※指数はグリーンチャンネルの「先週の結果分析」のものを用いています。過去1年半までの指数を用いています。
※評価は軸自信度になります。好走率・回収率ともにA>B>Cになっています。Sは1着まで自信あるという意味です。
※勝負レース表記は、全レースの予想が終わってから付ける予定です。
自著『「永遠の初心者を脱する!」ための競馬思考』・「余力ラップ」について触れていただいた山崎元様の記事掲載の『優駿』2023年8月号・「余力ラップ」私の記事が掲載された『競馬王』2023年7月号・10月号になります。
こんにちは。
木曜はレディスプレリュードで三連単的中できました。
ブログの記事にしようかと思うようなレースだったんですが、回顧もしていたので無理しませんでした。今後は交流重賞記事も極力、アップしていこうかな。
レディスプレリュード様々で先週の負け分取り戻せました!先週の日曜は分からないレースが多すぎたというのに買い方が雑になっていました。
地方交流重賞は三連単以外ほぼ買わない人間です。勝負になる馬が限られてくるので、三連単を買いやす側面があります。基本的に1日1レースしかないので、資金繰りが楽だという面もありますね。
地方交流重賞は上位人気馬が馬券に絡んでも、着順次第では配当も付くので個人的にかなり好きです。あと、能力差以上にオッズの差が大きくなる印象を抱いています。
それを拡大すれば中央でも活用できるはずなんですよね。自分は少頭数のレースが案外好きなのですが、あまり展開に左右されずに力通りの結果になりやすいから、という理由があるのかもしれないと昨日今日、考えていました。中央はレース数が多い&頭数が多いというのが厄介ですけど、以前より予算が多少あるので、三連単も有効活用していきたいですね。予想はハマる時は上位独占という場合、決して少なくありません。三連単は割と点数絞った時の方が的中しやすい印象を抱いています。
東京芝はクッション値が9.9!
これはかなり高く出ました。近年の東京芝は内枠先行有利と外枠差し有利が行ったり来たりという印象で、クッション値が高い方が内枠先行有利寄りになります。なので、土曜は内枠先行有利と見ます。外枠有利になりやすいマイルだけは、フラットか外枠有利で採ります。
東京ダートは含水率が8.4%と高めの良馬場。もう秋で気温も下がってきたので急速に乾くことはなさそう。差し馬も届きやすい馬場だろうと想定します。
天候は晴れで、北風が強めですが、東京の直線は東から西に走るので横風。気にしないで予想します。
京都競馬場は北風がかなり強くなります。京都は直線が東北東に向かって走るので、角度的にほぼ横風なんですが、微妙な向かい風とも言えます。やや先行有利傾向が強まるだろうと予想します。
京都芝はクッション値が9.2。
これは春開催の開幕週とほぼ同等の数字です。高速馬場スタートで基本的に内枠有利と見ます。京都芝で外枠有利になりやすいのが、外から被せていきやすく初角までが長い外回り1600mと1800m。土曜は幸いにして新馬戦で1800mがあるだけです。新馬以外は全て内枠有利と見て良いでしょう。
京都ダートの含水率は6.4%。
春開催の京都ダートは、過去とは違ってかなり時計がかかっていました。
自分の推測なんですが、ここまで変わったのは路盤に何か変化があったとしか思えません。ダートの高速馬場というのは、陣営からしても「せっかくダートを使ったのに……」と好ましくないそうです。その辺りの要望に応えたのだろうと予想しています。
低速馬場故に、内枠有利が顕著だったダート1800mが外枠有利になりました。インをロスなく立ち回るよりも、被されないメリットの方が大きくなったのでしょう。競馬って少しのことで、内外の有利差に変化が生じるから面白いです。
1400mは元々、芝スタートの中では枠順フラット寄りなのですが、春は1.2枠と7.8枠が好成績になっています。ただ、ダートは低速馬場の方が外有利になりやすい傾向にあるので、1400mも外有利傾向が強まってくるのではないかと想像しています。一応、1400mも外枠優勢と考えて予想します。1Rと7Rの2レース開催されるので、どういう結果になるか注目です。
※京都芝、日曜の番組を見ていました。1600mに1800m、普通にありました。失礼しました。
※余力ラップ基準
該当馬には僅差負けを含みます。僅差負けの定義は、芝で0.3秒差以内、ダートで0.5秒差以内です。L1基準のみ0.2秒差以内で統一します。
