2023/4/22(土) 好走期待馬

※指数はグリーンチャンネルの「先週の結果分析」のものを用いています。過去1年半までの指数を用いています。
※軸自信度は、赤枠がA、黄色枠がB、青枠がC、緑枠が、勝ちまで自信あるS、となります。ロジックに添っていなければC評価になります。ロジックに添っていればB評価、中でも3着内が堅いと思えばA評価になります。

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まえがき

こんにちは。
土曜からサロンの予想コンペティションが開催されます。
私も参加するのですが、良い成績を残して優勝すれば、競馬王に記事を書けるそうです。
今回の参加者は少ないので、何とか好成績を残して優勝したいと思っております。
なお、私の理論「余力ラップ」のPDFを添付しておきます。
ご自由にご覧ください。

「どうして後半ラップなのか」という点を補足いたします。以下の図は『競走馬の科学 速い馬とはこういう馬だ』(JRA競走馬総合研究所編 講談社 2006 p41)から引用したものになります。これはどういう走り方がエネルギー効率が良く、速く走れるかを図にしたものです。

B型は「ホーリックスがジャパンカップでコースレコードを出したペース配分」になります。
「前半やや速く、後半やや遅く走る」と、エネルギー消費量がほぼ一定になり、走破時計も速くなりやすい、ということを指しています(この認識で大きく間違ってはいないはずです)。
近年でいえば、ソダシが勝った桜花賞が当てはまると言えます。そのレースラップは「12.1-10.8-11.2-11.1-11.6-11.2-11.2-11.9」(前後半45.2-45.9)で勝ち時計は1.31.1のレコードタイム。勝ち馬ソダシは3番手追走だったので、B型に当てはまるでしょう。
A型は、桜花賞で中団追走から3着のファインルージュが当てはまるのではないでしょうか。
C型は、後方からタイム差なしの2着サトノレイナスです。エネルギー効率が悪い走りでタイム差なしの2着。様々なところで「1番強い競馬をしたのはサトノレイナス」と言われていましたが、エネルギー効率面からみても正しいと言えます。

また、C型は新馬戦や未勝利戦などで出やすいペース配分です。エネルギー消費量効率が悪い上に時計が出ません。スローの新馬で勝っても次走で時計面で通用するか分からない、と考える方がいると思いますが、エネルギー効率が最も悪いのでそれなりに疲労はしているはずです。
そうしたレースでは、後半にどれだけ速く走れたか、に能力が表現されます。それをラップで判別するのが「余力ラップ」という理論の考え方にあります。
以上。

馬場状態。
東京芝は金曜のクッション値が9.1。今の東京競馬場は「内枠・先行有利」か「外枠・差し有利」かの判断が難しいのですが、9.1ならまずは「やや」・「内枠・先行」で取ってみようと思います。レースを見ていればどちらが有利か分かってくるので、間違っていたら「外枠・差し」で取る予定です。東京マイルだけは外枠有利と見ます。
東京ダートは金曜含水率が4.8%。ほぼフラットな含水率ですね。差せる馬場までは行っていないと思うので、先行有利で取ります。
東京の風は土曜14時までは強い北風が吹きます。6-8mと強いのですが、直線は横風になります。なるべくなら馬格のある馬から。

京都芝はエアレーションとシャタリングを行っているそうです。クッション値9.3の価値が分かりにくいのですが、高速馬場で、展開次第で差しも届くと見ます。
京都ダートは含水率7.9%と稍重に近い水準ですが、金曜にもう少し乾くと見てフラットと見ます。先行有利で、クラスが上がれば差しも届くといういつものパターンで取ります。
京都の風は、開催中ずっと6-8mの強い北風が吹きます。ほぼ横風ですが、多少向かい風に寄っています。先行馬がやや有利になる程度と見ます。

福島芝は内が荒れているので、外枠有利に傾いているはずです。内枠は明確に不利と見ます。
クッション値は8.7とだいぶ下がってきています。今年の福島は芝が丈夫に育ったと聞きましたが、それでももう外差し有利でしょう。
福島ダートは含水率が1.8%とかなりタフになっています。低速馬場なら外枠有利でしょう。1150mは内から主張できる馬ならオッケーという程度で、あとは外枠先行を中心視します。
福島の風は北西の風が9-11m。福島は最終直線で北東に向かって走るのですが、ほぼ直線向かい風と見ても良さそうです。やはり差し馬有利で馬格ある馬中心と見ます。※間違っていました。向かい風は前有利です。

