かきつばた記念2021　予想　圧倒的に高い期待値。

※指数はグリーンチャンネルの「先週の結果分析」のものを用いています。地方交流重賞は、netkeibaの「タイム指数」も参考にしています。

◎　10　スマートセラヴィー
○　11　テイエムサウスダン
▲　4　ラプタス
△　2　ベルダーイメル
△　3　ノボバカラ

◎　スマートセラヴィー

ここ二戦の敗因は明確のスマートセラヴィー。

先週のオアシスステークスは前崩れのレースになっただけ。
3.4角で1桁通過の馬はヘリオスを除いて掲示板外に沈んでいる。映像を見る限り、内枠でレースもしにくかったように映る。それでいて指数92なら全く悪くない。
逃げて12着のメイショウワザシも指数90で、日曜に連闘で出走した吾妻小富士ステークスで2着と巻き返した。
休み明けでもあったので度外視で良い。
連闘は矢作調教師が得意と自認するところ。

前々走の根岸ステークスも前崩れのレース。
ここで1番人気想定のテイエムサウスダンも惨敗しているくらいなので気にする必要はない。

その前の阪神のギャラクシーステークスは差し馬台頭の流れで3着、指数90。
オータムリーフステークスはスローで前有利の流れを先行して勝利、指数92。
1400ｍでのレースを見る限り、あまりハイペースになると苦しいようにも感じるが、福島民友カップはハイペースを逃げて「あの」オーヴェルニュの2着で指数95。
1700ｍで通用する馬なので、元来、距離短縮はスタミナ豊富で有利なはず。単に偶然だと見たい。
ちなみにオーヴェルニュに「あの」と付けたのは、この馬は超ハイペースの東海ステークスを先行して勝ち切った化け物だから。2ターンのハイペースでは相当な力を発揮する馬で、これはチャンピオンズカップまで覚えておいて損はないだろう。

話を戻す。
テイエムサウスダンが中央のダート1400ｍで持っている指数が96.95。
ラプタスは前走が97、プロキオンステークスが93。
スマートセラヴィーの勝ったオータムリーフステークスが92だが、スローペースだったことや、今回、上記二頭とはハンデ差があることを考えれば能力差はほぼないと見ている。
それでいながら単勝オッズには大きな開きがあることから、買いなのはどう考えてもスマートセラヴィー。二戦惨敗したことが期待値を引き上げた。
当てに行くならテイエムサウスダンやラプタスになるが、妙味ダントツなのはスマートセラヴィーの頭。

○　テイエムサウスダン

ラプタスがハイペース押し切り、もしくは自滅型タイプ。
向こうが前走控えて結果を出してしまっているのが展開悩ましいところ。
テイエムサウスダンは外枠から内を見ながら競馬を出来るし、もちろん番手も問題ないタイプで、安定感で対抗。

▲　ラプタス

前走控えて結果を出したと書いたが、前走はリアンヴェリテの大逃げで、二番手のサヴィが内に入らず、3番手付近のこの馬は内枠からほとんど砂を被らずに競馬を出来た。これはラッキーであり、4角でもスムーズに内を回って来られた。
あのレースは例外で、逃げるとは思うが、幸騎手がどう考えているか……。
逃げても基本的に緩んだペースで逃げる馬ではないので、ピンかパーになりやすい。
単穴妥当だろう。

△　ベルダーイメル

この馬も前走、内がぽっかり空いて4角スムーズに2番手まで上がって来られてラッキー。
とはいえ、前走はかなりのハイペース。4ハロン通過45.8秒で前の組は厳しかったはず。
指数はオープン換算で89あり、通用するレベルにはあるだろうが、外から他馬に来られてどうか。ハンデ戦とはいっても前走と同斤量で特別優位にない。
連下まで。

△　ノボバカラ

1400ｍベストの馬で、前走は割と驚いた。
内枠で競ってかなりのハイペースになったのが幸いしたが、勝ち馬と0.2秒差なら上出来すぎるだろう。
買いなのはどう考えても1400ｍなので押さえておくべき。