5/23　好走期待馬

※指数はグリーンチャンネルの「先週の結果分析」のものを用いています。過去1年半までの指数を用いています。
※軸自信度は、赤枠がA、黄色枠がB、青枠がC、緑枠が、勝ちまで自信あるS、となります。
※筆者の言うペースは、前が残るかどうかの目安となるペースであり、前傾か後傾かを意味しません。前が苦しくなるペースをハイ、前が楽なペースをスロー、中間をミドル、としています。
※馬三郎の前日オッズを参考に、期待値込みで予想しています。今年の成績を振り返った時、その方が圧倒的に割に合うと判断したためです。そのため、当日のオッズを見て本命を変えることがありますのでご了承ください。

個人的にちょっと悩み事が一つ……。
一応、前日予想をしていますが、完全に期待値予想に振り切ることに決めたので、当日のオッズで本命を変えることが多々出てくると思います。

弱小ブログのため、参考にされている方は極めて少ないと思いますが、直前に変えるのは心苦しくもあります。ブログ更新の時間を変更するなど検討しましたが、現時点では前日に記事を書くしか時間が取れません。
変更の際はレース前、なるべく早めに記事に更新をかけたいと思います。
……が、最近は期待値で予想している人が多いのでしょう、直前でのオッズの変動がたまに酷いことがあります。

……以下、長い余談になりますので、興味ない人は飛ばしてくださって結構です。

売り上げの多い重賞でも割と聞きます。
昨年のフィリーズレビュー。
筆者の本命はエーポスで、その単勝を5000円購入しました。
20倍付く時間帯があったので、当たれば10万だと見越したのです。レース数分前に見た時、18倍くらいだった気がします。ところが、最終オッズは13.8倍で「ここまで一気に下ることがあるのか！？」と驚きました。

ここまで書いて気づきましたが、今、Targetですぐ見られますネ、投票の推移が。

5番がエーポスです。
15：29時点で52774票だったのが、確定の36分にはほぼ倍増の107789票です。他馬と比較すれば、急激に売れているのが分かると思います。

今年のオーシャンステークスの7カイザーミノルはもっともっと酷いです。

39分に24252票だったのが、最終時点で101686票ですよ。
8が勝ったコントラチェックなので、どれだけ大量に投票が入ったか分かるかと思います。
今は期待値予想全盛と聞きましたが、ソフト等を使って自動投票しているんでしょうね、こんなことがエスカレートすればおそらく近い内に期待値は意味を持たなくなると思うのですが、まだまだ現時点で有用だと判断しています。

ちょっとここまで書いていて面白くなってきました。
他も見てみようと思います。
今年一番ビックリしたレースが4/18の新潟7Rです。
アヴァニィという馬が勝ったレースで、筆者の好走期待馬で単勝購入していたのでよく覚えています。単勝25倍くらいで安定していたのが、最終オッズが12.2倍でした。

9番ですね、3370票が18899票に伸びるとは……。
これがごく普通に感じる世代もいるのかなと思います。
しかし、一昔前、たとえば、ヒシミラクルの宝塚記念や、メジロブライトとシルクジャスティスの馬連に大量投票が入った天皇賞・春など、大量投票するなら前日や前々日の売れていない内にやれ、が常識だったような気がします。人気になりすぎて嫌う人が増えて、結果、最終的には通常のオッズになっているから、という理由で、です。
時代が変わったのか、自分があまりにオッズに無頓着だったのか……。
というか、こういうオッズの変動は一人の大量投票には思えないのでおそらくはソフトを利用している複数の人らが同じ馬に偏って投票している……のではないでしょうか。
完全に憶測でしかありませんが。

長くなりましたが、とにかく、直前までオッズを見ていても当てにならないことは最近、ごく普通にあるという話でした。それでも前日の予測オッズよりは当てになるので、きちんとオッズ妙味を考えていきたいと思います。