基準をクリアしていても、僅差負けでないため漏れる場合があります。
古馬混合になりましたが、3歳馬、及び、今後出てくる2歳馬については全て載せる予定です。
2.3歳(芝)
L1 | L2 | L3 | L4 | L5 |
11.4秒以内 ※距離不問 | 22.7秒以内 ・1200mは3F通過35.2秒以内・1400mは3F通過35.5秒以内 | 上がり差で2位に0.5秒以上付けている | 45.9秒以内・1500m以上に限る ※距離が伸びれば伸びるほど評価できる | 58.2秒以内・1500m以上に限る。 ※距離が伸びれば伸びるほど評価できる |
2.3歳(ダート)
L1 | L2 | L3 | L4 |
12.3秒以内 ※距離不問 | 1150-1400mは24.3秒以内 1600m以上は24.6秒以内 ※東京1400-1600mは多めに出て精度が下がるので他基準と合わせて確認する。 | 上がり差で2位に0.5秒以上付けている | 50.0秒以内(1700m以上) 東京ダート1600mは49.7秒以内 |
東京3R
16.アグラード
東京7R
11.ベルウッドグラス
東京8R
2.ダニーデン
3.ウィステリアリヴァ
4.リックスター
6.サクセスパルス
8.ニシノコウフク
10.セイウンパシュート
東京9R tvk賞
6.マイネルケレリウス
東京10R 西湖特別
5.ブライアンセンス
9.ギョウネン
東京11R サウジアラビアロイヤルカップ
3.ボンドガール
8.マリンバンカー
東京12R
6.ピエフォール
11.ハッピーアズラリー(芝)
京都7R
8.ファイアネイド
京都8R
1.アレンテージョ
2.シュタールヴィント
3.ベルシャンブル
6.トラストエムシー
京都9R 宝ヶ池特別
3.ドットクルー
7.ラファドゥラ
京都10R 長岡京ステークス
9.イティネラートル
京都11R 藤森ステークス
16.スマートフォルス
京都12R
4.ダブルジョーク
京都1R ◎13.ポンピエ A評価 穴9.メイショウマサユメ ※立川サロンアネックス提供予想
スピード指数的にはどっこいどっこいのメンバーですが、L1で13秒以上かかっているレースを使っている馬ばかりです。余力があるかどうかという観点からは、余力のない馬ばかりです。その中で際立っているのはポンピエの新馬戦のラップ。L2が12.2-12.4と失速していないレースでした。先行したポンピエは勝ち馬と0.4秒差で、終いは12.8秒辺りで走破しています。このメンバーの中では最も良いラップを刻んでいます。2.4着馬は次走で勝ち上がっています。なお、2着だったハビレ、4着だったクラークテソーロが下した馬も、すぐに勝ち上がっていて、相手比較的にもポンピエが一枚上の存在でしょう。
田口貫太騎手の3キロ減で再度、先行できそうです。ここは勝ち負けするだろうと考えています。
メイショウマサユメは初ダートの前走で出遅れました。コーナーではかなり外目を追走。3角では外に逃避する場面がありました。それでも一旦は伸びてきそうな場面を作っています。陣営によれば、トモを滑らせて行けなかったという話。芝スタートなら上手く出られるはずとも述べています。芝での先行力から、ここで逃げられる速力は持っています。血統面からは1200mよりも延びた方が良さそうです。スムーズな先行力を発揮できそうなここは改めて。
東京1R ◎13.セイウンマカロン A評価 穴15.グランジュール 穴3.ブランシール 穴11.セリエル
セイウンマカロンの2走前は、新人の佐藤翔馬騎手が外差し馬場を意識してか、無駄に控えて外を回す騎乗ミス。スローになったので、これなら逃げた方が良かったと考えています。陣営は「消極的だった」と述べています。
前走は落合玄太騎手に乗り替わり。
スローで上手く逃げて、これは馬券に残るだろうと思っていましたが、残り100m地点で急失速。あの止まり方を見る限り、1400mで更に上昇が期待できます。新馬戦は余力ラップ戦でしたが、直線で挟まれる大きな不利がありました。この時に次走は買えると判断したのですが、1度は騎乗ミスで、もう1度は惜しくも止まったことで、まだ馬券を取らせてもらっていません。
YouTubeでの回顧で「ただし、ダート血統という点が……」と述べました。ホッコータルマエ✕ストリートセンスという完全ダート血統なら、今回のダート替わりで大きな期待を寄せられます。逃げか先行して粘り込めるでしょう。
