先週土曜時点の2000mでの馬場差が-1.7秒。
今夜の天気予報では降水確率が10%程度。引き続き、高速馬場の継続と見て良いだろう。
馬場の伸びどころ。
内は多少悪いくらいか。
短距離なら内目を通った馬も馬券圏内に入っている。
中距離は元々タフというのもあり、外差しが決まりやすい。
ここは2000mなので、外差し有利の馬場だと見たい。
中京芝2000mの特徴を、同条件で行われたローズステークスの予想「キズナ産駒は何故、重賞で穴を空けるのか?」から引用する。
スタートから上り坂で、それは残り1080メートル地点まで続く。その後、緩やかな下り坂に入っていく。
こうしたコース形状のため、前半はスロー、後半は4~5ハロンのロングスパート戦になりやすい。
以上。
このコースは急坂もあり、非常にタフなレースになりやすく、差しも決まりやすい。
同条件で行われたオープンクラスのレースのラップを幾つか紹介する。
中日新聞杯2019(昨年の予想)
ラップ | 12.7 – 10.9 – 12.4 – 12.5 – 12.3 – 12.1 – 11.8 – 11.3 – 11.6 – 11.6 |
---|---|
ペース | 12.7 – 23.6 – 36.0 – 48.5 – 60.8 – 72.9 – 84.7 – 96.0 – 107.6 – 119.2 (36.0-34.5) |
ペースはコースを考えてもややスローで、ペースアップも11秒台突入がラスト4ハロン目と遅め。
それでも前の組が残れなかったことを考えると、やはりコース自体がタフ(今回、サトノガーネット、サトノソルタス、マイネルサーパスが出走)。
金鯱賞2020(予想)
200m | 400m | 600m | 800m | 1000m | 1200m | 1400m | 1600m | 1800m | 2000m |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
12.9 | 24.7 | 37.9 | 50.9 | 1:03.6 | 1:16.0 | 1:27.8 | 1:39.0 | 1:50.1 | 2:01.6 |
12.9 | 11.8 | 13.2 | 13.0 | 12.7 | 12.4 | 11.8 | 11.2 | 11.1 | 11.5 |
前半1000m63.6秒はいくらなんでも遅すぎで、6ハロン目も12.4秒と楽。
レース上がりが33.8秒でまとめられては、後方待機勢の浮上の余地なし。
後方待機で負けた馬は参考外にして良い(今回、サトノソルタス、サトノガーネットが出走)。
少頭数のトライアルになったことがスローペースの要因だろう。
ローズステークス2020(予想)
200m | 400m | 600m | 800m | 1000m | 1200m | 1400m | 1600m | 1800m | 2000m |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
12.6 | 23.4 | 35.7 | 48.4 | 1:00.9 | 1:13.3 | 1:25.4 | 1:37.0 | 1:48.3 | 1:59.9 |
12.6 | 10.8 | 12.3 | 12.7 | 12.5 | 12.4 | 12.1 | 11.6 | 11.3 | 11.6 |
1000m通過は昨年の中日新聞杯とほぼ変わりないが、こちらは更にペースアップが遅く、正味3ハロン戦になってしまった。
こうなると前が有利になりそうだが、勝ったリアアメリアを除けば差し・追い込み勢が台頭。
牝馬限定戦ならではの緩い流れで、混合戦ならなかなかこういうラップにはならない。
ケフェウスステークス
200m | 400m | 600m | 800m | 1000m | 1200m | 1400m | 1600m | 1800m | 2000m |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
12.7 | 23.7 | 35.9 | 48.2 | 59.6 | 1:10.6 | 1:22.4 | 1:34.4 | 1:46.4 | 1:58.7 |
12.7 | 11.0 | 12.2 | 12.3 | 11.4 | 11.0 | 11.8 | 12.0 | 12.0 | 12.3 |
ケフェウスステークスはハイペース。レース上がりが36.3秒かかる消耗戦で、先行勢壊滅なのも納得がいく。
ここで先行して負けた組の巻き返しは期待出来るだろう(差し馬だが、トリコロールブルー、ワイプティアーズが今回出走。ヒンドゥタイムズは先日のチャレンジカップでメンバーレベル低いながらも3着)。
では、今年の中日新聞杯、どのレースに近くなるかと言えば、ハイペース前崩れのケフェウスステークスだろうと読んでいる。
逃げるだろうタガノアスワドが出たレースは5戦連続してタフな流れになっている。