では本日もどうぞよろしくお願いいたします。

好走期待馬

福島1R ◎15ロジブライアン A評価
人気でも仕方ありません。
前走はテンの1F11.9秒。これならメンバー1速いはずです。
前々走はテン1F11.6秒、3F33.4秒の超ハイペースになって先行できませんでした。馬格もあって風も問題ないはず。馬格のないビップナージャはここ2戦道悪での好走。タフなダートに替わって苦しくなる危険性ありと判断します。

京都1R ◎6ウィズユアドリーム A評価
ウィズユアドリームの新馬戦はラストが11.7-11.3-11.4。自身はL2が22.7秒と基準をクリアしています。勝ち馬は最内を突いてきただけに、内を空けたのが裏目に出た印象です。2戦目は2F延長の上に、完全な差し決着となって展開不利。
京都芝2000mは、ハイペースになる秋華賞のイメージが強かったのですが、1800mよりスローになりやすいコースなんですね。先行力が活きる舞台と見て、堅軸と考えます。

東京1R ◎4プチボヌール B評価
プチボヌールはコンペティションに出しても良いとも思ったのですが、これを出しても全く面白くありません(笑)先行力あるタイプが少なく、中山ダート1200mから2Fの距離延長馬も出てきています。相手が弱いので、プチボヌールの馬券内は堅そうですが……。

福島2R ◎4フェリキタス B評価
先週、福島芝1200mで内枠が来たのは、どうやらスパイラルカーブなので4角で膨れながら上がっていけるからだそうです。膨れられるため、内の悪いところを避けやすいということですね。
これは中山芝1200mでも同様とのこと。中山芝1200mは外回りですが、3角が緩くて4角が急なので、膨れることができるらしいです。実際そういうレースでしたね。
フェリキタスは惨敗が続いて人気が落ちると思いましたが、落ちない模様です。1400mとダートは度外視で良いですね。3走前は初角入り口で隣の馬とぶつかってズルズルと下げる羽目になりながら4着まで巻き返してきました。
その前の福島は出遅れ。今はもうスタートに問題はありません。
新馬戦は加速ラップで、アロマデローサとクインズエルサに次ぐ3着。2戦目もクインズエルサに負けただけです。上のクラスでやれている2頭と互角に近い競馬ができているので力は上。他券種を見ると最終的に2番人気になりそうですが、3番人気になってほしいです。

京都2R ◎12サクセスハチハチ A評価
このメンバーではサクセスハチハチで仕方がありません……。
前走は上位3頭の競馬で2着確保。L4が50.0秒ジャストで、逃げたロングウッドはしっかり交わしました。
前々走は前の馬を捉えそこねただけですね、淀みのない流れの中、サクセスハチハチは終い12秒台を使っているので問題ありません。初戦は3.4角で外を回りすぎた分、伸びを欠いただけ。
京都ダート1900mは、初角までの距離が短くて内枠有利の1800mよりも、枠順がだいぶフラットよりになります。12頭立ての大外枠なら問題ないと見ます。

東京2R ◎10トレジャートレイル B評価
トレジャートレイルは前走の推定L1が12.3秒。
前々走は良馬場で馬場差±0というタフな馬場で、推定L1が12.4秒。前走はスタートを決めたのですが、内で砂を被るのを嫌がって位置を悪くしました。その点、外枠はプラスでしょう。先行力のある馬がかなり少ないので、砂を被る危険性も少ないと思います。上がり堅実でしっかり追い込んでくるでしょう。

