2023/8/6(日) 好走期待馬

※指数はグリーンチャンネルの「先週の結果分析」のものを用いています。過去1年半までの指数を用いています。
※評価は軸自信度になります好走率・回収率ともにA>B>Cになっています。Sは1着まで自信あるという意味です。ロジックに添っていなければC評価になります。ロジックに添っていればB評価、中でも3着内が堅いと思えばA評価になります。
※勝負レース表記は、全レースの予想が終わってから付ける予定です。

競馬本出版しました!
『「永遠の初心者を脱する」ための競馬思考 第1巻』
競馬王2023年7月号に私の記事が掲載されました!優駿2023年8月号にて、余力ラップを取り扱った、山崎元様の記事が掲載されました。

まえがき・馬場予想

こんばんは。
金曜に、ワイドBOX「だけ」を買うのが最適解だとツイートしたら、フラグになってしまったのか、それで的中できたのが2レースしかありませんでした笑 あとは無意識に予想の時、本命・本命の組み合わせを避けようとしていましたね。新潟12Rのロードラディウスなんて嫌う必要ない訳ですよ。それに素直に印を打てなかったということはやはり「ワイドだけで大きく勝てる!」と意識したからだと思います。
あと、実際買ってみて印象が変わりました。
絞ったワイド1点にある程度の額を投入するってほとんどやったことなかったんですよ。安いと感じていた配当も、投入額を増やす、点数を絞る、ことで有効に活用できますね。正直、ワイドが何故か嫌いでした笑 三連複にするにはもっと馬をよく見なければならなくなるので厳しいから仕方なくワイドなんですが、今日で好きになりました。使い方を間違っていたんだと気づいたのです。複勝を100円だけ買う人はあまりいないように、ワイドもある程度の額を投入してこそ、楽しめる券種になるんですね。

馬場予想。
札幌芝は完全に内枠先行有利になりましたね。明日も雨なので、同様の傾向になると見ます。もしかすると後半から差し有利になるかもしれませんが、とりあえず、今週一杯は内枠先行有利と見て予想します。
札幌ダートは内枠の先行馬が有利でしょう。10Rでは最後に様相一変しましたが、基本的には差し切られる前の、サヴァビアンとロイガヴェーグルが残る場面が今の札幌ダートのあり方だと思います。

新潟芝は内回り・外回り共に外枠有利で良いでしょう。強い馬なら内からでも来るのでカバーしておいても。
新潟ダートは土曜は逃げ馬も馬券絡みしましたね。10Rの3勝クラスくらいにならないと差しは決まらなそうです。外枠の先行馬が特に恵まれます。

余力ラップ該当馬一覧

※余力ラップ基準
該当馬には僅差負けを含みます。僅差負けの定義は、芝で0.3秒差以内、ダートで0.5秒差以内です。L1基準のみ0.2秒差以内で統一します。
基準をクリアしていても、僅差負けでないため漏れる場合があります。
古馬混合になりましたが、3歳馬、及び、今後出てくる2歳馬については全て載せる予定です。

2.3歳(芝)

L1L2L3L4L5
11.4秒以内
※距離不問
22.7秒以内
・1200mは3F通過35.2秒以内・1400mは3F通過35.5秒以内
上がり差で2位に0.5秒以上付けている45.9秒以内・1500m以上に限る
※距離が伸びれば伸びるほど評価できる
58.2秒以内・1500m以上に限る。
※距離が伸びれば伸びるほど評価できる

2.3歳(ダート)

L1L2L3L4
12.3秒以内
※距離不問
1150-1400mは24.4秒以内
1600m以上は25.1秒以内
※東京1400-1600mは多めに出て精度が下がるので他基準と合わせて確認する。
上がり差で2位に0.5秒以上付けている50.0秒以内(1700m以上)
東京ダート1600mは49.7秒以内

