※指数はグリーンチャンネルの「先週の結果分析」のものを用いています。過去1年半までの指数を用いています。
※軸自信度は、赤枠がA、黄色枠がB、青枠がC、緑枠が、勝ちまで自信あるS、となります。
※筆者の言うペースは、前が残るかどうかの目安となるペースであり、前傾か後傾かを意味しません。前が苦しくなるペースをハイ、前が楽なペースをスロー、中間をミドル、としています。
※馬三郎の前日オッズを参考に、期待値込みで予想しています。今年の成績を振り返った時、その方が圧倒的に割に合うと判断したためです。そのため、当日のオッズを見て本命を変えることがありますのでご了承ください。
本日も馬場とオッズを見ながら随時更新していきます。
よろしくお願いします。
◎ 2 モズマゾク
連闘のモズマゾク。
前走の中京は差しの届く日でしたが、モズマゾクのレースは前が止まりませんでした。
ラスト3ハロンを12.5-12.2-12.4でまとめられてしまっては、モズマゾクの位置からでは届きませんでした。勝ったミッションレールは4角で外々を上がっていくことが出来ましたが、モズマゾクは内で動けず。2着馬は逃げ馬でした。ダメージがないための連闘だそうですが、ラップを見てもまだまだ余力があったのでしょう。指数92で、この馬としてはまずまず走っています。
前々走がハイレベル戦でした。
中央再転入のクロパラントゥが指数107で逃げ切りましたが、当時の札幌はタフなダートで前が止まりやすかった。このレースも上位は軒並み差し馬です。
モズマゾクは4角早め2番手の競馬をしましたが、クロパラントゥに離されて、フームスムートにも差されました。しかしながら、2着のフームスムートはブリンカー効果抜群で、先週の中山でも厳しい位置から2着まで追い込んできました。
フームスムートが本物だったということなら、3着のモズマゾクも厳しい競馬をしたのだからそれ以上の能力を備えていると見て良いでしょう。この馬の指数が101でした。
ここは他のダート馬で高い指数を持っている馬がほとんどいません。
アルーブルトの前々走105が抜けていますが、これは東京ダート1600mでのもの。
ここはさらなる距離延長ですし、新馬戦を芝1800mで惨敗していますので、距離が保つかどうか不透明。押さえは必要だと思いますが、本命には出来ません。
メイクマイデイは未勝利97で勝ち上がり、現級換算87ですが、1400mをスローの逃げ切りですから信頼に足りない。
タマモネックタイはダート未勝利で78.79の指数しか持っておらず、久しぶりのダートでも厳しそう。
エーティーソブリンは前走89。ここではまずまずですが、人気面を考えれば売れすぎです。
メイショウカムロ、前走86。新潟ダート1800mで87がありますが、これもモズマゾクに比べれば力不足。人気を考えれば積極的に押さえてはおきたいところ。
初ダートのアウサンガテは、ディープインパクト×アゼリという血統。アゼリ産駒は初年度のアメリこそダートで走っていますが、これは父がアメリカの馬。日本では一貫してディープインパクトを付けていますが、どれもダートで走っていません。ロイカバードとゲンティアナが一度ダートを使ってどちらも惨敗。適性未知数すぎます。
サトノスカイターフは上のシャリーアルマリカが初戦の未勝利戦で2着。父はストリートクライの産駒で、こちらはディープインパクト産駒。1勝クラスなら走って不思議ありませんが、これを買うのも博打に近い(博打だろうというツッコミは置いておいて……)。
ヴォワドアンジェ、3走前92で今回休み明け。ここ二走はやめていた感じなので、立て直してどうか、でしょう。
ミッキークイックは3走前が1400mで96。しかしながら距離延長の1700m戦で86の5着と人気を裏切りました。前走は更に1800mに延長ですが、76の6着で、この距離では信頼に欠けます。