福島3R ◎10ミルザム B評価 穴8チョウウマクイク
ミルザムの前走は重馬場の小倉ダート1700mで内から3頭目と外を回されました。後半5Fが、12.9-12.8-12.5-12.2-12.2、と加速し続ける厳しいレースになりました。当然上位は評価できる訳で、2着馬ワイドカイゼリンは次走、不良の小倉ダートで外目を回りながら完勝。5着馬もその後頑張っています。
ミルザムはややバテすぎな感もありますが、今回は含水率の低い福島ダートに替わります。490キロ近くというメンバー上位の馬格が活きる舞台となるはずです。差して来られる馬がどのくらいいるのか微妙なメンバーなので、持ち前の先行力を活かして先行してしまえば、粘れるだろうと読みます。
チョウウマクイクは前走ダート替わり。阪神ダート1400mのハイペースを先行して止まりました。ここは先行すると行ってくれれば心強かったのですが、陣営は「距離延長なので脚をためて運んでどこまで……」と弱気。穴推奨に留めます。

京都3R ◎1スイープラン B評価
京都1200mは内回り使用。スタート後、150mほどで登り坂を通過するため、スローになりやすいコース。直線も短いので内枠先行圧倒的有利になっています。
前走、距離短縮&格上挑戦のベルビューポイントは新馬戦が余力ラップに該当。1勝クラス2着は当然能力最上位ですが、致命的な大外18番枠。これでは逃げるか、好位の外付けをするしかないでしょう。できることなら控える形になって飛んでもらいたいですね。
スイープランは逃げた前走はハミを噛んでいたという話。残り50m近くになって逆噴射しました。陣営が控えた方が良いと述べていますが、2.3走前のように好位からの競馬でしょう。最内で脚をためれば、ほぼ圏内だろうと見ます。

東京3R ◎4ロジホーム B評価
ビップスコーピオンかロジホームかダイメイセブンを評価したいと思っていたレースですが、ロジホームがおそらく最も人気になりません。おそらく西村太一騎手鞍上だからでしょうが、ダイメイセブン以外は買いたい馬に良い騎手が乗っていないので不問に付します。
ロジホームは前走、ゲート練習の効果が出たという話。調教で乗り慣れていた西村太一騎手も良かったという話です。その前走は、ジェントルタッチかコルサファターレだろうというレースでしたが、その間に割っての2着好走。L4は50.5は評価できますし、L1以前の4Fは49.4秒。中間ラップも割と大事なのではないか?と思っているのでこの馬を買って見てみます。このレース、3着コルサファターレのルメール騎手が、1000m過ぎに前の2頭がペースアップした時に「仕掛けが早すぎる」と判断して追いかけなかったのではないでしょうか。
ジェントルタッチは、その前のレースでかなりのハイペース逃げを打って2着。そのせいでおそらくは乗り替わったのでしょう。さらにその前は、1勝クラスで連続2着しているプレミアペガサスと0.2秒差。
上でもやれそうなジェントルタッチとの0.6秒差は素直に評価して良いでしょう。
コルサファターレも新馬戦では1勝クラスを勝ち上がったメイショウフジと半馬身差で強い馬です。

京都4R ◎10ヴァンセドリス B評価
京都芝2400mは初角までの距離が長いからか、ペースが流れて差しが決まりやすいコースだそうです。調べたところ、平均ペースが2200mよりも速くなっています。
ヴァンセドリスは前走、スローの阪神芝2400mで、外々を回しながら2着まで差してきました。2400mだというのにL2は22.7秒と基準クリア。ここは3着堅いと見ます。

東京4R ◎1バロンゾラーレ A評価
バロンゾラーレの新馬戦は、11.4-11.3-11.1、の加速ラップ。逃げ切った馬から0.4秒差ですが、バロンゾラーレ自身も持続ラップ程度では走っていたはずです。
前走は外マクリ有利になっていた中山でしたが、このレースはスローでペースアップも遅くなりました。-0.8秒の馬場差でL2が11.6-11.7ならまずまず優秀。バロンゾラーレは外を回された分、内にいた1.2番手の馬を捉えられなかった印象です。終いは差を詰めているので特に割り引く必要はありません。
内枠先行有利になるはずの東京芝2000m。引き続きルメール騎手で好勝負期待です。