札幌2R
1.オセアバトルプラン
9.ルーラーリッチ
11.ホウオウプレシャス
札幌3R
11.ピースオブザライフ
札幌4R
4.ゴルトレオパルト
9.ウィンクルティアラ
12.ジョーエスポワール
札幌6R
1.リコッチ
札幌8R
3.コンプラセンシア
7.トニトゥルス
9.メイクザビート
11.アレクサ
12.グスタール
14.ゴンドワナ
札幌10R 札幌スポニチ杯
3.アスクエピソード(ダートで該当だが、芝でも余力ラップ戦で0.4秒差。実質芝でも余力ラップ)
札幌12R
3.クリノリアルレディ
13.ランフリーバンクス
新潟7R
10.ニシノプロポーズ
新潟8R ダリア賞
5.アトロルーベンス
新潟9R 苗場特別
2.レッドプロフェシー
13.フェルヴェンテ
15.トレンディスター
新潟11R レパードステークス
1.2.3.4.5.8.9.10.11.13.14.15(10.パクスオトマニカのみ芝)
新潟12R
1.テンカノギジン
3.パルティクラール
7.ニホンピロキーフ
18.テンノメッセージ

本日も多めです!余力ラップ該当馬でそのまま決まってくれるレースが多くなりますように!

好走期待馬

札幌1R ◎5.レーヴジーニアル A評価 穴6.オレンジダンサー
レーヴジーニアルはスタートの出も二の脚も速く、ここも逃げか番手からでしょう。前走は距離が敗因のような逆噴射。陣営によれば「途中から舌を巻き込んだような息遣いになった」という話で、「舌を括って臨みます」とのことです。調教も動きます。今度は前に行って簡単には止まらないでしょう。
オレンジダンサーの初戦は五分のスタートを切りましたが、追走できず最後方から。ドナベティがL2・22.5秒の余力ラップで勝ったレースですが、オレンジダンサーも終いの脚は劣っていません。距離延長と2戦目でまともに追走できればチャンス大。積極策が武器の西村淳也騎手もプラスに働きそう。

新潟1R ◎6.ダイメイイチョウ B評価 穴5.サニースター
福島芝1200mを使った組が人気で、ラップからはどれを評価して良いのか分かりにくいメンバー構成。こういう時には別の武器を使います。今、美浦は坂路が閉鎖中で、短距離であればあるほど坂路を使えない影響は出てくると考えられます。元々、関西圏のレースレベルの方が高くあることから、関西馬2頭を狙います。
ダイメイイチョウの前走はずっと外に逃避するようなレースで、競馬になっていませんでした。これなら1200mで一息に行かせてしまった方が良いと思えるので、短縮を評価して本命にします。
サニースターは2戦ともスタートがやや悪いのですが、前走はかなりのハイペース。34.0秒通過もそうですが、4F45.5秒通過も速い。このハイペースを追走させた経験が活きるだろうと見ます。

札幌2R ◎9.ルーラーリッチ A評価 穴11.ホウオウプレシャス 穴1.オセアバトルプラン ※立川サロンアネックス提供予想
札幌ダートは日曜も雨予報なので土曜と同水準の馬場で開催されると予想します。札幌ダートは道悪になると外枠差し有利から内枠先行有利に姿を変えます。ですが、ここは内外に逃げ先行馬が入ってハイペースになりそうです。差せる馬から狙います。
本命のルーラーリッチは、前にアネックス予想で対抗を打った馬。当時は、過大評価傾向にある小沢大仁騎手を不安視していたのですが、結果的に上手く乗れなかったと言える内容でした。勝負どころでは内の窮屈な場所での競馬を強いられ、直線に入ると垂れてきた馬が壁になりました。それを捌くのにも時間がかかり、追い出せた時には大勢が決していました。今回の鞍上はホッカイドウ競馬の若き名手・石川倭騎手です。コースの勝手は分かっていないと思いますが、馬を動かす技術はさすがに高いものがあるはずです。長い脚を使えるルーラーリッチをしっかり追ってくれれば、馬券内には届くだろうと想像しました。
対抗評価にはホウオウプレシャス。前走は外枠差し有利の展開の中、逃げて2着。4走前はかなりのハイペースを先行して2着している通り、能力はこのメンバー最上位でしょう。番手からでも競馬ができる馬なので、崩れるほどのペースに巻き込まれる危険性は低いと予想します。能力だけで馬券内濃厚と見て対抗評価とします。
単穴評価にオセアバトルプラン。前走は激しい先行争いに加わったのですが、砂被りを嫌がってか、いつの間にか後方まで下がっていました。通常、こういう競馬になったら巻き返すのは不可能ですが、オセアバトルプランは後方から上がり最速で伸びてきて5着を確保。驚きの内容です。2走前は東京ダート1600mで、L4が48.6秒の余力ラップ戦で3着。馬場差を考慮しても1.36.3という走破時計は未勝利としてはかなり速く勝ち上がれる力を持っているのは間違いありません。このレースでは砂を被っても平気そうだったので、前走のようなことはないと思いたいのですが、最内枠はリスクも大きい枠。単穴が相応しい馬でしょう。