フェブキラナ、1700mで88があります。前走本命で、しっかり逃げてくれてチャンスだと思いましたが、失速して7着、指数81。ここは先行馬揃ったので強調材料はありません。
ブラックラテもダート初。上のカヴァスがダート1700mで勝ち上がり。通用しても不思議ありませんが、これもサトノスカイターフ同様、博打でしょう。
あとは園田からの再転入馬、ナリタウルフですが、園田の指数では1勝クラスではおそらく足りないかなと思います。
軸はモズマゾクで決まりです。
あとは厳しいことを書いた馬をどこまで押さえるか。
◎ 14 ナリノクリスティー
△ 5 フミチャン
人気のヴァシリエフスキーですが、前走指数104と能力は断然だと思います。
未勝利勝ちも104、現級換算で88ですからまともなら勝てる器でしょう。
しかしながら、陣営が「まだ目一杯に追えない」と口にしており、中15週で追い切り3本のみ。全て馬なりで、最終では併せて遅れています。今まで全て併入の馬で、初の遅れは不安材料でしょう。
エスシーヴィオラの前走が99。2番手に控えるのかと思いきや、かかり気味に先頭に。勝ったツウカイヴィータに4角で交わされましたが、直線では一旦差し返す内容。好内容で、普通ならこれ。カジノドライヴ産駒で重馬場も良いでしょう。3キロ増が不安かなというくらい。
しかし、売れすぎだと思います。
本命のナリノクリスティーは前走でも本命を打ちました。
芝からダート戻りで人気を落としていましたし、高い先行力があり、普通に走れば圏内だろうと思ったのですが、逃げて1000m通過が60.9秒、上がり39.3秒かかる消耗戦で、逃げてしまっては苦しいレースになりました。これは見直し可能です。
中山ダート1800mは未勝利勝ちの舞台で、その時と同じデムーロ騎手でこれも同じく外枠。
1勝クラスでも牝馬限定戦なら通用する馬で、3走前91、4走前90、5走前は多少位置を悪くしたのもあって74ですが、その前は新潟ダート1800mで93あります。
ダート1800mで90ちょいで走れる馬と見て良いでしょう。
休み明けですが、追い切りも良い動きです。
2週続けて南Wで終いが11.7秒。自動計測になったので鵜呑みに出来ませんが、そう変わらないと言われている全体時計の方を見てもこの馬にしては馬なりで時計が出ています。
外枠からきちんと位置を取れば好勝負必至と見ます。
他。
フミチャンは人気になると思っていたのですが、人気薄。
前走は東京ですが指数98と高いです。中山ダート1800mで未勝利勝ちですし、前々走は馬群が団子になったところで内で詰まりました。通過順では分かりませんが、レースを見る限り、先行する力もあります。51キロで初ブリンカー。狙い目だと思います。
◎ 7 ブルーコンパクタ
○ 10 ストロングライン
ここ、マクれるタイプのシンゼンデレヤがいます。
スローになれば、この馬が早めに動いてレースを動かしそうです。
あまり脚質は考えないで予想したいところ。
なお、そのシンゼンデレヤは最終追い切りで止まりすぎなので評価を落とします。
最終的には10倍切りそうですが、休み明けで人気落ちのブルーコンパクタ。
前走は逃げ切ったハヤブサナンデクン以外は上位が後方待機の馬で、ペース的にも速かったです。
ブルーコンパクタは後方からでしたが、道中でマクって3番手まで押し上げました。
結果的にはマクる必要のないレースになりましたので、5着なら上々の結果でしょう。
ここは行く馬の少ないメンバー構成。
マクっても良いでしょう。
指数は98.97と高いものを持っていて、メンバートップ。
あとは休み明け。
元々、休み明けは未勝利時代以外に掲示板を外していない馬です。追い切り全く動いていませんが、これはこの馬が元々追い切り走らないだけ。+8キロで過去最高馬体重がちょっと心配です……。
パドックで明らかに重そうならストロングラインと評価を変えたいと思います。