ダート馬の中ではセリエルが人気になりそう。ここ2走、比較的普通のペースで流れてL1が12.9秒なら延長が良いとは言えませんが、こなしてはくれそうです。おそらく人気になるだろうと思います。4番手評価に。
セリエルと同レースで4着だったグランジュールも、そう差のない競馬をしています。残り100m付近からはじわじわと前との差を縮めているので、延長逆転があっても。2番手評価とします。
ブランシールはシラユキヒメ一族の母系でダート色が強く、父のニューイヤーズデイは芝・ダート兼用種牡馬になりそうです。
ブランシールの新馬戦は決して悪い競馬はしていませんでしたが、最後は切れ負けしたかなという印象。手応え自体はありましたが、進路を確保してから伸びてきませんでした。新馬戦の内容からもダートの方が良いでしょう。
京都2R ◎13.ブルーサン A評価 穴14.クレスコサンダー 穴15.オペラプラージュ
ブルーサンの先行力を評価。前走は3角からゲンヨウサイに並ばれる苦しい展開になりましたが、大きく止まりはしませんでした。2走前は外枠で出遅れましたが、後方から上がり最速をマーク。新馬戦に関しては乗り込み不足だったのでしょう。
モーニン産駒はまだ中央未勝利ですが、比較的、大きな馬がデビューしていてダート向きなのは間違いないでしょう。この馬も500キロ前後の大型馬。
近親にはリュウノユキナやスマハマがいて、母系もダート寄りです。春の京都ダートはタフすぎて差せない印象を抱いていましたが、2歳戦なら尚の事でしょう。逃げか番手から競馬を運んで好走してくるだろうと予想します。
クレスコサンダーの新馬戦は好発から騎手が控える競馬を選択。前走通りの先行力を見せれば、ここも先行して砂を被らずに運べそうです。延長という点で2番手評価に。あとは、サンダースノー産駒が芝なのかダートなのかよく分からない点も気がかりです。
オペラプラージュは未勝利戦でデビューしてきました。乗り込み量豊富で、坂路で良い時計も出ています。一応、インターネット馬三郎では「スタートA」となっています。まともに出れば、素質馬が力の違いを見せつけるかもしれません。
東京2R ◎8.コパノエビータ B評価 穴4.アンクエンチャブル 穴1.カリフォルニア
まず、フランクエフェクトに関しては全く分かりません。母系がアメリカ血統のフランケル産駒はダート走るとは聞きます。また、新馬戦では562キロという雄大な馬体を持った馬だと分かりました。その時のパドックを見る限り、重戦車というような感じではなく、スラッとして手脚が長いタイプに映りました。本来は芝向きなのかもしれませんが、まずは1勝挙げておきたいと考えているのでしょうか。パドックを見たとは書きましたが、私の相馬眼でダートを走るかどうか見極めるのはほぼ不可能。1番人気に指示されるくらいだから大丈夫と考えた方が無難に思います。ただ、たとえダートが向いたにしても、新馬戦で出遅れて後方からになった点が非常に気がかり。今回、すぐ外に芝で先行してきた馬が複数入っています。おそらくはこれらに被される形になるはず。砂被りを苦にしなければ勝たれそうですが、川田騎手が砂を避けて更に外に出していくとなると危ういのではないか、と思います。
いずれにしても、ここは「フランクエフェクトが飛ぶのを待つレース」だと考えました。
本命はコパノエビータ。
スローの新馬戦は最後に急追で、2戦目はよりペースが流れて伸びずバテずの競馬になりました。新馬戦でキックバックを嫌がっていたというコメントからして、今回の距離延長は逃げ・先行するための戦略でしょう。
1600mへの延長を陣営は「歓迎」と述べています。先行して残れるかは分かりませんが、今の時期のダートは差してくる力がある馬も少ないので、バテたとしても残れると見て本命を打ちます。
アンクエンチャブルは新馬戦で出遅れながらも36.6秒という抜けた上がりで5着に健闘した馬です。こちらも延長の方が良さそうですが、4番枠は不利。
カリフォルニアの前走は、出遅れながらもルメール騎手が押してリカバリー。この競馬ができるなら、最内枠でもきちっと位置を取ってくれるでしょう。ただ、2戦とも出遅れていますし、被されて終わる危険性も視野に入れておきます。
京都3R ◎1.ショウナンハウル A評価 穴2.エルフストラック
