「ダートの世代限定戦→ダートの混合戦のローテは穴の宝庫!」

私はよくブログで「世代限定戦のダート短距離で負けてきた馬の混合戦替わりは狙い目」と書いています。ちなみに、1勝クラスの場合を差しています。ダート上級クラスは古馬の方が強いことが多く、3歳馬の優位性が低くなります。

調べてみると、ダートでは距離関係なく「前走世代限定1勝クラス→今回混合1勝クラス」の回収率が高くなっていました。ちなみに好走率は芝・ダート互角ですが、芝は回収率が低くなっていました。
(芝は好走率29.9%・単勝回収率68%・複勝回収率70%、ダートは好走率28.1%・単勝回収率101%・複勝回収率91%)

まずはロジックを説明しましょう。

1:世代限定戦のダート戦はハイペースになることが多い。たとえば、中山ダート1200mだと3F通過が33.5秒以内になることもザラ。ダート中距離もハイペースになりやすいです。
2:すると、先行したい馬が先行できない、差し馬も前が強すぎて届かない、などの現象がまま生じます。
3:ダートは砂を被らない・揉まれないなど、芝よりもスムーズな競馬ができるかが重要。そうでなければ、全く力を出せずに惨敗することも多くなります。ここで自分の競馬ができず惨敗した馬が、ペースの遅くなる混合戦で巻き返してくる。惨敗しただけに人気にならない。

というロジックです。
芝の方は惨敗しても力は出せていることが多いので、きちんと精査されて人気に反映されている印象。その通りの結果で納得しました。

「世代限定ダート戦→混合ダート戦」の好走率は29.0%で、単勝回収率102%・複勝回収率90%と超好成績!(先週から2019年まで遡っての成績)

今走のオッズ別で見てみると、人気馬・穴馬まんべんなく回収率優秀。
前走の着差別で見てみると0.6~2.9秒負けまでが回収率優秀です。0.5秒差以内で負けた馬は回収率が低くなっています。

やはり「世代限定ダート戦で惨敗した馬は巻き返す!」と断言しても良さそうです。

ちなみに、今週はこの点に注目して予想してみました。
もう「前走世代限定戦」を使った馬の出走数はかなり少なくなってきました。
日曜東京7Rタマモロックが4番人気3着で、ブログでも推奨できました。
上のクラスではありますが、ハイレベルだったと見ているレパードステークスで惨敗したクールミラボーとハッスルダンクの2頭が勝利を挙げました。
世代限定戦ダートで敗退→混合戦ダートで訳あり敗退、まで含めれば、まだまだいるはず。当然これも穴パターンで、以前、キョウエイカンフという馬が該当で馬券を取れました。

数も少なくなってきた分、出走していれば狙いを絞りやすいはずです。次週や来年のためにも注目してみては如何でしょうか。

※検索方法

レース検索条件設定の「世代」で「3歳上」・選択馬条件の「年齢範囲」で「3歳」のみにする。着順は「全」。降級制度のなくなった2019年まで遡って検索。

「前走読込」をクリックして前走を読み込む。
前走クラス→「1勝※」(※が付いているのが世代限定戦の意味)にカーソルを合わせて右クリック。「該当データの一覧」をクリックします。
これで「今回混合戦で、前走が3歳限定1勝クラス」の馬の成績が出ます。芝・ダートを比べてみると、ダートの複勝回収率が高いと分かります。ダート戦のみ抽出して色々と調べてみました。