠はマイナス。ノリ鞍上で後方からの競馬にもなりそうで、軸にするのは怖すぎます。マーブルマカロンは前走、1700mでもまずまずの競馬をしています。内枠という点を除けば評価しても良さそうです。

京都7R ◎9.レッドダンルース A評価 穴5.シゲルショウグン 穴3.バンドマスター
メイショウコガシラは未勝利勝ちの内容が強く、評価していたのですが、1勝クラスに上がってからは出遅れたり追走力に欠けたり、思っていたような競馬ができていません。京都ダートは先行有利傾向が強いため、ここは軽視します。三連複なら押さえても、という程度。

京都ダート1800mは元来は内枠有利でしたが、低速馬場になってから外枠有利が顕著。しかも京都は雨が降っても時計が速くならない謎の馬場。雨が降っても外枠先行有利になるだろうと考えています。浮上するのがレッドダンルース。前走は大外枠で外々を回される苦しい競馬になりました。2走前はメイショウフジやパープルナイトといった骨っぽい馬相手に健闘しています。未勝利勝ちを高く評価していて、重馬場中京ダートでL4・48.7秒をマーク。これは馬場を考慮しても速く、このレースは7着馬までの中で、3着ロングウッド以外全て勝ち上がっています。今回は有利な枠に替わり、巻き返してくるはずです。

シゲルショウグンを2番手評価。前走は1000m通過61.9秒と速い流れを逃げて4着とよく粘りました。このレース、1800m通過が1.51.9とかなり速く、シゲルショウグンはその地点でほぼほぼ先頭でした。2走前に京都で惨敗したのは、道中でマクられて、それに対抗したから。マイペースなら残れるレベルにある馬で、それが叶いそうです。

バンドマスターは2走前のヤマニンウルス戦の3着が立派。一旦、手応えが悪くなりながらも盛り返してきました。当時の分だけ走れれば、勝負になるメンバーです。

東京7R ◎5.ブライトファントム B評価 穴14.ホロニックパス 穴12.ホワイトクロウ
余力ラップ該当馬が不利な1-4番枠に入りました。強い馬自体は揃っている1勝クラスだけに予想が非常に難解です。
ブライトファントムはダートの前走、2走前、4走前は全てハイペースで失速。とはいえ、2走前から着用したブリンカーが効いているのか、ここ2走はよく粘っています。元々、ハイペースのくすのき賞で2着に粘った強い馬です。5走前で砂を被るとサッパリだと分かったので、ここも内から逃げるはずです。1600mに短縮すれば、粘れても不思議ありません。

ホロニックパスは新馬戦が余力ラップだっただけに、1600mの延長は問題ないはずです。前走は1200mが忙しかったという話。2走前の敗因は、骨折明けで長期休養明けだったこと、あとは落鉄もしていたそうです。外の番手で運べそうなメンバー構成。今度は変わり身を見せてきても。

ホワイトクロウは前走を除けば、自分の分をきちんと走っています。余力ラップ基準に近い水準のレースで好走しています。後半かかるレースなら差してこられるはずで、強い馬が不利な枠に入ったので3番手評価とします。

京都8R ◎13.レッドテンペスト A評価 穴14.サク 穴7.サウンドレイラ

※勝負レース

レッドテンペストが人気落ちで狙えそうです。デビューから3戦は相手が悪くて2着続きでしたが、メンバーレベルの落ちた4戦目は完勝。1勝クラスでも通用する馬ですが、1勝クラスでは2戦ともかなりのハイペースに。レース上がりもかかり、この馬の自慢の末脚を封じ込められてしまった印象です。
上り坂を通過するためスローになりやすい京都外回り1400mなら変わってくるはずです。本来の高速上がりで差してくるでしょう。

サクの前走はかなり外を回されながらもしぶとく伸びて2着を確保。2走前も外目を回されたことで位置を悪くしましたが、上がり最速をマーク。3走前はマチカゼの2着で、ドリアードに先着しました。速い上がりを使えるので京都も問題ないでしょう。この時間帯には雨も降ってきそうですが、この馬はやや重で2着が2回と比較的得意な部類です。

サウンドレイラは1400mで上がり最速を使っています。マイルの新馬戦では33.8秒の上がりを使っていますが、2戦目の1400mでのラップを見るに1400mの方が良さそうです。休んでいる間に成長してきたそうで、1勝クラスでも通用するでしょう。

東京8R ◎12.ナヴォーナ A評価 穴16.レッドロスタム
ナヴォーナは前走の1.32.5という走破時計が素直に優秀。前走、先着された馬たちは1勝クラスを突破できる馬ばかりです。前走は矢作厩舎の休み明けということで、陣営も弱気でしたが、今回は一叩きして反応が良化したと述べています。川田騎手を配してきました。ここは勝ち負けできるでしょう。