ショウナンハウルはここ2戦出遅れました。2戦とも余力ラップ戦になってしまっては、速い上がりを使っても届くまでに至りません。今回、空いているはずの池添騎手から西村淳也騎手に乗り替えたのは、スタートの上手い西村淳也騎手で先行してもらいたいという意図があってのことでしょう。新馬戦の2.5.6着馬が次走勝ち上がり、4着馬も次走2着でした。3着に頑張ったショウナンハウルには、そろそろ決めてもらわなければ困ります。おそらく、前走で負けて人気が落ちるのも良いですね。
エルフストラックの前走は好発を決めたものの、外枠だったので控える競馬になりました。直線は詰まって進路切り替えるロスがありました。スムーズなら勝っていた可能性が高いと思います。今回は2番枠からならすんなりハナを奪えそうで、スローになりやすい阪神芝2000mでは相手筆頭と考えて良さそうです。
おそらくヘザルフェンが人気になりそう。新馬戦のL2が11.6-11.1と余力ラップ戦になりましたが、これは開幕週の馬場に加えて追い風の影響だと考えています。今開催の中山はもっと速いラップを刻んでいる馬が多いので、ヘザルフェンは疑ってみたいところです。ただし、ノリが鞍上で大逃げする可能性も無きにしもあらず。
東京3R ◎2.ニシノリピート A評価 穴1.パストラーレ ※立川サロンアネックス提供予想
※勝負レース
元々、内枠先行有利だった東京芝1400mでさえ、近年は外枠有利になっていましたが、土曜は内枠先行有利と考えます。
ニシノリピートの新馬戦はL2が10.9-11.3と、余力ラップの中でも秀でた数字になりました。勝ち馬に0.8秒差付けられましたが、上がり33.1秒で勝ち馬より0.2秒遅いだけでした。なお、この馬より0.1秒速い上がりを使った3着フルレゾンは次走、好時計で圧勝しました。
ニシノリピートも素晴らしい末脚を使っています。次走は中山芝1600mの大外枠が響きました。初角から3.4角とずっと外を回されて苦しい競馬に。惨敗も致し方ない敗戦なので、度外視いたします。ただし、前走は先行できた点は大きな収穫。今の馬場だと、先行して内から抜け出す競馬が最も合う馬場のはずです。新馬戦で見せた能力の高さと前走の先行力を評価して本命を打ちます。
相手にパストラーレ。前走のL2は11.6-10.9。追い風の影響を考慮に入れても、10.9秒は速すぎます。この日は加速ラップこそあれど、後半に10秒台が出たのはこのレースだけ。ペースも新馬戦としてはまずまず流れました。勝ったショーマンフリートは長めの距離が良いという話で、ホープフルステークスはこの馬が勝つのではないかと思っているくらいの器です。0.4秒差2着は十分頑張っています。パストラーレのL1は11.3秒のはずで、これでも十分速い水準です。先行力もあり、内枠2頭での決着に期待します。
問題は大外枠のアグラード。この馬の新馬戦はL2が22.3秒。内にいてなかなか追い出せませんでしたが、追い出してからは凄まじい脚。結果的にタイム差なしの3着で脚を余す形になりました。外枠が問題なければ来て不思議ないのですが、来ても妙味薄いということもあり、切ろうかと考えています。三連単を買うなら押さえた方が良いですね。
京都7R ◎14.ルショコラ A評価 穴15.カセノミオ 穴4.ルクスレガート
京都ダートはタフすぎたせいなのか、春はとにかく差せない馬場だったので、ここも先行馬から。
外枠のルショコラは3歳時よりかなりズブくなっており、今では押して押して位置を取りに行くタイプの馬。そういう競馬をするようになってからは外枠に入ったことがありません。また、今回はテンの速い馬がルクスレガートくらいのため、外から押して位置を取りやすいはず。前走の阪神はタフな馬場だった分、差し馬が台頭してきましたが、逃げたパスカリと0.1秒差の5着に粘ったのは立派です(ちなみに京都は全馬タフな馬場に苦戦して差してきにくいようなイメージです)。ズブい馬に和田竜二騎手というのも相性がよく、阪神では2着に持ってきたことがあります。笠松では5頭立ての4着とダメでしたが、和田騎手が得意とする馬でしょう。中1週のローテも良いとのことです。力は通用するレベルにあるので、今度はローズバルサムやファイアネイドを封じ込められる馬場や展開になるのでは。
本来ならカセノミオに本命を打ちたいのですが、成長分を含めても少し馬体に余裕を感じるという話。追い切りも2週続けて一杯に追っています。一杯追いが多いのは、絞れていない場合が多いです。購入前に馬体重は必ずチェックしたいところです。