では、5/23の好走期待馬に移ります。（ちなみに、予想に時間がかかって割りかし難しい印象があります）

◎　10　マイコレット

○　3　マブストーク

ダートは芝よりもトラックバイアスの影響が少なくてあまり気にしていないし、一日で変わってしまう場合が多くて前日に見てもどうしようもないところがあります。
それでも土曜の東京は前が止まりやすかったように思います。
12Rはハイペースだったので分かりますが、それにしても、という印象。
8Rの東京ダート1400ｍは緩い流れなのに差し決着。

上の本には、東京ダート1400ｍは差しが決まりやすい時があり、具体的には稍重、あるいは、乾きかけの良馬場、と書いてあります。適度に上がりが速くなって差し脚ある馬が良い、という理由だそうです。
明日は乾きかけの良馬場と見るのと、このレース、先行馬自体が揃っている、差し馬に魅力がある、という三点から差し馬二頭。

マイコレットの前走はハイレベル戦で、単純にこの時の指数がメンバー中ナンバー1です。
この馬、芝スタートだと置いていかれるので、ダートスタートの東京ダート1400ｍの方が良いという話（そもそもダートスタートも使ったことがないのですが……）。
普通に考えて中山ダート1200ｍでスタートに苦労するタイプだから東京替わりは良さそうです。
調べたところ、ベルシャザール産駒はダート短距離よりも中距離に適性ある馬が多い模様。
前々走はやたらと上がりの幅の狭いレースになり、上がり37秒台の馬が続出、位置取りがモノを言ったようなレースになったので度外視可能でしょう。

マブストークの方も中山ダート1200ｍで追走に苦労したタイプです。
前走は東京ダート1600ｍで惨敗ですが、このレースは超ハイペースでレベルが高く、早め進出のマブストークには厳しい展開になりましたし、惨敗とはいえ指数は89あります。1400ｍに距離短縮なら普通に上位可能だと思います。

◎　15　グッドストーム

大井から再転入になるグッドストーム。
最近、南関東も割とやるのでこの馬は少しだけ知っています。
能力が足りるかどうかなのですが、netkeibaの有料会員なら地方のタイム指数が見られるのでそれを参考にしています（中央と基準タイムが全く違うので、そのまま指数を比較してはいけません。中央の指数の方が能力よりも高く出ます）。
5/18にメトロポリタンメイカップというJRA交流の大井1200ｍのレースが行われました。
勝ったのが中央1勝クラスを勝ち上がったばかりのサウンドワイズ。
2～4着が地方勢で、5着が3勝クラスのアヴォンリー。6.7着が中央で2勝クラスの馬でした。
グッドストームの最高指数、時計ともに3勝クラスのアヴォンリーに匹敵するもので、1勝クラスならごく普通に通用するはずです。
ここは逃げ馬揃っていますが、大外枠は有利ですし、2キロ減の55キロも全く問題なし。
ダート短距離得意の森厩舎（追い切りは森厩舎らしく坂路で前半からすっ飛ばして最後バテていますが……）。
買うならまだ能力がバレていないここでしょう。

◎　6　ヤマニンスプレモ

これはごく普通にヤマニンスプレモの指数の高さを取ります。
前走は謎の大敗ですが、前々走だけ走ればここで普通に足りる馬です。
京都で3着した時の指数も高いですし、ついでにいえば、船橋1800ｍの指数もかなり高いです（2着ですが、1着は中央馬です）。
3走前は単騎逃げしていたところをヒミノブルーのマクりにあって苦しい競馬になっただけ。その前の川崎は1600ｍですし、ごく普通にこの馬が能力を出し切れば上位争い必須だと思います。

◎　4　エスペルト

ここはエスペルトの距離短縮に期待して良いでしょう。
3走前が同舞台でしたが、まずまずポジションを取れていますし、ハイペースになって決して位置取り有利だった訳ではないにもかかわらず、今回人気のデルマラピスラズリとはクビ差しかありません。
あちらは人気が予想されますが、エスペルトは人気がなさそう。
スローペース想定なので前に行けた方が普通に有利で逆転可能と見ます。