新潟2R ◎9.ミルタンドレス A評価 穴2.ウインディオーネ
ミルタンドレスの新馬戦のL2は22.8秒。ミルタンドレスの個別ラップもほぼ同じです。3F通過が36.2秒と遅く、たとえ22.7秒でも基準外ですが、延長は問題ないだろうと考えて前走は穴推奨に。3コーナーから外に張っていましたが、2着確保と力は見せました。1F短縮と高速馬場、そして左回り戻りでより力を発揮できると見ます。
ウインディオーネの前走のL1は11.8秒でしたが、ウインディオーネ自身は11.4秒の基準をクリアしているかいないかのライン。他が微妙な馬だけに人気も当然ですが、素直に評価します。

札幌3R ◎7.コチョウラン B評価 穴4.トゥルブレンツ 穴8.スコプルス
コチョウランの初戦は、アサカラキングが勝った未勝利戦。2.3.4着馬が次走勝ち上がったということで話題になっていたそうです。ハイレベル戦での5着とコチョウランは力そのものはありますが、追走力に難あり。2走前はL2が22.6秒の余力ラップ戦で、コチョウランは上がり最速タイの9着。追走さえできれば、という印象です。前走は大外をぶん回す競馬で4着まで来られました。2000mに伸びて、更に、内外に逃げ先行馬が集まったこのレースで末脚が炸裂する可能性は十分でしょう。
トゥルブレンツは差し馬ですが、前走は先行策。3コーナーで内で狭くなって下がりましたが、最後はまた追い上げてきました。指数105と優秀ですが、ペース補正が0.7秒分入っています。それを抜きでも98。2走前も97と高い水準にありました。今回もやや前目から脚を使えれば。
スコプルスが福島で馬券を買っていた馬ですが、今ひとつ馬券に絡んでくれません。前走はペース補正が0.6秒分入って指数100。なくても94。高いレベルでは走っているのですが、どうも決め手で劣るのでしょう。雨で決め手のなさを補えるようなら。

新潟3R ◎1.カレンチャンキー A評価 穴11.アルアティジャナーレ 穴13.タノムデホンマ
カレンチャンキーは2走前で出遅れていますが、前走はゲート練習を重ねた結果だそうです。そういうことなら、S評価で良いかと思ったのですが、タノムデホンマだけが怖い存在です……。という訳で、S評価に近いA評価にします。
前走のテンの1Fは12.2秒。ダートスタートでの速度ですが、これはこのメンバーで芝スタートだった馬の数字よりも速くなっています。最内枠から逃げてそのままが濃厚と見ます。なお、前走の指数は102。
3走前は新潟ダート1200mで100という高い指数も出しています。逃げた1番人気のシャドウダッチェスを捉えきれませんでしたが、3着には2馬身差。その3着のアイファースキャンはすでに勝ち上がっていますし、ずっと上位人気に推されていた強い馬でもありました。4着ディアナゼロスも1000mで勝ち上がっています。
秋山真一郎騎手を心配する人がいるかもしれません。確かに、人気馬での成績が芳しくなく、脱力系の騎乗をしてきますが、この馬でそのような騎乗は一度もしていないので、逃げて、更に突き放してくれる競馬を期待します。
ちなみに、前走は3F通過34.6秒とかなりのハイペースだったので、ここでも人気の一角の、3着だったコトヴィアの方が恵まれた競馬をしています。コトヴィアは前走大外枠でしたが、後ろに下げてインに入れたのでほぼロスもありませんでした。
穴にアルアティジャナーレ。前走の競馬ができれば、好位からカレンチャンキーを苦しめる競馬はできそう。
タノムデホンマは人気以上に堅実に走ってくる馬です。たとえ位置を悪くしてもしぶとく脚を伸ばしてきます。そういう馬が今回は新潟ダート1200mの外枠。良い競馬ができる可能性十分です。服部厩舎から大橋厩舎に転厩。いつも通り坂路で追いきっていますが、何か変化があってパフォーマンスを上げる可能性もなきにしもあらず、でしょう。