続いて、前走ハイペースを二番手追走したテリトーリアル、他にバラックパリンカ、先行しないと持ち味が出ないギベオン、ヴェロックス、辺りが先行集団か。
流石にローズステークスや金鯱賞のようなレースにはならないはず。
昨年よりもタフな流れになるとなれば、消耗戦タイプ向きの後方待機勢を中心に狙いたい。
◎ 1 サトノガーネット
○ 9 ヴェロックス
▲ 10 デンコウアンジュ
△ 16 マイネルサーパス
✕ 2 ボッケリーニ
✕ 3 テリトーリアル
✕ 6 トリコロールブルー
✕ 7 ワイプティアーズ
✕ 15 レッドヴェイロン
✕ 18 サトノソルタス
◎サトノガーネット
昨年も本命にして馬券を取らせてもらったサトノガーネットに今年も本命を打つ。
この馬のことはよく分かっているつもり。
スローからのロンスパ戦に強い(新潟記念4着、昨年の中日新聞杯1着)。
ハイペースに強い(小倉記念2着)。
距離適性は2000m以上。
絶対に前に行けない。
惨敗したレースも、敗因は明確。
エリザベス女王杯:内回り阪神で大外ぶん回し。
エプソムカップ:内前有利のトラックバイアス。
ヴィクトリアマイル:距離不向き。
阪神牝馬ステークス:距離不向き。
金鯱賞:超スロー。
日経新春杯:スローペース。内有利のトラックバイアス。
昨年のエリザベス女王杯:超スローでロスのない内の馬有利に。
あと、春は状態も一息だったように思う。堅実な末脚が鳴りを潜めていた。
状態面は、前走に引き続き、終いの時計が良くて好感触。
春は適鞍が少なくて向かないレースを使うしかなかった。
昨年で証明しているように、ここは間違いなく向く舞台。
長い脚を活かすには中京の直線は絶好。
どうせ行き脚は付かないのだから、ロスなくじっとしていられる1番枠も好材料と見て良いだろう。
あとは昨年から2キロ増のハンデだが、小倉記念、新潟記念でこなしているのでさほど問題にはならないはず。
小倉記念は勝ち馬に内をすくわれた。
新潟記念はいくらロンスパ戦とはいえ、超スローで少なくとも展開が向いた、とは言えない。
ここはこの馬の末脚がハマる。
単勝も買いたい。
○ヴェロックス
この馬は消耗戦向きのタイプ。
消耗戦になった小倉大賞典の惨敗が気になるところだが、外差し有利のトラックバイアスの中、先行して馬場の真ん中辺りを通ったのも良くなかったのだろう。
重い馬場でトップハンデも影響したのかもしれない。
とにかく、これだけの馬があんな情けない競馬をしたのだから参考外にして良い。
今回は立て直してきて、中間8本の追い切りを消化。時計自体も出ている。
中内田厩舎は休み明けから仕上げてくるので、抜かりはないと見る。
能力は文句なしに最上位。
あとはハイペースに巻き込まれなければ。
▲デンコウアンジュ
前走の福島記念はコース替わりの影響で内が良いトラックバイアスだった。
そのせいか、ハイペースで流れても、後方待機勢には苦しいレースになった。
それでいて、休み明け、今回と同じ56キロを背負って大外ぶん回しの4着なら上々の結果。
+14キロで体にも余裕があった。
今回は叩き二戦目で絞れてくるだろう。
完全な消耗戦タイプで、上積みの期待大なのだからここでも上位の印を回さなければならない。
△マイネルサーパス
昨年は早めに進出しながらも0.5秒差の7着。
この馬も福島巧者という点から分かる通り、消耗戦向きの馬。
今回、ブリンカー装着ということで、その効果にも期待して連下評価。
以下、消耗戦タイプを中心に印を回した。
✕ボッケリーニ
前走は完全な外差し馬場を、内目を突いて2着。指数100と高い。
✕テリトーリアル
前走はハイペースを二番手追走からしぶとく粘り込んだ。
ポジション的にはやや前すぎた印象。ここも先行するだろうが、簡単にバテない強みを活かして。
✕トリコロールブルー
前述のケフェウスステークスの覇者。それならば押さえなければならない。
✕ワイプティアーズ
こちらはケフェウスステークス3着。トリコロールブルーとの斤量は今回、0.5だけ広がる。
トリコロールブルーとの逆転あっても。
✕グロンディオーズ
前走、前々走がタフな競馬に。そこで2着、1着。
54キロと恵まれた斤量でルメール鞍上。ルーラーシップ産駒らしく4ハロン戦は向くはずで、軽視は出来ぬ。
✕レッドヴェイロン
エリモピクシー産駒で東京巧者。
タフなレースも、中京の1勝クラスを勝っている。
キャピタルステークスも2着。
距離さえこなせれば。
✕サトノソルタス
昨年は先行、直線前が詰まって追い出しが遅れながらも5着確保。
前がすぐ空いていたらどうなったか分からない。
馬券はオッズはよく見たいところだが、サトノガーネットの単勝は買う。
サトノガーネットから✕までの馬連流しも。
自分の本命がなかなか来ないので、△までの印を打った馬の馬連BOXは最低限買いたい。
三連複で◎→○▲△→○▲△✕、も買いたい。
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