◎　11　ナリノクリスティー

注　10　ウインググランダー

どこからどう買えば良いのかかなり悩んだレースです。
地方から再転入したウインググランダーは前走超スロー、出遅れて最後方から。指数はペース補正が入っても81だから低いですが、上がり自体は37.0秒としっかり伸びています。地方からの再転入馬を一回で見限るには早すぎる内容で、もう一度見てみたいと思い、当初はこの馬本命予定でした。が、ちょっと位置も取れないし、狙い過ぎな感がしてならなかったです。

そこでナリノクリスティー。
これは1番人気でも良いレベルの馬でしょう。単純に新潟ダート1800ｍでの指数は1番ですし、中山より平坦の新潟が良いという話です。二の脚が速くて、先行馬揃ったここでも位置を悪くしないはず。
1番人気で良い馬がそうでないなら買いだと見ます。

◎　9　ウェイヴァリー

コバルトブルーが能力の比較対象になりそうなメンバー構成。
コバルトブルーに勝てそうな馬、ということでウェイヴァリー。
長距離の東京はきちんと上がりが使える馬が有利。
ウェイヴァリーの前走は切れ味自慢の馬が多い一戦でした。超スローの逃げに持ち込めたのもありますが、あのメンバーで逃げて上がり最速なら切れ味は保証されたようなもの。問題はスタミナ面ですが、中京1900ｍこなせるなら、というイメージです。
芝では2600ｍ使っていますし、問題はないと見ます。

◎　9　ロードシュトローム

タケルペガサスはもちろん強いのですが、ここは嫌う要素満載です。
東京ダート1600ｍと中京ダート1800ｍでは求められる適性が正反対です。
土曜の平安ステークスではS評価を与えたオーヴェルニュが勝ってくれましたが、フェブラリーステークスは適性外という意味で無印でした（あちらの方に書かなかったので一応）。中京ダート1800ｍで強い競馬をした馬が、東京ダート1600ｍでも強いとは思えなかったし、その逆もまた然りです。タケルペガサスは東京ダート1600ｍで強すぎです。

だからといって、1勝馬にはチャンスがなさそう。
ダッシュダクラウン、ウェルドーン、タイセイアゲイン、ロードシュトロームから選びたいところですが、中京ダート1800ｍでレコードを出したロードシュトローム本命。
1勝クラスの小倉ダート1700ｍも優秀な指数で圧勝。あの内容から距離短い方が良いのかと思ってヒヤシンスステークスで本命にしましたが、さっぱりでした。
1800ｍがどうか、という陣営の話ですが、適性はおそらくこちら側にある。
ラペルーズの勝った1勝クラスは超ハイレベルで、その後も活躍馬多数出しているレースですが、そこで7着、指数101なら立派なのだと見ます。
タケルペガサスの出方によりますが、あちらが控えてくれればロードシュトロームの楽逃げが叶いそうですので、あとは買う価値あるオッズになると期待します。

◎　4　オンザロックス

おそらく全く人気にならないと思うのですが、オンザロックスはずっと長い距離でハイペース続き。
前走は前半35.4秒を先行出来たことを評価したいと思います。1600ｍで差し決着なので止まったのは度外視して良いでしょう。
新潟ダート1200ｍの八海山ステークスで出した指数98がこのメンバーでトップなのです。1200ｍで好走したにもかかわらず、その後、ずっと1400ｍ以上を使ってきました。それもほぼ敗因明確なレースが大半。距離短縮のここは期待が膨らみます。
とにかく前に行かなければ苦しいコースなので、あとは前に行けることを願うしかありません。新人の松本騎手で、ここは減量なしの特別戦なのは目をつぶります。ダート短距離ならそう腕は関係ないので……その分、人気にならない点を魅力と捉えたいです。

