9/26　好走期待馬

※指数はグリーンチャンネルの「先週の結果分析」のものを用いています。過去1年半までの指数を用いています。
※軸自信度は、赤枠がA、黄色枠がB、青枠がC、緑枠が、勝ちまで自信あるS、となります。
※筆者の言うペースは、前が残るかどうかの目安となるペースであり、前傾か後傾かを意味しません。前が苦しくなるペースをハイ、前が楽なペースをスロー、中間をミドル、としています。
※馬三郎の前日オッズを参考に、期待値込みで予想しています。今年の成績を振り返った時、その方が圧倒的に割に合うと判断したためです。そのため、当日のオッズを見て本命を変えることがありますのでご了承ください。

本日も朝から昼にかけて予想を公開します。
やはり馬場傾向を見れて、オッズも見られるのは良いですね。
土曜の中京12R、馬場を見ていなければ、勝ったクリノホノオの本命はありませんでした。

日曜は降雨量0の予報なので、中山ダート・中京ダートの傾向に変わりはないでしょう。

中山ダートは1200ｍ、1800ｍ共に前有利です。
土曜メインのながつきステークスが前半33.1秒。
これで前残りになるのはなかなかないと思うのですが、能力不足と思われたクーファピーカブーが2着に残りました。これが超ハイペースで残るのですから前有利馬場でほぼ間違いありません。
枠ですが、1800ｍは隊列にもよりますね。
元々は外枠有利ですが、内から先行出来ればそう不利にならないでしょう。
1200ｍは前有利、しつこいですが、差すなら内枠でしょう。
ながつきステークスは上位団子状態でしたが、上位入線の5番枠メディクス、1番枠デザートストーム、私の本命のメイショウアリソンも道中は内目。対して、人気のアポロビビが外枠からずっと外目を通って差してきましたが、伸びを欠きました。

中京ダートが差し届きやすいんですよね。
特に短距離です。
中距離は内枠先行やや有利だと思います。とはいえ、後方組もノーマークに出来ないくらいには差を詰めてきます。
8Rの1400ｍ、そう厳しい展開でないにもかかわらず、能力断然のメディーヴァルが4着に沈みました。
追い込んできた内の一頭は内枠の穴馬です。
内枠で脚を溜めても差しには警戒です。ダート短距離は差し馬というだけで人気が落ちますから、期待値を高く取れるのではないでしょうか。

あとは芝。
他の距離はともかく、神戸新聞杯の行われる中京2200ｍは差しが届きますよ。
中京は元々、起伏の激しいタフなコース。
2000ｍが前有利になりやすいのは、スローペースになりやすいから、という理由があります。馬場状態も影響しますね。
2000ｍは上り坂の中間辺りからスタートですが、2200ｍは上り坂をモロに2度通りますし、道中の起伏も激しくてタフです。神戸新聞杯は10頭立てと少頭数ですが、差し馬優勢と見ます。

中山芝はちらっと見ていただけですが、外差し届きますね。
ペース次第、といったところでしょうか。

重賞だけ早めにアップするかもしれません。
私は文筆家になりたいのが一番の目標ですので、読んで楽しんでもらえることが一番嬉しく思っています。

よろしくお願いします。

◎　8　ラボンダンス

持ち指数断然トップのラボンダンス。
前走の小倉は超高速ダートで、内枠先行有利なレースでしたが、この馬は大外枠で位置も取れずに大敗。これは度外視で良いでしょう。
前々走は超スロー。4角で2番手まで押し上げましたが、展開は完全に逃げたラフリッグフェルのもの。最後は再び突き放されてしまいましたが、指数はペース補正が0.3秒入って94。この指数でメンバー1位になる程の低レベル戦ですので、巻き返し必至と見ます。昨年の小倉ダート1700ｍで3着した時は指数98。ここでは能力上位です。
3走前は大敗ですが、2走前よりも遅い流れで、11秒台に入った区間付近で付いていけなくなりました。中京ダートならこのような急速なペースアップはないはずなので大丈夫なはず。

気になるのが馬場ですね。
中京がここまで雨降るのは完全に想定外でした。
2Rが2歳未勝利でレコード決着。1.2着馬は能力上位だったので別としても、3.4着には後方待機勢が食い込んでいます。
4Rの2歳新馬は一旦完全に抜け出した逃げ馬が交わされるレースでした。
極端な前残りは考えづらく、昨日に引き続き差しも利く馬場と、今のところは見ておきます。