ルクスレガートは3走前に2着に残しています。今回は単騎逃げが叶いそうなメンバー構成。恵まれると見て、3番手評価とします。
東京7R ◎11.ベルウッドグラス A評価 穴12.メイショウカゲカツ
※勝負レース
ベルウッドグラスは距離を伸ばして堅実さを増してきました。
前走は勝つ寸前で、3着に5馬身離していましたが、差してきたマオノアラシが破格でした。マオノアラシはレパードステークスでも5着と強く、差されたのは仕方ありません。L4の48.9秒は良馬場としてはかなり速い水準で高く評価すべきです。
2走前はレッドプロフェシーに6馬身離されましたが、レッドプロフェシーは2勝クラスも突破した馬。ベルウッドグラスも3着には3馬身差を付けています。
陣営はこの舞台を目標にしてきたという話なので、仕上がり面も不安はなさそうです。休み明けで仕上がっているかよりも、成長面の方に期待したくなります。
メイショウカゲカツは長期休養明けだった前走の内容が優秀。4角では10番手で回ってきましたが、コーナリングが悪く、直線入り口では最後方に下がっていました。そこからもう一度伸びてきて、最後の脚色は最速上がりのパーサヴィアランス辺りと遜色ありませんでした。コーナリングが致命的になりましたが、コーナーの緩い東京なら全く問題ないでしょう。行った行ったのような極端な前残りはまずないコースで、全体的に差し届きやすいコース。しっかり差してきてくれるでしょう。3歳時には阪神でL4・48.9秒で勝った馬。重馬場だったとはいえ、阪神でL4・48.9秒は滅多に出ません。前走で力は落ちていないと言いますか、復調気配と言った方が正しいでしょうか。スランプを脱した内容だったので、叩き2戦目の良化を考えれば、勝負になるはずです。
ピュアグルーヴは少し迷ったのですが、調べたところ、ドレフォン産駒は速い上がりを求められるダートが苦手の模様です。牝馬なので瞬発力も強化されているとは思いますが、川田騎手で人気にもなりそうなので軽視しました。
京都8R ◎8.レオンバローズ A評価 穴1.アレンテージョ 穴3.ベルシャンブル
京都芝1800mは初角まで912mもある特殊なコースで、ハイペースになりやすくなっています。外枠だと外から被せつつ良い位置を取りやすいのですが、内枠だと被される側になって競馬がしにくいのです。
外枠を引いたレオンバローズに本命を打ちます。京都芝1800mでは今年、2度、それぞれ違うペースで好走しています。被せる被されるとは意味が違いますが、4走前は内枠の不利が響きました。この馬は内をタイトに回ってきましたが、逃げ馬が前で壁になって抜け出せず。不利がなければ勝っていたレースです。このレースは前半速く流れましたが、中盤、大きく緩む流れになりました。
3走前の方は、ハイペースからラスト3F戦になりました。レオンバローズも0.1秒差と差のない競馬をしていますが、このレースが余力ラップで、1.2着馬は2.3歳時に余力ラップを出していた馬。このレーズ自体もL2が22.7秒の余力ラップになりましたが、レオンバローズは2.3歳時に余力ラップを出せていなかったことからも4歳にして本格化している馬です。
前走はL5が58.1秒と基準クリア戦で、パルクリチュードやロードマンハイム、ナヴォーナなどの強い馬相手によく2着に粘りました。1.32.2の走破時計は1勝クラスに留まっている馬ではないことの証拠です。
シュタールヴィントに印を回しませんでしたが、三連複、三連単を買うなら3.4番手辺りに評価します。馬連・ワイドでは配当が取れないだろうと考えて印を打たなかっただけですが、ただ、前走は完璧に乗りました。坂井瑠星騎手が先行させてハイペースになると、切れる馬に差されそうなのが不安ですね。
アレンテージョは最内枠は気になりますが、同コースで未勝利勝ち。L1が11.3秒は立派です。レオンバローズやシュタールヴィントほど高い指数は持っていませんが、5ヶ月の休みの間の成長に期待します。陣営も「春より中身が伴った」と述べています。
ベルシャンブルは新馬戦が余力ラップですが、マイルで4F49.8秒のスローとはいえ、33.0秒の上がりを使えたのは評価できます。余力ラップだったことからも1800mは問題なさそう。2戦目はハイペースを好時計で差し切り。メルボルントロフィーは内回りの1600mでしたが、内から3頭目の外を回された分、伸びきれなかったのだと考えます。内回りは内をロスなく回るメリットが大きくなります。前走に関しては暑さが堪えていたようなので、改めて期待します。
