※指数はグリーンチャンネルの「先週の結果分析」のものを用いています。
※ダート1勝クラス以上に限れば、本命の複勝率は約50%あります。印を複数打つ場合がありますが、太字までが好走期待馬と捉えてください。
オーシャンステークスで大勝ち出来た先週だが、もしかしたら今年、負けるかもしれない、という思考が頭をよぎった。というのも、得意のダートでの成績が下降しているからだ(仁川ステークスを除けば)。
相変わらずちぐはぐな結果で、軸が来たと思えば相手が来ない、相手が来れば軸が来ない、というように噛み合わない。
先週日曜は今年初の的中0。
今まで通りに買っていれば的中出来ていたレースもあったが、ことごとく裏目裏目を引くから途中からヤケクソになってしまった。
冷静さを取り戻して明日は勝負したい。
明日だが、天候はどこも雨予報。
芝はトラックバイアスが読めないので、極力避けたいと思う。
また、得意としていた小倉開催(ダートだけなら回収率165.5%)も終わり、苦手意識の強い中京開催(ダートの回収率28.9%)が始まる。
中京ダートを軽く調べてみたが、何のことはない、単に逃げ・先行が有利すぎるコースだと分かった。
本日から2015年の年頭まで遡って調べてみた。
ちなみにダート1勝クラス以上のみでの成績である。
中京ダート1200m
逃げ 勝率20.3% 連対率34.4% 複勝率46.1%
中京ダート1400m
逃げ 勝率19.4% 連対率30.6% 複勝率39.2%
中京ダート1800m
逃げ 勝率21.0% 連対率34.3% 複勝率44.2%
これだけ見てもどの程度有利・不利があるか分からないだろうから、阪神を比較に挙げてみる。
阪神ダート1200m
逃げ 勝率21.4% 連対率31.2% 複勝率36.7%
阪神ダート1400m
逃げ 勝率10.0% 連対率18.9% 複勝率26.9%
阪神ダート1800m
逃げ 勝率13.5% 連対率23.1% 複勝率29.7%
これはちょっと想像以上だった。
通常、1400mが一番差しが利きやすくなるのに、中京では逃げ馬の成績が落ちない。
これだけ前有利なら、脚質で補正をかけなければいけないレベル。
タフなので弱い馬はさすがにバテるだろうが、それでも軸は前の馬を選ぶべきだとよく分かった。クラス別に見ればまた変わってくるかもしれないが、それはまたいつか機会があれば。
という訳で、中京ダートも様子を見ながら勝負していくことにする。
では、明日の好走期待馬に入るが、明日はオッズを見て本命を変えるかもしれない。
変える可能性のある馬は好走期待馬に対抗・単穴として挙げておく(今まで同様、太字までが好走期待馬)。
クリノマンジェリカ、あとは地方から転入してきた二頭が行きそうで、ペースは流れそう。普通に考えればオメガドーヴィルの指数が抜けているのだが、この馬は芝スタートに不安がある。ここ二戦は前に行けているが、どちらもかなり促しての先行策。中山ダート1200mはまだ不安が残る。
◎ 12 タマモキャペリン
○ 9 フレンドアリス
連闘のタマモキャペリンは、今回、初ブリンカー。
前走は叩き二戦目でいつものタマモキャペリンに戻った、という評価で良いだろう。
指数は93で、最近はいつもこのくらいの指数で走っている。
93程度で通用する牝馬限定戦なので、この馬の分だけ走ってくれれば。
フレンドアリスの方は前走が初ブリンカー。
指数は86だが、上がり3位の脚を使って追い込んだ。その前は70前後が続いていたので変わり身を見せたと判断して良いだろう。
この馬、元々1200mで高い指数を持っていた馬なのだが、1600mで好走が続いたからか、短距離を使わなくなってしまった。1200mで力発揮すれば十分足りる。
人気がなければこちらを上に取りたいのだが、どうやら前走のブリンカー効果がバレてそこそこ人気しそう。当日のオッズを見て判断する。
※このオッズなら本命変更です。
◎フレンドアリス
○タマモキャペリン
逃げにこだわりそうなのは、前走初ダートで逃げ切ったクリノプレミアム。