相手もなかなか強力な馬が揃っています。
レッドロスタムの新馬戦はL5が58.0秒、L4が45.8秒、L2も11.2-11.3と、ラップ的にはほぼ完璧だったというのに、このレースから活躍馬が全く出ていません。2着だったジーククローネが札幌で、6着だったコスモシャングリラが新潟で、ギリギリ未勝利を勝ち上がりました。とはいえ、2着に2馬身差を付けて上がり最速33.6秒を使ったレッドロスタムが弱いということはないはずです。
2戦目のベゴニア賞はシャンパンカラーが逃げ切った余力ラップ戦で、2着はヒップホップソウル。ここでの4着は評価できるはず。その後の中山での2戦も相手が強かったことを考えればまだ言い訳は利きます。ここ2走のダートは度外視。
陣営は「トモが緩く、勝っている東京の芝へ」と述べている通り、東京でこその馬でしょう。東京マイルは外枠差し有利。絶好枠を引きました。

他、余力ラップ該当馬が多く、三連複なら手広く流しても。

京都9R 清滝特別 ◎1.ブレイヴロッカー A評価 穴9.ケンハービンジャー 穴5.アスクドゥポルテ
ブレイヴロッカーはこのレースで6戦連続本命になる訳ですが、敗因がはっきりしているだけに評価せざるをえません。前走は位置を取るには絶好の最内枠で全く行く気を見せず……。結局、前残りになりました。S評価を打っただけに落胆が大きかったです。2走前と4走前は外を回された分の負けです。長い距離でもスローなら33秒台の上がり最速をマークできる馬。京都芝2200mはスローになりやすいコースで上がり性能の高さが重要。ブレイヴロッカーは上がり性能が武器という訳ではないので1着の自信がある訳ではありませんが、馬券内は堅いメンバーということでA評価とします。

ケンハービンジャーは上がり性能の高い馬。上がり性能の高いプレイリードリームが長期休養明けでできていないそうなので、ケンハービンジャーが浮上してきます。1勝クラスをなかなか勝てませんでしたが、京都は向くタイプでしょう。高い上がり性能だけで突っ込んでこられるはずです。

アスクドゥポルテは同コースの京都新聞杯で33.5秒の上がりをマーク。このレースは超スローでしたが、ロンスパになってL5が58.1秒。前有利だったのは間違いありませんが、だからといってレベルが低かった訳ではありません。後半5F地点では離れた最後方だったので、L5はかなり速い数字をマークしているはず。追走力には不安が残りますが、長くて良い脚は使えます。

東京9R 三鷹特別 ◎8.レフトゥバーズ A評価 穴6.キタノブライド
堅いですが、穴狙いするようなレースではないでしょう。
レフトゥバーズは32秒台の上がりを使える馬で、追走力がなさすぎる訳でもありません。しっかり馬券圏内に届く位置から速い上がりを使ってくるでしょう。

キタノブライドはデビュー当初よりも追走力が出てきています。成長分で馬がしっかりしたと陣営が述べています。1400mに短縮なら33秒台前半の上がりを使えそうで。

京都10R ◎14.サーマルソアリング A評価 穴7.マナウス
サーマルソアリングは3勝クラスでは疑えるかもしれないと思っていましたが、牝馬限定の3勝クラスを狙ってくるとは。良い番組を選びました。といっても、2勝クラスは1勝クラスよりも優秀な勝ち方。ハイペースを先行しながらL1を12.8秒と止まってはいない水準で駆け抜けました。時計的に3勝クラスも楽に突破できるでしょう。

マナウスを2番手に選びました。
2走前に京都で1勝クラスを勝っていますが、道中でマクられて2番手に下がりながらも全く動じず差し切りました。スローとはいえ、L4が49.2秒とかなり速くなりました。
前走もほぼ同じようなレース。2番手追走からマクられましたが、そこから軽快に差し切りました。こちらはL4が48.9秒とかなり速い水準。
比較的先行してきていますが、今なら差す競馬もできるでしょう。ここ2戦は上がりも36秒台です。おそらくこの馬もオープンまですぐに行けるでしょう。

東京10R JRAアプリリリース記念 ◎9.ヴァーンフリート B評価 穴14.サトノアポロン
逃げタイプが多く、内のニシノカシミア、セイルオンセイラー、レッドバロッサなどに、外枠のギャラクシーナイトがパシュファイヤーにブリンカー着用でペースは流れそう。控える競馬ができるタイプから狙いますが、強い馬が揃って難解な一戦です。

今年の甲州街道ステークスはワールドタキオンの勝ったハイレベル戦。2着フルヴォート、4着ライラボンドが次走勝ち上がり。5着シャンブルも次走で3着と馬券になっています。6着ヴァーンフリートもワールドタキオンと0.5秒差なら高く評価。2.3走前は不利な内枠から好走しています。ハイペースの競馬も、前走と2走前で対応済み。9番枠なら2.3走前より良い枠で、能力上位のヴァーンフリートは堅実に走ってきそうです。