東京8R ◎3.ウィステリアリヴァ A評価 4.リックスター 7.イングランドアイズ
余力ラップ該当馬が集まった面白い一戦です。
まずはイングランドアイズから。クイーンカップは2勝クラスを勝てる水準で走っています。フローラステークスも同様です。今年のフローラステークスはハイレベル戦でした。惨敗した組の馬でもかなり強いです。ここでも能力は1.2だと思っていますが、とにかく出遅れ癖が不安です。スタートを決めて先行さえすれば、高い上がり性能が活きて勝ちきれるとは思っています。1着もあるけど惨敗もあるという意味での単穴が妥当だと思います。
ウィステリアリヴァの前走はスローの逃げを打って展開に恵まれましたが、L2が11.6-11.1。追い風の影響含めてもまずまず評価して良いでしょう。ランプシーやトラマンダーレのような強敵に先着しているのですから。
2走前は行った行ったの競馬になりましたが、外枠だった分、3番手になってしまいました。内枠なら、二の脚の速さでハナに立てていたはずです。3走前はハイペースで控える競馬に。自分のレースができませんでした。前走より前のレースだけでは本命を打てませんが、前走内容を高く評価。今なら先行して速い上がりを使えるだろうと考えて本命を打ちます。
リックスターの新馬戦はL2が11.4-11.3で余力ラップ。2番手から抜け出しました。安定した先行力は魅力的。スイートピーステークスは残り100mくらいで失速しているだけに、2000mはやや流そうですが、超高速馬場&スローになりやすいコースなら延長もこなしやすいはずです。
デッドリーの未勝利戦のレコードはハイペースになったが故。上がり36.0秒とかかっているので、力は確かでも疑いたいのが本音。新馬戦がタスティエーラの4着で、さすがに1勝クラスを勝つ力はあるのですが、余力ラップ該当馬が集まってくれた一戦で外枠を引きました。負けるならここではないでしょうか。
京都9R 宝ヶ池特別 ◎9.ディオ A評価 穴5.トゥードジボン 穴1.ムーンリットナイト
コース形態上、途中で上り坂を通るのでスローになりやすいコース。上がり性能重視。
ディオは32秒の上がりを使えるだけに、スローの団子からの決め手勝負の方が良いと思いますが、新馬戦と重賞以外では全て馬券内の馬。休み明けでボケているという話ですが、多少ボケてても上がり性能の高さで馬券には絡んでくれそう。
ここは人気に推されている馬でも、上がり性能だけ見れば、怪しい馬はいますね。
トゥードジボンを2番手評価に。秋の阪神芝は上がり出すぎて、ラップクラッシャーのように感じていましたが、この馬の前走はジュンブロッサムの2着で3着以下を離しているので評価します!33.3秒の上がりは鵜呑みにできませんが、この馬はおそらく今回単騎で逃げられそう。何頭かに交わされるとしても、馬券内に残す確率は高いと考えます。
ムーンリットナイトは4走前がディオと同じ上がり33.6秒で最速タイ。3走前は出遅れましたが、ハイペースをリカバリーするという謎騎乗。直線は狭くなってなかなか追い出せませんでしたが、進路が開いてからはしっかり伸びました。0.3秒差なら評価。2走前はスムーズな競馬で33.4秒の上がり。1着ゴールドエクリプスは重賞で通用している馬で、2着ルージュメサージュは現級上位の馬。この2頭が33.2秒で上がり最速タイだったことを考えれば、悪い競馬はしていません。上がり性能だけならラケマーダやドットクルーなどの人気馬より上か互角レベルでしょう。高速馬場すぎると内をタイトに回ってくるのがベストになるので、その点も踏まえて3番手推奨とします。
東京9R tvk賞 ◎4.カナテープ A評価 穴6.マイネルケレリウス
内から位置を取りつつ、速い上がりを使える馬狙い。
内の3頭の飛ばし方次第ではペースが流れそうですが、カナテープが先行しつつ速い上がりを使える馬に該当。前走はペースが速すぎましたが、早めに抜け出して勝つ寸前でした。1.31.6で走破しているなら立派です。
2走前は馬群の中から抜け出せず。抜け出してからは猛追しましたが、モーソンピークを交わせず勿体ない競馬になりました。普通に回ってくれば結果は付いてくるはず。