京都5R ◎11スマートアンバー B評価 穴6シンゼンイズモ 穴14ゴールデンスカー
コパノバークレー、ルーカスミノルが前走ハイペースの逃げ。他にも距離延長馬や先行馬多数。ハイペースになって差し決着になると読みます。
スマートアンバーの前走は不良馬場で馬場差-2.5秒。L3は12.4-11.9-12.4、と速くなりましたが、スマートアンバーは11.9秒区間で差を詰めて、終い12.4秒のところで差し切りました。スマートアンバーの推定L1は12.0秒前後。
速い時計が出る馬場だったとはいえ、これは優秀。「余力ラップ」と認定します。
穴にまずシンゼンイズモ。初ダートの前走は大きく出遅れましたが、上がり最速をマーク。5着止まりだったのは、L2が12.4-12.4の持続ラップだったので差すのが容易ではなかっただけです。普段は出遅れない馬なので改めて。
ゴールデンスカーは距離延長の前走は度外視。未勝利勝ちは13.0-13.0-12.8の遅めの加速ラップ。一気に前を捉えきるような手応えでしたが、内のセミマルの抵抗に苦しみました。急坂を登り追えた辺りで苦しくなったように映ったので、平坦京都向きかもしれません。

東京5R ◎12トーセンジニアール B評価
トーセンジニアールは1400mで2戦連続上がり最速。新馬戦はスローペースからL3が11.3-11.1-11.3と速くなりましたが、上がり33.7-33.8辺りに収まった中での33.3秒は立派。推定L1は11.1秒です。
2戦目はL3が11.6-11.1-11.7でしたが、自身はL2が22.7秒で余力ラップ。
マイルに距離延長してからは伸びを欠いていますが、2戦ともペースが流れたせいもあるかもしれません。ここはスローになりそうなので、上位の上がりを使って圏内に来ることを期待します。
レッドシュヴェルトは前走加速ラップを上がり最速。上がり2位に0.6秒差。ニュージーランドトロフィーを勝ったエエヤンの2着で当然評価に値しますが、東京でも速い上がりを使えるかどうかが鍵。
マルディランダの前走は不良馬場で差せない馬場だった中山で上がり最速。一応持続ラップで、マルディランダもほぼ持続ラップだったはず。これも東京で変わらず速い上がりを使えるかどうかが鍵です。

福島6R ◎6レッドバロッサ B評価
レッドバロッサは速いラップを持続できるタイプの逃げ馬。前走は前半3Fこそ遅かったものの、そこから速いラップを刻んで3着好走。素質の違うウィングヘヴンは追い込んできましたが、その他の追い込み馬は惨敗。4着以下に5馬身差を付けたのは立派です。
前々走はスローに落としすぎたのも敗因ではないでしょうか。
陣営は「一叩きの効果と小回りで」と述べています。含水率の低い福島はいかにも合いそうです。

京都6R ◎3サンクフィーユ A評価
サンクフィーユは全3戦全てが好時計です。
全てハイペースばかりですが、ここもペースは流れそうなので問題ないでしょう。
想定通り、高速馬場になってくれれば堅軸と見ます。

東京6R ◎9ブライアンセンス B評価 穴1オソルノ △3.12.16
ブライアンセンスは新馬戦の推定L1が12.2秒。タイム差なしの3着ですが、差し損ねた印象です。2戦目は12.9-12.9-12.7の加速ラップで楽勝。ここは楽勝しただけで十分でしょう。陣営も「もっと上を目指せる器。ここは通過点にしたいね」と強気です。
オソルノは勝った未勝利戦の推定L1が12.2秒。しかも最後は持ったままですからかなりの余力ラップ。前走は出遅れての敗戦。中山の急坂でL1が12.2秒なら東京でも切れ味が活きそうです。問題は最内枠という点。不利枠は致命的です。
サンライズフレイムはL2が11.7-12.1。残り200mで先頭だったので自身のL1も12.1秒です。基準ラップをクリアしての余力ラップと見て評価しますが、これも内枠です。
パライバトルマリンは新馬戦が12.4-12.1-12.1と基準ラップをクリアしての余力ラップ。2戦目は出遅れたことと、枠順不利だったので見直せます。
枠の恵まれたタマモロックは距離短縮で良さそうです。

福島7R ◎15スコプルス B評価
福島はゴールドシップ産駒の庭と化しています。
スコプルスの新馬戦は大逃げがあってラップが分かりにくいのですが、スコプルス自身のL1はおそらくレースラップ同様11.9秒で、上がりは2位。1位のダノンザタイガーには0.6秒も差を付けられていますが、低レベルの福島なら十分評価できる数字と判断します。