◎　3　エナジーロッソ
注　12　ニシノライトニング
注　13　グランドストローク

前走も本命を打ったエナジーロッソ。
その前走は34.3秒のハイペースを先行。
前を捉えきれず、後ろから交わされて3着という今一つな競馬に一見映りますが、差された2着馬は土曜に3馬身差の楽勝だったランドボルケーノです。エナジーロッソで指数100ありますし、昇級戦だった中山でも指数101でスピード上位でしょう。
前々走の1700ｍ戦の敗因は、止まり方を見ても距離でしょう。加えて、外枠で外々を回されました。ホッコータルマエ産駒は案外距離が保たないことが多いですし、この馬は母父がサクラバクシンオーです。
4走前は前壊滅のハイペースを先行してハナ差交わされての2着と、ほぼ勝ち同然の内容でした。
初めに書いたように中山ダートは前有利。
普通に回ってくれば結果は付いてくるはず、と見ます。

注のニシノライトニングは穴推奨なのですが、執筆現在2番人気と売れています。時系列オッズを見る限り、ちょくちょく多めの投票が入っているようです。
三連単・馬単は売れていないのでもっともっと人気は下がるでしょう。
この馬は通過順だけ見てると先行力なさそうですが、レースを観れば行く脚を持っていると分かります。ここ三走は距離延長で単に先行させようとしていないだけ、だと思います。
5走前は今回鞍上の野中騎手で先行していますし、距離短縮である程度積極的な競馬をしてくれれば。
6走前の指数が95と優秀ですし、4走前はここでもっと人気になってくるはずのボイラーハウスと0.2秒差です。圏内の馬だと思います。

前有利と見ているのでグランドストロークも狙いたいところ。
前走は前半3ハロン33.9秒の流れを番手から競馬して5着、指数89なら悪くありません。ボイラーハウスとは0.4秒差。
前々走の大井戦は前半3ハロン34.3秒と、かなりのハイペース。逃げ切った大井のノーブルノヴァ以外は前の組が沈んでいます。この馬は最内枠で位置を取りに行くしかなかったので致し方ない敗北。
3走前の福島戦は内目を先行した馬で決着しましたし、大外を回ったグランドストロークには少し厳しいレースになりました。
概ね指数90前後で自分の分は走ってくるタイプです。
上手く先行してしまえば、残り目は十分だと思います。

◎　7　イツカハシャチョウ

5走前、ウェルドーンの2着だった阪神戦での指数が96と高いイツカハシャチョウ。
その5走前は出負け気味で、ハイペースだったので待機策がハマった感もあります。
続く4走前も行き脚付かず後方からでしたが、休みを挟んだ3走前辺りから行き脚が付くようになっています。
前々走は1700ｍの速い流れを先行しました。しかしペースも速くて早め失速、通過順二桁の馬でワンツー決着だったのでこれは度外視可能です。
前走の中京戦も行かせようと思えば行けるようなスタート後の手応えでした。
結局、後ろからの競馬で超スローだったため、後方ママでしたが、ここは人気落ち、岩田康誠騎手への乗り替わりで狙ってみたいと思います。

モズマゾクは前走101の指数で持ち指数断然トップになります。
カサデガ、未勝利の身で挑んだ1勝クラスは初ダートで変身。指数95と、これも上位。もう一度1勝クラスは出られるのですから押さえは必須。
あとはハーシェルまで。

◎　4　フームスムート
○　3　アナンシエーション

アナンシエーションは新馬戦の指数109。
1勝クラスの指数が、古い方から104.104.112.104と、このクラスでは断然の存在ですが、全て出遅れています。
速い上がりを使えることから中山ダートというタイプではなく、相手までにします。

フームスムートは前走指数が102。今までは80台半ばが多かった馬ですが、前走のパフォーマンス向上にはブリンカー着用効果があったとのこと。
明確な原因があるのなら信頼して良いはず。
積極策に出そうなのがタイセイマーベルくらいですが、フームスムートは途中から動けるタイプなので問題ないでしょう。
素直に前走を信頼して本命を打ちます。

去勢明けクールマニワ。
ブリンカー着用セイシェルノユウヒ。
前に行けるタイセイマーベルは押さえておきたいところ。

◎　1　ディモールト
○　5　レディバグ
△　10　フィールザファラオ
△　15　タガノプレトリア

中京は想定外の雨でしたが、差しは決まりそうですね。
ディモールトの外が逃げ・先行馬揃いで、ディモールトはその後ろのインのベストポジションを取れそうな枠の並び。
高速ダートで外を回すと間に合わなそうで、差すなら内から、がベターと見ます。

