8/22　好走期待馬

※指数はグリーンチャンネルの「先週の結果分析」のものを用いています。過去1年半までの指数を用いています。
※軸自信度は、赤枠がA、黄色枠がB、青枠がC、緑枠が、勝ちまで自信あるS、となります。
※筆者の言うペースは、前が残るかどうかの目安となるペースであり、前傾か後傾かを意味しません。前が苦しくなるペースをハイ、前が楽なペースをスロー、中間をミドル、としています。
※馬三郎の前日オッズを参考に、期待値込みで予想しています。今年の成績を振り返った時、その方が圧倒的に割に合うと判断したためです。そのため、当日のオッズを見て本命を変えることがありますのでご了承ください。

土曜は本命の馬券圏内はありましたが、的中自体は0。
単勝回収率が高く、複勝回収率が低いので長い目で見れば正解だとは思うのですが、そう長い目で見られるほど資力がない現状です。
もう少し、どういう時に複勝を買うべきかのパターンを分析すれば良いのでしょうが、現状、気力・やる気がなかなか出てきません。
近い内に分析したいとは思っています。

明日は購入レース数多いので、流石にどれかは的中するでしょう。
2日連続的中0は確か今年ないはずです。
リスクを負わないために複勝を買うレースも増えるかもしれません。

明日の馬場予想。

小倉は明日、雨量が不透明。
あまり悪化はしないと見て、前有利と踏んで予想しました。

札幌は馬場は普通の良馬場でしたが、風の影響で差しが決まりやすかった、と立川優馬さんのnoteで見ました。明日も同じ風が吹くという話です。
普段、考慮に入れないファクターでも、しっかりとした根拠があるのならファクターに入れるべきと考えています。今年、新潟が風の影響で前有利になったことがありましたが、明らかな事実なのに予想ファクターに入れないのは無理があると思っています。
7Rはちょっとすでに予想し終わっていて前の馬本命にしてしまいましたが、6R、10R、11Rの札幌記念は幸いにして前の馬ではない。差し決まりやすいとは言ってもダートは元々前有利ですから、このままで良いと判断しました。

新潟は雨が多少降る程度。
前有利のまま予想して良いでしょう。

では、8/21の好走期待馬に入ります。

◎　7　グッドリドゥンス
○　5　ウインググランダー
▲　8　ダッシュダクラウン

能力的にはダッシュダクラウンが断然なのですが、非常に難しい馬で、砂を被ると嫌気を差してしまうという話を聞いています。
鳳雛ステークスのパトロールビデオを確認したところ、一頭離れた外を追走していました。そのままずっと大外を回りっぱなしで、最後追い込んでは来ましたが、ロスの多すぎる競馬でした。
前走は砂を被っても我慢していたようですが、ペースアップしたところで置かれる競馬に。
これは阪神での1勝クラスの時も同様で、馬の特徴なのでしょう。
いくら能力が高くてもこの競馬っぷりでは強く推せません。
スムーズな競馬が出来れば楽勝まであると見て単穴評価にします。

本命グッドリドゥンスは初勝利を1勝クラスで挙げたのですが、その時の指数が108と非常に優秀です。
基本的にこのコースは早めに前に付けていなければ圏外になってしまいますが、前走、1700ｍで早めに押し上げる競馬が出来たのは好材料でしょう。叩き三戦目で良化していたのかもしれません。今回、馬三郎の追い切り評価が高いですし、終い伸びていて私から見ても好印象です。
コーナー鋭角の函館よりもコーナ緩い札幌の方が早めに進出しやすいでしょう。
4走前は的場勇人騎手が乗って後方まま惨敗。ラップ的には押し上げていけるようなペースに映りますが、信頼出来る騎手ではないですし、この騎手を乗せてきたということはあまり状態も良くなかったのかもしれません。
休み明けの3走前は東京の高速馬場では不要な馬だと学びました（本命にしてしまったので……）。
2走前も後方のまま惨敗ですが、休み明け二戦目で状態も一息だったのかもしれません。
前走はしっかり競馬になっていますから状態は上向きと見て良いでしょう。
勝浦騎手とは好相性なので心配していません。
むしろ、勝浦騎手というだけで人気が落ちやすいですから買いな騎手だとも思っています。
消極的なのでこの手の馬は合うはずです。

対抗に後方一手のウインググランダー。
再転入の二戦目で、注、の印を打ったのですが、上がり最速の脚を使って割と競馬になっていました。
前走は、離されましたが4着と中央のペースにも慣れてきた頃でしょう。最後方からの競馬でしたが、そこまで離れた最後方ではなかった。
行き脚が全くない馬なので2400ｍは歓迎でしょう。
また、札幌なのも好材料のはず。
前走に続いて3キロ減起用ですし、早めに上がっていければ一発あっても驚けない馬だと思っています。