札幌4R ◎9.ウィンクルティアラ A評価 穴12.ジョーエスポワール 穴4.ゴルトレオパルト ※立川サロンアネックス提供予想

※勝負レース

札幌ダート1700m2戦目のこちらは平均ペース予想。最内のレッドマグナスが逃げたいようですが、テンが遅く、前走・前々走は押して押してようやくハナを奪いました。外から被されて逃げられない可能性が高いと見ています。あとはゴルトレオパルト。前走は内枠で出遅れて、外から被されて後方からになりました。「揉まれ弱いので行き切りたい」と述べています。出遅れさえなければ逃げられると思うのですが、ダートスタートだと遅いことが多い馬で、こちらもギャンブル性が強めです。距離延長のマンティコアは行けるスピードがあって西村淳也騎手が鞍上。とはいえ、初の1700mで逃げることはないのではないかと考えています。どうなるか分かりにくいのですが、ウィンクルティアラは内の馬が出していけば番手から。内2頭がいけなければ逃げても問題ない馬です。外からはジョーエスポワール、グッドルックスらが先行態勢に。大外&初ダートのメリタテスはアメリカンファラオ産駒ですが、430キロ台と馬格がないので疑ってはいます

ウィンクルティアラの戦績を簡単に振り返ります。前走はスタートの出がイマイチで、その間に速い馬に先に行かれました。前走は逃げ先行馬が多かったので5番手辺りになったのは仕方ありません。レースは淀みのない流れで、余力ラップ該当の2頭が3着を7馬身離してワンツー。時計の出やすいラップに、速い決着時計になったことが敗因でしょう。前々走は1000m通過61.9秒とやや遅めの逃げで、L4は13.1-12.8-12.5-12.1とどんどん加速するラップに。ウィンクルティアラ自身も止まってはいませんが、上位2頭にキレ負けしてしまいました。4着には7馬身差を付けているので、悪くない内容でしょう。3走前は超スローになり、正味L2だけの競馬に。これもキレ負けと見なして構いません。今回は平均的なペースで流れそうで、そうなれば、L4の速さを活かして粘れるのではないかと考えています。

ジョーエスポワールはデビューから2戦とも好走で安定勢力。前走はハイペースになっての敗戦で、2走前は勝ち馬の決め手に屈しました。安くはなるかもしれませんが、この馬を軸にするのもありでしょう。

ゴルトレオパルトは、2.3走前は東京ダート1600mのハイレベル戦を好走。能力は確かなだけに、あとはスタートを決めて前に行けるかどうかだけです。

他、ニシノシャイニングやノッテルーナは内差しのできる良い枠ですが、かなり後ろになりそうなメンバー構成なので届かないと読み解きます。マンティコアは余力ラップを未経験で1700mでは半信半疑です。グッドルックスは枠的にかなり外目を通されたり、位置を悪くしたりする危険性もあります。メリタテスだけは大幅距離延長に初ダートと分からないことばかり。私はワイドメインなのでいない存在だと考えることにします。

新潟4R ◎2.デッドリー ※S評価 穴17.アグネスアース 穴18.ドゥヴァンスマン

※勝負レース

デッドリーの新馬戦を見たら、なんとタスティエーラの勝ったL4・L2・L1基準クリアのハイレベル戦。デッドリー以外の7着までが勝ち上がっていて、惨敗組も2頭勝ち上がっています。どうしてこの4着馬がその後に負け続けているのか、気になって見てみれば、単にハイレベル戦なだけでした。2戦目はソーダズリングとエルトンバローズがワンツーを決めたレースで、4着にはサンライズプルートがいます。デッドリーは17番枠から先行しましたが、内から3頭目を通されて不利でした。その分の前でしょう。
前走もずっと人気だったスイープアワーズが先行した分、捉えきれなかったようなレースです。
メンバーレベルとしてはガクッと落ちます。ここにデッドリーより前に行けて、比較的速い上がりを使える馬は皆無です。ペネトレイトゴーに差される危険性も、馬場を考えればないだろうと考えます。
おそらく単勝2倍前後は付きますが、2度続けて負けてくれたからです。
内枠からでも川田騎手がしっかり出していってくれるでしょう。
スタートもきちんと出ますし、多少出遅れても川田騎手がリカバリーするので問題ありません。S評価は妙味もある馬に打つことにしていますが、この2倍は十分妙味ありと見ます。

