皐月賞2020 予想 雨上がりの中山は差し決まる。

展開

雨上がりの中山は排水の関係で差しが決まりやすい。
水はけにムラがあり、3コーナーから直線にかけての部分の水はけが良い。
これはつまり、道中の馬場が重く、直線に向かってだんだん軽い馬場になるという意味。
従って、馬場の重い場所で加速する先行馬には不利になる。
展開だが、キメラヴェリテが半ば玉砕覚悟でかなり飛ばすのではないか。
そうなれば当然、差し馬が台頭するはず。

◎ 11 クリスタルブラック
○ 5 サトノフラッグ
▲ 10 アメリカンシード
△ 1 コントレイル
△ 2 レクセランス
△ 7 サリオス
△ 9 ブラックホール
△ 16 ガロアクリーク
△ 17 ヴェルトライゼンデ

見解

◎クリスタルブラック
ほぼ間違いなく後方待機のクリスタルブラックに本命を打つ。
スピード指数を見る限り、今年の皐月賞はレベルが高い。
これは3強だけの話ではない。他の勢力も現時点ではかなりのレベルにある。
1レースの指数だけならコントレイルの東スポ杯が抜けているが、他は混戦。
クリスタルブラックの京成杯も指数は優秀。
しかも大外を回るかなり大味な競馬をして勝ちきった。
あの勝ちっぷりを見る限り、大物の気配漂う。
追いきり時計もここ二戦よりも時計を出してきて、G1取りへの本気度が伺える。
成長途上との話だが、京成杯からの上積みが十分だとも受け取ることが出来る。
今年の皐月賞馬に輝くのはクリスタルブラック。

○サトノフラッグ
弥生賞ディープインパクト記念で本命にしたが、元々、皐月賞では軽視しようと思っていた。
弥生賞ディープインパクト記念と皐月賞ではレースの質が異なるからだ。
ところが、ここに向けて調教が非常に意欲的。
3週続けて好時計をマーク。
ここまでやって大丈夫なのかと心配になるくらい。
雨上がりの中山は弥生賞ディープインパクト記念でこなしている。
この馬の狙いはダービーではない。皐月賞だ。
逆転するならサトノフラッグだろう。

▲アメリカンシード
今年の若葉ステークスはレベルが高い。
3着のこの馬でも十分に優秀な指数。
まずこれが推奨理由。
もう一つは血統面。
レースっぷりを見ていてもキレるイメージは全くないが、父がタピット。
この産駒の特徴として、芝では馬場が重くなった方が成績を挙げる。
明日はおそらく稍重くらいまで回復するだろうが、この馬にとっては恵みの雨になるはず。
一発あるならアメリカンシード。
オッズも魅力的。

△コントレイル
単純な能力では最上位だと思うが、1枠1番はこの馬にとっては嫌な枠だろう。
他馬に包まれてるのを避けるため、先行するのではないか。
となると、差し馬にやられる危険性は十分にあると思う。
△レクセランス
すみれステークスの指数が優秀。差し馬。
△サリオス
マイルまでしか経験がないので、何とも言えない。距離をこなせれば。
△ブラックホール
弥生賞ディープインパクト4着。ゴールドシップ産駒で重い馬場も良い。
△ガロアクリーク
前走はスローなので指数は高くないが、鋭い上がりの脚。あの脚が使えるのなら。
△ヴェルトライゼンデ
ホープフルステークスまでは先行しながら上がり最速。外枠を引いたことで差しに回れば。