ストロングラインも途中から動けるタイプです。
前走はレース上がりが35.8秒!?!?と驚く程速くなったので、位置の悪かったこの馬は度外視可能。相手も強力でした。
前々走がハイレベル戦で勝ち馬の指数104。この馬で98ありますので、能力はごく普通に足ります。
3走前はブルーコンパクタがマクったレースで、この馬は後方から競馬をして2着。後ろはかなり離しています。
◎ 1 レゴリス
注 10 ウインプロスト
秋の中山開催はダート1200mが高速で内有利、と述べていますが、本日は重馬場なのでその傾向がもっと顕著に出るはず。芝部分を通るメリットが少なくなりますし、速くなれば速くなるほど外からでは間に合わなくなるからです。
レゴリスの前走は前半3ハロン33.9秒と、1勝クラスにしては速いのですが、高速ダートなのでこれでも普通に前が残る流れでした。
人気薄のシャドウヘリテイジが逃げ切り、4着コングールテソーロは最内から。5着グランドストロークは2番手から。
外を回してきた3着ボイラーハウスと2着だったレゴリスは強い競馬をしたと言って良いでしょう。
特にレゴリスの方は一番大外を回してきました。
レゴリスは前走が初の1200mでしたが、適性はバッチリだと見て良いと思います。
ここは最内枠。
速い馬は少ないので位置を悪くせずに内からスルスル、の競馬が出来れば。
注に、長い距離を使ってきたウインプロスト。
距離短縮に期待ですが、この馬は前走が東京ダート1600m、前半通過33.8秒の流れを3.4番手からでした。
前々走は川崎での交流戦でしたが、前半100mが5.6秒とかなり速かったので、スピード負けして位置を悪くする危険性は低いでしょう。陣営は「我慢させてみる」と言っていますが、それでも番手の競馬はしてくれるはず。
その前々走の川崎戦がまずまず高指数で、1勝クラスの1200mでは足りるのではないでしょうか。
◎ 2 メインターゲット
芝ですが、新馬戦から高く評価しているメインターゲットから買ってみようと思います。
ベッラノーヴァが勝った新馬戦ですが、フェアリーステークスの予想の際、このレース外回した馬不利と診断しました。
その外を回ったのが、ベッラノーヴァとメインターゲット。
ベッラノーヴァは馬場や展開等が噛み合わなくて今ひとつな競馬続きですが、フェアリーステークスの競馬を見る限り、素質は高いと見ています。
このメインターゲットも同様です。
ダートで勝ち上がりましたが、次走クロッカスステークスは外にルメールにピッタリ張られてずっと追えないレースでした。
1200m替わりの前々走はハイペースで展開もバッチリ向いての差し切り。この時の指数が現級換算で95ですから、このメンバーでも十分上位です。
1600mは長そうなので1200mベストと見ます。
前走は好発を切りましたが、大外枠で外々回された時点で厳しかった。
相手は強くて、4着まで全て2勝クラスを勝ち上がっていますし、5着のワザモノも2勝クラスで4着。
外枠にキレイに先行馬が揃ったメンバー構成。
ここは内から好位を取れる絶好の枠だと思います。
積極的な横山武史騎手も良いでしょう。
休み明けでも追い切り動いていますし、馬体重が-4キロなら大丈夫でしょう。
◎ 7 アナザートゥルース
私の今週のメインはスプリンターズステークスではなくシリウスステークスです。
58キロは見込まれてしまいましたが、前走は熱中症の影響があったというアナザートゥルース。
長持ちする晩成血統のサウンドトゥルーの下で、衰えるには早すぎます。
馬体重も+2キロ。追い切りはしっかり動いています。
前走は度外視。
前々走ダイオライト記念はスローの楽逃げに映りましたが、ロンスパ戦になって、ラスト5ハロンが12.7 – 12.4 – 12.4 – 13.1 – 13.7、と失速ラップ。ダノンファラオが届いたのだから逃げには不向きな展開だったと見て良いでしょう。