アグネスアースはここも逃げる速力があります。逃げて不利だった展開ばかりです。馬場の良い内回り2000mなら先行して残しても。
差してくるなら、前走でデッドリーの3着だったドゥヴァンスマンでしょうか。

札幌6R ◎1.リコッチ A評価 穴7.スリーミスラピス
前走、アネックスで本命にして喜ばれたリコッチですが、とにかく加速力がないので、その点を補えることが必要です。明日の雨はその1つで、またもし後ろから運ぶならマクることも条件です。引き続き横山和生騎手が継続騎乗してくれるので、馬の特性は理解していると思います。
スリーミスラピスは2600mで堅実。二度とも良い競馬をしており、初めの方は34.8秒というかなり速い上がりを使いました。スリーミスラピスに関しては良馬場の方が良さそうなので穴推奨に。

札幌7R ◎10.アカザ A評価 穴1.ザアトム 穴2.カップッチョ
人気が予想されるミッキースピナッチはテンこそ速いものの、前走の指数が低くて評価しにくい。内枠から逃げられるなら良いのですが、飛ぶ方にベットします。
アカザは外枠から出していけて、ハナを奪えなくてもしっかり差を詰めてきます。前走はスタートでつまずいたという話なので、まともに出れば。
あとは内枠をタイトに回って差してくる馬狙い。
ザアトムは内である程度脚を溜めて乗ってきそう。能力としても十分高いので。
カップッチョはもう一列後ろになりそうですが、これも内差し狙い。ザアトムの方が安心感はありますね。

新潟7R ◎10.ニシノプロポーズ A評価 穴8.ジェモロジー 穴11.アスクヴィヴァユー

※勝負レース

ニシノプロポーズが二桁オッズになりそうなのはマジですか!?
未勝利勝ちが余力ラップ戦でL2が22.6秒。それ以降、東京では全く悪い競馬をしていません。セントポーリア賞はベラジオオペラの勝ったL2基準クリア戦で、ニシノプロポーズは激しい2着争いに加わりました。トラマンダーレ、ジェイパームス、フェイト、ニシノプロポーズまでが同タイムですが、上がり最速を使ったにもかかわらず、最後方だったのが災いしての5着で、本当に勿体ない競馬でした。フリージア賞はホウオウビスケッツの勝ったL5・L4基準クリア戦で、後半が速くなりすぎての負けです。L5が57.7秒の中で、1.5秒差なら悲観する内容ではありません。
新緑賞もL5が58.2秒の余力ラップ戦に。勝ったサスツルギは一枚上だったと思いますが、ニシノプロポーズはこのレースで2番手から競馬を運んだ分、最後に力尽きただけ。差し馬が恵まれました。
前走も本当に可愛そうで、L5が58.3秒、L4が46.1秒、L2が22.8秒と基準クリアまでもう一歩だったレースです。やや控えたところ、今度は逃げと2番手の馬が残るという結果に……。1番人気のティムールも2着と差しそこねていました。戦ってきた相手はこのメンバーの中でもおそらく1番でしょう。戦績だけで10倍以上も付くならこれは勝負レースにおそらくします。
ジェモロジーは、ニシノプロポーズが7着に失速したフリージア賞で4着。これは実力確かです。今年の忘れな草賞は時計がかなり速く、後半もL5が58.7、L4が46.3秒と速くなったレース。2番手、逃げ、3番手という通過順で決着しました。一回他馬に交わされて差し返したのは強い競馬でした。このレースも評価します。前走は案外な敗戦でしたが、瞬発力系の馬ではないのでしょう。持続力型なのだと思います。新潟内回りなら上がりもかかるので今回こそはチャンスでしょう。
アスクヴィヴァユーは長期休養明けの前走からいきなり好走。その甲武ステークスはL5が58.3秒、L4が46.3秒と基準クリアに近い水準だったレース。0.5秒差負けでも評価できます。