4走前から覚醒している感のあるディモールト。
昇級戦は指数こそ低いものの、2着と現級通用の能力を示しました。
前々走は不良馬場、それにしてはスローで、内前有利のレース。
外枠で外々を回されたディモールトの惨敗は度外視して良いでしょう。
前走は1200ｍに距離短縮。これも外々を回された分、伸びあぐねたと見て良いでしょう。内を通った馬で決着したレースでした。
1400ｍならそう位置を悪くしないでしょうし、内で我慢していれば伸びてくるはず。

レディバグはホッコータルマエの代表産駒。前走指数105、現級換算97で、距離短縮なら崩れにくい、と考えます。
手広く買っておきたいところですが、外差しが利くならフィールザファラオ、タガノプレトリア。

◎　15　スズカパンサー
△　13　デルマオニキス
△　14　アルーフクライ
△　16　モルタル

これだけ行く馬が揃ったなら差し馬、からが鉄則かもしれませんが、前に行く馬でもハイペース適性のあるスズカパンサーを敢えての本命。

休み明けも道悪も得意なスズカパンサーは前走で崩れないと見たのですが、外のシゲルタイタンが速く、前に入られて抑えたところで外から他馬が殺到。位置を悪くして大敗してしまいました。
完全に度外視で良いと思います。
前々走は60.2秒の超ハイペースで前崩れのレース。
3走前も中京にしてはかなり速かったのですが、ハイペース適性はある馬なので押し切ることが出来ました。
4走前は福永騎手が強気すぎる競馬。60.1秒なら流石に止まってしまいます。それでも4着なら上々。
5走前がハイペース逃げで大差の圧勝したレース。

ほとんどハイペースで、それに対する適性もしっかりありますから、前の組でもこの馬だけは残ると考えます。前有利の馬場も味方するでしょう。

相手には外の差し馬を中心に。

◎　3　キングストンボーイ
○　5　ステラヴェローチェ

中京は道悪で力勝負でしょう。
中京2200ｍは元々タフなコース。
少頭数のスローで前残り、はよくあるコースですが、この道悪ならそうは考えません。

キングストンボーイについては、書いている競馬本の方で少し触れています。

『「永遠の初心者を脱する！」ための競馬思考』13　ラップについて（前編）　2.3歳馬のレースのラップの見方

この記事から、共同通信杯について書いた箇所を引用します。

このレースは上がりの幅の非常に狭いレースで、1～7着馬の上がり3ハロンが33.3秒～33.6秒の間に収まりました。こうなるのは当然、スローペースで多くの馬が脚を余しているからで、時計的にも凡戦。一見するとスローの上がり勝負で評価出来るレースではありません。
が、このレースは上がり4ハロンが非常に速かったのです。

そのタイムは、コントレイル・クロノジェネシスと同じ45.7秒でした。
ですから、このレースは一見、低レベル戦に見えて、よく見ればハイレベル戦だったのです。

引用以上。
上がり4ハロンが好時計ということは、長い脚を使えて能力を秘めている証拠となるので信頼に足る、という話でした。上がり3ハロンだと、多少弱くてもスローペースなら出せてしまいます。

また、次のようにも書いています。

この中でも注目は、出遅れて後方から上がり最速を使ったキングストンボーイでしょう。青葉賞こそ負けてしまいましたが、共同通信杯で1番優秀なレースをしていたので、出世する可能性が高いと見ています（※神戸新聞杯を予定しています）。

引用以上。
レース内容としては、キングストンボーイは出遅れて後方から。
馬場の悪い内を突くしかないレースでした。それでいて一旦は2番手まで浮上。外のヴィクティファルスとシャフリヤールに交わされましたが、それらと同タイムですから評価して然るべき内容でした。

青葉賞の負けが特に言い訳の利くような内容ではありませんでした。敢えて言えば、最内に入ったことですが、特に内が悪い馬場ではなかったと思うので……。

その前走が不安点ではありますが、状態面で万全でないという理由から藤澤先生最後のダービーを自重して秋まで待ったのは好印象。一部ではグレートマジシャンを出走させるため、と言われていますが、流石に最後のダービーですから出せるなら出したかったでしょう。陣営も「春に無理をさせなかったことで成長を感じます」というコメントを残しています。

あとは現在の道悪馬場。
サウジアラビアロイヤルカップでは出遅れて届かずでしたが、当時は馬場差が計測不能になるくらいの極悪馬場でした。そこまでは行かないと思うので。
ドゥラメンテ産駒は上手い部類に入ると思います。元々、速い脚よりも長い脚を必要とされるコースと相性が良い種馬ですし、母ダイワパッションもフォーティナイナー産駒でこなしていました。上のエポカドーロも稍重で2戦2勝、未勝利戦も時計のかかる京都での勝利でした。

