フェアリーステークス2021 予想 パフォーマンスの高い馬の先物買い

展開

馬場差だが、「先週の結果分析」の今年の放送がまだないため、出ていない。
が、馬場が年末よりかなり良くなっている。

金杯のレース回顧の時は、単に金杯が超スローだったから速い上がりが出た、のだと思っていたが、他レースもきちんと見てみると、Cコース替わりの1/5から概ね速くなっている模様。

土曜のニューイヤーステークスの勝ちタイムが1.33.2で、上がり最速のサトノウィザードが33.1秒という速いタイム。
日曜の若潮ステークスに至っては勝ちタイム1.32.9!
金杯時よりも高速化している
のでは。

これだけ出るのなら高速馬場化したと見て良いだろう。
タフなイメージは完全に捨て去った方が良い。

トラックバイアスも、内外特に有利不利はなさそう。
中山1600mなので内有利と見て良いだろうが、それほど気にしないで予想したい。

展開だが、速いのはプリティインピンク。
しかし、ダート1200mからの距離延長で、どこまで無理をするか。
ニシノエルサ
も1200mでは速いが、より長い距離では無理していないので好位付けか。
ラストリージョ
ネクストストーリーも速いが、やはり1200mでのもので、逃げている訳でもない。

上記のどれかが行きそうだが、無理しそうにはない。
ゆっくり運んで前残りを狙いたいところだろう。
過去のこのレースを見てもスローが多くなっているので……。

スローになっても前残りというレースでもなく(そういう年もあるが)、差しもしっかり届いている。今のトラックバイアスを考えても、強ければ差し届くだろう。

前が多少有利ではあるだろうが、それよりもまずは能力。
筆者には能力の上下差が激しく映る。

ここは先物買いをしたい。

◎ 1 ベッラノーヴァ
○ 11 オプティミスモ
▲ 10 シャドウファックス
△ 8 テンハッピーローズ

見解

◎ベッラノーヴァ
もしかしたらかなり抜けた馬なのでは、と思っている。

前走は東京1400mで馬場差+0.3秒と重馬場らしくタフな馬場、その指数は106と優秀。
そういう馬場なので、瞬発戦向きというよりは、おそらく消耗戦向き。
血統もタフな馬を多く輩出する馬同士の配合、エピファネイア✕ネオユニヴァースで、その裏付けにもなる(筆者は血統派ではないが、適性を裏付けるものとして血統を見ている)。

前走をどう見るかだが、この馬は17番枠から出遅れ。
出遅れに関しては新馬によくあることなので、改善を期待する。
で、道中も終始外を回し、直線も外へ。
上位は内を避けた馬同士で決着だが、筆者が問題としたいのはそのトラックバイアス。
内を通った馬、避けた馬、とバラけたが、そのくらいジョッキーも馬場読みが難しかったのだろう。

筆者が言いたいのは、このレースのトラックバイアス、実は内だった、のではないかということ。
4着馬は内をロスなく回った分、後方待機していたロスをなくしての上位だし、前半4ハロン48.9秒というスローで多くの馬が脚を余している分、内を回った方が得だったというのは間違った見方ではないと思う。5着も内目を回った馬。
逃げて2着のロジプリンはコーナーは内を回り、直線手前から外へ。ほぼロスなく回ったと見て良い。

3着メインターゲットは終始外だった。
この馬はなかなか強く、次走の距離延長の1600m未勝利戦で前崩れの展開の中、前の組で唯一掲示板を確保。9日(土)にダートだが未勝利を勝ち上がっている。

内を通った2着ロジプリンも4着ペイシャケイティーも5着キャットリングも次走着順を落としており、このレースで外々を回ったメインターゲットの強さの方が際立つ。

また、スマート出馬表でもこのレースのトラックバイアス判定は「内」と出ている。トラックバイアスの重鎮、馬場虎太郎の判定だから信頼出来るだろう(この判定はどうやら展開も含めてのもののようである)。