札幌8R ◎3.コンプラセンシア A評価 穴9.メイクザビート
コンプラセンシアは今回4キロ減起用。先日、自分の打った本命の騎手別成績を見ると、古川奈穂騎手は良かったですね。
古川奈穂騎手は逃げの成績が良くありません。逃げより先行成績が良いという変わった分布になっています。ペースが読めないなどあるのかもしれません。
ここはおそらく、最内のレッドヴァイスの方が速そうです。これを行かせて二番手なら自分でペースを作る必要がないので良いのではないかと思います。逃げても粘れそうですが、馬券に残ってくれればいずれにしてもオッケーです。未勝利勝ちのL4が50.5秒とまずまず速い水準でした。2走前は超スローで実質L2だけのレースに。L2が12.3-12.5で、0.2秒差負けだからキレ負けとも言えますが、外からスムーズに加速していた馬の方が有利だったとも言えます。いずれにしても評価を下げる敗戦ではありません。
前走はL4が50.2秒と速くなりました。ペースも1000m通過60.6秒と速くなったので、先行した分苦しくなったとも言えます。上位とは力量差があったかもしれませんが、その上位も余力ラップ該当馬で強い馬です。今回は一応混合戦にはなるのですが、実質的にメンバーレベルは下がっているように思います。それなら十分残せるでしょう。
メイクザビートは安定した先行力を持っている余力ラップ該当馬。前走はL4が50秒ジャストで、1000m通過も60.9秒とやや速め。素直に強いと思います。その前は世代限定戦の骨っぽいメンバー相手に好走していました。混合戦の方がレベルは下がるので、勝ち上がるチャンス十分でしょう。

新潟8R ダリア賞 ◎8.コラソンビート A評価 穴5.アトロルーベンス
このレースはこの2頭以外のレベルがどうなの……という話です。
コラソンビートの新馬戦はボンドガール戦で、L5L4L2L1全て基準クリアしています。勝ち馬と上がり差が0.3秒で、着差が0.6秒のコラソンビートはさすがに強いでしょう。前走はコラソンビート自ら飛ばしたので前傾ラップになりましたが、完勝だっただけに問題ありません。1F短縮を苦にせず、普通に勝ち負けです。
アトロルーベンスの新馬戦は3F通過タイムが遅すぎてL2基準の対象外ですが、L1が11.1秒ということで余力ラップに該当。アトロルーベンス自身は10秒台を刻んでいます。
おそらくこの2頭で決まります。
ジュントネフは前走勝ち不良馬場でよくわかりませんが、新馬戦を見る限りさほど強くなさそう。ニシノオウジョとハッピーサンライズは福島1200m勝ちで特に評価するところがなく……。
マジックオブラブは地方馬で何ともいえず……。
クラートは未勝利馬。
と考えれば、もう1頭もマスクオールウィンで良さそう。ボンドガール戦で2番手から脱落する形にはなりましたが、一応、コラソンビートと0.2秒差。福島は102と高い指数で勝利。三連単買って意味ある配当になるかどうかですね。

札幌9R HTB賞 ◎9.ヤマニンループ A評価 穴7.キミノナハマリア
ヤマニンループの前走は最内どん詰まり。普通に進路さえ空いていれば、勝っていたと思います。1馬身差以上付けて勝っていた可能性もかなり高いと思っています。なかなか骨っぽい相手だったことと、L5が58.0秒でL4が45.9秒という余力ラップ戦だったことを考えればかなり評価して良く、スムーズにさせ回ってくれば結果は付いてくるだろうと思っています。1F短縮は決して良くないだろう点と、日曜の馬場が心配ですが、多少のロスがあっても勝てると見ています。Sでも良いのですが、馬場だけが不安ということでA評価にしておきます。
キミノナハマリアは馬場が悪化すればするほど良さそうな馬です。新馬戦が函館記念デーで、どこを通っても同じだから距離ロスのない内を通った方が良い、という馬場でしたが、最内を突いて完勝。上がり2位に0.8秒差を付けました。2着は逃げ残っただけですが、3着はキングスレインで、4着はシルトホルン!今思うと凄いメンバーだったと分かります。9着にはウインルーティンもいます。
レイトカンセイオーは不良馬場で大敗歴があります。そこまでは悪化しないと思うのでこなせる範囲に収まってくれそうですが、この馬って何を評価されているんでしょうか……。前走は内の動けないところにいて、スムーズなら勝っていたというのは分かりますが、その不利で過剰人気になっていないでしょうか……。新馬勝ちは相手に強い馬がおらず、1勝クラス勝ちは高速持続戦の縦長馬群になって先行有利。2走前はキングズパレスと0.9秒差でしたが、それがこの馬の実力のように感じています。