基本、ダート長距離はあまり勝負すべきでないと思っていますので、馬券は少額に押さえたいと思います。

◎　1　クリノウマーベラス
◎　11　プライムデイ

ダブル本命にしました。

まずこのレース、あまり先行力のある馬がいません。
前走躓く形でスタートを出たクリノウマーベラスが逃げられると見ます。
前走は入れ替わりの激しいレースになり、前の組壊滅ですから度外視出来ます。
また、馬体増が堪えた、というコメントが陣営から出ています。今回連闘ですから絞れてくるでしょう。
前々走の中央交流の門別は休み明け。今日、札幌で5着になったシャルドネに先着は一応していますから、まあまあだとは見ます。おそらく、上がりから察するにハイペースでバテたのでしょう。
評価すべきは4走前。
スズカパンサーが大差で勝ったレースですが、かなりのハイペースでした。スズカパンサーに付いていったクリノウマーベラスもかなり苦しいレースだったと思いますが、指数93とここでは高い方です。
1800ｍで逃げても最後甘くなる馬なので、前走は度外視として1700ｍは良いと思います。
盛岡では短距離で連勝を重ねてきた馬ですし。
逃げれば一発ありと見てダブル本命の一角。

もう一頭はプライムデイ。
前走はいくらなんでも負けすぎで、これは砂被りを嫌がるタイプの可能性が高いと見ます。
JBC2歳優駿も内枠から逃げられず惨敗です。
前々走のわらび賞は引っかかり気味に先行して惨敗。
おそらくは気難しいタイプなのでしょうが、中山での二戦は外枠から逃げ・先行して、それぞれ指数は87.88とまずまずのものを持っています。
ここも砂を被らず運べるはずでしょう。
札幌での未勝利戦が指数106で大差勝ち、現級換算84と素材は良いはずです。
前走3番人気のピンパータイプが今回人気落ちで買えるなら良いと思います。
世代限定1勝クラスでの惨敗組は期待値が取りやすい。着順で見ている人がいまだに多いのでしょう。

1番人気になるであろうタイキドミニオンについて。
正直、良く分からないタイプ。
指数は1番なのですが、崩れないが勝ちきれないタイプで、前走は行き脚つかず外々回ったのが敗因だと陣営が述べています。にしても負けすぎかなという印象。
しかも今回は函館よりも不利な札幌の大外枠
あまり信頼出来るタイプではないと思っています。

◎　13　メイショウハナモモ

人気落ちのメイショウハナモモも狙いたいと思います。
前走は超高速ダートの小倉で、敗因は明らかです。
当時は高速馬場すぎて外を回すロスが大きく響くダートが続いていたのですが、メイショウハナモモの敗因は外を回し続けたことに尽きるでしょう。上位馬は全て内を突いた馬でした。
それでも4角では「勝つのはこの馬だな」と感じさせる手応え。
敗因明らかなので度外視出来ます。
対してここで内を突いて好走した馬は信頼出来ません。
人気が予想されるナオミゴゼンとギブミーラブ、がそうです。
ダノンシュネラもメイショウハナモモより1頭分内にいましたから微妙だと思います。
前々走も外枠不利な中京ダート1800ｍでずっと外を回されましたから度外視可能です。
3走前は1400ｍでかなりのハイペース。
4走前はハイペースを先行してバテただけです。

5走前の小倉、6走前の阪神は指数がそれぞれ92、94と良いものを持っています（このメンバーでは上位）から、近走の惨敗は全て訳ありと言えましょう。これはちなみにリアンクールよりも優秀な指数です。
執筆現在40倍程、流石にもっと売れるとは思いますが、20倍くらい付くなら厚くいきたいなと思っています。

◎　13　アヴァンセ

前走も好走期待馬に挙げたアヴァンセ。
2勝クラス勝ちが指数101（現級換算93）、その次走が95と3勝クラスでも上位を張れる馬です。
長期休み明けを繰り返してだいぶ馬が良くなってきていると思います。
前走は楽なペースで逃げながらも5着、指数85と物足りないですが、陣営からしてみれば「最内なので行くしかなかった」という話。
ここはスズカパンサーを前に行かせて好位を取れれば、距離短縮も味方にして勝機あり、でしょう。
敗因は全て仕上がりなりハイペース先行でバテたものなりだと思うので、今なら十分やれると思います。
スズカパンサーが速めのペースで逃げる馬なので、そこが不安材料です。

