愛知杯2021 予想 まだ前が有利。前に行けてタフな馬を狙いたい。

展開

今年の「先週の結果分析」が放送されたので、まず、馬場差。
月曜開催の時点で、芝2000mで-0.8秒。
高速馬場とは言えないが、まずまず速い馬場。

問題はトラックバイアス。
「先週の結果分析」の放送内で言っていたことだが、ちょっと変なコース替わりだったらしく、3.4角の内は荒れているが、直線は内が良いという話。
そうなると、内で脚を溜めて直線外に出すという差し馬の決まり手が通用しにくくなり、前が有利になっているとのこと。

中京の芝2000m、2200mを見る限り、そこそこペースが流れているのに差しが届きにくいという状況。差し馬が全く来ない訳ではないが、先行馬が残りやすい。

今年は4日開催されているが、馬場差もほぼ変わりないので、今週も同様の傾向が続くと読む。

ハンデは極端に軽い馬不在で、力ある馬に恵まれた斤量の馬が多い。変な荒れ方はしないように感じる。

トラックバイアスは前。
とはいえ、かなり難解な一戦。
それならばいっそ、前に行く馬、その中でもタフな中京コースをこなせるパワータイプでグルーピングする。

◎ 10 サトノダムゼル
○ 9 カセドラルベル
▲ 13 アブレイズ
△ 14 ランブリングアレー

見解

◎サトノダムゼル
新潟記念、ディセンバーステークスと、スローからのロンスパ戦に対応したサトノダムゼル本命。
スローからのロンスパ戦になりやすい中京2000mなので、適性はここにある。

前走に関してはスロー、内・前有利の展開・馬場で、逃げたトーラスジェミニを捉え損なっただけ。
展開のアヤなので2着なら上々の結果。

新潟記念は超スローからの4ハロンロンスパ戦。
一瞬、ジナンボーを交わすかという見せ場十分のレースだった。
最後こそ止まったが、勝ち馬指数100、サトノダムゼルで97あるハイレベル戦で、重賞でも勝負になる力を示した。
4着のサトノガーネットとは当時から斤量面で1キロ有利になるし、今のトラックバイアスも考えれば、逆転可能。

中山で崩れていないことから急坂もこなせるし、左回りも好成績。
スタートの出こそ安定しないが、二の脚が速くて先行取れるタイプ。
中枠なら良いだろうし、徹底先行タイプの川田に乗り替わるのも好材料だろう。

○カセドラルベル
2番人気に推された前走の敗因が馬体重の可能性が高いと見ているため、対抗に落とした(調教師は、これで良い、と言っているようだが)。
事実、休養明けで+22キロだった四国新聞杯で唯一、下級条件で馬券圏内から飛んでいる。
当日の馬体重はチェックしたい。
増減なしか増えていても印は落とさないが、減っていればダブル本命という扱いにしたいと思っている。

中京では2200mの1勝クラスで勝利があるし、前述の四国新聞杯以降、タフなレースとなった2勝クラス、3勝クラスで勝ち切り。舞台適性はある。

京都大賞典は10着でも3着と0.4秒差とそう負けていないし、勝ち馬指数104のハイレベル戦。この馬で97あり、牝馬限定戦なら上位の力を秘めている。

先行力に関してはサトノダムゼルよりも上(テンが安定して速い)だが、問題はとにかく馬体重。
冬場で絞りにくいと思うが、多少絞れてくれば。
阪神2000mの前走は京橋ステークスよりもかなりパフォーマンスを落としている。

▲アブレイズ
ローズステークスで本命を打ったこの馬を今一度狙ってみたい。
当時、「レース上がり35秒台半ばくらいかかればチャンスありだろう」と書いたが、ところがどっこい、レース上がり34.5秒のスローになってしまった。これでは瞬発戦得意のリアアメリアが勝つだろうというペース。
敗因に関しても「勝ち馬の外でリズム良く運べたけど、直線で、あれっ、という感じ。分からない」と藤井勘一郎が述べている。これは度外視したい。

秋華賞は3角で致命的な不利が2度あり、最後方近くまで下がってしまった。これも度外視。
スローで上がり3ハロンの勝負になったオークスも度外視。

フラワーカップがハイペースとなり、二番手から押し切る内容で非常に強かった。
そのレース上がりは36.9秒。
そこまでかかることはないにしても、35秒台半ばのレースになれば、まだ見限れない。
それで駄目なら実力不足だろう。
その時は距離短縮でもない限り、見限るが、ここはもう一度狙ってみる価値がある。

△ランブリングアレー
前走と忘れな草賞を見る限り、急坂が苦手に見えるが、それでも阪神2000mのタフな流れで勝っているランブリングアレーは前狙いなら外せない。
本命を打った前走ターコイズステークスは、内有利の馬場で外を回った分も大きいのだろう。

その予想から引っ張ってくる。

とにかく前走の指数が102(「先週の結果分析」評)と非常に優秀。
このメンバーの近走の中では頭一つ抜けている指数。

決してペースに恵まれて出したものではない(ペースはほぼミドル)し、破ったメンバーもその後、好走しているのだから信頼出来る指数だろう。


破った相手の好走例を挙げてみよう。()内は指数
2着ボッケリーニ:中日新聞杯1着(80)
3着ヴァンケドミンゴ:福島記念2着(91)
4着レッドガラン:リゲルステークス3着(92)
5着サトノフェイバー:キャピタルステークス4着(89)、リゲルステークス2着(94)

これだけの好成績なのだからこの馬も高い評価を与えられる。

小倉記念はロードクエストの早めのマクりにより、先行馬に厳しい流れになって沈んでしまっただけ。
その前の垂水ステークスは前半4ハロン46.6秒、糺の森特別は46.0秒という、マイルといっても不思議のないハイペースを楽勝しているのだからここへの適性も十分あるだろう。

引用以上。
ここも外枠だが、中京2000mはそう枠順の有利不利がなく、極端な大外でなければ問題ない。
14番はギリギリといったラインだが、今年に入っての中京の中距離は外枠も来ているので、前走ほど不利にはならないはず。

高い能力で押さえておきたい。

馬券だが、今年に入って平場もかなり予想している分、あまり重賞にこだわる必要がなくなった。
4頭の馬連・ワイドのBOXを資金配分して購入したい。
単勝もオッズと資金と相談して。

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