新潟9R 苗場特別 ◎13.フェルヴェンテ B評価 穴4.ロードレイライン 穴12.ジョーコモド
ここはレッドプロフェシーの素質が断然高いとは思いますが、心配なのは2走前、東京で外に大きく膨れてカーブしたことです。初角だけでなく、勝負どころでも膨れていたので左回りが下手すぎる危険性もなくはないと思います。
レッドプロフェシーを買いにくいのは確かなのですが、まともに競馬をすれば圧倒的に強いのも事実。少額遊んでおくのがベターだと思います。
フェルヴェンテは1800mに延長しても強い競馬を続けています。元々、未勝利勝ちのL4が50.7秒と速めでした。鳳雛ステーコーナー数は超スローだったとはいえ、L2が12.3-12.2と加速していくレースに。離されずによく頑張っています。前走は上位2頭を褒めるしかないでしょうか。強い3歳馬2頭に負けただけなら気にしなくて良さそうです。
レッドプロフェシーが買いにくいだけにこちらから。
ヤマニンエンディマは未勝利勝ちが恵まれたと思っていただけに、連勝は驚きでしたが、1勝クラスの方も恵まれたと思います。
穴は古馬から。ロードレイラインは更に延長しての1800mですが、延長でも走りやすい新潟で、おそらくは逃げられるとなれば残り目も。
ジョーコモドは1勝クラス勝ちが、中京ダートでタブーの外マクリ。終いも自身は12秒台でまとめています。現級でも通用するだろう勝ち方でした。昇級戦は勝ち馬とは位置取りの差だけ。東京ダートは異質なので取り敢えず置いておいて、前走はまたもや3.4コーナーで外マクリ。その分伸びきれなかっただけだと思うので、前さえ止まるようなら巻き返せると見ます。

札幌10R 札幌スポニチ賞 ◎11.クールムーア A評価 穴3.アスクエピソード
クールムーアは世代限定戦の短距離に多いハイペースで先行できていませんでしたが、2走前に1000mを使ったことが功を奏したのか、ここ2走のテンが速くなっています。前走の3馬身差圧勝は強く、2着だったデルマヤクシも次走勝ち上がり。本物と見てここで本命を打ちます。
アスクエピソードの前走の湯の川温泉特別は、外差し馬場を警戒して36.5秒という信じられないスローペースに。結局、内枠だったアスクエピソードは馬場の悪い内目をずっと通されてしまいました。それで4着なら評価できます。ある程度位置も取れる馬で、重馬場での勝利経験もあり。内から伸びてきてくれるはずです。

新潟10R 驀進特別 ◎15.トレンディスター B評価 穴10.エスジープリンセス
新潟直千は本当に分からんのですよ……。まともに予想することもないので……。
高速決着だと差し決まりやすいという話ですが、トレンディスターは千直勝っていて、前走で破ったダンシングニードルが次走、53.9秒というアイビスサマーダッシュよりも速い時計で勝利。相手比較を信じることにします。
エスジープリンセスはこのコース実績ありの差し馬。トレンディスターだけが逃げ残して、エスジープリンセスが追い込んでくると見ます。

札幌11R エルムステークス ◎4.ワールドタキオン A評価 穴6.セキフウ
内にブリンカー着用後ずっと逃げているペプチドナイルに、外にはタイセイサムソン、そして芝からのベレヌス。59秒台のハイペースになりそうで、内から差せる馬を抜てきします。
ワールドタキオンは前走でようやくのこと、ラップ的に余力のなさを見せてくれましたが、とはいっても良馬場で1.35.3ならG1級と言って良い水準です。テンもまずまず速く、内から差してこられそうです。
セキフウはここ2戦、重い斤量を背負わされましたが、今回は57キロ。ペプチドナイルがもう少し苦しくなると考えれば、ここ2戦の0.5秒差と0.6秒差は逆転できても良いはずです。