◎　11　バルサミックムーン

中山1勝クラスを106の指数で勝った時は「すぐ2勝クラスも突破出来る」と思った逸材のバルサミックムーン。
多くの人がそう思ったのか、1番人気に推された前々走はあまりにも強気な競馬。
ハイペースを早めに先頭に立って差し馬に交わされただけですから度外視で良いでしょう。
それを見ていただけに前走は自信の本命だったのですが、意外すぎる惨敗。
おそらく渋ったダートは向かないタイプなのでしょう。
実際、スピード競馬になる東京ダートよりも中山ダートで好成績を挙げている馬。
追い切りが2本だけなのが心配ですが、牧場で乗り込んできたというような話が出ています。
能力はここでも1番だと思いますので、札幌の良馬場ダートなら巻き返せるはずです。

あとスマートアリエルについて。
ブリンカー着用で真面目に走るようになったという話ですが、3走前は低指数の5着、前々走は小倉の特殊馬場での指数99の5着で、良馬場替わりの前走は半信半疑で見ていました。
前が残る展開だったにせよ、指数96で2着ですから本物でしょう。
相手はこの馬と、サヴァビアン、ロードエクレールで良いかなとも思いましたが、行く馬揃っているのでバルサミックムーンの単複が無難かなと思い直しました。馬連で少し買うかもしれません。

◎　16　アスコルターレ

このレースは超ハイペースの減速ラップになると決まっています。
モズスーパーフレアがいるのですからなおのこと間違いないでしょう。
あとはそれでも前が残るか、外差しが決まるか、の判断ですが、土曜のメインで差しが決まったのもあり、外差し優勢と見ます。上級クラスの方が差しも決まりやすい。

外枠差し馬ということでアスコルターレに本命。
アウィルアウェイはこういうレースが向くとバレバレでオッズに加味されていますから期待値が取れません。
ノーワンは内枠がどうか。
アスコルターレしかいないと判断しました。

前走の敗因は前に行ったこともありますが、直線で外のホープフルサインが内にヨレてきてまともに追えないところがあったのも一つだと思います。
葵ステークスは内が良い馬場を超大外に出す競馬。ハイペースもあって賭けに出たのでしょうが、結局、内を通った馬が残りました。最後の伸び脚は一番ですから悲観する内容ではありません。
最後の伸び脚だけで見れば、末脚の強烈さをかなり評価している、上がり最速のファルヴォーレに勝っていました。
ファルコンステークスは超ハイペースでも内前有利という馬場でしたから度外視。
ファルヴォーレも追い込んで6着まででした。
そのファルヴォーレは2勝クラスの小倉1200ｍで指数100、ハナ差の2着。
その時に勝ったダノンシティが土曜メインでタイム差なしの2着でした。
ハンデ差やトラックバイアスを考えれば、この馬も普通に通用すると見ます。
少なくとも、そこそこ人気しているシゲルピンクルビーには普通に先着してくれると思っているのですが……。

他の強調材料としては、阪神1200ｍで破格とも言える43.8秒通過になったマーガレットステークスを勝っている点。ラップ的には昨年の北九州記念とほぼ同じですから、ここへの適性も抜群だと思います。
あと、鞍上の藤岡康太騎手がこのレース好成績な点です。
過去10年で6回乗って4度も馬券に絡んでいます。
確か昨年にも書いたのですが、騎手の特徴が分かった今では偶然ではないと分かります。
藤岡康太騎手は脚を溜めるのが上手い追い込み騎手なので、このレースのラップにマッチしているのでしょう。馬券に絡んだ全てが差し・追い込みです。内、一度はビッグアーサーで2着だから褒められたものではないかもしれませんが……。

単複勝負します。

◎　6　レシプロケイト

この馬、1400ｍを中心に使われていますが、1200ｍのほうが指数が断然良い。1200ｍだと掲示板を1度も外していません。
新潟ダート1200ｍも比較的相性が良く、3勝クラスで指数97で4着、現級換算92。
NST賞は5着でしたが、指数91と悪くないです。オープンクラスでも弱いメンバーですからこの馬のりんくうステークス99という指数がメンバートップになります。
ダート1200ｍは総じて外枠の方が良いのですが、この馬、内枠を引くことが多い。
今回の6番枠なら、まし、と言えるかと思います。
丸山元気騎手も昨年に新潟で2度乗っているので大丈夫でしょう。
徹底逃げ馬がいるメンバーではありませんが、位置を悪くしたくない馬が内に4頭揃ったのできちんと流れるでしょう。外にも極力前目で競馬したい馬が揃っています。
あとは、きちんと届くかどうか。
1200ｍの混戦レースは本当に難しくて……。
そういう時に人気馬を買う意味はあまりないのかなと思っています。