京都7R ◎11ルアル B評価
ルアルの前走は+30キロ。パドックで見てもやや太めでしたが、3着好走は立派です。4歳なので成長分もあるでしょう。前々走はスタートが良くなくての惨敗。
他に主張するのがアメリカンピースくらいですが、アメリカンピースは道悪くらいでしか走らない馬。気性に問題もあるようです。どんどん距離短縮してきていますが、前走は1200m地点でも粘れていなかったので厳しいでしょう。
外のルアルがすんなり抜け出してそのまま残せると見ます。

東京7R ◎15ルミナスフラックス B評価
かなり低レベルな1勝クラス。
ルミナスフラックスは3着だった前走・金沢での交流戦の指数がかなり優秀です。
2着馬は芝で1勝クラスを勝ち上がっていますし、4着馬は1勝クラスで3着に入って穴をあけています。
矢作厩舎からの転入という都落ち感がありますが、去勢初戦になります。
追い切り過程からおそらくは前走後にすぐ去勢していると思われます。約半年でホルモンバランスが安定すると言われていますが、おおよそ半年近くにはなるはず。
追い切りで遅れが目立つそうですが、転厩前から遅れてばかりでした。
8着だった寒椿賞の指数が91で上がり2位。力さえ出せれば通用はするはずです。
去勢するような馬なので大外枠も良さそう。
ここが駄目でも数戦は追ってみたい馬ですね。

福島8R ◎10リュクスフレンド B評価
リュクスフレンドは4走前の同条件が好内容。ハイペースの外差し決着の中、比較的前目で競馬をして2着と頑張りました。
東京や阪神のマイルでも頑張っていた馬ですが、速い上がりは使えない馬なのでローカルに回ってきたのは正解と見ます。
前走は後方からになったので度外視。前々走は内で我慢していたら外から馬が殺到して馬場の悪い最内に。それでも6着と頑張りました。3走前の中京芝2000mは適性外でしょう。
追い込みに振ってポルテーニャとも迷いましたが、鮫島良太騎手鞍上でおそらく最終的に2.3番人気になりそう。それじゃあ妙味は感じず……。
あまりペースは速くなりそうもないので、前目で競馬ができるタイプから。
サルサロッサが最内から楽にいければ粘れそうなメンバー構成なのですが、外のヘクトパスカルも絡んでいくはずなのでその後ろから付いていけそう。鷲巣虎太騎手から永島まなみ騎手に乗り替わりもプラスでしょう。

京都8R ◎1ヴェールアップ B評価
京都ダート1800mは初角までの距離が短くて内枠有利。
ヴェールアップは今回、ブリンカー着用で最内枠。鮫島克駿騎手鞍上ですが、その外の騎手たちは坂井瑠星騎手を除けばあまり主張しないと思います。
牝馬限定戦で逃げ馬も不在。最内枠からすんなり逃げれば残せるはずです。

東京8R ◎1フォティノース C評価
1勝クラスの勝利は好時計だったので弱いはずはないフォティノース。とにかく引っかかるのが敗因なので、1600mよりは1400mの方が良いでしょう。今回は逃げ馬が揃って最内枠。馬の後ろに入れて比較的折り合える可能性はあります。
前走から1400mに短縮しましたが、前走は出遅れた挙げ句にひどく引っかかっての惨敗。ペースも緩かったので、流れそうで内有利になりそうな今回はチャンスがありそうです。ちなみにソールオリエンスやヴァンドギャルドときょうだいです。

福島9R 浄土平特別 ◎2ウインアステロイド B評価
行く馬が割と揃いましたが、おそらくは最内のダレモトメラレナイが逃げるでしょう。福島芝1200mは内を空けながらコーナーを回って来られるので、内空け馬場のようになって内枠が粘れると聞きました。ダレモトメラレナイの後ろに付けて恵まれる隊列になりそうなウインアステロイド。1200mに短縮してからは掲示板を外していませんし、前走は直線で前が狭くなるところがありながらしぶとく伸びてきました。さすがに前走より走れると見て。

京都9R あやめ賞 ◎1ワイドアラジン B評価 穴3フミサウンド 穴4サンライズフォルス
京都芝1800mは初角までの距離が912mもあるコース。先行馬が揃ったここは差しが決まりそうです。