◎　10　エンスージアズム

1600ｍで全敗（2度は出遅れですが……）、1800ｍでオール連対なら距離伸びて良いタイプでしょう。
桜花賞がかなりハイレベルになったので、この組から選びたいと元々思っていました。その桜花賞は、スタートこそ出て二の脚も速いものの、途中、付いていけなくなるような感じで位置を悪くしました。
加えて、この馬、おそらく急坂が苦手です。
桜花賞では残り200ｍ付近から伸びを欠いて差を付けられました。
フラワーカップも急坂の残り200ｍ付近でユーバーレーベンに一気に差を詰め寄られていますし、その前の阪神でも勝ちはしましたが、急坂付近で思い切り差を詰められています。
ダラダラ坂の東京で未勝利勝ちしたのは偶然ではないでしょう。
新馬戦の中京は急坂が残り350ｍくらいから坂にさしかかりますが、ここで伸びず、坂を登りきってから差を一気に詰めています。
レースレベル的にはフラワーカップだけが唯一低いだけで他はハイレベル戦。

人気の比較対象はユーバーレーベン。
一度先着しているユーバーレーベンが10.3倍、こちらが単勝万馬券なら断然こちらを取ります。
ユーバーレーベンはそもそもレース下手で、出遅れ癖があるし、前走はスタート後に外に膨れてパープルレディーに迷惑かけています（その点、パープルレディーは買いだと思います）。
ユーバーレーベンはスタート下手なデムーロ……。
他のラフィアンの主戦よりも追えるのは確実にプラスでしょうが……。
あまり位置が後ろだと届きそうもないので、二の脚速いこちらに有利に働く可能性の方が高いはず。
岩田望来騎手は不安要素ですが、スイートピーステークスで勝ったタガノパッションに乗ることも出来たはず。こちらに乗ってくるのは、別に選んだとかではなさそうですが、不気味ではあります。
桜花賞が最悪なレースだったと見れば、逆転可能と見てこの馬から。
単複は押さえて、あとは大穴に流します（大荒れがそうないのは偶然なだけだと思っています。掲示板内なら大穴が結構来ているレースですので）。

◎　スナークダヴィンチ

○　ララクリュサオル

素直に前走超優秀なララクリュサオルで良さそうですが、一応、対抗までにしてスナークダヴィンチに本命。
1700ｍの1勝クラスで102，103という高い指数を持っている馬で、2勝クラスでも距離短縮なら通用しておかしくないはずと見ます。
勝った1勝クラスが1700ｍにしては相当速い前半3ハロン35.9秒、逃げたのがランランウイングで、それとは離れていましたが、別に促している訳ではなく元々1200ｍで勝っているのを考えれば、追走はおそらく……大丈夫だと見ます。
スタミナは豊富なはずなので、それを活かせる先行策さえ出来れば逆転の目はあっておかしくないはずです。

ララクリュサオルは1回使って良くなったのでしょう、前走は指数105で、現級換算でも99と楽に突破出来る指数。控えて3番手からの競馬でしたし、外枠のここで崩れるイメージはわきません。
普通にこちらから行く手もあると思います。

◎　4　ヒミノブルー

どれを買って良いのかさっぱり分からなかったレース。
スズカパンサーの前走は福永が強気すぎる競馬で、超ハイペース。1勝クラスはそれで楽勝でしたが、さすがに前走は止まりました。前走くらいが普段の能力でしょう、連闘で話題になった馬ですが、前も休み明けの方が指数が高かったのです。
そのハイペース先行した3頭が揃ったメンバー構成。
同じくハイペースはまずないでしょうが、ならどれから買って良いかといえば……。
上がりしっかりしているヒミノブルーはマクれるタイプで、どういう展開でも対応可能。秋山騎手が乗った時が一番指数が高く、溜めれるタイプなので手が合うのかもしれません。その点にも期待して。正直、全く自信はないのでケンが正解な気がします。

◎　3　ギガバッケン

2勝クラス勝ち上がりの時に本命にしたギガバッケン。
元からムラッ気があるタイプで、前走は自分の分だけ走っていません。
東京ダート2100ｍがベストな馬で、好走歴が何度もあります。リピーターコースはリピーターを素直に狙いたいところ。
ルメールのモルタルにはその2勝クラス勝ちの時に勝っていますが、そのモルタルが1番人気になりそうなメンバー構成で、しかもハンデ戦で53キロなら。
あとは前々走で馬体を大きく減らしたのがここ2戦の敗因の一つな気がするので、当日、増えていればなおのこと積極的に買いたいです。