エリザベス女王杯2019 予想

展開

リピーターが多く、クラシック勝ち馬が勝ち切りにくい独特のレース。
傾向調べたところ、割とタフなレースになりやすいという。
上がり3.5ハロンの競馬、とでも言えば良いだろうか。過去のレースラップを見てもラスト4ハロン目辺りからのギアチェンジが求められる。
京都はまだ内目の馬場が良いが、外回りなので外差しも当然効く。
クロコスミア、サラキア、ゴージャスランチ辺りが逃げ候補か。
最後は底力勝負。

◎ 11 ラヴズオンリーユー
○ 8 クロノジェネシス
▲ 13 サトノガーネット
△ 6 クロコスミア

見解

◎ラヴズオンリーユー
まず、今年の三歳牝馬クラシック路線はレベルが高い。
その前提で予想した。
これは桜花賞レコードを見てもそうだし、ハイペースになったオークスの決着時計を見ても分かる。秋華賞もハイペースになって力を求められる結果となった。
展開のところに書いたエリザベス女王杯のレース傾向に最も直結すると思うのが、オークス。スピード指数が高くて古馬相手にも余裕で通用するレベル。
桜花賞はスローからの上がり勝負になったし、秋華賞は少しだけレベルが落ちる。
それを踏まえて、樫の女王ラヴズオンリーユーを本命。
蹄のアクシデントで秋華賞を回避したが、無理すれば使えるほどだったとのこと。忘れな草賞も久々で楽勝している。それならばノーザンファームの仕上げを信じて良い。
最終追いきりは軽めだが、一週前追い切りで凄まじい猛時計をマークしてきた。
調教後馬体重見ても大幅増で出走になるだろうが、成長分のはず。心配無用。
何度もオークスを見返したが、道中は前とそれほど差のないポジションを取っており、特別な展開利があったのだとは思わない。
最も強いだろう馬がここもクリアすると見る。

○クロノジェネシス
対抗も三歳馬。オークスでは先行して馬場の悪い内目を通った。その分、距離はロスはなかったが、やや厳しい展開になったように思う。
秋華賞は8分のデキという言葉に惑わされたが、おそらく仕上がっていたのでは。むしろ、タフなレースから中3週という方が気になる。
しかし、どんな展開でも常にクラシックで上位に来た馬。
安定感のある馬は強い。なぜなら、どんな状態でも来るのだから。
三歳馬のレベルの高さを信じての対抗。

▲サトノガーネット
まず、追い切りが良い。一週前もそうだし、最終追い切りも良い。デキは万全だろう。
そしてここ二戦は距離不足だったと見る。後方に置かれてしまった。それでも府中牝馬ステークスは上がり二位の脚で差は詰めた。
4ハロン戦になった五稜郭ステークス、最後1ハロンで減速するタフな流れだった三田特別の内容はここに向くはず。
一発ならこの馬。

△クロコスミア
二年連続二着のリピーター。
ずっと不思議だったのが、何故、この馬がヴィクトリアマイルで三着に来られたのか、ということ。スローの瞬発戦が得意なんじゃなかったのかと。
理由はエリザベス女王杯の見方が間違っていたからだと分かった。
ここ二年は3.5ハロン戦でタフなレースだったのだ。
同じようなレースに出来るだろうから当然、上位候補。
調整過程はいつも通りといった感じで不安はない。
これだけの馬だから変化はなくて良い。
強豪相手にどこまで粘れるか。

他。
上位が強いと予想したので人気どころもバッサリ切った。

ラッキーライラックは使える脚が短いし、距離も長いのではないか。

シャドウディーヴァは前走好走したが、右回りに不安が残る。

一時は本命を考えていたスカーレットカラー。前走本命にしたが、距離を考えてエリザベス女王杯では本命にしないと戦前から決めていた。しかし、あまりにも府中牝馬ステークスの内容が良いので迷った。結局、距離不安と外枠、そして前走の内容がここで活きるか、を考えた時、不要と判断した。