マイネルケレリウスはここ2走が余力ラップ該当(一覧から漏れていました。スミマセン)。前走は4番手通過とはいえ、8頭立てのスローだったのであまり参考にはなりませんが、1勝クラスで決め手上位のダイバリオンを上回る上がりを使ったのは立派。2走前は6着までが余力ラップ該当で、7.8着は2.3歳時に余力ラップを出していた4歳馬です。このメンバーに混じって上がり最速3着は立派と言う他ありません。完全に覚醒した感があるので、多少後ろになっても問題ないと見ます。
京都10R 長岡京ステークス ◎11.スコールユニバンス A評価 穴1.ロワンディシー 穴12.アルトシュタット
京都外回りも1400mだとやや内優勢ですが、ほぼフラットと見ても問題なさそう。ここはかなり強い馬が揃った印象です。
スコールユニバンスは前走、枠順不利の中での4着。進路を切り替えるロスもありました。2走前は直線で他馬とぶつかったり、前が壁になったりとスムーズさを欠いての敗戦で度外視可能です。3走前は時計が速くなったので、内をロスなく回らなければ厳しいレースに。実際、内枠が上位に来ていますが、スコールユニバンスは終始外を回していました。4走前は0.2秒差。3勝クラスで普通に通用する馬だというのに、これはバレていません。53キロも恵まれました。
最内枠のロワンディシーもどうやら人気になりそうもありません。
休み明けの前走は阪神マイルの外枠で位置を取りましたが、ハイペースに加えて外を回されたので負けて当然のレースでした。
2走前は前有利の中、後方から唯一掲示板に乗りました。3走前はスローを先行して3着。
この馬、長い距離を使ってきていて、1400mは未勝利時代のダート以来。ですが、近走を見る限り、位置を取りつつ速い上がりを使えてきています。位置を取って33秒台半ばの脚を使えれば、十分、残せるはず。今回は叩き2戦目ですが、この馬、休み明けよりも叩き2戦目で成績を上げてきます。ここは絶好の狙い目。スコールユニバンスとダブル本命の形にしたいところ。買い方が難しくなりますが。
3番手はメンバーが強いだけに難しいところはあります。とはいえ、アルトシュタットも比較的位置を取りつつ、上がり33秒台半ばを使える馬。57キロは気になりますが、3番手評価とします。
東京10R 西湖特別 ◎5.ブライアンセンス A評価 穴8.エピックジョイ 穴9.ギョウネン
ブライアンセンスは2勝クラスを楽々突破できる水準で走っています。前走は位置を悪くして何とか3着確保でしたが、これは単に超ハイペースだったからでしょう。このメンバーなら先行して押し切れるはずですが、切れ負けだけが怖いところ。
エピックジョイはマイルへの短縮がハマっています。2走前はスローでしたが、L2が11.5-11.6と芝でも簡単には出ないラップになりました。前走はハイペース先行で粘りました。ペースに関係なく好走していることからも現級上位。ここも外枠から先行できそうで。
ギョウネンは2走前、終い11秒台を踏んでいたはず。これならマイルへの延長は問題ありません。今回、距離延長に芝スタートで、位置はある程度取れるはず。小型馬という点が心配ですが、オルフェーヴル産駒ですし、2勝クラスなら能力の高さで突破できるでしょう。古馬重賞になって430キロでは厳しいと思いますが。
京都11R 藤森ステークス ◎14.カルネアサーダ A評価 穴15.チェイスザドリーム 穴4.アッティーヴォ
カルネアサーダの武器は、抜群のスタートセンスと二の脚の速さです。ここ2走内で逃げた馬はカルネアサーダしかおらず、外枠を引いたここは単騎逃げ濃厚。これは逃げて馬券内に残せるはずです。
チェイスザドリームもスタートセンスが良く二の脚も速い馬。陣営が「今なら少し控えても大丈夫だろう」と述べているので、おそらくはカルネアサーダの外の番手から競馬をするはず。2頭の行った行ったになりそうな気配はあります。
穴にアティーヴォ。前走の1000m戦は32.8秒の鬼ハイペース。アッティーヴォもかなり速いペースで追走しており、1200mならもう少し位置を取れそう。最後もこの馬自身は11秒台でまとめているはずで、この競馬ができるなら1200mでも期待したくなります。前走は秋山真一郎騎手の好騎乗だけでは済ませられないくらいに内容が良かったと思っています。陣営も「馬体に張りがあり、今回も状態はいい。1200の方が流れに乗りやすいと思う」と述べており、もう9歳ですが1200mでも期待したくなりますね。