この日は雨上がりの東京で、馬場が乾く過程で伸びどころが変わっている可能性があるが、メインのオクトーバーステークスが内を通ったテリトーリアル、パンサラッサの行った行ったの競馬になったのだ。
7Rも最内を逃げたフラッフィーベアが穴をあけた。
5R新馬も、最内を逃げたロックオンエイムが穴をあけた。これは次走勝ち上がっているので単に人気の盲点だっただけかもしれないが。

少なくとも、道中からずっと外々を回ったのは相当ロスが大きかったと筆者は見る。
それでいて、上がりは2位に0.6秒差を付ける34.0秒。34秒台自体が3頭だけ。
「先週の結果分析」のメンバーランクCで、タイムランクもB、決して弱い馬揃いという訳ではなかっただろう。

トラックバイアスは使える時には最強の予想ファクターになると、常々主張している。
昨年の秋華賞(予想 トラックバイアスは完全に外にある)がまさにそう。
ここも筆者の目論みが当たっていることを祈る。
不利な競馬をしての指数106、上がりダントツの最速は非常に価値がある。

若駒で間隔も開いているので成長度も見たいが、最終追い切りはポリトラックで先着。
追い切り時計自体は相当速くなっているし、新馬戦時は遅れが多かった分、良化は確実ではないだろうか。

課題のスタートを克服して勝ち切ることまで望む。

相手には実力あると信頼出来る馬を抜擢。

○オプティミスモ
ハイレベルのファンタジーステークス組は条件替わりでもとにかく狙いたいところ。
中でも特に狙うべきはハイペースを先行して粘った馬(メイケイエール、ラブケリー、ヨカヨカ、デルマカンノン)だが、先行して崩れた馬(サルビア)、差してきた馬(オパールムーン)も悪くない。

この馬は差してきた馬で、それも最内を通ってのものだからそのまま鵜呑みには出来ないが、弱い馬では決して出せない指数を出した。

父リーチザクラウンも母父ダンスインザダークもタフな馬を輩出しやすい種牡馬で、中山コースも問題ないはず。

前走は控えたが、新馬はまずまず速いテンで走っているので、展開に応じて競馬が出来るだろう。
ここでも期待する。

▲シャドウファックス
前走アルテミスステークスは見せ場ありの良い競馬だったが、残り100mで急速に止まった。
いかにも距離が長かったような負け方だが、東京で速い区間を走って息が保たなかっただけ、ではないか。このレースなら10秒台は挟まないし、止まったとしてもテンハッピーローズと0.2秒差、新馬勝ちした中山なら逆転可能。向こうはテンが速くなく、展開利も見込める。

実績的にもそうだが、スウェプトオーヴァーボード産駒で中山の方が向きそう。
中山なら前走のようなことはないはず。

△テンハッピーローズ
この馬もなんだかんだ軽視出来ない。
サフラン賞が1勝クラスで98という高指数。
この馬に0.5秒差の上がりを付けて勝ったサトノレイナスの実力が阪神ジュベナイルフィリーズで本物だと判明した今、それよりは劣ってもこのメンバーなら十分勝負になる。
前走もスローで差し不利ながら堅実に走った。

あとは位置をきちんと取れるかどうか。

馬券は馬連BOXは買いたいが、◎中心に買う。
単勝も買う。三連複は4頭BOXで100円ずつ買ってみてもいいかな、と思うが、迷っている。

投げ銭のお願い
当ブログでは投げ銭を募っております。
予想の結果、読み物としての内容、が参考になった、気に入った、等ありましたら投げ銭していただけると大変喜びます。もちろん、無料で読んでいただくだけで十分嬉しいことに変わりはありません。
受取人のEメールアドレスに「magumagumagu.com@gmail.com」を入力していただければ、まぐに届きます。15円から可能です。是非、よろしくお願い致します。