クイーンカップ2021 予想 ヒントはベッラノーヴァの新馬戦にある。

※予想方法だが、重賞中心に購入していた昨年と違い、今年は平場中心にやることになったので、重賞でも当てにいかず、穴が来るだろうと感じた時は思い切って穴狙いをすることが出来るようになった。
配当妙味を考えたり、印も極力絞ったりするが、的中率よりも回収率重視で予想する。

展開

馬場差。
先週日曜の芝1600mで-1.4秒という高速馬場。
先々週よりも時計がわずかに出ているくらいで、雨予報のない今週も引き続き高速馬場になるだろう。

伸びどころはイーブン。
展開次第で内・前は残るし、外差しも決まる。

展開は、過去5年、クロノジェネシスが勝った少頭数の2019年以外は46秒台できちんと流れている。
ここはエイシンヒテン、カイトゲニーと逃げそうな馬が二頭いる。
続く先行馬も、カナキリケン、サルビア、ミヤビハイディ、メインターゲット、インフィナイト、ステラリア、スライリーと揃っており、スローは考えにくい。

どういう馬が来るか、以下の本から引用する。

瞬発力特化型より持続性能重視で、直線の坂を上ってからも大きく失速して脚が止まらない、あるいは残り800mくらいからポジションを押し上げていってもしっかり末脚が使えるといった、タフな流れでも通用する速い上がり勝負経験のある馬が狙える。

以上。
その通りに、カレンブラックヒル産駒、ダイワメジャー産駒、クロフネ産駒、メイショウサムソン産駒辺りが穴をあけている。

ここは持続性能のある馬を中心に据えたい。

◎ 5 メインターゲット
○ 10 サルビア
▲ 7 ステラリア
△ 2 ククナ
△ 4 リフレイム
△ 15 レッジャードロ

見解

◎ メインターゲット

フェアリーステークスで本命を打ったベッラノーヴァの新馬戦で3着だったメインターゲットに本命を打つ。

この時の新馬戦については「フェアリーステークス2021 予想 パフォーマンスの高い馬の先物買い」の方に詳しく書いたので、是非、参照してもらいたい。

ごく簡単に書けば、あの新馬戦は外差し馬場のように見えて実はトラックバイアスは内有利だった、そこで外を回して勝ったベッラノーヴァ、同じく外を回した3着メインターゲットは強い、という内容である。

メインターゲットの次走の未勝利戦は差し決着の中、2番手からしぶとく粘ったもので、評価を落とすレースではない。

その後、ダートで勝ち上がり。

注目したいのは、前走のクロッカスステークス。

ラップ12.8 – 12.1 – 12.1 – 11.8 – 11.1 – 11.1 – 11.2
クロッカスステークスのラップ

見て分かるようにスローからの瞬発戦になったレースだが、問題はメインターゲットの直線。
直線入ってから残り200m付近までずっと外のレガトゥスのルメールに張られて進路がないという競馬。進路が出来たのはレガトゥスに完全に抜かれてからで、そこから必死に追ってもラストは11.2秒、届く訳がなかった。
早めに抜け出して持続力を活かしたいはずのダイワメジャー産駒で、外から差されたのは気にしなくて良い。
あれがなければ2着はあったのではないか。
スローなのでペース補正が0.9秒入っても指数は高く出ていないが、それでもオープンで90、2着と仮定すれば94~92はあり、リフレイムの京王杯2歳ステークスと遜色ないレベルにあると推測出来る(そのリフレイムも、京王杯でロスの多い競馬だから指数上積み可能だが)。

問題は1ハロン延長だが、前壊滅の未勝利戦で5着、指数95とまずまずの数字を出しているので、こなせる下地は十分にある。

おそらく人気は下から数えてすぐ、という程度だろう。
クロッカスステークスは個人的に単勝・勝ち馬との馬連・ワイドを購入していたので、非常に悔しい結果になった。
ここで大きく取り戻させてもらおうと思っている。

○ サルビア

こちらもダイワメジャー産駒の先行馬。
超ハイレベルのファンタジーステークスでハイペースを先行してバテたが、阪神ジュベナイルフィリーズでは8着、G1での指数95と巻き返した。

ラップ12.2 – 10.7 – 11.2 – 11.2 – 11.3 – 11.5 – 12.0
ファンタジーステークスのラップ

ファンタジーステークスは前半800m45.3秒を2番手追走と、バテても仕方がないペース。
先行して粘った馬、勝ち馬のメイケイエール、ヨカヨカは阪神ジュベナイルフィリーズでも通用したし、ラヴケリーも次走は人気薄の逃げ切りを差しきれなかったが、すぐ2勝目を挙げられるだろう。

先行してバテたデルマカンノンにも注目しているのだが、決め手がない馬なのでどこか上がりのかかるレースになれば2勝目を挙げられるはず。

話を戻すが、力は通用する。
近走の着順だけで相当人気を落とすのは儲けもの。
前有利の展開になれば、メインターゲットとセットで来ると見て対抗。

▲ステラリア

単穴には、重賞で大穴をあけるキズナ産駒ステラリアを推す。
前走ベゴニア賞はスローで、上位3頭が33.6秒の上がりを使うという、上がりの幅が狭い方のレースに。

ラップ12.9 – 11.4 – 12.0 – 12.5 – 12.3 – 11.6 – 11.3 – 11.2
ベゴニア賞のラップ

評価したいのが、勝った未勝利戦。
新馬戦からどんどん指数を上げ続けていたが、勝ち上がり戦は指数が116あり、文句なしのタイムランクA評価。この組では2着馬、8着馬が勝ち上がり、そうでない馬も未勝利で馬券圏内に入っている馬が多数。
当時は馬場差+0.4秒という重い芝で、レース上がりも35.7秒。
キズナ産駒らしく、消耗戦には強い。

そうでなくてもベゴニア賞で33.6秒の上がりを使い、瞬発力も及第点のものを見せている。

上位人気に差し馬が多いメンバー。
先行馬たちが意地を見せてくれるはず。

△ ククナ

シンザン記念は4着だったが、それでも指数は100もあるというハイレベルなレースだった。
差し決まる展開になれば、当然上位。

△ リフレイム

先述したが、京王杯2歳ステークスは直線で進路を何度も切り替えるロスがあった。
それがなければ馬券圏内は余裕であっただろう。
勝ちまであったかもしれない。

△ レッジャードロ

新馬戦は出遅れて最後方から。
凄まじい末脚を使って勝ったが、中山芝1600mでその上がりは33.9秒。
2位が35.3秒なのだから如何に異次元の脚を使ったかが分かる。

一度使って、出遅れなければ当然チャンスありの器。

他。
印を打つか迷ったアカイトリノムスメは個人的にPO馬なので応援したいのはやまやまだが、デビューから3戦とも出遅れ。前走の1勝クラスの指数97は悪くはないが、オープンクラスで高い指数をマークしている馬は多数いるメンバー。出遅れ癖が治るとも思わないので、ここはあって掲示板ではないか。

こちらも印を迷ったエイシンヒテン
阪神ジュベナイルフィリーズの93という指数は問題ないが、ここは先行馬に上がいる。
メインターゲット、サルビア、ステラリア、と印を打っているので、前の組では4番手以下、という理由で切ることにした。

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