『「絶対に負けたくない!」から紐解く穴パターン事典』メシ馬 (著)

穴をあけやすい27パターンを載せている本。
当たり前といえば当たり前のことしか書いてないが、意識しなければ忘れやすいので復習のために良いと感じた。もちろん、ビギナーにもオススメできる。
目次はAmazonでも無料で公開されているので、以下に引用してみる。

01 ハイレベルレース経験
02 加速ラップ
03 平坦コース巧者
04 急坂コース巧者
05 U字コースとO字コース
06 内枠が得意な馬 外枠が得意な馬
07 長く脚を使う馬とギアチェンジが上手い馬
08 中山替わり
09 苦手条件での好走と得意条件での凡走
10 時計が掛かる(芝)
11 ダート道悪巧者
12 芝→ダート→芝
13 ダート→芝→ダート
14 突然バテた馬の距離短縮
15 距離延長
16 前崩れレースで先行惜敗
17 前残りレースで差し損ね
18 上がりの幅の小さいレースで負けた差し馬
19 前走差し決着
20 明確なナニカが働いた次のレース
21 近走ハイペース暴走逃げ
22 休み明け(OP/G1)
23 休み明け(未勝利・500万条件)
24 馬体重減&大敗からの休み明け&馬体重増
25 上がり馬の狙いすましたローテ
26 少頭数の差し馬
27 少頭数の逃げ切り

以上。
本では実際のレースを具体例として挙げてあるので分かりやすいと思う。

言われれば当たり前かもしれないが、全て予想に活かしている人は少ないのではないか。自分は一回読んだにもかかわらず、もう忘れていたパターンが多い。

27パターン、かなり分かりやすいものがあると思うのだが、なかなか人気に反映されないので美味しい印象がある。

たとえば、16の前崩れレースで先行惜敗、なんてレース結果を眺めれば一目瞭然なのに人気に反映されにくい。

先週のみやこステークス(2019年)、自分はエルムステークスでのリアンヴェリテがこのパターンに当てはまったから本命にした(エルムの次走の白山大賞典は地方で距離長かったので参考外)。
ここ四戦で全て3番人気以内だった馬が12番人気まで急落していた。ここ二戦は敗因が明らかだったので、いくらなんでも人気落ちすぎだろうと思った。
結果、またもや超ハイペースの前崩れになったので惨敗したが、リアンヴェリテは次も要注意だと思っている。

反対パターンの前残りレースで差し損ね。
とは少し違って、勝ってしまった例。
今年(2019年)の府中牝馬ステークス。勝ったスカーレットカラーは後ろからただ一頭だけ追い込んで勝った。それでも今週末のエリザベス女王杯でおそらく3か4番人気のはず。過小評価されすぎと思うので、どうなるかが楽しみである。(結果が出たら更新しよう)

今は何も見ずに書いているが、重賞の結果一覧を見返せばいくらでも例を挙げられるパターンだろう。

前走のレース映像など観られれば一番良いと思うが、時間のない時にも役立つ良書だと思う。かなり内容を忘れていたので、もう一度しっかり読み返してみるつもりである。