宝塚記念2020 予想 消耗戦、馬場は前有利。

展開

阪神2200はスタートが下り坂。
そういうコース形態上、前半3ハロンが速くなり、前傾ラップになりやすい。
例年、消耗戦になりやいが、今年は雨の影響で間違いなく消耗戦になる。
また、今の阪神は前半速くても前が残る。
今週からBコースなので(例年はBコース二週目。今年は京都競馬場が改修のためこうなったらしい)、これは想定通り。
前に行けて、消耗戦にも適性のある馬をチョイス。

◎ 16 クロノジェネシス
○ 18 ブラストワンピース
▲ 5 サートゥルナーリア
△ 15 スティッフェリオ
✕ 13 ダンビュライト
✕ 14 キセキ

見解

◎クロノジェネシス
スローのエリザベス女王杯5着、大阪杯2着。
消耗戦になった秋華賞、京都記念を圧勝。
どちらもJC2着のカレンブーケドールを楽々突き放すのだから相当な器。
バゴ産駒ということもあり、適性がどこにあるかは明らか。
当然、ここに適性がある。
安定して先行出来る脚質も魅力。
反対に考えれば、エリザベス女王杯・大阪杯を勝ったラッキーライラックはスローの瞬発線に適性があるので、ここには適性はないだろう(オルフェーヴル産駒なのでこなしてしまう可能性も無きにしもあらずだが)。
スタートしてからの距離が長いので、外枠もそう不利にはならないだろう。
前走よりもパフォーマンスを上げてくると見て本命。

○ブラストワンピース
この馬も戦績から明らかな消耗戦タイプ。
有馬記念以降、レース上がりが36秒以上かかったレースは全て勝利。かからなかったレースは全て着外。
適性が向くのは明らかなんだが、この馬の場合はポジション。
大外枠から川田が積極的に出していけるかどうか、また、馬がそれに応えられるかどうか。
土曜のレースを見る限り、極端な後方では届かない。
ある程度のポジションを取れれば逆転はある。

▲サートゥルナーリア
基本的には、スローからの瞬発力勝負の馬だろう。
神戸新聞杯や金鯱賞での楽勝を見る限り、そう思う。
しかしながら、超消耗戦になった有馬記念も後方に位置したことが幸いして2着。
とはいえ、消耗戦になったダービーは出遅れて早上がりしたのもあり、最後はヴェロックスに差し替えされて4着。
おそらく、元々の能力が高いから消耗戦でもある程度やれているだけで、本質的にはスロー向きなのだろう。
それならば、適性で上位二頭に劣る。
単穴まで。

△スティッフェリオ
実は、乱ペースの日経賞を早めに上がっていって3着は優秀だなと感じていた。似たようなポジションのエタリオウには0.4秒差を付けている。正直、偶然かなと思い、天皇賞では距離が長いこともあって無視した。
結局、エタリオウを天皇賞・春で本命にしたが、スティッフェリオの日経賞が本物だったとは……と自分の目の節穴っぷりを後悔した。
その天皇賞は時計も遅ければ、レース上がりもかかるという不思議なレース。しかし、レース上がり36.0秒をフィエールマンのハナ差2着なら宝塚記念への適性もあるのではないか。
追い切りが悪いと言われているが、最近の追い切りはこんなもの。

2020/06/24(水)栗坂助手-52.0(14.0)38.0(12.9)25.1(12.1)13.0(13.0)外ダンビュライト馬也と併せで0秒5遅れ1一杯仕上良好B

天皇賞・春の時も坂路でラスト1ハロン13.1と失速しているし、日経賞の時は格下に遅れ。
昨年はもっと追い切り動いたのだが、最近は動かなくても好走しているので問題はないと見る。ダンビュライトが動きすぎただけだろう。
前に行ける脚質だし、もし、本格化しているのだとすれば、ここで通用しても不思議はない。

✕ダンビュライト
去勢明け2戦目。
前走は距離が長かったか。
追い切りはスティッフェリオのところで書いたように変わらず良い。
先行出来て、消耗戦も得意なこの馬も押さえたい。

✕キセキ
持続力だけなら怪物レベルなのだが、レースを勝ち切るための決め手に欠ける印象。
それでも昨年の2着馬。
重馬場も得意にしているので、この馬も押さえたい。