中山適性を重視したいところ。フルデプスリーダーは2走前の中山戦がハイレベルで指数101。ハイペースを二番手追走から勝ち馬に迫る強い内容。その勝ち馬テリオスベルは3勝クラスでも2着した。3走前はスタートで挟まれたこととスローペースにハマっただけ。軸堅いだろう。
◎ 13 フルデプスリーダー
○ 8 アポロティアモ
▲ 9 キクノフェリックス
このクラスで上位のフルデプスリーダーの安定感を買うが、流石に1番人気だろう。
軸はこれで良いとしても、相手探しが面白いメンバー。
1勝クラスで6戦連続2着したアポロティアモは、その最後の中山戦の指数が105あり、このクラスで換算すると97。普通に通用するレベルにある。負けてきた相手も、2勝クラスをすでに勝ち上がっている馬か、これから2勝クラスでもやれそうな馬ばかり。
単穴でキクノフェリックスが面白い。
長期休養明けがどう出るか分からないが、乗り込み量は十分で、過去、休み明けでも普通に走っていることが多い。休み明け前の着順こそパッとしないが、タフなダートの新潟・中京で96.95の指数を持っており、中山は向くタイプだろう。
◎ 13 ランブリングアレー
○ 6 アブレイズ
▲ 11 ロザムール
ランブリングアレーのカシオペアステークスはかなりタフな京都で、外差し馬場だった。
それを先行して押し切ったのは相当強い。指数も102ある。
破ったボッケリーニ、ヴァンケドミンゴ、レッドガラン、サトノフェイバーがその後活躍しているのも肯ける。
ターコイズステークスこそ、外々を回って伸びを欠いたが、前走愛知杯は6着までが3.4角通過順位二桁の中、一頭だけ通過順位一桁で2着。これも強い内容で、この手薄なメンバーなら当然上位。
ずっと期待していたアブレイズは前走で4着に好走してしまい、ここでは妙味がないかもしれない。オッズはよく見てだが、本来の先行策を取ればここでも通用するはず。
前走はスタートで他馬と衝突して後方になっただけだろう。秋華賞も大外枠でハイペースだったから待機策は肯ける。ハイペースでフラワーカップを押し切った舞台なら先行策で見てみたい。キズナ✕ジャングルポケットなら、タフな馬場も問題ないだろう。
ロザムールは中山金杯で、いくらなんでも残らないだろうと思っていたらスローで力不要のレースになり4着。ここもそうなる可能性は十分あるし、タフな馬場も苦にしない。
ヘライアは距離短縮で、陣営が「この距離なら馬の後ろに入れなくても大丈夫」と先行策を匂わせている。外枠でスムーズに競馬が出来るはず。
◎ 14 ヘライア
○ 6 ダイヤレイジング
ヘライア本命だが、あまりに人気するようならダイヤレイジング軸も検討している。
書いたようにここなら外枠からスムーズに先行出来そうだし、長い距離を使って通用してきた馬だから多少速くなってもバテないだろう。距離短縮で絶好の狙い目。
ダイヤレイジングは中京ダート1400mで再三好走している。
安定感はあるが、位置取りが後ろになった時に危うさが残る。
中京が想像以上に前有利と知った今では、チュウワジョーダン本命以外はあり得ない。雨も味方して止まらないだろう。
初のS評価を打つが、軸自信度なので複勝圏内という意味でのS。3着はほぼほぼ外さないだろうが、問題はどう当てるか。
◎ 7 チュウワジョーダン
二走前の中山がバルサミックムーンの3着で、指数は104。
前走は前半1000m通過65.1秒という超スローで、キレ味で負けただけ。
1400mでも先行出来るスピードがあるので、楽逃げ濃厚だろう。他が逃げても特に問題はない。
あとは勝つか負けるか。
相手もマテラサンオウ、レッドレビン、ジェイケイエースまでで良いだろう。
それならラカマロネス一択。
ラカマロネスはここ2走惨敗だが、元々このクラスで通用する指数を持っている。
◎ 4 ラカマロネス
ここまで恵まれそうなメンバー構成を1200mで見ることはなかなかない。
前走は長期休養明けの影響もあっただろうが、1400mの距離も敗因の一つだろう。