新潟11R レパードステークス ◎13.エクロジャイト A評価 穴5.ライオットガール 穴6.オメガギネス
速い馬が除外になって、ここはエクロジャイトのテンの速さがあれば逃げて残せそう。前走は12.3秒と速めに入り、中盤完全に緩めてレースを支配しました。L3が12.6-12.3-12.2と加速ラップで逃げてしまっては後続なす術なし。ヒヤシンスステークスは思い切り出遅れてからハナを奪うというめちゃくちゃな競馬。これで3着に残すのは本当に強い。揉まれた時がどうかと思っていましたが、外枠を引いて揉まれそうもありません。
おそらくそんなにペースも速くならないので、ここは逃げ切り濃厚でしょうか。
差し馬ならライオットガール。2勝クラスを勝てればこのレースで通用する計算なので、すでに3勝クラスで4着は立派です。前走は超スローで、かなり外々を回して追い上げてきたのですが、L3が12.5-12.0-12.0になっては容易には交わせません。十分価値のある4着で、あとは後方になりすぎなければ。ピッチ走法気味に走るのでコーナーのキツい新潟も上手く回ってこられそうです。
オメガギネスは完全にレース巧者という感じです。前走は急坂のあるL1部で12.5秒程度の脚を使っています。まだまだ余力ある証拠ですが、勝った1勝クラスの指数は111とかなり高いですからね。それでまだタイム短縮の余地があるのだから相当な器です。揉まれても全く問題ないので、こちらも後ろになりすぎなければ。
心情的にはリバートゥルーは応援したいですね。

札幌12R ◎3.クリノリアルレディ B評価 穴12.キャニオニング
クリノリアルレディは現級では3.2着しかないというのに本当に人気にならない馬です。勝った未勝利の2.3着馬は次走で勝ち上がりです。好枠を引けたので、主張すればハナを奪えそう。恵まれているのは確かですが、またもや恵めれそうです。
相手難解。先行馬に良さそうな馬がおらず、となると差し馬になる訳ですが、馬場によってかなり来る馬が変わりそうです。
キャニオニング1頭のみ推奨しておきます。前走は外差し恵まれると見て本命を打ったのですが、想像以上に良い内容でした。かなり早めに動いて、通過順が11-6になっています。動いたことによって、L3が12.2-11.4-12.4という変則ラップになりました。昨年は札幌芝1200mで4.2着。指数も101.103とかなり優秀。陣営は「前走は復調していたことに加えて、馬場状態がこの馬向きでした。時計がかかればチャンスがあります」と述べています。北海道が合うのかもしれません。札幌はより得意そうで、雨馬場でも差しが届くようならチャンスはあるでしょう。

新潟12R ◎18.テンノメッセージ 穴3.パルティクラール 穴7.ニホンピロキーフ
案外先行馬は多いのですが、速い馬はおらず、新潟の特性を考えてもスローになりそうです。
テンノメッセージは余力ラップ該当馬一覧に入ってますが、定義を変更したから厳密には該当馬になっていません。ですが、まあほぼ同等の扱いとします。新馬戦は1400mで3F通過が36.9秒なので、L2基準の対象外。L1基準の僅差負けは0.2秒までですが、この馬は0.3秒差負け。まあそんな細かいことはオッケーです。未勝利勝ちが破格の好時計で、1.21.0。課題だったのがマイルへの対応です。3走前が1.1秒差負けで、マイルは長いものだと思い込んでいました。ですが、前走は超ハイペースを控えて2着まで差してきました。上がりが35.9秒のタフな流れで好走できたのだから距離はもう問題ないと見ます。
大外枠からペースに応じて位置を選択できます。元来、先行力があるので、おそらくスローになり、先行はしてくれそうです。脚さえ溜まれば速い脚は使えるので、あとは長い直線を目一杯使うのみ。
パルティクラールは新馬戦のL1が10.9秒で基準クリア。0.2秒差です。こちらも先行してくれそうで、前走では1800mもこなせました。
ニホンピロキーフは新馬戦のL1が11.4秒でクリア。タイム差なしです。2400mでも0.6秒差負けだった馬が1600mに短縮ですが、テンの速さからして追走は全く苦労しないはず。2400mのアザレア賞はL4が45.7秒と基準をクリアしていて、この馬は0.6秒差。持続力も十分あるので新潟の長い直線は合うはずです。

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