相手的には、ステラヴェローチェはバゴ産駒で、馬場差計測不能のサウジアラビアロイヤルカップで勝っていますから普通に強敵でしょう。

ちょっと嫌いたいのはシャフリヤールですね。流石に1倍台半ばというのは……。
ダービー馬で秋初戦を負けたのは藤原厩舎のエイシンフラッシュが思い浮かびますが、元々、トライアルで仕上げてこないことで有名な厩舎です。
あっさり勝って不思議ないですが、主にオッズで嫌いたいと思います。

◎　1　ウインマリリン
○　12　レイパパレ

ラチを頼って走りたいウインマリリンが最内枠を引けました。
昨日の中山は外差しが決まり気味でしたので多少不安が残りますが、これなら迷うことはありません。
エリザベス女王杯が差し有利のレースを先行して相当強い競馬をしました。
以来、高く評価している馬です。
AJCCは馬場の悪い内目を通りながら頑張っていました。
日経賞は指数102のハイレベル戦でした。ラチ沿いを通って恵まれたとも言えますが、元々、先行馬で恵まれやすいタイプでもあります。ラチ沿いを走れば、カレンブーケドールやワールドプレミアに勝てる馬、と考えれば、ここでも力差はないでしょう。

外枠から内を狙ってくると読んで本命にした天皇賞（春）でしたが、結局、外々を回されて苦しい競馬に。5着なら上々の結果です。

追いきりも9本乗り込んで、南Wで終い11秒台前半を連発していますからデキに関しても不安なし、だと思います。
スムーズに競馬して、強豪相手にどこまで通用するか、でしょう。

レイパパレは大阪杯のパフォーマンスが化け物。楽勝しても不思議ない器だと思います。前走はユニコーンライオンを捉えられませんでしたが、これはユニコーンライオンの方を評価した方が良いと思います。この馬に関しては上々の内容でした。全く評価を落とす必要はなく、2.2倍ならこちらを本命にしても良いかなと思うくらい。
外のロザムールが逃げ宣言のようですが、かからずにスムーズに運べれば。

グローリーヴェイズはJCが馬場の悪い内にモタれてしまうミスが痛かった。
それで上位三頭と差のない競馬なら逆転可能と見た金鯱賞が案外な内容でした。
香港は巻き返して2着ですから、普通に能力上位。

このメンツに入るとランブリングアレーは1枚落ちる印象で、過剰評価かなとも思います。
ランブリングアレーを買うなら、昨年のハイレベル京都大賞典で3着だったキングオブコージが怖い。
ウインキートスは競馬巧者。
買い方を考えないと勝てそうもないため、どうにかします（笑）

◎　8　ジューンクエスト

中京10Rはかなりのハイペースでしたが、最後方からの追い込みが届くレースに。
ここも差し馬を狙います。

馬体重が出るまで待っていましたが、増減なしならオッケーと見てジューンクエスト。追いきりは坂路で終い13.0秒かかっていますが、この馬としてはいつも通りで問題なさそう。
スパッと切れるというよりも、最後まで止まらずしぶとく伸びてくるので長い直線の中京は向くはずです。
前走はいつもより前目につけて差し切り。今まではもっと後方一手だったので、これは良い傾向でしょう。
昇級の中山戦と次走の中京ダート1400ｍでの指数優秀で、能力はここでも足りる馬です。
その後の阪神での2戦はスローペースでの差し損ね。
行く馬が揃っていますし、不良馬場で必然的にペースは速くなると思うので、あとは届くかどうか。

◎　1　ショーテンシ
○　9　タガノペカ

前走の敗因は馬体減というショーテンシ。
減った分はしっかり戻してきたので良いでしょう。
中山ダートは前が止まらないと思います。
行く馬が揃いましたが、最内枠から主張するしかないであろうショーテンシから勝負します。
外回すロスの方が響くはず。

本命を迷ったタガノペカ。
前走・前々走の指数99で、現級換算92。距離短縮なのでこれで十分通用します。
石橋脩騎手が乗り替わりですが、50キロなら。

指数断然のワーズワースは後方一手。
前走の新潟よりはチャンスあるでしょうが、多分、人気なので素直に大外回して届くかの競馬をするでしょう。追い込み決着になれば怖いですが、買いにくいのは間違いありません。

競馬予想本を本ブログ、noteにて執筆しています。
全て書き終えたら、推敲してKindleダイレクトパブリッシングにて出版しようと思っています。
スキしてくれると励みになって書く気になりますので、内容が良いと思ったら是非、お願いします。

『「永遠の初心者を脱する！」ための競馬思考』