一頭だけ触れておきたいのがデュアリスト。
古馬オープンの壁は基本的に3歳馬にとっては高いのですが、この馬、兵庫ジュニアグランプリの指数がnetkeibaで凄まじい高さ。当時2着のレディバグもオープンクラスまで上がれるだろうなと思う馬です。
前走は1400ｍにしてはかなりのハイペースで逃げて失速。
1200ｍ通過が1.10.0で、今回ハンデが軽くなるので普通に足りるのでは、と思っています。
しかしながら最内枠、3番枠にハイペース先行タイプのサイクロトロンがいますから、決して楽な競馬は出来ないと思って評価は下げました。
人気がもしさほどないようなら単勝を買ってみるのも面白いと思います。

◎　4　ラヴズオンリーユー

ラヴズオンリーユーにS評価を与えます。
オークスを好タイムで勝った時は相当な大物だと思いましたが、その後、低迷。
意外に弱かったのか、と思いましたが、今年になって完全に本格化しています。
クロノジェネシスに勝ったかと思わせる内容の競馬、グローリーヴェイズやデアリングタクトを楽に敗れる馬がここにいるかといえば、まずいないと思います。
海外での勝利は割り引きされやすいかと思いますが、相手が日本馬なのだから割り引く必要は全くないと考えています。
矢作調教師が「リスグラシューの時と似ている」と発言していたそうですから、馬が変わったと見るのが正解でしょう。
海外遠征前でも川田騎手なら一戦入魂の騎乗で勝ちに来てくれるはず。そもそも海外のレースもまだまだ時間があります。
レースっぷりにも危ういところは全くありませんし、きちんと良いポジションを確保して勝ちきってくれるはず。
元々消耗戦向きの馬だと見ているので、洋芝も心配していません。
これだけの馬が定量戦で55キロ、執筆現在2.4倍なら断然買いです。

これだけ付くのはソダシがいるからでしょう。
きちんと流れたオークスで前向きな気性を見せましたから2000ｍも大外枠も不安材料にしかなりません。
クロフネ産駒の牝馬で2000ｍのオープン級レースを勝った馬がいたかと思って調べてみましたが、ホエールキャプチャやアエロリットですら勝ててないのですからここは割り引いて良いと思います。
他の馬はよほどのことがない限り、交わせるはずです。

◎　15　キャルベイ

かなりの低レベルメンバーです。
追い込み脚質なら面白い馬も少しいますが、前に行ける馬で良いなと思えるのがキャルベイしかいません。
中山の未勝利2着時が指数110、勝った時が98でしたが、これは大楽勝で上がり37.7秒を使っていますからまだまだ余力ありと見て良いでしょう。
長期休養明けの前走は、超ハイペースを先行。
さすがにバテて8着は仕方なかったと思います。
勝ったノーブルシルエットで指数108あるハイレベル戦で、ノーブルシルエットは2勝クラスも突破。
4着タマモブトウカイが次走で勝利、2着ゴールドミーティアがそのタマモブトウカイの2着。
5着レイニーデイも1勝クラスを勝ち上がりました。
3着リンガスウォリアーは次走、距離延長を引っかかって惨敗ですが、すぐに1勝クラスを突破出来るでしょう。
6着プンタアレナスは未出走。
7着タイムモーメントがここに出走してきますが、展開の差もありますし、キャルベイは最後、適当にムチ入れてただけでまともに追ってなかったから力の違い明白でしょう。
それでも指数は89ありますし、叩いて上積み十分のはず。
未勝利勝ちの3歳馬はいずれも低レベル戦でのものばかりで怖くありません。
怖いのは、差し決着になった時や差し馬がマクってきた時。
あとはまた間隔が少し開くこと、ブリンカーを着用してくること（穴馬なら加点しますが、人気馬でわざわざブリンカー装着は減点です）、でしょうか。
それもあってS評価にしませんでしたが、ほぼほぼ勝てるかなと思っています。

以上。

競馬予想本を本ブログ、noteにて執筆しています。
全て書き終えたら、推敲してKindleダイレクトパブリッシングにて出版しようと思っています。
スキしてくれると励みになって書く気になりますので、内容が良いと思ったら是非、お願いします。

『「永遠の初心者を脱する！」ための競馬思考』