東京11R サウジアラビアロイヤルカップ ◎3.ボンドガール A評価 穴1.シュトラウス 穴8.マリンバンカー
ボンドガールに関してはもう特に言うことはないですね……。頭固定の3連単を購入するので、2.3着が焦点。
シュトラウスの新馬戦は不良馬場で水準より2.0秒ほど時計がかかっていました。1600mで2.0秒なら800mで1.0秒。L4は46.8秒でしたが、1.0秒縮めれば45.8秒と余力ラップになります。そういう計算はあまりしてはいけませんが、実際、余力ラップ同等の価値がある勝利だったと思っています。2着以下が活躍していませんが、9馬身千切ったのだから気にする必要もないと思います。
ゴンバデカーブースを3番手評価が普通ですが、一応、1200mで余力ラップになったマリンバンカー。L1が11.3秒の加速ラップでの勝利だったので1400mまでは問題ないと思います。あと1Fがどうなるかは未知数ですね……。ちなみに前走は追い風のおかげで余力ラップになってはいるのですが、ほとんど追っていないで楽勝だったのも事実。テンの速力はあるので、逃げか先行してしまえば、残せてもおかしくない馬場だと考えています。岩部騎手は不安大ですが、この馬で2年ぶりの勝利を挙げました。3着辺りはあっても。
京都12R ◎6.ニホンピロクリフ B評価 穴13.エルゲルージ 穴12.ツウカイリアル 穴8.インテンスフレイム
ニホンピロクリフは連闘で1800mかあ……と少し残念ですが、戦績を振り返ると案外、良いかもしれません。この馬は2走前の姫路戦で、砂の深い内をマクって圧勝という破格のレースをしています。指数もかなり高く、2勝クラスで通用するはずです。姫路戦が1500mだったことから1400mの方が良いだろうと前走で期待しましたが、出遅れて、ハイペースを外から早めに押し上げていく厳しい競馬。これは止まって仕方ありません。5走前、タイセイエピソードの2着だったレースのL4が48.3秒。かなり時計が出ていたのでこのくらい出る馬場だったのかもしれません。同日9Rの2勝クラスのL4が48.0秒。ですが、この2勝クラスはメイショウユズルハの7馬身差圧勝でした。ニホンピロクリフに先着したタイセイエピソードが2勝クラスを突破していることも評価を高めてくれます。
当時はずっと森裕太郎騎手が乗っていて、今回は田口貫太騎手。パフォーマンス向上を期待できます。
逃げ・先行馬が揃って差しは決まりそうです。上位の上がり性能を持っていますし、姫路で圧勝していることからもタフな京都の馬場を苦にしないはずです。タフな馬場をこなせる担保があるのは、大きな加点ポイント。今度はスタートを決めて、中団辺りから差す競馬に期待します。
エルゲルージは前走疑ったのが申し訳なくなるくらいに楽勝でした。2勝クラスでも当然通用。
ツウカイリアルはレパードステークス7着はそれなりに評価。前走はハイペースになって恵まれましたが、今回も恵まれて差して来られるはずです。
インテンスフレイムの前走はハイペースを先行して苦しくなったもの。差す競馬もできるはずで、このメンバーなら差す形になるでしょう。
3連系を買うならサンライズジャストとダブルジョークは押さえます。
東京12R ◎13.レヴィナス B評価 穴15.サトノラッシュ 穴10.サヨノフィールド 穴12.ノーブルラン
レヴィナスは新馬戦の内容優秀。3F通過34.5秒と普通に流れて、L2が13.0-12.8と加速。遅めの加速ラップですが、レヴィナス自身は12.7秒くらいでまとめているはず。これなら1勝クラスでやれておかしくなく、昇級戦は6番人気でした。陣営によると「成長力に課題」という話。そう速い馬がいないことから、外から先行できそうなメンバー構成。1400mの先行する競馬でどこまで粘れるか、一度見てみたいと思い、本命を打ちます。
サトノラッシュの前走は1800mのハイペース。これで4着に粘ったのは驚きました。今回も外枠から先行できる相手で。
サヨノフィールドは1400mですっかり安定しています。ここもスローを先行できそうな相手関係で。
ノーブルランの前走、初ダートは最内枠で出遅れ。直線は進路を探している内に、どんどん内の窮屈なところへ。芝では1400mで勝利を挙げている馬。出遅れ癖が気にはなりますが、スタートを決めれば芝の速力で先行できるはずです。
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