ワイドアラジンの未勝利勝ちはL2が10.9-11.5。昨年秋の阪神Aコースは上がりが出やすかったので割引は必要ですが、22.4秒なら嫌う必要はありません。ワイドアラジン自身のL1は推定11.3秒。これは「余力ラップ」です。
ひめさゆり賞でも本命を打ったのですが、無念の取り消し。鞍上の小沢大仁騎手が初の京都という点と取り消し明けは気になりますが、素直に余力ラップを評価します。京都芝がどの程度時計が出るか分かりにくいですが、開幕週なら最内枠は悪くないはず。
穴にフミサウンド。加速ラップだったダリア賞の上位3頭は評価しています。勝ち馬ミシシッピテソーロは上がりのかかるレースで強く、3着のブーケファロスは1200m特化型と傾向が異なりますが、4着以下に3馬身半差を付けた上位3頭は評価します。問題は2Fの距離延長。余力ラップでは1F延長は気にしませんが、2F延長は気にします。
サンライズフォルスは勝った未勝利戦が、12.5-12.4-11.9と遅い加速ラップ。馬場差測定不能の馬場でしたが、同日のレースと比較する限りでは終い11.9秒は評価に値すると判断。久しぶりだった前走はハイペースを2番手からの競馬で4着。好時計で走破しています。
なお、フェイトは新馬戦で34.5秒の上がり最速。2位に0.7秒も付けてはいますが、同日の外回りの芝で34.5秒という上がり自体が遅いこと、終い12.0秒と失速していることから元から評価していません。

東京9R 新緑賞 ◎2サスツルギ A評価 穴4サンライズピース 穴5ニシノプロポーズ
サスツルギは瞬発力・持続力上位。フリージア賞はホウオウビスケッツの逃げ切り勝ちでしたが、L4・45.9秒、L5・57.7秒と基準ラップをクリア。サスツルギは上がり3Fが33.6で2位と0.7秒差。サスツルギ自身は、L5.L4.L2.L1全ての基準をクリアしているはずです。圧倒的人気もうなずけるところ。
サンライズピースは新馬戦のL2が、10.7-12.0と、終い失速の変則的なL2基準クリア馬。シンザン記念でも本命を打った馬になります。そのシンザン記念はクファシルが内にヨレたアオリを食らって馬場の悪い内に突っ込んでの敗戦。走破時計自体は好時計です。
前走は外枠で、道中も外々を回されました。2000mのエリカ賞で引っかかったところを見るに、2300mに延長は末が鈍りそうですが、位置を取れそうな点はプラスになります。
ニシノプロポーズは勝った未勝利戦がL2・22.6秒と基準クリア。その次走はハイペース・ハイレベルの葉牡丹賞。中山なのでまだ言い訳が利きます。前々走のセントポーリア賞は基準クリアしている馬ばかりのハイレベル戦。このレース自身もL2が22.6秒と基準クリアです。ニシノプロポーズは上がり最速を使ったものの、枠順不利が響いて2着とタイム差なしの5着。陣営が「使い減りするため間隔を取りここ目標に」と述べているだけに前走は疲労でしょう。
人気面を考えればかなり妙味ありと見ます。

福島10R 尾瀬特別 ◎13サイモンルモンド B評価
ここはネイリッカとダノンマジックの逃げ馬2頭に、マクって上がれるタイプも揃って、だんまりしている馬が恵まれそう。
サイモンルモンドは2年前によく本命を打っていた馬。もともとは松国厩舎所属で1勝クラスを高い指数で勝利。その後、若手厩舎に転厩してあと一歩の競馬が続いていました。今年に入ってから小桧山厩舎所属になりましたが、おそらくは関西圏から関東圏に移ったことでの相手弱化が大きいのではないでしょうか。
転厩初戦は最後方から競馬をして上がり最速だった訳ですし。
この馬はせん馬ですが、もともとは揉まれない外枠が良いと言われていた馬。今回は外枠で競馬がしやすいはず。ここで好走したらもう人気になると思います。
ミラキュラスライトが最内で上位人気になるようなメンバー。前走はこれと僅差ですから枠と展開とハンデ差で容易に逆転できるでしょう。