中京ダート1200mは2回走って92.96という指数。得意舞台と見て良い。その当時も渋った馬場だったので、明日も渋るのは好材料。
問題は叩き二戦目でまともに走ってくれるかどうかだけ。
中央だけの指数を見ればどっこいどっこいなのだが、隠れたハイレベルレースが存在する。
兵庫ジュニアグランプリがそれ。地方交流重賞とはいえ、同じ1400mなのでその組から。
◎ 11 デュアリスト
この馬は1勝クラスのヤマボウシ賞も二歳レコード、指数108という高い指数で楽勝している。当時と同じく明日は渋った馬場なのも好材料。
前々走の兵庫ジュニアグランプリに関しては「先週の結果分析」で指数が出ないため、netkeibaのタイム指数を見ているが、それを見る限り、すでに古馬オープンで通用するレベルにある。
良馬場で1.26.9という時計自体も、調べてみると凄いときちんと分かる。
園田1400mのレコードはマイタイザンが出した1.25.3だが、不良馬場でのもの。
デュアリストの勝った時の馬場差を見ても+で、時計のかかる馬場だった。
兵庫ゴールドトロフィーに出ていても勝てるような時計で、これは破格なのでは。
2着だったレディバグが次走、ヒヤシンスステークスで好走したのも当然。スローで走破時計こそメンバーを考えれば平凡だが、上がり2位の脚を使って3着。
にもかかわらず、軸自信度Cなのは、前走が逃げられず凡走したから。また、相手も強力だから。
前走はゲート内でチャカついてやや出負け気味だった。
外枠で1400mなので前走のようなことはないと思うが、控えてしまうと外々を回った分、前の馬を捉えきれずにバテる、ということは十分に考えられる。
逃げ・先行馬少なく、ここは前から入るのがベターだろう。
イッツクールの前走はいくらなんでも速すぎるペース。ゆっくり行ければ指数は上積み可能。
◎ 7 イッツクール
追い込みのドウドウキリシマが人気になる模様だが、3勝クラスでの2着は共にハイペースに恵まれたもので、ここは危険と見る。
イッツクールの前走の逃げは3ハロン34.0秒、4ハロン45.8秒と超の付くハイペース。
先行馬で残ったのは、勝ったベルダーイメル(1800mからの距離短縮で、スタミナ豊富だったのだろうし、能力も上だった)、それとこの馬くらい。指数92で十分ここでも通用するが、もう少しマイペースで行ければ指数上積みは可能だろう。
明日は雨で上がりが速くなって止まらない可能性十分。逃げ濃厚なこの馬で。
普通なら単勝1.1倍に応えて当然のレースなのだが、鞍上が新人の古川奈穂騎手。
女性ジョッキーなので4キロの減量があるとはいえ、先輩ジョッキーたちもこれは注目しているだろう。マークして簡単なレースはさせないのではないか。それでも能力が違いすぎる。
◎ 7 バスラットレオン
この馬に関しては京都2歳ステークスからずっと本命を打ち続けている。
「ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークス2020 予想 超ハイレベルの混戦と見るが、条件好転の本命馬を信頼する。」
「朝日杯フューチュリティステークス2020 予想 筆者の望みが最高の形で叶った」
「シンザン記念2021 予想 トラックバイアス前有利か、前に行けてバテない馬を推奨」
その結果も、1着こそないが、期待を裏切っていない内容。
京都2歳ステークスは距離が長かったと分かったし、朝日杯は望んだハイペースになったが、そのハイペース得意の馬にやられたという印象。シンザン記念は結果的に前に厳しいレースになったが、それでも3着は確保。
馬券も買うが、ここは4キロ減の新人ジョッキーが乗ってどういうレースになるか、好奇心から純粋に観てみたいレース。
不安はヤネだけだろう。
逃げ馬はバトルピアサーただ一頭のみ。前走先行したのも他にテイエムラッシュだけというメンバー。
当然、目は前に行く。
◎ 1 バトルピアサー
○ 3 レッドブロンクス
▲ 8 テイエムラッシュ
正直、普通にレッドブロンクスを本命にすれば良いとは思うのだが、ちょっとオッズを考えて。バトルピアサーが1桁オッズになるようならレッドブロンクスの方に本命を変えるかもしれない。その前提で軸自信度はC。
