「ウマい馬券の見解文は勉強になる!中京ダート1800m・福島ダート1150mを例に」

ウマい馬券の見解文はレース後に無料で読めるため、以前から私は割と目を通しています。
たまに「これは知らなかった!」と思うことがあり、私の力になっています。

最も驚いて記憶に残っていることを紹介します。
「中京ダート1800mは内枠有利!」と言われています。
それは決して間違ってはいないのですが、あくまで高速馬場の時に限るということです。複数の予想家さんが書いていました。私のコラムでも時たま触れています。

低速ダートになりやすい1.2月の中京ダート1800mは、何と1枠が最も好走率・回収率が低くなっています(2020年~本年まで)。
好走率では8枠と4枠がトップタイで、1~3枠は好走率が低くなっています。
もはや内枠有利ではなく、外枠有利だと言って良いでしょう。

また、このことから低速馬場ほど外枠有利の傾向が強くなるのだということに気づきました。
スピードが出ている時ほど外を回すことで無酸素エネルギーを消耗するはずです。スピードが出ていなければ、外を回しても無酸素エネルギー消費が少ないだろうと気づいたのです。
外を回すメリットは揉まれにくいこと、砂をかぶりにくいこと、不利を受けにくいことなどがありますが、そのメリットの方が大きく出るのでしょう。
競馬というゲームはバランス調整が本当に凄い!と感じます。このことに限らず、ちょっとしたことで内枠有利が外枠有利に変わるのですから。
重要なのはロジックで捉えることなので、こちらの方が汎用性があって私にとっては大きな気付きでした。

私の見解文からも一つ紹介します。
福島ダート1150mの最内枠の優位性です。
土曜11Rのフルーツラインカップで的中できたので、その見解を添付しておきます。


1枠の複勝率24.5%は8枠に次ぐ2位で、単勝回収率は177%、複勝回収率は144%と驚異的な成績になっています(2020年~昨日まで)!
逃げ、先行の成績が良いのは当然としても、基本的に不利な中団・後方(TARGETにおける脚質分類)の複勝回収率がそれぞれ100%、91%もあります。

福島はスパイラルカーブを採用しているため、ハイペースで飛ばすと3角で内が開きやすくなっています。そこを突いて最内枠の差し馬が上がっていきやすいのが大きな理由でしょう。
フルーツラインカップで3着だったナンヨープランタンは是非ともレースを確認してみてください。
ガラ空きになったインをスルスル上がっていけていると見てすぐ分かると思います。

なお、ハイペースの時というのがミソです。
スタートは緩やかな上り坂になっているコースのため、ペースが流れにくく基本的には先行馬圧倒的有利になっています。
日曜12Rは3F通過34.9秒と比較的遅めでしたが、外から先行した3頭がワンツースリー。
基本的には先行有利で、ペースが流れるだろう時はイン差しを狙うのが良いでしょう。

来週から早速利用してみては如何でしょうか。

P.S.元々はサロンで学んだことで、あまり共有したくないのですが、今の時代、すぐに知られて共有されるだろうと思うので書きました。

バラすな!と感じた方には申し訳ありません。