京都10R 栞ステークス ◎7シルバーエース B評価
シルバーエースは阪神ダート2000mで「そのペースじゃあ止まるだろう……」というペースで逃げながらも崩れなかった馬。むしろスローに落とした時に崩れています。手中に入れていた松山騎手への手戻りはプラスでしょう。ここ2戦は先行すらできていませんでした。
京都ダート1900mは1800mよりもだいぶ内枠有利が薄れます。7番枠は良いところではないでしょうか。
この手のタイプは京都プラスと聞いたので、ここは狙い目だと思います。

東京10R 晩春ステークス ◎4ニシノスーベニア B評価
行く馬がかなり揃ったので、差し馬で、なるべくなら距離短縮馬。
該当はニシノスーベニアです。1400mの持ち時計は微妙ですが、スローばかりだからでしょう。5走前は出遅れ&スローにハマりましたが、32.6秒の極限の上がりを使いました。前走の指数は3勝クラスで通用します。
ハンデ戦なので55キロで出走できるのもプラス。内枠有利と見ているので、内枠からロスなく立ち回ってくれば圏内と見ます。

福島11R 福島牝馬ステークス ◎11クリノプレミアム B評価 穴4エリカヴィータ

京都11R 京都競馬場グランドオープン記念 ◎13ピアシック B評価
ピアシックはおそらく京都向くんでないでしょうか。昔は新潟競馬場の芝スタートでかなり遅れていましたが、それでも追い込んできていました。中山で微妙なことからも京都は良い、と思っています。
ここは行く馬が揃っています。ワルツフォーランにサイクロトロン、ヤマトコウセイが外に並んだのですからハイペースは必至。ピアシックは上がり性能で勝負する馬なので昇級で差せるような流れの方がむしろ良いまであるでしょう。

東京11R オアシスステークス ◎3アラジンバローズ B評価
アラジンバローズは道悪ダートで良さが出るタイプで、先行して速い上がりも使えるから東京ダート1600mは良いのではないでしょうか。
芝での新馬戦の行きっぷりからも芝スタートもプラスになりそう。
前走のようなタフな馬場は合わないだろうと感じていた中でも3着。
オープンクラスにしては低レベルなメンバーだと思っていますが、薩摩ステークスの指数107で、オープンにして99。これはメンバー1位です。
短距離志向の馬が多いですし、スタミナ面に不安がないのは良いでしょう。
コンシリエーレはオープンの壁にぶつかりそう。
内枠はマイナスですが、どうしてか随分と嫌われているようなので狙ってみたいと思います。マイナスなのは中1週というローテくらいな気もしますが……。

福島12R ◎13ハジメテノチュウ A評価
ハジメテノチュウは、金沢での高指数と、東京ダート1400mをハイペースで粘った内容からここ2戦本命を打った馬。人気薄だったというのに、ここで1番人気は妙味なし……と残念なことになっています。
テンの速さは1番なので、逃げてどこまでか、でしょう。

京都12R ◎6アルママ B評価
アルママは毎回言っていますが、スローペースの先行馬。
京都マイルは急坂を通るためにスロー濃厚なので狙います。
前走と3走前はペースが流れすぎたと思います。2走前は道悪の外差し馬場できつかったでしょう。4走前はスロー先行粘り込み。5走前は大逃げがあって分かりにくいですが、後続スローだったはずです。長期休養明けの6戦前は1400mでルメール騎手が乗って好時計で駆けています。
忘れてはならないのは、ようやく柴田大知騎手から手が離れることです。
和田騎手ならしっかり位置を取ってくれるはず。京都も期待ですが、乗り替わりの方に期待大です。

東京12R ◎4ギャラクシーナイト A評価
ギャラクシーナイトは1勝クラスをハイペース先行で押し切った強い馬です。
行く馬が非常に少ないので先行してほしいですし、先行してくれるはず。
前走は謎に控えて前残りになりましたが、良い末脚で伸びていました。上がり性能の高いフィールザワールドと0.5秒差の上がりを使えるのなら、距離短縮は向いているはず。内枠からすんなり先行できれば粘れるでしょう。執筆現在1番人気ですが、最終的に3番人気になるはずです。

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