レッドブロンクスを本命にして単勝はバトルピアサーを買う、という変な手もあるにはあるが……。
レースを使って使って指数を上げて未勝利を勝ったバトルピアサー。
二走前から逃げており、そのペースがまずまず速い。ここで追走に苦労することはないだろう。未勝利の指数は逃げ始めて99.100と水準級のものだが、未勝利勝ちの指数では1勝クラスで通用しない。
それでも本命を打つのは、確実に展開利を見込めること、距離短縮が活きるだろうこと、長期休養明けで馬が成長しているだろうこと、この三点。
人気に見合わないようならレッドブロンクスを本命にする。
テイエムラッシュは距離延長でいきなり好走。レッドブロンクスにも先着しており、順当に三番手評価。
この三頭のオッズがどうなるか、というところ。
バトルピアサーはピンかパーという感じで、軸に据えるべきではないかもしれないが、最終決断は明日。
おそらくタガノビューティーが1番人気だが、正直、オープンで上位の馬ではないと思っている。前の組は展開に恵まれなかった馬ばかりで人気落ち。それならここも展開に恵まれない危険性込みでも前の組を狙いたい。雨が味方してくれる可能性も十分にある。
◎ 15 オメガレインボー
○ 3 ラプタス
▲ 7 メイショウテンスイ
前の組でもどの馬を取るか、これが悩ましい。3頭全て魅力的なので、BOXも考慮に入れて。
オメガレインボーは外枠、56キロ、距離短縮、と有利な条件が揃った。
しかもおそらく3頭の中で最も人気がない。
神無月ステークスの指数が97で、オープン換算だと89。まずまず。
次走の武蔵野ステークスは前半4ハロン46.1秒というハイペースで、前の組は全て沈んだため、度外視出来る。メイショウワザシだけ6着に踏ん張ったが、あの馬はハイペースでも簡単にバテないので。
前走の門司ステークスはソリストサンダーがハイペースを早め先頭で押し切ったレース。前半1000m59.6秒のハイペースだったし、ソリストサンダーに早めに来られて前の馬には厳しい展開になった。これも度外視出来る。
ここは条件好転。長い距離を使ってきた馬なので、多少のハイペースではバテないはず。
ラプタスは負けた時はほとんどハイペース自滅。
1レースだけ出遅れて3着になった兵庫ゴールドトロフィーがあるが、園田の外枠はスタートで滑りやすい。それが原因の出遅れだったのだろう。普通ならこの馬がハナ。
ハイペース自滅とはいっても、この馬、ゆっくりと逃げることが出来ないようなタイプの馬で、ここも自滅はあり得る。
メイショウテンスイは東京ダート1400mのオープンで97.98という高い指数を持っており、オープンでも上位の馬。
ギャラクシーステークス、根岸ステークス共にハイペースの自滅で、この馬も見直せる。
軸自信度Cにしているが、配当妙味はかなりありそうなレースなので、ちょっと資金多めに投入してみようと検討している。
逃げはアジャストザルートとウインダークローズの争いか。
ダートも長距離になってくると指数が当てにならなくなるのだが、ここは阪神ダート2000mで2戦とも高い指数をマーク、1.3着と好走のアジャストザルートを軸に据える。
◎ 7 アジャストザルート
阪神ダート2000mは、1勝クラス勝ち上がりが104という高い指数。重馬場で時計の出るダートだったし、元々芝を使っていたので、明日の雨は好材料だろう。2000mだと1クラスで確か9変わるので、2勝クラス換算でも95という高い指数。
2勝クラスでの3着も指数96と高い。
どちらも逃げて作っている指数なので信頼出来る。
前走はやや速くて、逃げたホッコーアカツキも沈んでいるが、この馬は次走きっちり巻き返して2勝クラスを突破。
中京は単にタフなコースで向かなかったのかもしれない。
適度に馬柱が汚れて人気にもそうならないはず。
得意舞台。妙味もある。
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