サトノアポロンの前走は疲れが溜まっていたかもしれないという話。2走前は、強烈な末脚を持つグランツアーテムが追い込んでくると、それよりも鋭い脚を使って勝ち馬に迫りました。当時の脚を使えるなら、差し決着になりそうなここも対応可能。ノリが外枠から無理せずに運んでくれるでしょう。比較的内枠での競馬が多かったのですが、今回は外枠です。55キロも有利で、ハイペースに巻き込まれることさえなければ堅実に走ってくれそう。

京都11R オパールステークス ◎2.ビッグシーザー A評価 穴13.メイショウゲンセン 穴6.シングザットソング 穴5.スリーパーダ
ビッグシーザーは前走どうして伸びを欠いたのか見てみましたが、ハイペースを追走しすぎたことと、やや外を回したこと、この2点が敗因でしょう。大型馬なので2戦目の上積みがあるという話。京都芝1200mは内枠先行が圧倒的有利なので、2番枠の今回は崩れないでしょう。

メイショウゲンセンは53キロと軽ハンデということを考えれば、外枠からでもジャスパージャックのハナを叩けそう。ハイペースで飛ばしても止まらない馬なので、逃げさえすれば、平坦京都で残せる可能性十分と見ます。

シングザットソングは前走があまりにも走らなすぎです。1200mに短縮で見直したいところ。サメカツもインにこだわる騎手なのでロスなく回ってくれそうです。

スリーパーダは2走前が2馬身差の完勝。阪神で1.07.5ならオープン通用の器です。メイショウゲンセンの作るハイペースは合いそうで、インで運べそうな今回は見直し可能です。

東京11R 毎日王冠 ◎9.バラジ B評価 穴8.ジャスティンカフェ 穴1.シュネルマイスター 穴10.ソングライン
前走が酷い騎乗だったバラジを狙います。新潟記念はスタートひと息で、直線も抜け出しにくいところに入り、下がって進路を切り替える大きなロスがありました。そこからの伸び脚は際立っており、負けて強しの内容でした。33秒台前半の脚を使ったことはあるので、スタートの上手な横山武史騎手で今度はスタートを決めれば、全然あり得る存在だと考えます。持続力もある馬なので、位置取りさえ何とかなれば、3強を封じ込める競馬があっても。

ジャスティンカフェを2番手にしますが、順番付けにはこだわっていません。
1800mに対応できる担保がある点を評価。57キロも3強の中では恵まれています。昨年はレコードの2着。
シュネルマイスターも毎日王冠を勝っている馬。牝馬のソングラインが57キロということを考えれば、58キロは少し有利。いっときは衰えたように思っていましたが、春2戦の内容からは衰えを感じさせません。多少、追走面が危うくなってきているように思うので、1800mに延びるのはソングラインよりもメリットがあるはず。
ソングラインは枠コーナーにも恵まれましたが、初の57キロで初の1800m。1番人気に応えられるか、微妙に思っています。
ウインカーネリアンが飛ばして逃げるようだと怖いくらいで、この馬には注意を払っても。エルトンバローズはマイルベストでしょう。エエヤンは東京向きのスピードがあるようには感じません。

京都12R ◎4.メイショウピース A評価 穴6.コンクエスト 穴13.チャーミングアクト
メイショウピースはさすがに能力ダントツ。揉まれる競馬も問題なくここは馬券にはほぼ絡むでしょう。

コンクエストは今回が去勢明け初戦。ブリンカーからチークピーシーズに変更するという話です。ペースが流れそうなので差せる脚を持っているのも良く、距離短縮も魅力。去勢で馬体が大きく減っていなければ。

チャーミングアクトは久しぶりのダート。今回は大外枠が魅力的なのと、以前にダートを使っていた時はまだ未熟だった永島まなみ騎手に、鮫島良太騎手。今や買える騎手になった永島まなみ騎手鞍上で、当時よりは狙えるはずです。

東京12R ◎11.ラックスアットゼア A評価 穴5.ドラゴンゴクウ 穴4.フィールザワールド
上位がなかなか強い馬揃い。平均的には流れそうなメンバー構成です。
ラックスアットゼアは外からある程度の位置を取りつつ、差して来られる馬。前走の1200mは忙しかった印象です。2走前の同コースでのラップが非常に美しく、2F目以外は全て12.0-12.1でまとめています。上がりもダントツで指数も優秀。スタートの悪い面はありますが、二の脚でリカバリーできる馬なので崩れる気配はありません。

ドラゴンゴクウは前走本命を打ったのですが、少し狙いすぎたかなという印象。やや重で差しの利く馬場になってしまった分、速い上がりを使える馬に交わされました。とはいえ、5着に残したのは立派でした。今回は良馬場なので、もう少し粘れてもおかしくありません。

フィールザワールドは東京ダート1400mでは馬場問わず堅実。自分の分はきっちり走ってきます。差しの届かない展開や馬場でも差してこられる馬で、常に買っておいても良いくらいの馬。勝ち切るのは厳しくても、今回も堅実に差してくるでしょう。

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