この馬は基本的にハイペース先行型のタフな馬。
3走前の東海ステークスは番手から押し切ったオーヴェルニュがハイペース適性高すぎるだけで、前半1000m59.3秒の流れでは6番手から競馬をしたこの馬にとっても苦しい流れだったと思います。オーヴェルニュとアナザートゥルース以外の上位には差し馬が台頭。メモリーコウに並ばれてからもう一脚使ったのだから強い2着だったと思います。指数も96と優秀です。
チャンピオンズカップもハイペースで前不利な流れ。3番手から失速ですが、この馬の指数は93と高い。チャンピオンズカップは2年連続超ハイレベル戦でしたので、ここでの惨敗は度外視して問題ありません。
5走前の日本テレビ盃は前半1000m58.6秒の超ハイペース。
逃げたサルサディオーネも3番手から競馬したダノンファラオも惨敗しています。この馬は4角先頭で、あわや、の場面を演出しました。ペースが原因で失速しましたが、十分強い5着だったと思います。
その前のエルムステークスは指数91、アンタレスステークスは96。
指数的には十分にG2クラス上位の馬です。
これだけの馬が、単勝20倍以上付くのなら俄然買いでしょう。
リアンヴェリテがいてハイペース必至でも、この馬は先行して残れると思います。
鞍上の松山騎手もかなりの安心材料。
1番人気のゴッドセレクションですが、3歳馬にとって古馬オープンの壁は非常に厚い。
3走前の伏竜ステークスの指数は古馬オープン換算すれば89。古馬ダート路線で3歳上位馬は過剰人気になってばかりなので軽視。差しタイプなら古馬相手でも指数上積み期待出来ますが、この馬は先行馬なので自分の力は出し切っていると思います。ハンデ差活かしてどこまでやれるか。
ブルベアイリーデ、前走が指数101と距離延長でもパフォーマンスを落としませんでした。
さらなる距離延長に加えて、タフな中京替わり。ちょっと疑ってみたいところです。
ウェスタールンド、能力はG1級ですが、枠が微妙で……。
弱い弱いと言い続けてきたダノンスプレンダーですが、時計勝負にも対応出来るようになってきました。最内枠で押さえたいです。
ロードリバーサル、この舞台得意です。
エルデュクラージュ、東京ダート2100mで強いですし、この人気はなさすぎ。
リアンヴェリテ、流石に止まると思いますが、復活傾向で。
サンライズホープ、これは力を付けてきました。
ハヤヤッコ、指数はトップ。このコースで届くかどうか。
ケイティブレイブ、長期休養明けの前走は及第点。しかし指数は85と低く、どこまで能力が戻っているか。
◎ 11 フォレブルート
長期休養明けで久しぶりのダートになりますが、フォレブルート。
ずっと1番人気の馬が10倍以上で買えるなら。
馬体重は+6キロで過去最高馬体重ですが、8本乗り込んで中間は自己ベストをマーク。
素人目ですが、パドック見る限り、むしろ良く映ります。
ダートは全く問題ありませんし、1400mで3着した時の指数が97、三歳限定戦なので現級換算だと87ですが、その後の成長分を加味すれば全然足りる馬だと思います。
外枠に行く馬が多いですが、芝でも速いペースを先行出来ているので、ここでもスピード負けは全くしないでしょう。今の速い中山ダートも好材料。
横山和生騎手は完全に買いの騎手。
馬がきちんと出来ていれば好勝負必至のはず。
現級上位のレッドランサーは確実に押さえたいところ。
シセイタケル、距離短縮有利でしょうが、追走力がどうか、馬体増は減った分が戻ったので良いかと思います。
スズカユース、このクラスで足りる馬で、障害帰りなので人気ないですが押さえたい。ただ、2着した時は外枠から押し上げて行ったんですよね。
レイテントロアー、休み明けでも。
競馬予想本を本ブログ、noteにて執筆しています。
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